Field Note

蒲田川

 

2005/ 3月1日〜3月4日まで、フライロッダーズの取材(1日、2日)とkencube主催の蒲田フィッシングツアーをかねて、蒲田川へ行って来ました。

岩井さんとワチェットの鈴木さん、そして私(杉坂研治)3名が、解禁日、どの場所から入り、1日に何匹釣るのか!

そんな取材でした!

これって、釣り勝負?

 

解禁当日、私は、神坂堰堤上流へ入川しました。

しかし、早朝より驚くほど多くの釣り人がいたので、その方たちが釣り上がってから入ろうと思い、

午前10時過ぎまで待ち、それから川へ行ったのです!

しかし、思惑は大きく外れ!

人、人、人・・・・・

驚くほどの人がいました!

どうしよう?と他の場所を探しに移動しようとも思いましたが、この時間からでは難しい選択です。

今回は、ロッダーズの取材ということもあり、どんな事があっても、釣りをしなければならないのです。

私の目の前を釣り上がっていく人は、見える限りで20〜30人いたのです! 5m〜10m間隔で、川を挟んで左右に一人ずつが、釣り上がっていくのです!

普通の川ではあり得ない状況です。

しかし、蒲田川は少し濁っていて、魚の警戒は薄く、釣り人が通っても、10分もすればライズを始める川なのです。

他へ行っても、解禁日は人だらけ!この日は、その、多くの人が釣っていった後から釣りをするしかなかったのです。

渓流を釣り人が5m〜10m間隔で釣り上がり、各プールには4〜6人くらいが、囲んでおり異様な状態です。

これ翌日に川回りをしていた漁協監視員の三木さんに聞いたのですが、私の釣っていた所、すなわち、神坂堰堤から中部大学上流までの間約2kmに180人釣り人がいたそうです。

その釣り人だらけの中、驚いたのはスルーウイングフライの効果とTP77の驚異的な威力です。

先行者がこれほどいても、フライに10回出てきまして・・・・、というか特別に水面へ誘い出すドライフライの流し方がありまして、10回のうち9匹をネットに納めてきました。

翌日は、13回フライに出てきて、11匹キャッチ!

ワチェットの鈴木さんは、禁漁区の上流へ行き、人があまりいなく良い釣りをした様です。

岩井さんは、神坂堰堤より下流へ行かれ、釣れなかったようでした。

詳しくは、2005年 5月発売のフライロッダーズをご覧ください。

 

取材後の解禁3日目は、試しに神坂堰堤の下流へ入ったのですが、状況は最悪でしたが、7回フライに出てきて5匹キャッチ!

4日目は、1時間くらいしか釣りをしかったのですが、2回フライに出てきて2匹キャッチ。

こんな状況だったのです。

通常ならば、10回フライに出てきても、キャッチできるのは6〜7割は良い方で、体調にもよると思いますが下手をすると3割から5割くらいしかネットへ収まらないことがあるのです。

今回使用したのは、#16と#14の2サイズですが、驚異的なフッキング率で90%以上を十分目指せると思います。

 

31cmと30.5cm

捕食されていたのは、シロハラコカゲロウとフタバコカゲロウ

ヒットしたのはフタバコカゲロウのパターン。

スルーウイング、03ダン カラーを使用。

 

このフックメチャクチャに軽いので、浮力が維持し、フライの視認性も上がり、
フロータントを塗る回数も少なく手返しがとても早くなるのです。

 

蒲田川の解禁当初は、雪が降ることも多く、一度、濡れてしまったマテリアルは凍ってしまって乾きにくくなるのです。

特にCDDを使用したパターンなどは、1匹に付き1フライという状態になってしまうことも珍しくなく、雪の中そしてマイナス気温の中でのフライ交換は、指先が冷えてしびれ、とても苦痛なのです。

しかし、このスルーウイングとTP77の融合は、最強とも言える状態で、1本のフライで4〜5匹は連続で使用でき、浮力も維持してしまうのです。

この高浮力が得られるために、フライのインジケーターは濡れに強いエアロウイングファインを使用しているのです。

 

このフック、恐ろしいフックですね!

 

この驚異的なフッキング率!、次の川でも試してみます。