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飛ぶロッドとは?

キャスティングの理論を考え、その理論に基づき設計されたロッドは、

簡単に、誰でもが美しいループを作る事が出来るのです。

美しいループが作り出せれば、ロスはなくなり必然と飛距離は伸びていきます!

 

そのロッドは、どんなものなのか! 説明致しましょう!

 

このキャスティングは、 K・Bullet ディスタンス・ロッド で行ったものです。

直線的なループは、フライの落下を軽減し、パワーロスが少ないために、小さな力で簡単に飛んでいきます。

写真3のような形状のループを目指してキャスティング練習を行って欲しいのです。

この形状のループは、オーバーターンを起こしにくく、フライの落下を防ぐのです。

写真4でこのループは伸びていき、

写真5で伸びきったラインをバックキャスト!

このときに全くのスラックはなく、フライは、ロッドティップに向かって直線に飛んでいくのです。

 

このようなキャスティングを行うには、チョットしたコツを掴んでしまえば、簡単に出来てしまいます。

大切なのは、キャスティングの基本です!

そして、その理論です!

 

今まで、キャスティングスクールに参加され、先生に「肘を直角に・・・・・」とか「この角度で腕を回してください・・・・」とか、そんな事ばかりを教えてもらい、それで1日を終了されていた方は、いませんか?

実をいうと、大半の方々がそうなのです。

形で教えて頂くのは良いかも知れませんが、それ以上に、なぜその形なのかを教えて頂かないと、家に帰って応用が全く出来なくなってしまうのです。

その場限りのスクールでは、もったいないのです。

なぜこうなのか?その部分を追求し、習得する事が必要なのです。

しかし、そこが解っていない先生方も多く、力で飛ばしている方、ただ古くから釣りをしている方、慣性で飛ばしている方などもいて、教えている方がこの理論を全く解っていない場合もあるのです。

 

そこで、皆様に必要な事は、

目指すべきループの形状をしっかりと目に焼き付け、目標とすることです。

そして、それを行うための理論を頭にたたき込まなければならないのです。

すると、自分なりにロッドを動かして、自分なりのループが意識的に作られるようになり、最終的にはその目指す形状にループを描く事が可能になるのです。

 

エキスパートは、ループを自由に描く事が出来ます。

ワイドループ、タイトループ、尖ったループ、丸いループ・・・・・それぞれに特徴があり、それぞれ必要なときがあるのです。

それらのループがいつでも自由に作る事が可能になることが理想なのです。

 

そこで一番必要な基本的なループが、直線的なベリーで先端が丸くタイトなループなのです。これはキャスティングのページで説明致しました。(基本レッスン1)

直線的なループは、全く無駄がなく直にロッドへ荷重がかかってきますので、パワーをフルに生かす事が出来、驚くほどの飛距離を生んでいくのです。

今回の写真1の様な状態でシュートを行えば、ストレートに進行方向へフライは飛んでいくのです。

 

そこで、11月24日土曜日、久々に午前中は無風の状態でしたので、ご近所の子供さんと家の子に手伝って頂きまして、#6のディスタンス・ロッド(旧モデル) でどれくらい飛ぶのか、計測してきました。

 

 

微妙に上り坂の場所ですが、直線で100m近くあり、車も滅多に通らないので、ここで計測を開始しました。

 

 

 

風はほとんどなく、時々そよ風がある程度でした。

子供達が立っているのが、40m付近です。

 

バックキャストに問題ありのキャスティングは、最後の最後でラインが伸びきっていません。

子供が指さす地点が40mです。

この距離は、39m50cm前後。

これでも風がある時ならば、風によりラインは伸びきり、リーダ3m+ラインのスラックで、四十数メートル・・・・・

飛んでいたのでは?・・・・・・・・・・・・・思うだけです。そうは都合良くいきません。

 

そこで、さらに、キャスティングを丁寧に行い、数投してみました。

このキャスティングのテストは、30分しか時間がなく、キャストしていたのは10分程度です。

あまりにも車が通らないので、ご近所迷惑とも思いましたが、メジャーを道路中央へ!

