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シューティングスペイ

シューティングスペイは、いったいどこまで飛ぶものなのか!

 

オーバーヘッド用のロッドで、シューティングスペイを行ったが
「全然飛ばない!」そうぼやいている方がいるようです。
しかし、本当は、#10で多少の追い風ならば40m後半は簡単に飛んでいってしまうのです!
条件が合えば50mでも難しくはありません。
しかも、釣りで一番使用する タイプ2 フルシンクのラインです。

この写真は、ラインが見えるようにインターミディエイトを使用しています。

写真右奥にラインが着水し、水面が白くなっていますが、このラインが14mですので、約3倍は飛んでいまして、リーダー&フライまでの距離ですとだいたい45mくらい出ていると思います。

バックスペースが竿1本分あればこの飛距離が安定して得られるのです。

そしてなんと言っても、同じラインで、このままオーバーヘッドでキャストすれば50mは確実です!

この両方が出来てしまうことが素晴らしいことです。

 

しかし、注意してください!

このキャスティング能力は、シューティングヘッドでスペイを行うからなのではありません。

オーバーヘッドキャストでも同様で、飛ばないロッドは、飛ばないのです。

スペイ用のロッドや、今まであったダブルハンドでは、シューティングスペイを行うことは出来ますが、この飛距離は得ることが出来ないのです。

 

多くの方からメールで、「飛距離が出ない」という問い合わせがありましたが、

バットが柔らかいロッド、反発力が弱いロッド、今までのダブルハンドのようにティップが重いロッドは、

シュート時に、上記図の8まで反動を起こしてしまうのです。

一般的に、スペイロッドと言われるアクションのロッドです。

 

ラインは、前方方向に引かれ、途中から下方向に引かれてしまうのです。

よって、ラインには“回転運動”が働いてしまって、10m〜15mしかないシューティングヘッド・ラインは、飛行中にターンしてしまって、さほど遠くへ飛ぶこともなく、空中分解してしまいます。

 

・スペイの理論を考えましょう!

この原理を使用しているのがスペイキャスト!です。

スペイラインは長いので直進パワーがメインではラインが持ち上がらないのです。

何が必要なのかと言いますと、

反動の大きいロッドを使用して、大きく反動を起こさせ、ラインに回転運動を伝わせるのです!

よって、長いラインには回転する力も加わり、転がるように回転しながら持ち上がり、飛んでいくのです。

長いラインだからこそ、この原理で、飛距離も出てターンもしていくのです。

 

・短いラインの原理

使用するラインが短いと、上記で説明した、ロッドの反動(図の7、8)は回転運動を与える動きになりますので、良くない現象になります。

短いラインを使用するには、この動きが出にくいロッドのアクションが理想なのです!

要するに、

シューティングヘッドには、シューティングヘッドに合ったロッドアクションが必要になるのです。

 

しかし、

シューティングヘッド用のロッドと言われるタイプでも、飛ばないものが山ほどあります。

そんなロッドを開発してしまったメーカーはこのような言い訳をしますが・・・・・

「柔らかいから釣り味がよいロッドなのです!」 

これって本当ですか?

 

それは言い訳としか思えません!

釣り味は、バットが固め、高弾性ハイカーボンのように、感度の高いもの、張りがあるもの、反動が小さなもの、これらのアクションの方がストレートに走りが伝わり面白い筈なのです。

