中部の本流をシングルハンドで狙う!
今週も中部の本流へ、シングルハンドの SNIPER#4 を持って
ドライフライ&ウエットフライの釣りを行ってきました!
これを見ればウエットフライの流し方の基本が解ります!
SNIPER#4は、ドライフライでもウエットフライでも大型のショットを使うニンフまでも完璧にこなし
キャスティング能力が高いので、近距離のショートキャストからロングキャストのピインポイントスポットを狙うことが出来る
バックスペースが少なくとも、スペイキャスト系のキャスティング能力が高く、驚くほどのロングキャストが可能なのです。
ですから
このロッドだから釣る事が出来た魚も多く、最終的には爆釣となった!
その SNIPER#4 の今回の使い方を紹介しましょう!
タックル
ロッド SNIPER#4
シューティングライン EXシューティング020 フローティング
リーダー ステルスリーダー 2X 7.5ft
GM 0.6号 ドライフライ
ThroughWing CADDIS 01
スルーウイング カディス
まずは魚を驚かせる確率の少ないドライフライを結んだ!
7.5ftの短いリーダーに、ティペット GM 0.6号を3ft
ピンスポットへフライをキャストし、さほど長くない距離を流す
ロングリーダーは不要。
ウエットフライを行うことを前提に考えているので このシステムを使用します。
あっさりと素面を探り、やる気のある魚のみ先のドライフライで楽しみながら狙っていく。
今年は、増水が長く続いたことによる現象なのか解らないが
支流から下ってきたニジマスが思いの外多い!
ニジマスの連発!
大岩ギリギリにフライをキャストして、岩沿いにナチュラルにフライを流すと
ゆっくりと浮上してきてフライを吸い込んだ尺イワナ
メジャーをあてて正確に計測すると、尺を越えた!
その後、大型のカディスフライをフラッタリングさせ誘い出すと
「ドバッ!」と水面に大きな水しぶきを上げ襲いかかってきたブラウン!
かなり良いサイズで、強烈に走った!
早速にストマックを調べると、オオマダラらしき物体とヒゲナガ
そのほか、モンカゲのシャックも出てきて
今が最も良い時期であることが解った!
次々に釣れる魚たち。
ニジマスの同サイズは、写真を撮る場所の良いところが見つからなく
バタバタ動き回ると魚に警戒される可能性があるので
いくつも写真を撮らずにリリースした!
ドライフライからウエットフライに変更
リーダーの先端から GM磯1.7号 を70〜80cm結ぶ
結び目から30cmの所へ 1.2号のティペットを結ぶ 15cmくらいの長さ
1.7号の先端に GM 1.2号を70cmくらい結ぶのですが
15cmくらい余らせて結ぶ
15cm余らせて結んだ部分にドロッパーを付けるのですが
1.7号にハーフヒッチを5回行い、ドロッパーの力が1.7号に加わるようにする。
このようにしておけば、フライが根掛かっても、各フライのみ切れる事が多くなり、フライの損失が防げるようになります。
友人も見ていて大笑いしたのがこれ
ドライフライで、イワナやブラウンを釣った同じ場所へ
ウエットフライをキャストするといきなりヒット!
1キャスト1フィッシュは良く聞くが
これ
1キャスト3フィッシュ
コンディションの良いヤマメとニジマス
そして、おまけのウグイ
ウグイは触った後から手が臭くなるので困ったものです。
その後も、同じ場所から良い方のレインボーが!
このフライ、タングステンのミラーボールが入ったウエットフライです!
これ、爆釣!
今まで通常のウエットフライでは探ることが出来なかった所へフライを届かせることが出来るのです。
その後も連発!
このフライは、カディスピューパ
パールコアーブレイドを使用したパターンで
これも良く釣れます。そのほか、Blackのフライは絶好調!
ヤマメはローリングをするのでティペットが絡みやすい!
このパターンは必須!
面白いようにヒットしてきます!
