鱒の飼育日記 

孵化育成装置 その1

 

 

養殖槽の浮遊した細かい糞が、いつまでも浮遊しているため、仕切を大まかな目のものに交換して、細かい浮遊した糞を沈殿槽(仕切の向こう側)へ自然と流れていく方法を考えてみた。

この写真にある奥の仕切ですが、手前の木枠にグレーのネットが、細かいネットでこれはホームセンターで購入した網戸のネットを使用したもの。

その奥にあるグリーンのものが、防風用のネットで制作した網目が3mmのもの。

今までは鱒が小さかったために、細かい目の仕切をしていましたが、鱒が大きくなってきたために、前後ろを交換し、網目の大きいネットを手前にして、糞などを網の向こうへ行かせ沈殿させる。
沈殿した糞などは3日ごとに掃除機(掃除機の吸い込み口とホースを接続したもの)で吸い取り排水している。

こうすることにより、濾過装置に糞が多く流れ込まずにすむので、濾過器が必要以上に汚れずにすむ。

 

仕切ネットを交換すると同時にアマゴの飼育水槽も新しくしなければならない状況になった。

 

アマゴの稚魚ですがここ最近、過去にないくらい多くの稚魚が死んでいく。
これもしかすると、イソジンの消毒が完全にできていなかったためなのか?解らないが、毎日多く死にすぎるのです。

伝染病? ではないことを祈ります!
もしかすると、水槽が狭いかも?・・・・

そこで、いずれは大きい場所へ移さなくてはならないので、ここで一気に環境を変えることにした。

これは今までアマゴを孵化してきた67×38×25cm発泡スチロール製の水槽。保温効果があったので外に置いていた。

 

アマゴの稚魚は、半数が浮上してしてきた。餌を試しに与えてみると、食べる稚魚もいるが大半はまだ何も口にしない。

 

 

水槽の底に貯まった死骸。
排水ネットに掛かった死骸。

 

 

この死骸は、2日間のもの。

この2〜3日は、毎日200〜300位は死んでいる。

1万粒購入した卵だが、約3分の1位は死んでしまったと思う。

この先どうなることか?

 

アマゴ飼育用の水槽を制作する

ホームセンターのジャンボ・エンチョー(ここが種類も多く安い!)で、水槽を購入。180リットルのこの舟が何と¥2,980

けっこう大きいです。

この水槽にドリルで穴をあける。
穴にノコギリを入れ、横長の排水口を制作する。
排水口ができたら、そこへカットしたネットをボンドで接着して水槽は完成。

水槽を乗せる台を製作する。

これを鱒の養殖槽の中に入れるので脚の部分の下の方には、強度を出すための横棒などを取り付けず、足の付け根に集中して強度の補助木を使い足先をシンプルにした。

このようにすることで、養殖槽の鱒の餌などが脚の底の部分に貯まらないようにと考えた。

養殖槽内に設置。

今までアマゴの水槽に使用していた水(循環水)をホースで延長し新アマゴ水槽へ引き込む。

わかりにくいが、写真をよく見ると、
この横の部分に排水口があり排水しているところが見える。

 

仕切ネットを入れ替え、手前にはアマゴの新水槽が出来上がりました。(やれやれ)

新しいシステムの完成! さてどうなるでしょうか?