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SD#10用 Newライン

パワーヘッド10 チェンジャブルティップ ライン

パワーヘッド10 は、#10ラインという名称で、
今後KenCubeラインは #10用は パワーヘッド10 、#8用は パワーヘッド8 と解りやすいよう変更する予定です。

 

 

SD#10用 チェンジャブルティップ・ラインのシリーズ

このラインは、どんなラインなのか?  何を目的に制作されたのか? 詳しく説明させて頂きます。

 


ロングキャスト用フローティングBody

パワーヘッド10・チェンジャブルティップ ライン 8m フローティングボディー について

 

2013年まで、チェンジャブルラインは、川で使用することを目的に制作され、ショートボディーを基本としたラインでした。

しかし、

大型の河川や湖、そして海での、“ロングキャストを行いたいとき!” は、ショートボディーでは、今ひとつ飛距離が伸びにくいものでした。

そして

ショートラインは、プレゼンテーションが、強くなってしまうことなどがありました。

ラインが長ければ飛距離は出しやすいが、釣りでは不利になり、短ければ、釣りで有利だが、飛距離とプレゼンテーションが今ひとつなのです。

この両方の良いところを兼ね備えたラインは出来るのだろうか?

そんな事を考えて、いろいろな図面を書き、Sampleを作りました。

 

実践でのテスト

2009年 アイスランドへ アトランティックサーモンを釣りに行った時の事ですが、

ここでは、パワーヘッド2 4ティップチェンジャブルラインを使用して釣りを行ってきましたが

テスト用に、少し長いラインのシューティングスペイラインのチェンジャブルボディー(サンプル)も持って行ったのです。

ロングキャストを行うには、長いライン(ボディー)はやはり有利でしたが、スイングが少し速くなる点もありましたが

大型の河川においては、スイングのスピードはあまり気にならなく、良い釣りが出来たのです。

その後、芦ノ湖でのテストを繰り返しました。

湖や海での釣りでは

流れの影響は無いため、このラインは有効で、ロングキャストが行え、水面から水面下1〜2mを探るにはベストなラインでした。

特に、ユスリカ系のフライを表面近くを漂わせながらゆっくりとリトリーブする場合にはベストなラインでした。

しかし

良く飛ぶのですが、ラインが長く川では大型河川しか使用できないこと、そして、キャスティングが少し難しい難点があったのです。

そこで

ラインのボディーを必要以上に長くなく、プレゼンテーションは静かに、楽にキャストが出来て、しかもロングキャストが可能になるという、

わがままをたくさん組み込んだベストなラインテーパーがあるのでは?と試行錯誤し、ここ数年テストを繰り返してきました。

そして、今回のラインが完成したのです。

 

名前は

パワーヘッド10・チェンジャブルティップ・ライン シリーズ

 

パワーヘッド10・チェンジャブルティップ・ライン 8F 

ボディー全長 800cm 34g  ティップ長350cm 8〜10g

フローティング 8mのボディーに9パターンのティップが使用できるラインです。

このラインは、

SD#10用ラインの  「パワーヘッド2 4ティップチェンジャブルライン」 をお持ちの方が多いので、このティップが使用できる設計にしてあります。

 

パワーヘッド2 4ティップチェンジャブルラインは、

フローティング、クリアーティップ、タイプ2ティップ、タイプ4ティップと ティップが4本セットになっており、

極端に短フローティング以外のティップは、共用出来るようになっております。

この  パワーヘッド2 4ティップチェンジャブルライン をラインをお持ちの方は、 

シューティングスペイライン・チェンジャブル フローティング ラインを購入すると

インターミディエイト・クリアー、タイプ2、タイプ4はお持ちですので、

それ以外の

スローシンク ティップ

インターミディエイト ティップ

タイプ3ティップ

タイプ6ティップ

タイプ8ティップ

を購入されれば、全てのティップが揃います。

SD#10用のチェンジャブルラインのティップは、全て共用出来るようにいたしました!