ウエットも普通に使用していては釣れる数に限界がある!
ショットを付けずに使用するばかりではなく
今回も、3Bのショット2コ 5Bのショット1コを付けて
大きな淵の底まで探ることが必要なのです。
通常の#4ロッドでは、このように重いショットを付けて正確にキャストすることは難しく
#6ロッドなどを使用したくなるのですが、ラインが太いと流れの抵抗を受けやすく
フライはナチュラルに沈まないし流れなくなる
#4ラインで強烈に重いものまでキャスト出来る能力が必要なのです。
ですので、SNIPER#4が活躍できるのです。
渓相が変わり、水深がさほど無い場所になると
ライズを発見!
ウエットフライは、リーダーの先端からティペットを付けたまま
リーダーと1.7号の結び目でカット!
使用していないフライボックスの中にフライを入れ、外側にティペットを巻き付け、ポケットへ収納
GM 0.6号 を4ft リーダーに結ぶ
フライはこれ、スルーウイング カディス
ライズを狙ってSNIPER!
一発でヒット!
濡れてしまったフライはカチーフで水分を吸収させる
しかし濡れたCDCはなかなか復活しにくいものです
そこで、便利なのがこれ
キャップを開けフライを中に入れシェイクすれば
濡れていたCDCも即座に乾燥!
固まって乾いたCDCをほぐしながら
ブラッシングをすれば、ウイングの奥深くまで乾燥
ドライアップは浮力はないが クイックドライブラシは乾燥+浮力剤入り
乾く効果はドライアップが上
ウイングの奥深くなどの部分にはクイックドライブラシ
この両方を持っていれば最強!
乾いたフライの上から
をすれば、浮力抜群!
ブラック系のフライに使用するならば
スーパーフロートスプレーを何度も使用していたら
パウダー定着剤が残ってきてフライが白くなってしまうと感じたら
これには、定着剤は入っていないので、溶剤がフライに付着した定着剤を溶かしてくれるので、そんなときはこれ!
流れのしら泡の中を、大型のカディスフライでフラッタリングをしたら
泡の中から飛び出てきた鱒美しいヤマメ
渓相が変わり、水深があるプールが多くなってきたところで
大物が狙いやすいウエットに変更
0.6号のティペットをカットして
フライボックスに巻いていた1.7号のティペットそしてフライ一式を
ブラッドノットで結ぶ!
即座にウエットシステムに変更できる!
ヒット!
フライが流れていく途中で、かすかな違和感を感じた!
即座にフッキングをしてみると、一瞬だが、根掛かりかと思わせるようにフライが動かなかった。しかし、その感触は岩とは違う柔らかな感触!
SNIPER#4はティップが繊細で感度がよいので、魚か岩なのかがすぐに解る!
ぐっとロッドを絞り込むと、グネングネンと踊るような重い引きを感じた!
ニジマスならば、頭を振ってから走り出すのですぐに解る!
ヤマメならば、ローリングを起こす!
この動きはイワナ独特の動き、かなり良いサイズであることがすぐに解った!
強烈な流れの中、下流へ少しくだって無理をしないようファイトした!
#4でこのサイズは面白い!
岩裏の流れの緩い場所へ入れランディング!
素晴らしいイワナだった!
これで大満足!
前日にタイイングしたこれらのフライ、爆釣!
その後も素晴らしい顔つきのヤマメといくつものニジマスを釣り早々に切り上げ大満足の1日を過ごしました!
ここ連日、いや 昨年から このロッドでかなり良い釣りが出来るようになりました!
恐ろしいポテンシャルを持ったロッドです!
お腹がオレンジ色になった 渓流のイワナらしい美しい魚でした!
超激戦区で、連日釣り人が入って、砂地には新しい足跡がいっぱいの場所で、こんなイワナがいたのですね!
近日中にウエットフライ 杉坂研治オリジナルの爆釣フライをアップします。