kencube
 

TP88 World

Hookテストとkeisukeの挑戦!

 

第4章

ミズーリ リバー 

2008年のミズーリリバーは

トライこのハッチは何処にもなく

カディスオンリー!

クレイグのトラウトショップで話を聞くと、先週まで全く釣れていなく、べストのタイミングで来たらしいのです!

一昨年前に行った事のあるポイントへ行くと

ライズを発見!

多くの人が狙っていたらしく、

kesukeが挑戦しましたが、キャストすると直ぐにライズをやめてしまうのです。

かなりスレていて、難しい魚でした。

その後、下流のポイントへ行き、ライズを見つけキャッチすると、胃の内容物は全てがカディス

PMDも流下していたのですが、カディスオンリーだったのです。

移動中、バンパーはカディスでナンバーが見えなくなるほどです。

個ので必要になったのは、

TP88World #14、#16

メインは#16でした。

カディスフライをタイイングした事のないkeisukeは、石川氏の指導を受けながらタイイング

宿泊したこのキャビンは、川沿いにあり、部屋の至る所にカディスがいて、サンプル調達は不要。窓にいるカディスを見ながらタイイング出来るので良いフライが出来るのです。

タイイングは、毎日欠かさず3時間は行いました。

ヘンリーズフォークで、釣りのタイミングを覚えたのか、

keisukeがいきなりヒット!

少し心配していたが、コツを少し覚えたようだ。

その少し上流で大型のライズを発見

 

抜群のコンディションのブラウンです!

60cm近いサイズで、しかも流れの中での釣りですから、驚くほど走り、時にはジャンプして最高に面白い!

HookがTP88Worldですから、水草が多く表面張力が弱い河川でも、フライがしっかりと浮き続け、釣果は抜群に上がるのです!

形状もフッキング率は抜群!

このサイズをヒットさせ、やりとりをしても、Hookは伸びることなく確実にキャッチ出来るのです!

キャスティングは重要です!

そこで、早朝のタイイングが終わったら

庭でキャスティング練習です!

杉坂研治キャスティング名物 壁スリ これが基本です!

 

ただキャストするのではなく、

じっくりと考えて、いろいろな力加減でキャストしていき、ベストなループが出来た時の力加減、動きを練習していくのです。

keisukeは

フラットな流れの中でのライズの狙い方

速い流れの中でのライズの狙い方

その違い、

複雑な流れをどう読み釣っていくかを、ある程度は学習したようで、

 

勝手に好きな場所へ行かせ、自由にやらせながら離れてどういう行動をするか見ていたのです。

 

フラットな水面では、ティペットの存在を解りにくくする必要があるのです。
ヒット!

かなり良いサイズのブラウンです!

その後も、次々とヒット!

私たちが、釣れずに困っている時でも連発する状態!

石川氏が「keisukeどうやってるの?」って聞く場面もあったほど、私もここまで釣るとは驚きました。

親子でダブルヒット!   ここまで成長するとは思わなかった。

このポイントは、全く流れが無く

鱒はどちらを向きライズするか解らない。

何処に泳いで行くのか方向が定まらないから難しいのです!

そんな場所でも、釣り方 狙い方があるのです。

それを理解したようで、

次々とヒットさせていくのです!

あちらこちらに浮く水草を交わしながらのランディングは、難しい。

ティペットは5X

このサイズの魚をキャッチするには少し細めですが、

やりとりに気を遣い慎重にやればキャッチ出来るのです。

やりとりは、教えて上手くなるものではありません。

自分でどれくらいまで耐えて何処でラインが切れるかを経験し覚えるしかありません。

「これはデカイ!」と大声を出していたkeisukeの写真を取りに来ると、

延々とラインを出され、かなりの時間ファイトして寄せていた。

太い、大きなレインボー

これは見事でした!

メジャーで計測すると60cmを超えていたのです。

これも TP88 World Hookサイズは #16

下流にいるローカルの釣り人が狙っていて、釣れずに諦めた後、少しずつ上流へ移動しながらライズをしてきたので狙っで取った!と嬉しそうに話していた。

 

完璧に狙い方をマスターしたようです。

 

   その後も連発!

全くの初心者が、短期間でここまで出来るのですね! 少し驚きました。

まだまだ写真が撮れなかった魚も多く、本当に驚くほど良く釣っていたのです。

それと驚いたのは、始めて釣った時からバラさないのです。

完璧なやりとりで、スムーズにラインを出し、ここぞという時は強く強引に引き寄せ、驚くほど見事なランディングをするのです。

 

「こいつ、天才かも?!」 って、本当に思いました。

 

釣りは、経験が命です。

どれだけ多くの良い経験をしたかが、本人を成長させるのです。

keisukeもここで、多くの事を学び、多くの自信を付けたはずです。

 

そこで必要なのが、釣りやキャスティングを行いやすいロッド、ライン、リーダーシステム。使用するベストなフライ。

それがある事がまずは基本で、

どんな場所で、どう狙っていくかは、魚が居て、多くライズしている場所で、勉強するしか方法はありません。

 

今回keisukeは  K・Bullet WT#5を使用したのですが、このロッド、初心者が使用しても美しいプレゼンテーションが行えるロッドで、私がニュージーランドのオレッティーリバーで72cmのレインボーをハイパーエキスパートで釣ったあのロッドなのです。

ニュージーランドでは6mオーバーのリーダーシステムで、かなり強い向かい風の中、完璧なターンと正確さが要求され、プレゼンテーションとキャスティング能力をアップさせ製作したロッドなのです。

 

エキスパートが使用しても、全くの初心者が使用しても、良い物はよい!のです。

 

ヘンリーズフォーク、ミズーリーと初心者が行く場所ではないかもしれませんが、ここで得たものは大きく、

ここだからこそ一気に成長出来たのです。

 

でも、教える方は釣りにならないから、よほど余裕がないと無理ですね。

息子に、究極の技といえる部分を少しだけでも伝えられ、親としてこの旅は嬉しかった。

「keisuke 釣りは面白いぞ!」

 

 

 

第5章へ続く!