柔らかいロッドで魚をヒットさせると、魚の引きはロッドが吸収してしまい、釣り人にはストレートに伝わってこないはずです。

私が運営する管理釣り場(トラウトポンド)で、とあるメーカーの腰抜けボヨンボヨンのロッドを持ってきた方が、鱒をヒットさせこう言いました。

「杉坂さん、メッチャロッドが曲がって凄い引いたように見えますが、ほとんど手に重さを感じないのです!」

そうです。

ロッドが曲がれば、引きを捉える支点が近くなり、当然ながら引きは弱く感じるはずです。

さらには小刻みな動きは、ロッドが全て吸収して、手には伝わってこなくなるのです。

仕事で魚を捕るには良いかもしれません。疲れにくいですから。

ソルトなどで超大物との対戦にはこのような考えが必要なのです。

大物はダブルハンドでは、無理なのです。

シングルの短いロッドでないと、てこの原理でキャッチできなくなるのです。

K・Bullet 極シリーズ #10以上のウエイトのロッドには、この原理が採用され、150LBのターポンでも最短の時間でキャッチできるよう考えられているのです。

ついでの余談ですが、ダブルハンドはなぜ必要かと言いますと、大物用ではなく、簡単に打ち返しをするためとか、遠投をするために必要なのです。

 

話は、本題からそれましたが、

どのロッドがよい物なのか? 悪い物なのか? 

これはロッドが持っている“本質”が解っていないと、とんでもない物を購入してしまう結果となってしまうのです。

 

自分はなにをもとめているのか!  なのです。

 

釣りで有利な、短いラインをより遠くへ飛ばしたい!

ヒットしてからバレにくいアクション!

軽く、疲れにくいアクション!

 

超実践的な、

そんなロッドを求めて開発をしてきました。

 

それは

反発力が強く、反動が小さいロッド  なのです。

 

キャスティングのスタイルの違いではなく、ラインの長さの違いが重要で、

結局、オーバーヘッドでシューティングヘッドをキャストして、飛距離が出るロッドは、シューティングスペイでも同じように飛ぶ訳なのです。

 

このことを、究極に突き詰め、最新の技術と最新の高弾性ハイカーボンをふんだんに使用してロッドの開発をしてきました!

その結果、アングラーズクラスの日本記録が軽々と更新できるシリーズが出来たのです。

 

ロッドのティップ部分に40トンという軽量ハイカーボンを使用し、(世界初)

バウンドしにくいロッドを研究した結果作り上げたものが  K・Bullet  SDシリーズ(旧モデル2016まで) なのです。

そして、2016年 東レの50トンカーボンをコンポジットして、今までよりも軽く!さらに扱いやすく!驚くほど飛ぶ!New ロッドの制作に取りかかり

2017年 最新の 究極のロッド K・Bullet Chromeシリーズが完成しました!

SD#6 SD#8 SD#10は、生まれ変わり、最新のChromeにバージョンアップする事に成功しました!

 

ここまで理論的に考え作られたロッドがあるのでしょうか?

価格は?

通常ならば13万円以上、15万円してもおかしくない性能です。

K・Bullet Chromeならば 最高機種の #10 16ftでも 8万円台で 購入できるのです。

 

オーバーヘッドで、そこそこしか飛ばないロッドは、シューティング・スペイを行っても飛びません。

よって、どんなロッドでもぶっ飛んでいく事はありません。だめなものはだめですね。

 

特に気を付けなければならないことは、スペイロッドで10m前後のラインをロングキャストしよう!なんて事です。

スペイロッドでも、オーバーヘッドキャストは出来ます。

但し、飛距離がしれているのです。

 

スペイロッドには、スペイラインなのです。

ここ最近、スペイロッドでもシューティングヘッドが出来ますと言うメーカーもあるようですが、もちろん出来ます。

バンブーロッドでもキャスティングは出来ます。

これと同様で、ロングキャストともなると、ワケが違ってきます。

出来るのと、飛ぶ物との違いですね。

 

海外のメーカーのダブルハンドは、基本がスペイで、オーバーヘッドでもキャスト出来るのが基本

驚くほど高い金額をしておりますが、飛距離は、スペイロッドと変わらない物が多いようです。

 

簡単な説明ですキャスティングの方法   

シューティング・スペイのキャスティングについては、DVD シューティングスペイマニュアル が発売されています!

