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シューティング・スペイ


ラインの置き方について、

 

シューティング・スペイを行う場合、ロースキャストを行い、一度ラインを水面に浮かべ、すぐさま折り返して、足下(右前)にたたみます。

そのときの方法ですが、

図1

 

1の方法から3の方法などいろいろなパターンがあります。

 

ベストなラインの水面への置き方ですが

ベストな物は、2もしくは3の置き方です。

 

ここで重要なことは、基本として、キャストする方向に フライ、リーダー、ラインの先端があるように心がけましょう!  図1の赤丸の部分です!

ただし、短いライン(13m以下)は別です。どんな状態に置いてもキャストできます。

 

上記図の中で、一番良い方法ですが、

3の方法が最良の方法です!

 

3、この置き方は、ラインを後方へ上げていき(スイープ)、後方にVループを形成するのですが、

ラインが直線的に引かれ、パワーのあるVループが作られやすく、そのまま直線に前方へキャストするために、飛距離が伸びてきます。パワーロスが少ない方法です。

しかし、スイープ時に力を入れすぎるとライン先端のアンカー部分がバックに飛んでいってしまいやすくなりますので初速を遅くしスムーズにパワーを入れていきます。

 

2、この置き方は、3の方法でラインが長すぎて置きにくい時などに少し横にずらしてラインを置く方法です。

1と2の中間の形状、1と3の中間の形状などを試し、その場に合ったキャストしやすい置き方にしてキャスティングをしましょう!

(アンカーとは、水面に置いたフライ。これが後方へ飛んでいってしまい、パワーロスをしてしまうことをアンカー切れとよんでいます)

 

1の置き方(逆L字型)は、左から右へラインを上げていき(スイープ)、後方にVループを形成するのですが、そのときに、ラインの引かれる方向が右後方になるため、ラインの先端とは直線的方向が違いアンカーが抜けにくくなるのです。

しかし、Vループが斜めになるために、直線的に力が働きにくくシュート時に多少のパワーロスが生まれてしまうのです。

練習をしていて、アンカーが切れてしまう方はアンカーが切れにくいこの方法で、タイミングを掴む事をお勧めします。

しかし、1の方法は、水切り音がとても大きく、実践的ではないので、釣りを行う場合は極力避けたい方法ですので、図2,3の方法を習得していきましょう!

 

 

 


 

上記以外の方法として!

・バックスペースが全くない場所でキャストする方法もあります。

 

図1

このように置き、赤いラインのように少し右側に振るようにロッドティップを動かし、正面にキャストします。

このようにラインを置きますと、ラインが全体に前にあり、バックに出来るDループが小さくなります。

よって、バックスペースがより小さくてもキャストが出来るようになります。

止水の場合はこのように置きやすいのですが、

流れの中で、特に短いラインを使用していた場合などは、このような形状にに置きづらくなります。 

そこで、

図2

この図のように下流へ流れていったラインを引き上げると同時に、すぐさまロッドティップを下流へ方向転換し、また上流に振りこのように置きます。

ただし、自分の正面よりも左側にフライを置かないこと! (右利きの方、左利きの方は逆です)

キャストする方向の右にフライがあること(右利き)

左側にフライがあると、必ず自分にフライが飛んできますので、要注意です。

流れが速い場合は、 図で言うと 上流側 右側へフライを置いてください。

 

 

こんな場所でも、もう1歩後ろへ行き、丘の上からでも、前方40m前後にキャストできます。
( K・Bullet ならば簡単にキャストできます )

 

シューティングスペイは実践的です。

このバックスペースの無い場所で

シューティングスペイを行い、ヒット!

長野の犀川で、連日、暗いうちからスペイの釣り人が入っていて、朝からバチャバチャ! なかなか釣りが出来なかったのですが、釣行2日目の朝、ポイントへ行くと人が居なく、

静かに シューティングスペイを行いました。すると、割に遠くないところでヒット!

芝らしいコンディションのイトウが釣れました。


皆さんも練習して、シューティングスペイで 大物を釣りまくりましょう!