kencube HP


バブルラバー フライ タイイング

 

モンカゲロウ

 

バブルウイング

ショートウイングイマージャー

 

モンカゲロウは、ゆっくりと水中を泳ぎ水面へたどり着き、水面にぶら下がるようにして羽化をします。

水面までの浮上行動、サイズ 共に目立ちやすく、多くの個体は水面下で捕食されているのです。

ハッチ状態を観察していると、ウイングが伸びきらず半沈みになってもがいている個体

水面膜が破りきれずフローティング・ニンフ状態で漂っている個体

これらをいくつも見かけました。

正常なハッチをした個体達は、大空へ飛び立っていき残された個体が目に付いただけなのかもしれませんが、

魚たちにとって、羽化失敗の個体達は、格好の目標です。

実際に釣りをしていても

ダンのドライフライを使用するより

イマージャータイプのフライの方が、よりフライにアタックしてきて、

さらには、フッキングが良いと感じるのです。

 

そこで、

何年と極秘にしていた

 

バブルウイング

ショートウイングイマージャーのタイイングを紹介致します。

 

 

 

フックは TMC 101 #8

少し軽量タイプのフックで、大きさは、フィールドに合わせてください。

オーストリッチを2本

本来テールは3本ですが、3本のオーストリッチテールはボリュームが出過ぎ、ボディに似られる可能性もありますから、2本あれば大丈夫。

指でつまんでねじり、細く見えるようにします。

 

アンバーのファインダブをダビング
テール側にオーストリッチを付けます
真上に折り返しスレッドで止めます

この時点でハックリング

スレッドで止めます

残りのオーストリッチを上に被せアイまで持っていきカット

 CDCナチュラル タン KenCube 大袋の中の

 中、小型のCDCを2〜3枚

 フックアイの直ぐ後に止めます

二つ折りにして

根元をスレッドで巻きます

バブルラバーシート

ライトケイヒル

をこの形状にカット

二つ折りにしてこの形にカットしますと簡単です

適当で大丈夫!

後からカットして直せますから、安心ください。

バブルウイングを

CDCを包むようにします

前の部分

ウイングの付け根をスレッドで止め

ウイングを固定

ウイングの付け根を瞬間ヘッドセメントで接着

キジの羽根など

パートリッジでもよいが

少し柔らかく給水して、水中で動く羽根がよい

ファイバーを適度に取り

取り付けます

ハックルの余分な部分をカットします

折り返しますが

この時に、扇状に広げながら折り返して

スレッドで止めます

CDCの固いストーク部分をカットします

CDC全体をカット成形

 ウイングを前傾させ、

 付け根に瞬間ヘッドセメントを塗ってください

 余分なハックルをカットし完成
 前から
 後から
 横から

 CDCのウイングをバブルラバーのショートウイングで包み込み、防水性を高めたパターンです。

 キャストして、水面に浮かんだら、素早く小さくリトリーブを1〜2回行ってください。

 水面で、ポコッと音を立て、ポストのみ浮いています。

 そこでしばらく待ってください!

 鱒は水音に敏感で、音と動きを見て慌てて寄ってきます。

 連続で動かしますと違和感を与えますが、少し時間を空け動かしますと効果は抜群です!

 バブルウイングのカバーにより、CDCには水の抵抗が掛かりにくく、浮力は持続します。

 鱒から見た目も、ポストは短めのウイングに見え、羽化途中、羽化失敗の個体にも見え

 この形状はダンにあるウイングと同様ですので、違和感を感じさせにくいのです。

 そして、バブルウイングは、フッキング率が抜群なのです!

 ショートウイングの中に、SCIERRAのフライ・レストアを指で塗り込んでください。 

 驚くほど浮力は持続します。

 このパウダーフロータントは落ちにくく、浮力は高く持続します。