子供達から、「まだまだ!40mにこねーよ!」「あと少し!」なんて声援をもらって頑張りました。

 

そこで、「ウオー!来た来た!」そう子供達が喜んだのはこのキャストです。

 

このときは、一瞬ですが、微風が吹いていまして、目標の40mを越え、

白いエッグヤーンは、41mをも越えていきました。

 

この会心の一キャストで、気持ちよく計測終了!

 

#6ロッド(旧モデルで この距離です!

 

K・Bullet ディスタンス #8 ならば、、40mキャストは、少し練習をされれば、必ず飛ばす事が出来るはずなのです!(追い風)

無風で、40m前後は飛んでいきます。

#5ならば、シューティングヘッドではなく、WFラインの 3M エキスパートディスタンス フローティング を使用して 36mを越えてきます。

高弾性カーボンをメインに使用した最新の科学の結晶とも言えるロッドですので、悪いループを作り出してしまうような腰砕け現象は起こしにくく、テーリングなどは起こりにくいのです。

高弾性カーボンの特徴を目一杯生かした理論から設計したロッドですので、釣りをする場合に置いて、キャスティングに気をつかわず、フライをいかに簡単に! いかに正確に! 思う場所へ運ぶかをメインに考えたのです。

 

K・Bullet Distanceシリーズは 昔から 多くのユーザー達に、「キャスティングを上達させるロッド」とか「人を育てるロッド」そういわれていますが、そこには理由があるのです!

キャスティングを行いやすいロッド。すなわちキャスティング能力の高いロッドは、ロッドを力一杯振らなくともラインは飛んでいってしまいます。

ロッドを振るのではなく、飛距離はロッドが持つ能力に任せ、ロッドを持つ手は、ラインのコントロールに専念すればよいのです。

キャスティング能力の弱いロッドは、ロッドを持つ手で、飛距離を求めて力いっぱい振りながら、さらには、その中でループの形をコントロールしていかなければなりません。

両方一度に、そのどちらも欠かしてはならないのです。

それはとても難しいのです。

 

ループの形は、ロッドティップの動きが表されます。

正しいロッドの動きは、思い通りのループ形状を描かせられます。

釣り人の意志が伝わりやすいロッド! ラインコントロールのしやすいロッド! が良いロッドではないのでしょうか!

 

美しいフォルスキャストを描くのに、能力の高いロッドならば、大きな力は必要ありません。

力が必要なのは、ロングキャストを行うときのシュートのみなのです。

 

このロッドを持つと、驚くほどキャスティングがしやすく、飛躍的に伸びる飛距離に皆さんが驚かされます。

 

そこで、このロッドが持つ能力を皆様にわかりやすいようにと、ビデオでキャスティング・シーンを撮影してきました。

 

このキャスティングは、ほとんどロッドを振らなくても飛ぶ! そのことを見て頂くために、極力ロッドは振らず、力を抜いてキャストしてみました。

映像1

このキャスティングフォームはメチャクチャです。極力力を抜き、どんなループが出来るか?のテスト映像です。これが正しいキャスティングフォームとは思わないでくださいね。

 

テーリングなどは全く起こらなく、ラインは直線に飛んでいくのです。

このロッドの反発力は、かなり高い物を持っています。高弾性ハイカーボンを使用しています。それもティップにまで使用しているのです。

よって、ロッドは驚くほど軽く、無駄な物は無いのです。

反動が起こりにくく、ゆっくり振っただけで、ロッドの持つ性能が高いのでループは勝手に飛んでいってしまうのです。

ゆっくりと動かすような感覚で、力一杯振らなくても飛ぶ!のです。

 

一つの手で全てを行うのは難しく、それを習得するには時間が掛かります!

 

ロッドを持つ手で、ループを飛ばすための力を入れ、なおかつ、ループの幅を決め、反動を押さえて などなど・・・・・・・・・

ロッドを持つ手で全ての事を行わなければならない!となると、正しくロッドが動かせる事が出来るのでしょうか?

ループの形に気を取られると、ラインが落下する・・・・・・・

落下するから、力を入れキャストすると、ループは広がり、テーリングなどのトラブルまでもが起こる・・・・・・最悪の事態に陥ります。

慣れていないうちに、一度に全て行う事は難しいのです。

 

しかし、

飛ばす事はロッドの性能に任せておき、ロッドを持つ手は、ループの幅とその形状を作り出すために、ティップの動きのみに集中出来れば、どうなるのでしょうか?

