kencube

2012年 2月20日更新 
最下段に、70mラインが出るキャスティングのレッスンビデオをアップ!

企画・開発から2年半 最先端の科学と技術を駆使し、

2011年 10月25日

最新・最強のロッドが完成した!

 

以下は、開発の記録です! 

最下段に SD-Xの仕様が詳しくアップしてあります、

最下段までご覧ください!


目指せ! 世界最強! ロッド
こうしてSD-Xは作られました!


気軽に、より遠くへキャストがしたい!

そんな思いからこのロッドの開発は始まった。

ただ飛ばせばよいのであれば、重さを気にせず、長さも気にせず制作すれば可能なことなのですが

私たちが求めている物は、釣りで使用するロッドなのです。

競技で、たった7分間振れればよいというようなものではなく、

1日、いや1週間振り続けて釣りが出来るロッドを求めているのです。

より軽く、誰でも振ることが出来て、簡単に気持ちよく飛ぶ!

そんな

夢のようなロッドが出来ないものかと、この開発はスタートしました。

2009年春

日本人の平均な体型で、振り抜けやすい長さ、そしてバットが長さでへこたれない長さはどれがベストなのか?

ロッドは長ければ長いほど飛距離は出せるでしょうが、振り抜くには長いほど重くなります。

18ftのロッドも長くにわたって振ってきた経験から、それは長すぎであろう。

そんな思いから制作したのが K・Bulletの SD#12-13 17.5ft

SD 17.5ftは、ロングキャストも出来るがスペイも可能なアクションとなっている。

同じ重さで振り抜けを良くしたロッドが SD#12-13 16ft

さらに軽くし、ロングキャストも出来るがスペイも可能なアクションが、SD#11-12 16ft

シリーズは揃っている。

そこで、

SD#12-13 16ft をさらにアップさせ

SD#12-13 17.5ftよりも、シャープなアクションを求めると

その中間の長さがベストとなり、

新しい最新のロッドは17ftとなったのです。

軽く、反発スピードが速く、簡単に振れるロッド

女性でも気持ちよく振れる軽さ

振りやすく、気軽にロングキャストが可能なロッドを求め、開発は始まりました。

 

目指せ!

世界最強!最軽量ロッド!

 

SpecialRod  K・Bullet SD-X 

17ft 4ピース #13


上記にもありますが

K・Bullet SDシリーズで #12-13といえば

1604#12-13 16ft  と  1764#12-13 17.5ft  この2本がありますが、

1604#12-13は、ファーストアクション 

1764#12-13は、ミディアム ファーストアクションとなっていまして、

1764の方がバットから曲がりやすくなっており、スペイキャストも可能なアクションとなっております。

そこで、今回開発しているロッドは、

16ftの感覚で、振り切りスピードを早くし、バットパワーを少々上げた17ftの開発でした。

フライロッドでは使用が珍しい 超高弾性の50トンカーボンを使用し、より軽く、より早いスピードのロッドを制作しております。

2009年秋より、制作に取りかかり、専用のマントレルをいくつか制作し、いくつかの形を作りまして、その中の最も良いフィーリングの物が

ロッドとして組み上がってきました。2009年12月 年末ギリギリのことです。

 

最新の科学が産む、新時代のロッドとはどんなものなのか?

どんなアクションなのか?

どんな軽さなのか?

振り試しに出かけました。

そのときの映像です。 お見せ致しましょう!(これは、開発途中で、完成品ではありません)

 

 

かなり良いものが出来ていますが、少し気に入らなく、さらに軽く出来ないかと、再度製作し もっとハイクラスのものを求めて、次の制作に取りかかりました。

 

 

ラインもかねてロングキャスト用を開発

2回目のサンプルラインをもって、SDーXのサンプルでキャストしてきました。

 


2010年5月

 

昨年の12月から、マイナーチェンジのように少しずつ改良されたロッドの試作は届いていましたが、根本から変えることとなり、

大きく生まれ変わった試作ロッドが 2010年5月 届きました!

 

いままでのロッドでも、普通から言えばかなり良い物でしょうが、今回は、さらに 凄いロッドができあがってきました!

これで、5回目(6本目)の試作となります!

 

大きく変わってきたロッドは、

恐ろしく軽いロッドです!

こんなに軽くて良いのか?

 

ここまで軽量化が出来るとは驚きでした!

軽さと強さを出すために、高弾性ハイカーボンの東レの50トンカーボンをコンポジットさせ

強さと軽量化を求めたのです。

 

ここまで軽くなり、張りが出るとは、50トンカーボンは凄いです!

 

そこで、このロッドに新しいラインをのせ

 

キャスティングに行ってきました!

 

 

 

驚くほど飛びます!

フローティングラインでしかもフライが着地した距離で、60m近くはかなり凄い距離です。

しかも 微風でこの距離は凄い飛距離です。

 

しかし・・・・・

 

このロッドは、世界最軽量に間違いありません!