ここに簡単に修得できるよう、初めての方でも解りやすく説明しています。


過去の記事 こんな事もしておりました。

2017年には NewSDの グレードアップ機種  Chromeが発売され

Chromeはさらに軽く さらに良く飛ぶロッドなっております。

 

2007年1月25日  

旧モデル SD#10を使用して実際の飛距離を計測してきました!

ここで使用したラインは、kencube が開発した基礎となるラインです。

通常に販売されているラインをカットして繋ぎ、改造したものです。

これを基礎に開発した、最新のライン(シューティングスペイライン)とは違います。

現在発売している最新のラインは、さらによく飛び、キャストしやすいラインです!

SD#10も旧モデルで2010年発売のNewSD#10とは違い、New モデルはさらに飛びます。

この記録は、過去の参考としてください。

2007年にこのようなことをして研究開発をしておりました。

今現在では、さらに進化しております。

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多くの方から、どれくらい飛ぶのか?という質問が多く、それにお答えするために、実際の距離を正しくメジャーで計測しようと思いました。

岡崎の矢作川河川敷にて、50mメジャーを持参して、計測してきました。

 

私たちが推奨しているシューティング・キャストは、なんと言っても基本はぶっ飛びのオーバーヘッドなのです。バックスペースがありオーバーヘッドキャストがやりやすい状況ならば、力学的にも飛距離が出るオーバーヘッドキャストが有利なのです。しかし、バックスペースがない場所ではキャスティングが出来ないので、そこで必要なのがシューティングスペイ!

このことは皆さんもご存じと思いますが、ここで大切なのは、オーバーヘッド・キャストもシューティングスペイ・キャストも同じタックルで行うことなのです!

それぞれ得意とするラインを使用したり専用のロッドではなく、同じタックルでどれくらい飛距離が出るのかが知りたいのです。

そのどちらもブッチギリに飛んでしまうラインを開発しました!(kencube)

通常ならば、オーバーヘッド用のラインは、スペイには軽く、スペイ用のラインはオーバーヘッドには重すぎるのです。

そのどちらも都合良いものは今までになく、キャスティング方法に合わせラインを交換するのは不便ですので、1本で両方できるものを研究しました。

しかし、“二兎を追う物一兎をも得ず”になりかねないのです。

「どちらも出来るが、どちらもたいして飛ばない!」そんな物が多いのです。

最近、スペイロッドで同じような事を推奨している方々もいるようですが・・・・・・

どんなロッドでも、オーバーヘッドも出来ればスペイも出来るのです。

まあ、大切なのは飛距離なのです!

アングラーズクラス (一般販売ロッド、ラインを使用する距離競技)の大会での成績を見れば一目瞭然ですね。

 

そこで、今回使用したラインは、kencube制作のライン #10 タイプ2 です。

実際に川や湖で使用するラインはタイプ2が多く、それを基本に魚が浮いていればタイプ1、もっと深い所が探りたければタイプ3、4とラインを変えていくのですが、そんな、シンキングラインの基本的な物として、今回はタイプ2 フルシンク 13m を使用しました。

 

タックルは、

ロッド  K・Bullet  SD #10 

ライン kencube制作 #10用 タイプ2ライン

ランニングライン エアロシューター20lb

リーダー 02x 10ft

フライ エッグヤーン5cm

 

オーバーヘッド でのキャスティング結果

河川敷に線を引き、キャスティング位置を決め、そこから50mメジャー沿いにキャスティングしました。

風は追い風 2〜4mです。平均は2mくらいでした。(感覚)

 

50mメジャーの先まで軽々と飛びました。

当たり前ですよね! フローティングラインですら53mは飛ぶんですから、タイプ2ならさらに飛んで当たり前です。

そこで、メジャーをずらし、50m地点に棒を立て、メジャーを10mずらし、50m地点をメジャーの40mにしてみました。

メジャーの赤いところは45mを指していますので、ずらした10m加算すると、55mになるのです。

よって、55m3cmが飛距離です。

何度かキャストしましたが、だいたい50m〜55mは安定してキャストできます。(追い風)

 

 

この計測をした直ぐ横の水面を利用して、同じ条件でシューティングスペイを行いました。

 

シューティングスペイでの飛距離

水際に、棒を立て、そこにメジャーの先端を止め、メジャー沿いにキャストしました。

 

 

飛距離は、45m83cm

風向きが良くなく、キャストするチャンスが少なかったのでその直ぐ横にずれました。

ロッドが向いている方向にロールキャストして、水面にラインを折りたたみ、キャストしたのです。

 

 ぶっ飛びました!