必要以上に振らないから、反動は起きにくく、もともと反動を軽減するように設計してありますから、さらに起きにくいので、ループは落下しなくなるのです。

ラインコントロールに専念が出来、その部分を集中して練習する事が出来るので、より早く、コントロールすることを簡単に習得できるのです。

ラインのコントロールが自由に出来るようになれば、後は、ホールでラインを加速していくだけなのです。

ラインが20m近くになってくると加重もバットへ自然に移動してきて、そこでロッドを少し動かし力を入れていくと、ラインはさらに伸びていき、シュートではなくそのままでラインを放しロッドを前方へ倒すのみで、フルラインは飛んでいってしまいます。

このロッドの考えられた所は、少ない力で気持ちよく飛んでいくアクションです。

結局、一度に全てを要求されても、行わなければならない事が多すぎて、どれもが満足に出来なくなっている。そのような事が現状ではないのでしょうか。

どんな事でも一緒です。仕事でもです。

一つ一つ覚える事が出来れば、早く確実に習得できるのです。

ですから、このディスタンスのユーザーさん達は、このロッドだと、「コントロール方法が早く習得できて、気持ちよく飛んでいくから」と “人を育てるロッド”とか、キャスティングが簡単に上達出来るロッドと言われているのです。

性能の高いロッドとは、そう言う物では無いのでしょうか!

 

このキャスティング・テクニックを覚えてしまうと、どんなロッドでも自由にタイトループが作れるようになります。

グラスロッド、汎用カーボンロッド、ボヨンボヨンのロッドでもです。

バンブーロッドでも同じように落下しないループが作れますし、またロッドが悪くならない、そうロッドにも優しいキャスティングが出来るようになります。

 

 

ロッドが持たなければならない本質とは何なのでしょうか!

キャスティングが行いやすい事、釣りが行いやすい事なのではないでしょうか!

 

ゆっくり極力 力を抜いて振っても 直線のラインが勝手に出来ていくように設計してありますし、(映像1)

それとは、逆にハイスピードで振って頂いても、ラインは一直線を描き、落下しないループが作り出せるのです。

この映像は、ワザとかなり早く振っています。キャスティングの練習の見本にはなりません! 
この振り方を見て、練習はしないでください。間違った方向へ行く可能性があります。

ワザと力を入れ早く振って見せましたが、ラインは全くテーリングなど起こしません。

ゆっくり振ったときはその力に合わせティップが自然に曲がり込みますし、早く振ったときは、その加重に合わせスムーズにバット側へ曲がりが移動し、適正な曲がりを作り出せるのです。

考えてないロッドは、この時点で1カ所に力が集中してしまい、そこが大きく曲がり、テーリングを起こしてしまうのです。

そんな事は承知の上で、さらに長いラインを早く振ってのテストを何度も繰り返し、このロッドは生まれてきました。試作の回数も半端ではありませんでした。

 

最新の理論と最新の技術が産んだロッド、それがディスタンスシリーズです。

 

#5で有りながら30m台後半 

#8ならば、40m台後半から 夢の50mにフライが届く時代になってきたのです。

50mと言えば、インランドキャスティング トーナメントの シングルハンドで出すAクラスキャスター(以前は50mを飛ばせた方は称号がもらえました)

実際の釣り場で、

これが、岩の上だったら・・・・・

追い風が吹いていたら・・・・・・・

今まで狙う事が出来なかった 遙か遠くのライズも狙う事が出来ます。

 

このロッドは、キャスティング競技をメインに考えた物ではなく、あくまでも釣りをメインに考えております。

#5は、ドライフライ、ウエットフライ、ストリーマなどで 本流、湖、管理釣り場などで使用してください。

#8は、シーバス、鮭、本流、湖、海、管理釣り場などでも使用してください。

 

 

貴殿も、このディスタンスロッドで、大空に格好良く 美しいループを描き、ロングキャスターの一員になりませんか!

 

 


2016年  11月 Distance #5 発売予定!