杉坂研治のオリジナルFly
Swimming Sedge
スイミング・セッジPCB
クリスタル・コア・ブレイド バージョン2013年 6月14日 岐阜 この魚以外にも多くの鱒をヒットしてきた実践Flyです!
口に掛かっているFlyのボディがグリーンにキラリと輝いて見えますが、これがパールコアーブレイドのグリーンの輝きです。
このパターンで、スレスレの大物がいくつもヒットしており、お勧めのパターンです。
そのタイイング方法を紹介しましょう!
フック KenCube TP-S33 #8 大型サイズは#6
スペシャル・ポイント フック
アダルトのカディスパターンは、なるべく軽量なフックを使用した方が効果あり! 重いフックを使用しますと水中での姿勢が悪く、早く沈んでしまうために、沈みにくいフックを使用。 スーパーFloatスプレーで超撥水にするとさらに効果抜群!
パールコアーブレイド タンカラー サイズはスタンダード
ボディは巻き付けながらアイまでを少し残して巻きます。
このマテリアルは、ストリーマでも
ウエット各種でも良く使用するマテリアルです。
スタッカーで先をそろえて
ボディの奥側に乗せ
スレッドで巻き止めます
ベネッキは会社が廃業をしてしまったために、今ある在庫のみ
多くの方はこのスレッドを必要なだけ買い置きしております。
ここまで細くて強いスレッドは他になく、
代用でビーバスを用意してみましたが、ベネッキがベスト!
無くなるまえに、買い置きをしておいてください。
スクイレルテールは、奥側へおいてスレッドで2回転しますと
下側にズレこのようになります。
その状態から、指で下側半分に 半円状に広がるように
セットしてください。
モトルドピーコック・クイルは、少しベージュ掛かったカラーで
ヒゲナガのベージュカラーにはピッタリのウイングです。
これを左右対称の位置から切り出します。
同じような幅でそろえます
クリアラバーグルーをウイングに塗ります!
このクリアーラバーグルーは、他にない素材で
フロータントスプレーの溶剤では溶けない特殊なラバー系樹脂です
ウイングをコーティングしても、フロータントの溶剤でコーティングが溶けては全く無意味なのです。
この素材は、とても扱いやすく、粘着力もありとてもソフト!
ウイングの柔らかさをそのままに、バラバラにならないようカバーしてくれます。
タイイングが今ひとつ綺麗に出来ない方にもお勧め!
魔法の薬ともいえるマテリアルです。
濃さも調整できるよう薄め液も用意しました。
元々は、アクアシールの代わりに制作した物ですが、薄めでしたので
さらに薄くして多くの用途に使用できるよう開発したものです。
速乾性です!
コーティングしたウイングをボディの奥半分へ乗せます
手前半分にもう片方のウイングをセット
クリアラバーグルーは、とても便利なケミカルで
ウイングに塗ってありますと
乾いてから間もなくは、塗ってあるウイング部分をあわせると
簡単に張り付きます!
中央でウイングが合わさるようセットします。
テール側も指で挟んでしまうと張り付いてしまうので注意し
フックベンドくらいまでをあわせます。
赤丸の部分に クリアラバーグルーを塗り
強度を保てるようコーティングします
少し多めに塗っても見た目や硬さは変わりません
ディアヘアーを用意しカットします。
カラーはナチュラル
ディアヘアーのアンダーファーを取り除き
スタッカーへ入れ先をそろえます
ウイングの上へ乗せます
この時に スクイレルより少し短い長さにします。
スレッドを2回巻きシメ込むと フレアーします
長いディアヘアーのみを指で集め、先端部分より短くカット
この時に、先端部分と同じような長さでカットしますと
分けることが難しくなるので、必ず、明らかに短い位置でカットしてください。
左手で、ディアヘアーを集めて持ち 右手でハサミを持ちカット
そのまま左手のカットされたディアヘアーは離さず持っていてください。
右手の指で Flyのヘッド部分を後方へ押し込み
アイまでの隙間を作ります
そして、左手で持っていたディアヘアーをフライに乗せ
スレッドで2回絞めます
ディアヘアーの長さは最初にカットした部分とほぼ同様の長さ
ハサミでカット
スレッドで2〜3回しめこみ、スレッドをアイ側へ持って行きます
指で奥へ押し込みます
もう一度左手にあるディアヘアーを乗せ、同じように締め込みカット
指でディアヘアーを押し込み 密にします
ハーフヒッチで止めます
このような状態になります
ハサミでカットし終了
これで完成!
ウイングが浮いてしまったりして思うようにならない方は、
ウイングを付けるときの下地
パールコアーブレイドがストレートになっていない可能性があります
しかし、クリアラバーグルーがあれば安心
ボディとウイングの下側に塗り、少し乾いた所で指で押しつけると、上手くウイングが張り付きます。
硬くならなく自然にやわらかく完成します。
下側から
ヒゲナガの基本カラー ベージュでありながら、ピューパの基本カラーオリーブに輝くボディーになります。
ウイングとボディーの間、ウイングの上にタンカラーのCDCを乗せ、スーパーフロートスプレーを塗れば
水面を走るヒゲナガパターンが出来上がります!
これ!イブニングには最高なFlyです。