阿寒湖フィッシングツアー

この時期は、フローティング・ワカサギの釣りとフローティング・ユスリカの釣り、シンキングラインでストリーマを引く釣りの３パターンの釣り方が出来ます。そこで、１タックルで全ての釣りをスムーズに行うには、別名阿寒スペシャルと言われているK・BULLET　ＸＤ　＃８　（セミダブルハンド）がお勧めです。

・ワカサギでの釣り
遠浅の湖に股の深さまで立ち込み鱒が回遊してくるのを待っていると、ライズが５０ｍ先から始まり、４０ｍそして２０ｍと段々と近づいてくる。そして、突然に５ｍから２０ｍの間で起こり通り過ぎていってしまう。この釣りは、かなりエキサイティングな釣りである。そこで必要なことは、鱒が通り過ぎていってしまう前に、瞬時にフライを打ち返すこと。
フライのサイズが５ｃｍ前後と抵抗のあるフライを使用するために、それは通常のドライフライト比較すると容易ではないことに注目したい。
そこで９ｆｔ以内のシングルハンドだと、７～８ｍ先にあるフライを１キャストで打ち返すことは不可能であり、そのためにラインを短くたぐり寄せ、フォルスキャストを繰り返し、シュートしなければならない。
さらにこの時期は、鱒の回遊コースが限定されており、フォトギャラリーにあるように、釣り人の立ち間隔は狭く（友達同士ならば）、この中でシングルハンドは振りづらく、釣りも不利になる。

そこで、ＸＤ＃８は、この距離なら１キャストでピックアップ＆シュートが行えるように設計してありますので、１０ｍ内は、打ち返しのみで簡単に即座にライズへフライを届かせることが出来るのだ。

よって９ｆｔ以内のシングルハンドでの釣りは不向きになるために、ＸＤを勧めているのだが、他のロッドならば、ＤＨの＃７～＃８。打ち返しが出来るダブルハンドが必要。

ＤＨとＸＤの差は、疲労度と打ち返しスピードの違いで、数段ＸＤの方が楽に釣りが出来ます。

・ユスリカでの釣り
夕方、大島へ船をチャーターし、イブニングライズを狙うスタイル。

風下からライズが起こり、段々と鱒がライズを繰り返しながら近づいてきて、それを風下に立ち込んでいる人から順番にライズを狙っていくので、順番にロッドが曲がり始め、かなり面白い釣りである。

ここでは、腰まで立ち込み鱒を狙うのだが、やはりシングルだとバックキャストの時に水面をたたきやすく、ミスキャストが増えてくる。そこで、少しでも長いロッドが有利になる。
しかし、バットの柔らかいロッドは、振ったときの反動が大きくでてしまうために、ここで使用する６Ｘもしくは７Ｘのティペットだと、いとも簡単にアワセ切れを起こしてしまうので、注意したい。

以前、ＴＶ撮影で９ｆｔのシングルを使用しましたが、釣りづらく、ＤＨの＃５を使用し、これをシングルで投げて釣っていたことを思いだしましました。

お勧めロッドは、ＤＸの＃８。

ワカサギの時にＤＨの＃７、＃８を使用した方は、ＤＨ＃５もしくは＃６がベストです。
＃７や＃８だと、一番近いライズが５ｍ付近になるために、近距離での釣りが行いにくく、頻繁にキャストを繰り返すために疲労度が高くなる。

・ストリーマの釣り
夕方、大島へ行き、ユスリカのライズを待っている間に、シンキングラインのタイプ２を使用し、マラブー系のストリーマを引きます。
そのとき使用するロッドは、ＤＨの＃７、＃８もしくはＤＸの＃８。

・阿寒スペシャルと言われているK・BULLET　ＸＤ　＃８　について
ＸＤ＃８は、
・大型のワカサギフライを使用しても、１０ｍ前後の距離までを簡単にピックアップ＆キャストが行え、
フォルスキャスト１回でロングキャストが出来るバットパワー。
・ドライフライでティペット７Ｘを使用してもアワセ切れを起こしにくく、４０ｍ近いロングキャストが簡単に出来ます。
・シンキングラインを使用し、シューティングの釣りもやりやすい。
・深く立ち込んだときは、ダブルハンドでロングキャスト
・股下までの深さに立ち込んでいたなら、シングルハンドで簡単にロングキャストが出来ます。

阿寒湖でもっと有利に簡単に思い通りに釣りがしたいという思いで、このロッドは作られたのです。

この高いハードルをクリアーしたために、阿寒以外の湖や本流、海でも強い見方になってくれるのです。
っその他、フロートチューブ、ボートの上でもダブルでキャストでき、ダブルの弱点であるランディングも簡単に出来ます。

それがK・BULLET　ＸＤ　＃８　です。

ライン＆タックル

・フライラインは、フローティング、インターミディエイト、シンキングタイプ２、タイプ３
太字のラインは必需品で、他のラインは、あれば用意してきてください。

・ティペット、ワカサギフライは４Ｘ。ユスリカは６～７Ｘ。ストリーマは４Ｘ。

・偏光グラスは、必ず持ってきてください。　お勧めは、サイトマスターのライトブラウン・カラー

・フライは、フローティングワカサギ、フローティング・ユスリカ、リアルストリーマ

ハイパーエキスパートのＨＰをご覧ください

フライは、私のフライを専属でタイイングしているエキスパートがいまして、近日にフライショップをオープンさせます。杉坂研治公認フライ販売ショップです。近日中にアップします。

ウェーダー

６月半ばまでは、ネオプレーンが安全と思います。

６月前半からは日中に気温が上昇する日が多く、ネオプレーンでは少し暑い日もあります。
しかし、雨が降った日や早朝・夕方は気温が低下ます。

長期滞在なら、ゴアのブーツフットとネオプレーンの両方持っていくことがベストだが、３～５日なら
ネオプレーンで行くことがベストです。

荷物は、エメラルドへ宅急便で送り、何月何日宿泊予定の○○○○と名前を書いておけばスムーズです。