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2007年 7月の阿寒湖

 

2007年6月30日、「今年の阿寒湖は良くないですよ!」そんな前情報が多く入ってくる中で、 「これから始まるのではないか?」という期待を持って女満別空港へ向かった。

この日、毎年恒例の「阿寒へ一緒に行こう」ツアーで、名古屋空港から吉田氏と稲垣氏、福岡から浅川氏が参加。

札幌など道内から チームK・Bulletメンバー6名が集まり一緒に釣りをすることとなったのです。

 

阿寒湖に到着して感じたことは、土曜日というのにほとんど人がいない状況に驚きました。
良くないという噂が飛び、釣り人が来ていないようなのだ。

本当に阿寒湖は釣れなくなってしまったのか?

これから始まるのではないか?

そんな不安を胸に、「何とかなる。何とかしなければ!」そういう思いから、釧路から運ばれてきた K・Bullet号(ボート)を走らせ、あちらこちらのポイントを調査し、探っていくしか方法はなかった。

まず始めに入ったのは、ヤイタイ島

K・Bullet号(ボート)には5名しか乗れないために、他のメンバー4名は、漁協の渡船でヤイタイ島へ向かったのです。

渡船で渡ったチームの方が早く、一足先に釣りをしていたのですが、ほとんどアタリはなく、ライズなど気配も全くない状態だったらしい。

そんな状況を電話で聞き、そのままヤイタイ島へ入ってもさほど良いことはないと判断した私たちは、 K・Bullet号で、ヤイタイ島へは渡らずに、ライズなどの魚の気配を求め、阿寒湖を1周することにしました。

しかし、どのポイントも全く気配がないのです。

釣り人はほとんどいなく、たまに見つけると、丘で休憩をしている状態。

全くといって良いほど、釣れている様子はないのです!

今まで、この阿寒湖へ数年間、この時期は必ず来ているのですが、こんなことは初めて!

モンカゲロウもいなければ、ヒラタすら、カゲロウの姿は全くいなく、ユスリカなどの他の水生昆虫の気配すら感じないのです。

 

当然、ライズは無し。

 

6月末のしかも週末 土曜日なのに、釣り人は、大島前に2〜3人しか入っていないのです。

例年ならば、渡船でいっぱいの島もガラガラ。誰もいない状態です。

「阿寒は良くない!」「釣れない!」そんな噂が、顕著に表れてきている状態です。

 

そこで、どのポイントも全く良くなく、唯一午前中は少々釣れたらしいという噂がある、ヤイタイ島へ向かったのです。

 

先に入っていたグループ( K・Bulletチーム)と合流し、状況を聞くと 4名で1匹。

でも釣れないわけではないと言うことで、早速に準備にかかりました。

使用タックルは、SD#10でぶっ飛ばしての距離稼ぎ、広範囲攻撃。

SD#10を使用していれば、40mから50m近くまでの広範囲が確実に探れるのです。

 

 

そこで、一列に並んでキャストを始めたのですが、稲垣君のフライが思うほど飛んでいかないのです。

それを見ていた私は、ラインとロッドが合っていないのかも?と確かめるべく、稲垣君のロッドを借りキャストしてみたのです。

ラインはkencube制作ラインSD#10用 T1 

もしかして! 「私が制作したときにミスをしてしまったのか? 」と不安になりキャストしてみると、

ベストな重みを感じて、ラインがぶっ飛んでいき、フライは50mちかくも飛んでいったのです。

「稲垣君大丈夫だ!ラインと合っているから、思いっきりキャストしてみてよ」って言いながら、キャストしたラインを回収してくると、「ゴツン!」ラインに衝撃が伝わり、その後「ズンズンズン」という頭を振る動きが伝わってきてしまったのです。

稲垣君ごめん・・・・・・・・「釣れちゃいました!」

いきなり 52cmがヒット! 

 

 

その後、九州の浅川さん、岡崎の吉田さんも連発!

 

今シーズン2回目の阿寒湖は、「稲垣君ゴメン!」から、とても面白い釣り旅が始まりました。

九州から参加した浅川氏は、シンキングラインでのリトリーブの鱒釣りは、九州ではそんなに出来ないからと、気合いを入れての釣りまくり!

なんだか一人で釣りまくっているような状態でした!

美しいレインボー(ビール3杯の効果なのか)

アメマス

デカアメマス

とても綺麗な サクラマス

今シーズン阿寒湖では数が少ないサクラマスをヒット!  (ビール3杯の効果なのか)

 

 

 

 

今年の阿寒湖は、ワカサギがメチャクチャに多く、7月初旬になってもワカサギの釣りが出来てしまうほどなのです。

通常ならば、モンカゲロウでの釣りがメインになるはずなのですが、今年はモンカゲロウも少なく、

この時期に

フローティングワカサギでの釣り

シンキングラインでのストリーマ

モンカゲでのドライフライ

ヒラタハバチのドライフライ

などと、いろいろな釣りが楽しめました。

 

 

美しい夕日の中 ライズしていた55cmのアメマスをキャッチした吉田さん、終始爆釣! ビール3杯の威力か!?