ラインシンクレイト表

T1(スローシンク)  0.8 - 1.2in(秒)
Intermediate     1.5- 2.0 in(秒)
T2          2.0 − 2.5in(秒)
T3          3.0 − 4.0in(秒)
T4          4.0 − 5.0 in(秒)
T6          6.0 − 7.0in(秒)
T8          8.0 - 9.0in(秒)

パワーヘッド10・ティップチェンジャブル・ライン


新しく考えられた、シンキングボディーの チェンジャブルライン

湖や海での釣りをされる方へ

 

カケアガリの形状に合わせてラインを引き上げ、今まで釣れなかった魚を狙い、フライのロスを軽減するライン

この図のようにカケアガリに居着く大型魚を狙いたいのです。

しかし 

角度が付けられない通常のラインは、カケアガリの下に潜む大物を狙うと、どうしてもこのように根掛かってしまうものです。

今までのラインでは、カケアガリにラインが引っかかって、釣りになりません

結局、根掛かりを無くすために、軽いシンクレイトのラインを使用し釣れる範囲を探っていたのが現状です。

 

以下の図のように、急深なカケアガリやなだらかなカケアガリなど、自然の地形に合わせたようにラインが引ければ

釣果は驚くほど上がること間違いないでしょう!

手前が浅く、急に深くなっているポイントでは スローシンクボディーを基本に、タイプ2 タイプ3のティップを使用

さらに 急な角度でラインを上げるならば、フローティングボディーにタイプ6 タイプ8など、使用する。

少しなだらかな場合は、インターミディエイトのBodyにタイプ2ティップ もう少し深く探るならタイプ3ティップ というように

これらの、それぞれの地形に合わせて釣りが出来るよう、ラインの組み合わせを可能としたのがこれらのラインです。

 

パワーヘッド10・チェンジャブルティップ ライン 8m スローシンク ボディー

ボディー全長 800cm 34g  ティップ長350cm 8〜10g

スローシンクのボディーに、スローシンクのティップを付ければ、浅い場所が水面と平行に引くことが出来

そこへ、タイプ2ティップを付ければ、少し深いところから上がってくるラインとなり

さらに重いタイプ6のティップを付ければ、深いところから急に上がってくるラインとなります。

芦ノ湖 白浜、湖尻などは スローシンクBodyにタイプ3ティップがベストで、リトリーブスピードをゆっくりした場合は

タイプ2ティップもしくはクリアーティップを使用。阿寒湖の浅瀬も同様

 

パワーヘッド10・チェンジャブルティップ ライン 8m インターミディエイト ボディー

この インターミディエイトのラインを使用すれば

スローシンクよりなだらかに上がってくるラインとなり、それぞれの地形に合わせた形でフライを底近くに泳がせることが可能になるのです。

さらに少し深いところを狙うとき、解禁当初で活性が低いとき、寒波による影響で急に活性が低くなったとき

なだらかに深くなるポイントなど

少し深めを狙う場合など、

インターミディエイトボディーにタイプ2ティップ もしくは タイプ3ティップ

など、そのときの条件に合わせラインを組み合わせ、使用してください。

 


 

川で最も効果が出る

世界最短 パワーヘッド2 4mフローティング ボディー

川でのラインの流れ方

左の図は、川でのラインの流れ方を表したものです。

グリーンのラインは、ロングライン

ブルーのラインはショートライン です。

複雑な流れに対して、長いラインはスラックが入り

フライをまともに流せる状態にありません。ましてこんな状態で魚がフライにアタックしてきても、ロッドにまでアタリが伝わってくるかどうか疑問になります。

しかし、

ブルーのショートラインは、複雑な流れでも、しっかりと探れ、その場の流れの向きに合わせラインが入り込み、釣りが成立するのです。

パワーヘッド4 4mシンキングラインも同様です。

そこで考えられたのが

世界最短のチェンジャブルライン

4mのフローティングボディーです。

 