飛ぶし、軽いし、振りやすいし・・・

凄い! 感激しました!

 

 

でも!

 

この後凄い事を行いました!

 

それは、

 

このロッド、あまりにも軽く、衝撃への耐久性が不安だったのです。

 

私が求めるロッドは、競技用ではありません。

釣りでは、持ち運びにぶつけたり、重ねたり、大きな魚が走っていったり・・・

強度が必要なのです。

 

 

そこで、

ムチャクチャに重い 63gもあるラインを乗せ何度も何度も思いっきり振ったのですが

そのラインの重みで目一杯曲がるのですが、ラインを驚くほど飛ばしてしまうのです。

 

 

話は変わりますが、

この曲がりを見てください。

 

ロッドには同様の重りが着いています。

全く同じ曲がりですが、太さ、重さは全く違うのです!

振ってみると、全く違うロッドです!

結局、このような 重りをかけての曲がり調査では、ロッドの全ては解らない事なのです。

 

良く、このようなロッドの曲がりを示した、写真などがあり

このロッドはこの曲がりですから、こんなアクションです!とありますが、

どうでしょうか?

 

この2本のロッドが、同じアクションならば、それでよいと思いますが、

これ、全く違うアクションです!

軽さも、スピードも全く違い、飛距離も違ってきます!

 

今回来ているサンプルは、最も軽く、今まででは一番飛んでいました!

軽さと、反発スピードで大きく飛距離は変わってくるもので、曲がりだけではよくわかりません。

 

 

この軽さは、過去に触ったことが無く

北海道の根室から遊びに来ていた友人も驚いており

かなりむちゃくちゃに振ってテストしたのですが、折れることはありませんでした。

しかし、軽すぎて気持ち悪いくらいなのです。

 

そこで、このロッド、振っても全く折れないので

足をかけ、無理矢理曲げて、何処まで力を入れたら折れるのか?

折ってみました!

 

 

キャスティングでは折れなかったものの、足をかけ、無理矢理曲げたら、この部分で折れたのです!

(このロッド、上記写真に乗っている山本が足をかけ折ったのです。ロッドを無理矢理折るのは勇気が要りますので、やってもらいました)

 

強度的に少しでも不安になったら、

ロッドがどこで折れのかを知らなくてはならないのです。

折った事もなく、強度は解りません。

折ってこそ、限界が解るのです!

 

バット部分が折れるなら、ここなのです。

 

釣りで使用するにはある程度の強度が必要なのです。

 

即座に、補強ですね!

 

高番手のロッドは、考えられない負荷が掛かる事も予想され、

安心感は100%ではなく120%を希望したいのです。

 

 

今までこんなに軽くて良く飛んだロッドは初めてでした。

この折れたロッドは、世界一軽いロッドで、もったいないという思いもありました。

自分のコレクションとしてしまっておく事も思いました。

しかし

世の中に1本しか無かったロッドは、消えたのです。

 

 

あれから2ヶ月

7月6日の夜

7本目のテストロッドが届きました!

 

強度アップをした 最新バージョンです!

しかも2ティップ

(強度の違うティップが着いていて、ベストなループを作り出せるティップを選びます)

今回のロッドは、340g台 これも考えられない軽さです!

17ftという長さがありながらも、

SD#1604 16ftよりも  遙かに軽いロッドなのです! 凄いことです!

普通では、難しくて扱えない東レの50トン台のカーボンを使用していますから!

 

 

少し振った感じとしては、強度もありそうで、かなりよさそう!

 

これは凄いとおもいます!

 

ロッド全体に強化され、縦方向のみならず、横方向の強化もされているのです。

徹底的にこだわる!

この精神が、とんでもないものを生み出した予感がします。

 

7月24日まで Rio社 とコートランド社へ行ってきますので

帰国したら、振ってみます!

 

 

KenCubeは 徹底的に追求していきます!

 


テストに行ってきました!

 

改良され強度を上げてきたロッドは、かなり良く、扱いやすいロッドでした。

しかし、

振り切りのスピードが遅いような気がするのです。

 

東レの50トンカーボンをかなり多く使用して、バットを強化し、軽量化に成功したのですが、

その50トンの強さというか早さが、ティップに生かされていないような気がするのです。

ラインを通して、テストをしますと、上手くキャスティングが出来た時は、恐ろしく飛ぶのですが、

上手く行かなく、ミスキャストをする事があるのです。

 

目指すは、誰もが簡単にロングキャストが出来る事

難しいロッドではダメなのです。

 

このロッドをユウタロウに振らせたのですが、やはり難しいようで、

時々出していたラインが全て飛んでいったり

全く飛ばずにループが乱れ、ラインは落下するのです。

不安定!

