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ハイパーエキスパートのロケ 手取川の鮭

12月17日(土)初回放映!予定

2011年11月15日 16日の2日間

ハイパーエキスパート

「サーモンタクティクスVol12」

撮影に行ってきました。

今年の手取川はフライエリアが狭く

釣り人は多い!

じっくりと釣りが出来る状況ではなく

厳しい状態でのロケとなりました。

朝、7時のサイレンと同時にスタート

鮭釣りは、鮭がいる場所、時期ならば、

釣り方さえ間違っていなければ釣れるのです!

その釣り方が問題なのですが、

私は、31年前から単身でアラスカへ渡りSalmonフィッシングの勉強へ行き、それ以後幾度となくアラスカへ行き、カナダ、ロシア、アイスランド、北海道、各地の有効利用調査河川など各地でサーモンを釣って参りました。

 

我が国内では、川での鮭釣りは法律で禁止されていますから、有効利用調査河川で釣りをするか、海外へ釣りに行かないと、川での鮭釣りを学ぶことは出ないのです。

そんな鮭釣りですから、多くの方々が、この釣りを知らないのも当然です。

3〜4回利用調査で釣りをして解ったことでも、それは一部であり、世界各地の釣り場を歩いてきますと、多くの釣り方が習得でき、奥深くが見えてきます。

私もまだまだ解らないことが多くあり勉強中です。

今年の手取川で感じたことは、

昨年の手取川の状況と今年の川の状況では、全く違う河川で釣りをしているくらい変わったこと。

昨年は、水深、水流も強く、難しいポイントでしたが、今年の状況は、非常に解りやすく安易なポイントとなりました。

前の週(11月8日・9日)に始めて今年の手取川へ来たのですが、まず、感じたことは、多くの方々がこの釣りの基本を知らず、ただダウンクロスにキャストをしているだけ。どうやって鮭にフライを喰わすのか!鮭の行動はどうなのかを知らなくキャストをしている方が多くいました。

そこで、この釣りが解りやすい河川になったのならば、説明等も行いやすいので、ハイパーの撮影では、鮭釣りの極意を、今回詳しく紹介しようと思ったのです。

手取川のポイントは、流速のある浅い瀬がエリアとなっていますので、“その場合においての釣り方”の紹介です。全て一緒ではありませんので注意してください。相反する渓相は、月光川のような流れです。

鮭の釣り方

・鮭の泳ぐ層

鮭釣りの釣り方は、ウエットフライやストリーマの釣りと同様で、

ポイントの状態、魚の状態により釣り方の基本が違います。

ここでの釣り方は、流速のある瀬、狙う魚は鮭です。

基本的に流速のある場所では、魚は浮いておりません。(これは鮭も鱒も同様です)

ですので、なるべく底近くにフライをスイングさせて行くことが重要となります。

・鮭の行動

その次に、鮭は、基本的に何も食べません。鮭の目的は産卵です。そのための河川遡上であることを考えなければなりません。

鮭は、捕食行動ではなく、アトラクター的、反射的な行動による捕食行動を起こすと考えるべきです。

多くの河川で見て釣りをしてきた結果言えることは、単独で定位または回遊している魚は、捕食行動に移りにくく、仲間が回りに増え、グループとなったとき、興奮するのか?安心するのか?捕食行動(フライを口にくわえる)を起こしやすくなります。彼らは臆病な魚なのでは?とおもいます。

ですので、グループになりやすい場所、なった時がチャンスになるのです。

そして、鮭はプールに入ってから、定位をしている個体のみではなく、プール内をぐるぐる回り、産卵場を探すのか?、ペアーとなる相手を探すのか?、遡上ルートを探すのか?解りませんが、回遊している個体が多くあります。

それが、一度下り、遡上し、定位をしたとき、下の瀬から、遡上してきた魚と合流し、遡上してきて、定位したときがチャンスです。

瀬を遡上最中のものはあまり口を使わないようで、それが定位したときです。

1日の中で最もチャンスがあるのが、

朝一番の静かな状態で流れに定位している状態です。これが本来の釣りのスタイルで、鮭はプレッシャーも感じず興奮状態にあります。やる気満々で追い食いをしてきますので、フライが流れる水深が多少違っていても、フライのスピードが速くても、追っかけてきてヒットしてきてしまうものです。ある程度適当にキャストしても釣れてしまうラッキータイムなのです。

