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バッタ

夏から初秋にかけて、川原に多く生息し、この時期のフライとして欠かせないフライとしてこのバッタのパターンがあります。

特に、大型のレインボーを狙うには効果的なパターンなのですが、浮力、フッキング率などが低下するパターンが多く、

しかも重すぎてキャスティングがやりづらいパターンがほとんどです。

そこで、今回は、コーンボディリキッドが発売された事をきっかけに、この、コーンボディリキッドは、こんな事も出来ますという提案として

急遽、バッタをコーンボディリキッドを使用して、コーンボディ・ポッパーを製作してみました。

 

 

 

まずは、ダビング材ですが、黄緑ものもをお持ちですか?

私は、探したのですが、ベストなものが無く、ダビング材となりますと、もう少しオリーブとかになってしまいましたので、

今回は、こんなものも使用出来ますという提案として、 エッグヤーンを使用します。

 

オリーブより少しグリーン掛かったエッグヤーンです。

この代用として、毛糸、手芸センターで毛糸を購入してきても良いです。

 

 

まず、4cm前後にカットします。

 

 

これをほぐして、固まりのない様にしてください。

 

 

割り箸を削り、芯型を作り、そこへ巻き付けます。

 

 

繊維がゴワゴワしていますので、まんべんなくコーンボディリキッドを塗ってください。

 

 

浮きだったゴワゴワの繊維を定着させるために、指先に押し当て、回転させ、密着させます。

 

 

 

ここで、ユニ・ストレッチを模様として巻き付けます。

その上に、コーンボディリキッドを塗り、フロスが外れないようにします。

即乾ですから、簡単に出来ます。

ターボライターはダメです。使用しないでください!

通常のライターで火を付けます。

周りに引火するものがない場所で、気を付けて行ってください。

火を付けたら、即座に吹き消してください。

即座に吹き消さないと、焦げが出てしまいます。

 

その後、手でもみながら抜いてください。

 

これは模様のないボディですが気にしないでください。

ロングシャンクのフックに(TMC 2312 #8) コーンボディを刺します。

 

余っていた、エッグヤーン ダビング材を、シャンクに巻きます。

コーンボディリキッドを塗ってください。

これで、完全防水、中空 大型 ボディができあがりです。

今回は、ここでユニストレッチを巻きました。

後からでも、接着は可能です。

 

 

ペンカラーで、色を塗ります。

 

ウイングは、ソフトでフッキング率がよい、バブルラバーシートを使用!

ライトダン を カットします。

ここでは、2つ折りにして、カットしました。

 

 

次は、レッグです。

これは、一つの提案として、こんな事も出来ますという方法です。

 

まずは、エッグヤーンを少量取り分けてください。

 

それを縛って、 コーンボディリキッドを塗りますと、グリーンのレッグが出来ます。

 

 

出来たものを、スレッドで止め、スレッドの部分に、ずれないように、瞬間ヘッドセメントをぬります。

 

先端部分を2分にして、2本の足を作ります。

 

 

 

 

 

こんな感じです。

足にはコーンボディリキッド塗ってください。

ソフトなレッグになります。

瞬間ヘッドセメントで足の先端を固めますと、硬くフッキングが悪いレッグになります。

注意してください。

 

 

 

次にウイングです。

 

ウイングも、コーンボディリキッドで止めてください。

ボディに、コーンボディリキッドを塗り、その上にウイングを置くだけです。

 

 

このサイズともなりますと、確実に見えますから、ポストは不要かもしれませんが、ポストを着けました。

要らなかったら、釣り場で、クリッパーを使用してカットすればよいのです。

 

 

 

これで完成!

裏側から。

 

 

中空、高浮力! ソフト、軽量! 

 

これは、一つの提案として、今回紹介させて頂きました。

顔の部分をフォームにしたりすればさらにリアルです。

レッグも、ダビング材から作れることがお解りになりましたか?

 

このコーンボディリキッドは、最新の材料で、これから皆様の多くの夢を実現させる 魔法の薬です。

 

魔法の薬に出来るか、だだのゴム樹脂として終わるかは皆様次第です。

 

 

 

これは、レッグにストレッチフロス(ゴム系)を使用し

ウイングのバブルラバーシート  ライトダン を2枚にしたパターンです。

 

 

コーンボディリキッドでウイングを止めます。

 

テール側のみ少し塗らないでおきますと、ウイングが分かれ、

かなりリアルになります。

レッグのストレッチフロスは、スレッドで止め、付け根の部分のみ 瞬間ヘッドセメントで堅め足の方向を決めます。

これで、完成です。

 

レッグは、ストレッチフロスの方が簡単で格好いいですね。

 

こんな事も出来るのです。

これで、セミ、カメムシなどいろいろと製作してみてください。

 

ついでに一言ですが、

 

 

前もってボディを製作しておくならば、ここまで作っておいたものに、シリコンコートを薄く塗っておきますと、

撥水効果が高くなり抜群の浮力を持つようになります。

 

マジックで模様を着ける場合は、模様を着け、その後シリコンでコーティングしますと高撥水となります。

但し、エクステンドのようにフックエンドから長く後へ出るパターンの場合は、ボディが硬くなりますとフッキング率が悪くなりますので、そのことも考えながら試してみてください。

 

 

貴方のタイイングは、このコーンボディリキッドで大きく変わります!