皆様、2008年9月放送のハイパーエキスパートご覧いただけましたか?
北海道 大雪周辺で、ワイルドなレインボーをターゲットに、いろいろなスタイルの釣りをしてきました。
大型フライの渓流釣りから始まり、羽根アリでのマッチング・ザ・ハッチ
そして、止水でのサイトフィッシング、さらにはウエットフライと
いろいろな場所でその場に合わせた釣りを行ってきました。
渓流で流れのしら泡の中から魚を引き出したフライは、このパターンです。
バブルラバーシートを使用しての カディスのようなフライです。
ジャイアント カディス
通常のカディスとは違い、インセクターらしいフライです。
陸生昆虫? カディス???
リアルに再現したフライではなく、イメージパターンです。
虫らしいフライというイメージです。
ウイングは、バブルラバーシート ライトダン
ボディーは、バブルラバーシート ダン
ハックル、ジンジャー ブラック
ポストは、エアロドライウイング
ボディは、バブルラバーシートを巻き付け、コーンボディリキッドでコーティングし完全防水型です。
このパターンは、夏の渓流でかなり効果があり、イワナ、ヤマメ、アマゴにもベストです。
この冬、時間がある時にタイイングをしておきましょう。
その他、ヒゲナガも効果がありました。
次に、羽根アリ のパターンですが、これもバブルラバーで簡単に出来ます。
これもヒゲナガと同じページにタイイングがあります。
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ロッドは K・Bullet LS #3
次の、止水での大物で使用したパターンですが、これも
まずは、このパターンを使用したのです。
しかし、しっかりとフライを咥え ているのですが、すっぽ抜けてしまいました。
これ、全く違和感を感じさせなく抜けたのが、不幸中の幸いです。
フックが少しでも口に触っていたら、魚は深みへ消えていき、次に出ることはなかったでしょう。
この魚です。
一度は、抜けてしまいましたが、その1時間以上経ってからです。
この魚が戻ってきて、餌を探しに来たのです。
チャンスは、一瞬でした!
この瞬間が撮影したくて!
この場所に魚が回遊してくる事をあらかじめ予定しており、魚が居ない間に、斜面のクマザサを倒し、
撮影しやすい場所を確保しておいたのです。
ここまでテレビカメラを持ち込み、スタッフを連れてきて、下準備をして・・・・・
「釣れませんでした。」とは、言えない状況なのです。
メチャクチャ プレッシャーが掛かっていました。
ドキドキでしたよ。
何とか1匹キャッチして、一安心。
結構大きかったから、嬉しかったです。
その後、大型の魚は全く近付いて来なかったので、ここで諦めようと思った時、ディレクターが発見!
この魚です!
これは、大きかったです!
倒木に入られて切られてしまうのでは?って、ドキドキでした!
このときつくづく思ったのですが、
釣りは、チャンスは一瞬!
そのチャンスをものに出来るか否かは、
スピード、正確さ、キャスティング、フライ、魚の行動の読み など
経験というのか、瞬時に行動出来るかどうかです。
放送には無かったのですが、かなりサイズは小さかったけれど、魚が回遊してきて
それを狙ったのですが、ライン・トラブルで、絡みを治しているうちに、魚は深みへ帰っていってしまいました。
このときも、チャンスは一瞬でした。
そのチャンスを逃してしまったのです。
これは、ボーンフィッシュも同様です。
クリスマスの様に、たくさん居ればチャンスだらけで1つや2つ見逃しても問題ないですが、
ハワイのように1日数匹しか来ない状況の中では、1つ1つがとても重要なのです。
大物釣りって、そんなことが多いのです。
フロリダのターポン、しかもパシフィックベイでサイトフィッシングを行う場合も同様です。
今回、釣りをしていて、ターポンやボーンフィッシュ、
ニュージーのオレッティーやマボラレイクのサイトフィッシングを
思い出しました。
一瞬のチャンスを逃さないことが、秘訣です。
一瞬のみである絶好のチャンスに、思い通りの場所へフライをプレゼンテーションできる
ロッドの重要さも大きく関わってきます。
いかなる時も、キャストしやすく思い通りにフライを送り込めるロッドがベストなのです。
それが LSシリーズです!
話はそれましたが、
この止水で使用したフライは、ハチ。
このパターンでヒットしてきたのです。
これは実際に使用したフライです。
少しボロボロになってしまいました。
これは、特殊なスルーウイング2枚を接着し作ったものですが、
魚のサイズが40cm以上ないとこのウイングはフッキング率が落ちてくるのです。
そこで、30cm以下のヤマメやイワナでもフッキングしやすいのがこれ!
新作の バブルラバーシートでウイングを製作した
バブルウイング・ハバチ です。
これ、凄く簡単に出来ます。
渓流を釣りその後は、さらに下流へ!
LS#3はこの大型プールで対岸近くまでフライがキャスト出来るのも魅力!
後半は、ドライフライではなく、ウエットフライで探りました。
放送にはありませんでしたが、一応ドライフライで釣っていったのです。
しかし、水量が多かったうえに水の色が白濁していて、鱒が水面のフライに気が付きにくい状況で
ドライフライは、大型のものを使用しても全く見向きもされませんでした。
そこで、やむなくウエットフライを使用したのです。
ウエットのテクニックは、あまりお見せしたくない事も多いのですよ。
いろいろな プロの方も見ていますしね。
この世界は、水中であり、見えないだけに読みが必要で、
この釣りにこだわり、メチャクチャな時間とお金をかけ続けてきましたから、
あまり紹介したくないというのが本音なのです。
一般の方ならば問題はないのですが、そうでない方が、
あたかも自分のテクニックのように紹介されてしまいますからね。
それはさておき、
ここでもそうでしたが、通常のダウンクロスの釣りをしていたら、ほとんど釣れない状況だったのです。
出来ればダウンで釣りたいと思っていたので一流しはしたのですが、無反応。
そこで、あまり知られたくないアップからの送り込みの流し方を行ったのです。
お見せした以上は、キッチリと紹介していますが、サイドでキャストするのではなく、アップでフライを入れていくのです。
面白いように釣れました。
LS#3ロッドでのフットフライは、凄いです!
ここ最近のハイパーはなぜか、ウエットの釣りが少しですが紹介されてきています。
そういう状況になってしまっているのですが、自然にそういう流れになってきているのです。
多くの方から、「ウエットの釣りは良く解らないから、もっと知りたい」
そういわれているのも事実です。
そこで、来年は、もう少しウエットに触れて行こうと思っています。
フライパターンも、このHPで今後紹介したいと思います。
実績のある釣れるパターンです!
まだまだ面白いこと、紹介したいことが山ほどあります!!
kencubeのHP そして、人気のハイパーエキスパートも一生懸命頑張っていきますので
皆様、応援よろしくお願いいたします。