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Bottom-Float-System

 

水温が低下し、鱒の活性が悪くなる時期、どのような釣りがベストなのか?

どう探っていいたら、難しいときでも釣れるのか? 

 

水温は、3.2度

水生昆虫のハッチはなく、もちろん陸生昆虫も姿を見ない

岸寄りにいる小魚やエビの姿も全くなくなる時期

 

鱒はどこにいるのか?

 

鱒の行動のカギは捕食

エサがある場所が基本なのです。

 

水面近くにエサがなければ、鱒はむやみに水面近くに浮いてこない。

 

ルアーで釣りをしている方々の良く釣る人たちを調べると

皆さん底を釣っている。しかも超スロー巻き。

フライの方々も、釣っているのはほとんどかマーカーフィッシング

しかも、フライを底に付けて釣っている方達は爆釣!なのです。

でも

底にいるから、シンキングラインを使用し底をマラブー等で引っ張っているかたの話を聞くと

浅場では時々釣れるが、深場では、ほとんど釣れなく、アタリすら無いというのです。

 

動くスピードが早いと付いて来られないのでしょう。

鱒達は池の底近くに定位し しかも、活性が低く、勢いよく追い食いをしてこない渋い状況なのです。

 

池の底を調べますと

水深2.5mの状態

水深3.5mの状態 

泥が被ってきております

 

水深の浅い場所では、たまにはマラブーの引っ張りでアタリは出ますが

3.5m以下ではアタリすら無いというのも

底の泥の状態で、スローリトリーブをすると、フライが底を這ってきてしまうため

泥などがあれば、潜ってしまいフライが見えなくなるのでは?と考えられます。

 

結論としては、底近くにフライを持って行き、スローで誘うこと

そうなるとマーカーでの釣りがベストです。

しかし

水深3m前後までは、マーカーでも探ることが出来るのですが、

それ以上深い場所では、マーカーで狙っている方達でもあまり釣れていないのです。

 

マーカーを遊動式にして、深く探っていっても、せいぜい4m前後

傾斜のある場所や、ポイントを移動すると全てSystemを作り替えなければならない

 

何か良い方法はないのか?

 

水深1mでも 2mでも 5mでも 7mでも フライは、底から10cmに定位出来るSystem・・・

 

マーカーは、基本が水面

水面から何メートル沈めるか?と考えるものです。

底の状況は、水面から計ると、それぞれまちまちとなります。

私たちが狙いたいのは、どんな状況においても底から10cmなのです。

ならば、水面を基本にするのは無理があるわけで、基本を底にして、10cm浮かせれば全てが解決するのでは?

そう考え、ラインを底に付け、リーダーにショットを付け、フライに浮力のあるものを使用し、底から10cm前後浮かせて誘うテストをしてきました。

 

その結果

その結果、連発!

 

ロッドは、

GoldSpey#3-4 11ft  新しい#3-4シンキングライン インターミディエイト6m

SP#4 9ft パワーヘッドS#4-5  インターミディエイトタイプ2ティップ5m、  タイプ2 5m 

このラインは凄い!

 

バックスペースは不要、椅子に座ったまま一振りでキャストが出来て、20m先迄飛んでいく!

ラインは短いからから足下まで探れ、釣りが楽しくなるラインです。

 

Float系のフライを使用すると、通常のフライより数倍もしくは十数倍釣れます!

しかも

水深 1mから 5.5mまでどこでも探ることが出来ました。

 

ここで感じたのは、ラインによりアタリの出方が違うことでした。

そこで、

ラインの違いによるアタリの出方

フライによるアタリの出方

フッキングの良さなどを調べました。

連日テストに行きました!

KenCubeのスーパーフロートスプレーをマラブーに塗りますと、ドライマラブーになり、空気の膜に包まれている不思議なストリーマが出来ます。

それをリトリーブしてみたり、フロート付きのシュリンプ・パターンなどフライによりフッキングも変わる事が解りました!

 

 

大型の魚は、釣り方により有効は方法があるようです。

 

いろいろテストしましたが、このようなタコ系のフライにフォームを入れたパターンは最悪でフライを鱒が飲んでしまうことが多く使用したくないパターン

シェニールを使用したパターンは、食いはよいのですが、テール部分が鱒に食べられ

マテリアルがなくなりコアの糸が出てきてしまうので、耐久性に欠け

シェニールの代わりに、目印ヤーンを使用した方が動きも良く、良く釣れた!

 

今のところベストなパターンは、コレ!

スードマラブーで巻いたフライの方が、飲まれなく、数も釣れるようでした。

タイイング方法

 

使用するフライラインは、7m以下

5〜6mがベストです。

Lineのシンクレイトは、

水深が、2m以下ならば、インターミディエイト

3〜4mの水深ならば、インターミディエイト タイプ2ティップ

4m以上は、タイプ2

 

Lineのシンクレイトは、なるべく軽い物を使用し、沈下に時間が掛かりますが、軽い方が感度が良く

細かいアタリを逃さずフッキングできるようになります。

 

Lineはいろいろ使用しましたが、9mもありますと感度が悪く フライを飲まれる事故が発生し、微妙なアタリを感じることが出来なくなります。

さらに

タイプ4、タイプ6などの重いラインも同様、魚の細やかなアタリが感じられないために、

当たりが出たときには、フライを飲まれている状態になることが多いので使用しない方がよい!のでは?と思います。

飲まれるくらいまで、アタリを感じないSystemは、その数倍はアタリがあり見逃してしまったと思っても良いでしょう。

 

インターミディエイトのラインを使用していますと、より細かいアタリも感じ、フッキングにミスっても何度もフライを食べに来ることが多いので

出来る限り軽い物を使用した方が良い結果が出ました。

 

リトリーブは、Lineが底に付いたら、20cmを3回強く早くリトリーブをしてフライを大きく動かし

その後、ゆっくりと60〜70cmの長いリトリーブをして、アタリを聞いてください。

誘いの後にアタリが出ますので、面白いです。

これから、もう少しいろいろなことをテストしてみます。

ここ最近使用しているお勧めロッド&ライン

ロッド K・Bullet SP #4

 

ライン パワーヘッドS #4-5  

インターミディエイト(水深1m前後)

インターミディエイト タイプティップ(水深1m〜4m)

タイプ2(水深2m〜6m)

 

ランニングライン  モノフラット25LB

ランニングラインのモノフラットは、寒い時期は、リールから引き出したらコイルをしていることがありますので、

その場合はラインを引き出し、引っ張って真っ直ぐに伸ばしてから使用してください。コイルのままで使用します絡みやすくなります。

 

まだまだテストは続く

その2