しかし、それも一瞬で、この狭いポイントに、5〜8m間隔で釣り人が入り、チャイムと同時に一斉にキャストすれば、鮭も恐がり、直スレスレの状態になります。

鮭はプレッシャーを感じ、追い食いをしなくなってきます。

ですから、適当な釣りでは釣れにくくなり、しっかりと基本が出来た釣りが要求されてきます。

これが出来ていれば、人の多さは関係なく釣れるようになるので、釣れる人と釣れない人が、ハッキリと出てしまうのです。

誰もいないポイントで、適当にやって釣れた魚と違い、多くの方が釣れない場所で、確実に釣っていくには、テクニックが必要なのです。

 

不定期な鮭の回遊に合わせた、定位。鮭次第でやってくるチャンスは予測が付かないものです。

そこで、このチャンスを確実につかんでいく釣り方が要求されるのです。

 

・どうチャンスをつかむのか

チャンスのタイミングをどうつかむのかは、

いつ訪れるのか解らないチャンスを確実な物にするために、全てのキャストで完璧な流し方をすればよいのです。

しかし、誰にでもミスはあり、流れは複雑で、思った以上にフライが沈み根掛かりをしてしまったり、フライが沈まなかったりしてしまうものです。100%は誰にも出来ません。

なるべくミスをしないよう気を付け、安定して釣り下っていくリズムが必要になります。

よって、ラインはキャストしやすいライン

簡単なキャスト方法で、トラブル無くキャストできるラインがベストなのです。

パワーヘッド2 4ティップチェンジャブルライン はお勧めです。

 

・フライの流し方

朝一番ならば、大きな河川で、プレッシャーがないならなば、鮭は追い食いをしてきます。

しかし、プレッシャーを感じている鮭は、追いが短くなったり、全く追わなくなり、目の前に来たものしか反応しなくなってきます。

そこで、大きなスイングは禁物になるのです。

長いフライラインは、水の抵抗を大きく受けます。よって、速いスピードでフライはスイングしてしまうのです。

そのことを考え、もっともとスイングがゆっくりになり、誰にでも簡単にキャストできるラインは出来ないかと試行錯誤して作り上げたラインが、「パワーヘッド2 4ティップチェンジャブルライン」です。

Bodyが短く、流れの抵抗を受けにくいこと、

Bodyがフローティングであるがために、メインディングをすればさらに抵抗を受けにくくなりスイングスピードが抑えられるのです。水深は、付属している4パターンのティップで対応し、さらに深い場所は、オプションパーツでタイプ6、タイプ8があります。

今回の手取では、川は浅くタイプ4のラインでベストな状態でした。この時は渇水状態ですから、雨が降り増水したときは流れも速くなりますから、タイプ6、タイプ8が必要になるでしょう。

そして、このラインはミスキャストが少なく、誰にでも簡単に正確なキャスティングができること。

これが重要で、スペイキャストでなければキャストできないラインではなく、一番簡単な誰にでも出来るロールキャストでも正確にロングキャストが出来、各種スペイキャストそしてオーバーヘッドキャストでも可能なのです。

簡単にトラブル無くリズムに乗って釣りをし続ける事は重要です。

そして、短く流れの抵抗を受けにくいためにフライのスイングスピードを自由に調整できますから、

ここでは、スイングスピードを抑え、鮭の目の前に少しでも長くフライを見せること。ここが重要なのです。

 

1匹目からメス鮭!

手取はオスを3匹釣ると終了です!

ですから出来るだけ底近くにフライを沈め

メス鮭を狙うのです。

朝一番からこの状態です。

釣りに来た方(フライマン)は、

この日17人

あと7人は、釣り場がありません。

 

流れ込みでは、順番待ち。

川へ入るのに2時間待ちです。

先日、並んで釣りをすることが嫌だという方達がいたらしく、釣り場の中央の、鮭が一番定位する場所を4人で占拠したそうです。

朝早くからその場所を4人で囲って取り、自分たちだけで釣り続けたようです。

その4人は、良く釣れたようですが、その人達より遅くに来られた方達は、そのポイントに入ることが出来なく、皆さんほとんど釣れなかったようです。

これがよいか悪いかよりも、

こんな狭い場所に、17人もの釣り人が来る状況ですから、トラブルは起こりますよね。

そこで、どうしたら楽しくみんな釣りが出来るか?です。

中には、早く場所が取りたいがために、管理棟事務所の前に夜中から椅子を置き、場所取りをする方もいて、これが認められるならば前の日から椅子を置けば良くなり、常識では考えられない方もいました。