46m35cm です。

これは、飛距離を出すためのキャスティング(タイトループ&ハイライン)を行いました。

今まで、釣りビジョンや雑誌等で、逆エル字 ( ┛ )状にラインを置く方法を お教えさせていただいていますが、この方法とは違います。この逆エル字型に水面に置く方法は、まず始め一歩なのです。

この方法は覚えやすく、水面から剥がされる時の方向とキャストする方向が違い、アンカーが抜けにくいからです。

同一方向に置き、オーバーハングをもち、ロッドを思いっきり振り切っても下方向の力が働かなくしたキャスティング方法なのです。

よって、信じられないほどの飛距離が生まれてきます。

 

その後、少々時間がありましたので、矢作川本流で、実践的なキャスティングとフライの流し方の練習をしてきました。

かなりの横風、向かい風でしたが、この川のような川幅50m前後の場所では、どんな条件でもシューティングスペイで釣りになりそうです。

とんでもない向かい風でも、オーバーヘッドキャストを行えば、必ずぶっ飛んでいきますから、安心でした。

 

 

 

結果、  

オーバーヘッドキャスト    55m 3cm

シューティングスペイ     46m35cm

 

二兎を得ようと努力すれば、二兎をも得る!こともある。ですね。

KenCubeが求める 最新のカーボンマテリアル そして 高度な制作技術 そして、 私の考え、努力、探求心・・・・・・多くの皆様に協力して頂いた結果です。

常に進歩と革新 その KenCubeの基本理念が、このロッドを完成させたのでしょう。

おかげさまで、K・Bullet シリーズは、今爆発的に人気で、多くの方達から「フライロッドってこんなに投げやすかったのですね」と連絡をいただいています。

気軽に思い通りに飛べば、神経は釣りに集中出来ます。

よって、さらによい釣りが出来るはずです!

 

注意  K・Bullet シリーズは飛ぶだけではありません! 飛びながらも魚を釣りまくり(世界中)アクションを出していますので安心してください。


kencube制作のラインについて

 

kencube制作のラインは、雑誌などに出ていた他のラインをカットして作り上げるシューティング・スペイ用ラインとはラインの形状が違い、アンカーが切れにくく、キャスティングのみでの効果ではなく、釣りでの効果をモットーに制作されたラインです。


スペイ専用 のラインですと、ロッドに対して少し重めの負荷をかける設定になりますが、それではオーバーヘッドキャストには不向きになります。そこで、オーバーヘッドキャストで飛距離が出て、バックスペースのない場所では、シューティングスペイでロングキャストが可能な 特殊なTaperデザインを作り上げたのが、KenCube シューティングスペイラインシリーズです。

KenCubeのフライラインは 多くの種類が発売され、年間で数千本の数が販売されるようになりました!

KenCube ラインシリーズ ご覧ください。

 


kencube 制作ラインの結果です。

 

 

 

湖でサクラマスをキャッチ! kencube制作 #10用 タイプ2ライン

 

本流イワナ  kencube制作 #10用 タイプ3ライン

本流の巨大イトウ!  kencube制作 #10用 タイプ2ライン

 

インターミディエイトでの釣果 (阿寒)

kencube制作 シューティング・スペイ ラインは、川でも湖でもその威力を発揮しています!


 

 kencube制作ラインは kencube ネットショップ にて大好評販売中!