という事で、何処をどうしたら、切れるロッドになるのか?

悩んでおります。

どうしたら気持ちよく簡単に飛ぶロッドが出来るのか?

どんなことがそこに求められてくるのか?

理論から練り直し、再度試作することにしました。

 


2010年10月

またまた次の試作が出来てきました。8本目の試作です。

今度は強すぎ、飛びますが、なかなか負荷がバットに乗ってこないのです。

ティップスピードを上げるために、カーボントン数、パワーをアップさせたのですが、

結果として、ロッドが#14もしくは#15になってしまった感じなのです。

#13ラインが的確に操れるロッドが必要です。

 

ロッドは、硬ければ良いというものではありません。

曲がりが必要なのです。

曲がるけれども、早く復元するロッド。

しかも、ブレずに真っ直ぐ振れるロッドがよいのです。

 

 

1年半以上、作り続けていますが、求めているレベルに達してはいません。

目指す物が高すぎなのか?

こんな事の繰り返しで、大丈夫なのか?

本当に目指すロッドは出来るのか?

不安になってきました。

莫大な費用と時間が消えていきます。

 

 

ロッドアクションの微調整は、全てコンピューターで計算され、

全て新しいマントレルを製作し、新しいデザインパターンを起こして製作しております。

 

最新の科学と技術は、私の考える物を製作出来るのか?

 

 

徹底的にやる!

やってみたい!

K・Bullet は妥協しません!

 


 

2010年 12月

 

2010年 12月

9本目と10本目の試作が出来上がってきました。

重さは、驚きの345g

K・Bullet 16ft #11-12より軽いロッドです。

この軽さは、今まででは、考えられない物です。

 

AタイプとBタイプを製作しまして、

微妙に違うアクションです。

 

求める物が高いのか、かなり繊細です。

このカーブで、ループの形状が変わり、飛距離が変わってきます。

シンキングラインをキャストしてのテストは、アバウトにしか解りませんが、

フローティングラインでの飛距離テストは

完璧なループコントロールが出来るロッドでないと、ロングキャストは出来ません。

目指すは60mの壁!

 

 

2本のロッドのうち、1本は、強すぎ。

もう1本も、少し強すぎで、負荷がかけにくいのです。

良い風が吹き、大会のように投擲台の上からなら、とんでもない記録が出そうです。

 

しかし、私が目指す物は、

“超実践的”

エキスパートのロッドではありません。

誰もがキャストしやすく、キャスティングに気を遣わず、

魚に神経を集中してキャスティングが出来るロッド。

突然のライズに、素早くフライをキャスト出来るロッドが欲しいのです。

 

 

 

ロッドを次々と作り、次々に変化させて来ましたが、

基本のウエイトから少々ズレてしまってきている様な気がします。

そこで

基本である#13のウエイトをもう一度見直し、ここで新たに仕切直しをしようと思います。

 

今までやってきて得た 恐ろしく軽くできた事 この形をベースに、

振りやすい SD1604#12-13 のアクション、パワーをもう一度見直し、考えに入れ、

もう一度作り直してみる事にしました。

 

いつまで続くのか?

 

デザイナーから、

「普通のメーカーなら、この辺りで一度出しておいて、それから次を考えますよ!」

と言われ、

「いい加減にして欲しい」とも言われていますが、

K・Bullet 妥協はしません。

 

今現在でも、

17ftで、しかもパワーは数段アップしていて

驚きの350g台の 重さです。

K・Bullet 16ft #12-13より軽いロッドが出来たのですから、

もう少し、もう少し! です。(と思います)


2011年 1月27日

大問題が起きました!

それは、昨日1/27日 ロッドの開発スタッフが我が配送センターへ来られ

「ディスタンスロッドと、SD1704の開発には、デザイナーを含め、
開発に限界を感じている」とのお話しだったのです。

驚きました。

 

ロッドを軽くし、反発力を強くし、さらには強度を上げ、そして曲がりを徹底的に追求するという

究極のわがままを言い続け 妥協をしなかったロッドです。

 

「今の時代の科学と最新の技術ならば何とかなるはず!」

そう信じていました。

 

KenCubeの徹底的な追求  

 

ここまでやるかと言わんばかりに徹底的に追求してきたことにより、
この時点でも驚くほど軽く良い物が出来ていました。

ここで、妥協なのか・・・・

しかし、このままでは気持ちが収まらなく。

「もう1歩のところまで来ていると思うのです!」

壮掛け合い続けました。

 

この時点での #13 17ft は、軽さは過去最軽量、飛距離も申し分ない状態でした。

しかし、

飛ぶループを作ることが少し難しいのです。

キャスティングになれた私はさほど感じなかったのですが、

初めて間もないユウタロウやあまりキャスティングが上手ではない友人にキャストしてもらうと

たいした飛距離が出ないのです。

 

キャスティング時のバットの曲げ方に問題があるようでした。

 

エキスパート用ではダメなのです。競技用ではダメなのです。

使用するのは、初心者も含めた方々です。

 

 

「もう少しタイトループが簡単に作る事が出来て、

シュート時のラインスピードを少し上げたいのです!」

 

どの部分を改良すれば良いか私には解っていましたので

細かい説明をしながら、もう少し!もう少し!と粘り、

夕方暗くなるまで、開発会議は続きました。

 

そして、

何とか説得して、もう一度開発に挑戦して頂く事になりました!