そんな最低のマナーも守れない人とは話もしたくなく、関わり合わないようにしていたのですが、それが気に入らないらしく、その人のHPには、私が強制的に釣り下るよう指示したとか、ムチャクチャに書かれましたが、どうしようもない方のようでした。

 

そこで、トラブル無く、全ての方が公平に釣りが行えるようにするには、

まず、釣り場には、朝一番に行き、まずは、良い場所を確保し、そのポイントの優先権を得る。

後から行って、その場所で釣らせてほしいというのも無理な話ですから、先に行くことがベストでしょう。

そして、後から来る方達に、この日の朝発表される釣り人の数(この日は、17名)を伝え、

皆さんが公平に釣るためには、1キャストしたら釣り下り、ローテーションを行い、譲り合いで釣りをするスタイルがベストであるから、協力してもらえないかと相談し、これは強制ではなくお願いする方法がベストでしょう。

 

この方法は、管理棟にいる管理責任者の方からも、「皆さんに伝え、皆さんが公平に釣りが出来るよう、ローテーションしていただけるよう伝えてください!」とのお願いがあっての事です。多くの方が公平に釣りが出来る方法だからです。

ここで、嫌だという方もいますが、その場合は、最初に入っていただいた場所で、定位していただき、他の方々でローテーションをするしか方法はありません。大半の方は、賛成してくれます。1人の方が、下りたくないと言っておられましたので、「そのままそこで釣りをしてくださいと伝えました。」

 

この方法をいやがる方の中には、早い者勝ちを主張する方もいますし、初心者で、川を釣り下る自信がない方や、キャスティングや釣りになれていなく、テンポ良く釣れない方もいますので、お話しし、お互いの意見を交換しベストな方法を相談することがよいでしょう。

100mもない区間に、17人も釣り人が来るのですから(多い日は25人もいたそうです)、釣り方を考えないと、一部の方しか釣りが出来ないですよね。

 

この日、ローテーションをしようと言い出そうと思ったとき、名古屋のグループの方々から「俺たちだけでもローテーションしようか!」という話が出て、「私も入れてください!」と撮影中に言い、ローテーションが始まったのです。

自分だけが釣りたいのでしたら、ユウタロウと朝一番に良い場所に入ったのですから、そこで1日釣りをすれば、一番多く釣れたでしょう。

ローテーションは始まり、一番下流まで釣り下ったら、河原に上がり順番待ちです。

それにしても、2時間待ちは、きついです!

この日も、午前中に3回しか釣りが出来なく、1日4〜5回くらいしか出来ないのですから、毎回川に入ったら確実に釣らないと、数は釣れないのです。

 

オーバーヘッド・キャストで、カメラマンさんがこの位置にいたら、フライが刺さりますが、パワーヘッドでスネークロールキャストでチョイと簡単にキャスト。

キッチリと確実にフライを流していくと

鮭は食ってきます。

新作杉坂ネット

サクラマスネットにカメラ付き!

ユウタロウもこの釣りを理解してきたようで、この日は14本ヒットさせ、7本キャッチ。

ランディングは難しいが面白い!

キャッチする一瞬のチャンスを作るために鮭をコントロールし、向きを変え、川の流れを読む。

ファイとしながら、鮭のコントロールが重要なのです。

初日は、12本ヒットさせ、8本釣りました。

私たち親子で15本。

ユウタロウも上手くなったものです。

 

2時間待ちの、ローテンションスタイルは怖いですね!しかも撮影は、解りやすいように釣りをしなければならなく、河原で見ているかた達に、多くの技を盗まれましたね!!(笑)

皆さん真剣に見ていることも知っていました。

30年を掛けて磨いてきた鮭釣りのテクニック。今回見せたのはその中のほんの一部ですが、朝一番、2時間待ちをしている間に、他の方々の釣りを見させていただきました。

午後には、皆さん釣り方が変わり、良く釣れるようになってきていましたね。

これで、12月16日のハイパーの映像を見て、私が何を話していたかが解れば、完璧です。

K・Bullet そして ライン 是非使用してみてください。ひと味違います。よろしくお願いします。

 

 

ダブルハンドで、見えない水中の状態を心で読み、探っていくこの釣り。

読みが当たれば、「喰うぞ!」っと予想した位置で、フライは押さえ込まれるような感触で止まる。

ロッドを素早く強く動かしフッキングをすると、「ズン!ズン!ズン!」と頭を振る衝撃がロッドを通して伝わってくる。

長いダブルハンドは、てこの原理により、鮭の動きがより一層強く、重く、大きく伝わってくるから面白い。

シングルハンドよりもダブルの方が、より一層魚の走りは強くなり、楽しい。

この感触がダブルハンド独特で気持ちよいのです!