 

 

 


阿寒湖の爆釣ジンクス!

 

 

「レイクスパ たかだ」で、阿寒湖を見ながらのんびりと リゾート・ランチ!

湖畔にある「レイクスパ たかだ」のウッドデッキで、輝く太陽を浴びながら、リゾート気分で、
ビールを片手にランチタイムなのです!

エゾシカ・バーガー と メッチャ美味しい こだわりの 生ビール!

1杯しか飲まないと不調?

3杯飲むと、よそ見をしていても50cmアップが連日ヒット!(吉田さん曰く)

そんなジンクスがあり、浅川さんも3杯飲み、その後も爆釣!

 

これって本当でしょうか?

今回のように、悪い状況では、このジンクスを試したくなるものです。

今回、初日から絶不調の稲垣君に、初日のランチにビールを飲んだのか聞いてみると、

「う〜ん 1杯だけです」と・・・・・・・・・

「吉田さんは3杯、浅川氏も3杯、私は2杯。そうなると、稲垣君だけ1杯で、それだから釣れないんじゃないの!」っていうことになったのです。

そこで、2日目稲垣君は、ランチに 「たかだ」の生を2杯飲んで釣りに行くと!

なんとです!

爆釣!

稲垣君はそれまで不調だった彼が、別人のように釣り出したのです!

2杯飲んだら一気に好調へ変身!

ランチ後、稲垣君がモンカゲ・ドライでヒットさせたのは59cmのレインボー

 

「レイクスパ たかだ」 の生ビールは、2杯以上で効果を発揮した。

噂では「稲垣君は、爆釣でしたが2杯だったので、ヒレが丸くなったとか?」

3杯でヒレピンですか?

 

 

その後好調を続ける吉田さん!

吉田さんは、絶好調で、フライを目の前に置いておいただけで、いきなりフライに鱒が出てきてしまう状態!

ワカサギ、モンカゲ、ストリーマ!いろいろな釣りで爆釣です!

 

 

 

 

たまたま、偶然かもしれませんが、今回は、「レイクスパ たかだ」の爆釣ビールのおかげで、不調といわれた阿寒湖で、毎日楽しく釣りが出来ました!

(ビールの苦手な方は、無理に飲まないでくださいね!)

 

のんびりとビールを飲んで、休暇を楽しみ、旅行を楽しむ。

焦らずあわてず、楽しく釣りをしていれば、いつの間にか爆釣モードになっていってしまうのもです。

 

そして、

最後に、とんでもない大物がヒット!

 

ゴムボートで渡船していた方々もびっくり!

みんな集まって、大騒ぎ!

 

幻の巨魚!

 

 


浅川氏、吉田氏、稲垣くんが帰った後、阿寒湖は水温がどんどんと上がり、最悪の状態へ!

ウグイだらけで、鱒類の姿はさっぱり!

そこで、阿寒川を釣っていたT氏がホテルにいたので、一緒にいた稲村氏がT氏に阿寒川の状態を聞いてみると、

「阿寒川もウグイだらけで全く良くない」と言われたのです。

しかし、それを聞いていた 釧路の浅水氏が「それはおかしい?」と・・・・・・

翌日、阿寒川へ行ってみると、

稲村氏がいきなりヒット!

その後も連発!

 

私は、LSの#2ロッドを使用して、対岸にある大型の反転流の中、モンカゲロウ・スピナー

最新コーンボディフライ(この最新のコーンボディは、メチャクチャに柔らかくフッキング率抜群!リアル感抜群!)で、50cmアップをヒット!

翌日は、阿寒川で2時間釣りをして、十匹以上、最大55cmの鱒をヒットさせました。

阿寒川は、下流の阿寒町付近からも入川。下流は全てヒレピンの鱒ばかりでした。

55cmのヒレピン鱒

 

LS#2は、#2で有りながらバットパワーは#5位はあり、20cmの鱒から 50cmアップの鱒まで、

対応出来るハイポテンシャルなロッドです。

7月5日、この魚を最後に、今年の阿寒は終了しました。

 

 

LS#2でドライフライから#6フックのストリーマまで引き、釣りまくる強烈なシーンを映像で撮影してきました。

#2ラインで、スペイキャスト、スネークロールキャストなどを使用してブッシュをかいくぐり、ドライフライで狙い、ドライフライが流せない場所では、そのままのラインでウエイト入りのストリーマを引き、川底から大型魚を引きずり出す!

前代未聞の#2ロッドの凄さ!

LSの使用方法、キャスティングなど見物です。

これは近日中にDVDに収録します。