これで一安心です!

 

全てを図面から書き直し、芯金を特注で製作し、またまた追求します!

この話し合いで、かなり奥深く詰める事が出来たと思っております。

 

もう1歩です。

 

何とか良い物を作りたい!

世界一の最高のロッドを作るために格闘中です!

必ず 新しい SD1704も他にない凄い物が出来るはずです!

皆様、しばらくお待ちください!


2011年3月

とうとう凄い物が出来上がりました!

今までに何度も作り上げてきた最軽量ロッドのデザインに変更を加え

バットをさらに強化し、ティップを軽くして、
振り抜きスピードをさらに上げたアクション設定を行ったのです。

 

驚くほど扱いやすいロッドが出来てきたのです。

しかも

SD#12-13 16ftよりも 軽くて、17ftもあるロッドです。

16ftと17ftが同じ重さでも、これはかなり凄い事ですが、

軽くするとは、とんでもない事です!

 

ここまでこだわって、徹底追求されたロッドの話を聞いた事はあるでしょうか?

私はありません。

製作工場側も、東レのカーボンを採用し、弾性を50トンまでコンポジットさせ、

強く軽くを追求した結果、強度が問題になり、破損させ、
補強しさらに強く軽くを求めて作り直しの繰り返しを行ってきました。

 

今回のロッドは、今までとはアクションもパワーも違い

小さな力で気持ちよく飛ぶロッドに変わってきたのです。

フローティングラインでキャスティングを行ってみましたが、

50m台後半の飛距離が連発し、

キャスティングの行いやすさは、今までにない能力の高さを感じました!

 

そして、

 

2011年4月、このロッドを、島牧へ持って行き、

早朝から日没まで1日12時間以上の釣りを続けたのですが、

ほとんどこの17ftロッドを振り続けたのですが、長期で振り続けられたのです!

17ftロッドを6日間振り続けられるとは、軽さの証明です。

 

驚きの飛距離ご覧ください!

 

最強のロッドの完成です!

 

2009年より開発を始め、

幾度と無く芯金から全てを作り替え、徹底的にやってきたからこそ今回の成功があったのです。

やってきて良かった!

 

2011年 このロッドは SD-X #13 17ft として発売が決まりました。

リールシートのぐらつきを発見し、新しいリールシートを採用したために、発売は予定より30日近く遅れてしまいました。

申しわけありません。

 

企画 開発を始めて2年半、幾度もなく試作を繰り返し

ここまでこだわったロッドは、今まできいたことがないほどやったつもりです。

 

ロッドを開発するとは、とても難しいことで、

ある程度で妥協すれば簡単にできてしまうのですが、

高番手のフライロッドは、簡単ではありません!


2011年 10月25日 発売開始!

 

2012年 2月20日 追加発売分が入荷!  好評発売中!


 

K・Bullet

SD-X #13 17ft

 4piece

スピゴットフェルール採用 358g
スピゴットフェルールでこの軽さは別格!

 

最新の科学と技術が駆使され、

杉坂研治の思いが具現化した究極のロッドが完成した!


専用 ロッドケース

ゴールドの刺繍 ネーミング入り

SD-Xは、Blackカラーのロッドケースに、名前が、Goldの刺繍がされております。

解りやすくなりました!

 

 

専用 クロスバッグ

専用クロスバッグにも 名前が付きました。

 

 

ハイグレード コルク採用

軽量ダブルスクリュー リールシート採用

 

名前の部分は、厚く美しいコーティングがされております。

 

それは、

釣りをする場合、リールとのバランスで この部分を持ちリトリーブをしますと、バランスが良く楽に持て

長さを感じさせなく、扱いやすくなるのです。

持ちやすいように、耐久性があるようにと考え、

この名前が入っている部分を、厚めにコーティングさせていただきました。

 

キャスティング時は、グリップの一番上を持ち、キャストしますと飛距離が伸びます。

 

こだわりのRod!

SD-X #13 17ft
定価、12,8000円(税抜) 税込み価格134,400

15%引き 

114,240円

にて Ken Cube Net Shop では、期間限定 販売させていただきます!

Ken Cube Net Shop

 


ダブルハンド キャスティングレッスン

70mもラインが出る、スペシャル・ロングキャストの秘訣をお教えいたします。