頭を振る動きが止まった瞬間、一気にラインは引き出され、一瞬ヒヤッとする。

それは、リトリーブしたりした余ったラインが絡んでいないか、スムーズに出て行くか?確認できるまでの瞬間です。

ここで絡んでしまったり、手に絡んだり等のトラブルがあれば、全てが台無しなのです。

問題なくラインが出て行くと、リールからドラグ音が聞こえ、一安心。このリール音、ロッドを支える重み、鮭の動き。最高に心地よい瞬間だ。

鮭は、流れに乗りどんどん走る!ドラグを閉めブレーキを掛けるがそんなのお構いなし!淒パワーなのです。

このまま行ってしまうかと思えば、流心に入ってから急にUターンして、上がってくる。

この繰り返しで、強烈なファイトを楽しみ、最後はランディング!

 

かなりの良い確立で狙って釣れ、強烈な走りが楽しめるこの鮭釣り。

豪快ばかりではなく、繊細な部分が重要ですからこの釣りは面白いのです。

12月16日 21:00 釣りビジョン「ハイパーエキスパート・サーモンタクティクス」をご覧ください。

2011手取川編、多くのテクニックを紹介いたします。

 

 

 

そして

手取川では、鮭はリリース禁止です。

メス鮭は、生け簀へ入れますが、オス鮭はお持ち帰りです。

 

この鮭、どうしましょうか?

 

「こんな、川に上がった鮭なんか、まずくて食えないよ!」

そんな話を耳にして、私も以前はそう思っていた頃もありました。

 

しかし、料理法です!!

 

抜群に美味く、子供も大満足!おかわりまでするほど人気の料理法があります。

 

 

 

  

レシピ1

味噌・みりん漬け

鮭は、3枚おろし

手取川では、300円で3枚おろしをやってくれますので便利です。

腹の骨を包丁で取り、ヒレも取り除きます。

切り身にします。その後、飽和食塩水に7分つけ込みます。

そして一度水洗いをします。

それをタオルで拭き、水気を取り

ミックス味噌1

西京味噌2

みりん1

醤油少々

砂糖 適度(味見して甘さを決める)

を入れ適度な柔らかさにしてください。

だいたいの割合で混ぜ、味見して

好みの味にしてください。

これ私が適当に考えた割合です。

 

  味噌に付け込み、2〜3日したら  小分けのビニール袋へ入れ、冷凍  これで、当面の朝食用鮭が出来上がり。  ご近所へ配りましたら大好評。

味噌に付け込み、2〜3日したら

小分けのビニール袋へ入れ、冷凍

これで、当面の朝食用鮭が出来上がり。

ご近所へ配りましたら大好評。

ホイルに乗せ、魚焼きコンロで焼き

完成!

その2

お子様にも大人気レシピ

チーズ挟み揚げ

腹骨、小骨を取ります。

腹骨は包丁でカット

小骨は、半分から上に点々とある小骨ですので、1本ずつ、毛抜きで抜いていきます。

 

まず薄く切り、皮は切らない

2回目の包丁入れで、皮までカット

 

このような、形にします。

ピザチーズもしくは

スライスチーズを入れます。

挟んで塩こしょう

小麦粉

溶き卵

パン粉につけ

チーズ挟み揚げ フライの完成

これで冷凍すればいつでも食べられます。

 

次は、

タマネギのみじん切りをフライパンで炒めて

マヨネーズであえます。

開いた切り身に

チーズ

 

その上に、タマネギマヨネーズを入れます

挟んで終了

しっぽの切り身は

 

横切りで開きます

中身を入れ完了!

秋鮭のように、身に油のない魚には、油料理がベストです。

特にチーズが好きな方ならば、これ最高!

鳥の胸肉も油が無いのでチーズ挟み揚げは最高に美味しくなります。

ラップを引き、フライをのせ

さらにラップを引き重ね乗せをして

切り身が張り付かないようにして

冷凍し、保存。

多いようならば、ご近所に配布。

ここまでして、プレゼントすれば大好評!

釣り師なら、料理も出来ないとね!

チーズ挟み揚げ

サーモンフライ

家族に大好評でした。

 

鮭釣りって、イイネ!

 白子は

 サッとゆでて

 大根おろし

 ネギ

 お好みで一味唐辛子

 ゆずぽんで食べたら最高に美味しい!