2010年 6月 中部の山岳渓流
2010年6月17日、 K・Bullet LS#2 と LS#3を持って、中部山岳の渓流へ、ユウタロウと行ってきました!
連日の雨で、水量は多く、何処の河川も増水気味で、厳しい状態。
当初の予定では、高原川本流もしくは宮川本流で、NewSD#8を振りながら、ウエットフライで大物釣りをしてから、近郊の渓流へ行く予定だったのです。
しかし、本流は全てがダムの放水で大洪水!
雨後ですので「多少水が多いのでは?」と思っていましたが、川を見て驚きました。
透明感は全くなく、コーヒー牛乳の色が少し薄くなった程度。
まだまだしっかりと濁っていたのです。
そうなると、狙うは、放水を滅多にしない大型ダムの下、もしくは、水はけの良い渓流。
普段は渇水状態の場所を探すのです。
今回の雨で適度な水位になっているであろう事を祈りながら、いくつか行ってみました。
尺を超える大型ヤマメが生息する河川へ行き
20ftのリーダーシステムを使用し、#2でロングキャストを行う。
#2というラインは、驚くほどドラグが掛かりにくい。
特にシューティングスペイラインSの#2は、先端に近い方は、#1ラインの太さとなっているから、なおさらドラグは掛からなくなる!
DTとかWFの#3ラインとは比較にならないほどなのです!
軽快!そのもの!
大場所、小場所、全てのポイントを流していく。
見るからに大物が潜んでいるポイント!
しかしこの日、急激な気温の上昇なのか?
全く虫の気配がない。
こんな場所で、小物も全く出てこないという事は間違いなく大物が居るのです。
しかし、
時間なのか天気なのか解らないが、魚は水面に出る事はなかった。
少し上流へ移動してみると
虫の気配があり、至る所のクモの巣には、小型のカゲロウやカディスが捕らえられていた。
岸際ギリギリに正確にフライを送り込んでみると
「バシャッ!」
気持ちよく水しぶきは上がった!
良く太った最高のコンディションのイワナだった!
さらに深みのある場所で、芦際ギリギリにキャストして、ドラグフリーで、流していくと、ひときわ大きな水しぶきが上がった!
30.5cmのイワナがヒットした!
その後も、尺物連発!
イワナにしては、太い!
驚くほど走り、強烈に暴れる!
全てはコンディションである。
この太さならば、急成長していくために
大型のイワナが多い。
小型のイワナも連発したが、どれもが太いのです!
ユウタロウも、連発!
かなり多く釣っていました。
久々に、渓流の釣りをしていましたが
始めて1年(13ヶ月)とは思えない上達ぶりに驚きました。
釣りは、扱いやすい道具で、良い釣りをしていけば、簡単に上達出来るのですね。
大型のヤマメを求め
大型の河川へ移動!
入川ポイント付近は、車も足跡もなく、確認して入ったのですが、
途中から、濡れている足跡を発見!
最悪の状態です。
先行者が2名もいまして、途中から直前に入られてしまったのです。
車へ戻るか迷いましたが、そのまま釣り上がったのですが、釣れました!
最悪のスレスレ状態でしたが、ピンスポットへ正確にフライをキャストし、長い距離をドラグをかけずに流す事が出来れば、釣れるのです!
この魚は、先行者にかけ損ねられたのでしょうか?スレスレ!
私のフライを見て、しばらく後を付いてから帰っていったのです。
そこでフライを交換し、再度キャストしましたが、全くダメ!
そこで、ユウタロウを呼び、キャストさせてみたら、ヒット!
少し驚きました。
まさか釣れるとは。
なかなか良い魚でした。
流心に入られ、けっこう走り、楽しんでいました。
流心の沈み岩の陰を、何度も何度もドラグフリーでキャストしていくと「バシャッ!」
大きな水しぶきが上がり、軽く素早くフッキングしてみると、強烈な走り!
狙っていた、ヤマメです!
本流のデカヤマメ!
今回、私はLS#2 ユウタロウはLS#3を使用し、
それぞれの調子を見ながら釣りをしてきましたが、
渓流において、人の入っている川では、#2ロッドと#2ラインの方が有利ですね!
少し大きめの川、キャスティング距離が必要とする川に置いては、LS#3が最高です。
近距離から、ロングキャストまで自由に、思うようにキャスト出来る事の有利さ!
ドライフライの釣りで、何が一番重要かを言いますと、
それは
第1投目です!
ここで、いかに正確にキャスト出来るか?
ドラグが掛かりにくいシステムで、しかも 微風向かい風、横風
悪条件のなかで、何処まで正確にキャスト出来るかが勝負なのです!
中部山岳の渓流では、そんなに簡単に尺を超えるイワナやヤマメ、アマゴは釣れないのが普通です。
それは、魚がいないのではなく、すれている事が多いのです。
チャンスはあるのです、
しかし、
それを手にするか?逃がしてしまうのか?
この違いだけなのです。
こんな厳しい状況の中でも、私たちはいつも尺物が釣れてきます!
重要なのは、キャスティング能力 と 静かなプレゼンテーション
第1投目です!
ここで、いかに正確にキャスト出来るか?
ドラグを少しでもかけずに長く流していけるか?
これだけなのです。
LS#2 と シューティングスペイラインS#2
使用してみてください!
面白いように狙ったところへフライが飛んでいきます!