4mのBodyに 各ラインのティップが使用できる、世界最短のラインです。

ただし、このラインは、流れの中での釣りを優先し、魚を釣ることに考えられていますので、超ロングキャストは不向きなラインです。

岩が多い場所、中州の下流、流れ込みの逆巻きなど、複雑な流れに絶大な効果を発揮するラインです。

特に、鮭釣りでは、複雑なポイントで必須のラインです。

パワーヘッド2 4mフローティング ボディー



 

これらは、全て共用出来るティップのラインですので、セットでお持ちになるとベストです。

パワーヘッド10・チェンジャブルティップ ライン フルラインナップ

ラインシンクレイト表

T1(スローシンク)  0.8 - 1.2in(秒)
Intermediate     1.5- 2.0 in(秒)
T2          2.0 − 2.5in(秒)
T3          3.0 − 4.0in(秒)
T4          4.0 − 5.0 in(秒)
T6          6.0 − 7.0in(秒)
T8          8.0 - 9.0in(秒)

 

ティップやボディを無くされる方がいるようですので

このラインワレットを使用されると便利です。

シエラ ラインワレット

 

上記のラインが、一式全て収納でき、一目瞭然でライン管理が出来ますので、お勧めです。

ラインを収納するときのラインバンド


パワーヘッド10 8mボディ  チェンジャブルライン の性能 飛距離

飛距離テストを行ってきました!

驚くほど飛びます!

このラインは、パワーヘッド10  チェンジャブル  8m スローシンクボディー タイプ3ティップです。

パワーヘッド10・ティップチェンジャブル・ライン

このラインです。


パワーヘッド10  チェンジャブルライン フローティング ボディー & フローティング ティップのターン性能

 

今回制作に苦労したのが、フローティングティップのターンです。

フローティングは、軽い樹脂なので、ターン性能を上げるには、テーパーが必要になります。

フローティングティップを基準に、ボディを制作しますと、ボディーの先端が太くなります。

 

すると、

シンキングラインは樹脂が重くターン性能はよいので、細くなるのです。

すると

フローティング合わせてボディーラインの先端を決めますと、シンキングラインでは、ターンが強くなりすぎてしまうのです。

そこで、いろいろと研究しテストしてきた結果

フローティングティップはターンを優先し、ボディーの先端より太くし、テーパーを強くしターン性能を上げました。

 

 

弱い向かい風の中、キャスティングを行ってきました!

 

この時点で ラインはほぼ真っ直ぐ伸びております。

着水直前 リーダーが風に負け スラックが入りました。

しかし、 ターンの勢いで 何とかリーダーも伸び ラインは完璧に真っ直ぐな状態で着水しております!

このように、多少の向かい風でも美しいターンの性能を求めて、ティップのみテーパーを特別な物にしました。

よって、

フローティングボディーの先端部よりも、ティップの接続部(後端)の方が少しですが太くなっております。

これもこだわりの証拠です!

 


パワーヘッド10・ティップチェンジャブル・ライン

 

使用用途 説明

 

湖や海でのバックスペースが無いポイント、狭いポイントでの使用

そして 川での使用は、

パワーヘッド2 4ティップチェンジャブルラインを使用してください。

 

川の分流、大岩回り、流れ込みの渦など、複雑なポイントや、

ターンを遅らせたり、細かい場所を探るとき、自然にフライを流したいときなど

最も有利なラインは、 フローティング 4mボディー です!

鮭釣りや本流のウエットなどには必須のラインです!

 

 

ロングキャストがしたいとき、本流の広いポイント、湖や海でのフローティングボディーは

パワーヘッド10・ティップチェンジャブル・ライン  フローティング(800cm) 

パワーヘッド10・ティップチェンジャブル・ライン  スローシンク(800cm) 

パワーヘッド10・ティップチェンジャブル・ライン  インターミディエイト(800cm) 

ご使用ください。