ミッジングとは?!
この釣りの面白しろさ! 何がそこまで魅了するのか?
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解禁当初、朝霜が降り、雪が降る事もある1年で一番寒いこの時期に、ゆったりとした大型プールでは、静かにライズリングが広がる。
ライズしているのはシルバーに輝くシラメ達で、アマゴの降海型の銀毛が水面に浮き、活発に餌を捕食しながら、一雨ごとに下流へと降りていくのです。
降海してサツキマスになる個体は、本来は12月前後に海へ下ってしまうのだが、それらの出遅れになったグループや、下流域の大型プールで定着してしまったグループが、2月の解禁当初から、活発に水面に浮きライズを繰り返している。
シラメで有名な長良川の昔は、郡上八幡から岐阜金華山前のプールまで、大型プールならば、ほとんどどのプールもシラメの姿が見え、風の当たっていないプールを探しライズを求めたものなのです。
そこで釣れたのは、ツマグロといわれる背びれの一部が黒くなった個体です。
対象魚となるシラメは、15cm〜18cm 割に小型のものが多く、ヒットしてからのファイトを楽しむとかいうものではないのです。
・魚体の美しさ、
・この時期に多い小型の水生昆虫を補食していて、それをセレクトする能力が高いために釣りが難しくなること。
・小型の水生昆虫(ユスリカ)がメインなためかその流下量は多く、それにつられ、ライズが多く繰り返されること。
これらが、このシラメ釣りの面白さなのです。
あんな小さな魚釣ってて、何が面白いんだろう?
そう思われる方もいると思います。
私も昔はそうでした。
「あんな小さな魚、たいしたこと無いよ!」って、そう思って、釣りに行ってみると・・・・・・・
シラメは頻繁にライズを繰り返し、
「あっ、餌だ。食べちゃおっ!」ビシッ!「あっ、こっちにも!」ビシッ!「ついでに振り返ってこっちも!」ビシッ!・・・・・・・
「あっ、人間だ! 危ないから逃げようかな?、でも変なもの投げてきたから、よけて餌を、食べちゃおっ!」ビシッ!・・・・・・
「あの人間は、ゴミを投げてくるから、よけて餌だけ食べよっ!」ビシッ!・・・・・・・・・
「また餌だ!でも少し違うかな? でも美味しそうだから食べよう????・・かなって思ったけど・・・・・危ない!これは違う!」や〜めた!
「こっちは本物の餌だから、食べちゃおっ!」ビシッ!・・・・・・・
シラメはそう思ってフライを避けライズを繰り返しているのでは?
「あんな小さな魚!簡単に釣れるから!1キャストですよ!」そう思って安易にフライをキャストすると、ロッドの先端から少し前くらいの目の前で、逃げる事もなく悠然とボコボコにライズされ、全く相手にされないのです。
何度フライを流しても、無視されたときなど、
バカにしていた小魚に、反対にバカにされたような気持ちになり、
メチャメチャにショックです!
撃沈です。
簡単な魚ならばこの釣りは、こんなに面白くはなかったでしょう。
難しいから面白いのです。
ライズするという事は、釣れるチャンスがあるという事。
ミッジングは、小型の水生昆虫を補食しているステージです。
小型の水生昆虫は、生息数も多く、流下量もかなり多いのです。
それを補食するわけですから、ライズする回数もかなり多いのです。
小型の水生昆虫は、沢山食べないとお腹がいっぱいにはなりませんから、さらに多くライズしなければ魚も満たされないのです。
数多くライズするという事は、数多くのチャンスがあるという事!
そして、大きなフライと違って、小型であるが故に、フライも誤魔化しがきかなく、
シラメという識別能力の高い魚種であることもそのことに拍車を掛けていて、いい加減では釣れない理由になっているのではないでしょうか。
チャンスは多く、難しい!
そこがこの釣りの面白さと私は思っているのです。
しかし、ここ近年、鵜の被害を理由に、稚魚放流は少なくなり、解禁前日のバケツでの成魚放流がメインとなってきているのです。
稚魚放流がメインの頃は、至る所のプールにシラメは泳いでおり、その中で風が当たらなくライズをする場所を探す事が基本でしたが、今は、バケツで入れた杯数が勝負になってきていますから、大きく変わってしまったものです。
何処のポイントに何杯?
しかも、そこの組合の方が選んだ場所ですから、日が当たるとか北風の当たり具合などあまり関係なく、限られた場所になってしまうのです。
ちょっと寂しいものです。
そんなヒレがボロボロの放流直後のシラメやアマゴですが、救われた部分もあるのです。
この魚は放流直後からかなり賢く、異物と餌生物との見極める能力が高い事なのです。
セレクト能力が高いという部分です。
放流直後で、簡単に釣れ、ヒレボロで引きも最低で・・・・・
そんな魚を釣っても全く面白くもなくなっちゃいますが、放流魚=簡単に釣れる等とバカにしていると痛い目に遭うほど賢い部分もあるのです。
水中でのステージでは、そのような見極める能力は弱いのですが、外界との接点である水面においては、警戒心も働き、放流当初から賢いのです。
さらに、釣り人が1〜2週連続で入って、フライを見せ続ければ、放流の成魚といえど なおも強烈にセレクトしてくる強者となってくるのです。
中には水面で釣れないからといって、マーカーを付けてニンフを流したり、マラブーをひっぱたりソフトハックルなどのウエットフライを流したりして、「今日は十数匹釣りましたよ!」って言っている方もいますが、それなら管理釣り場でマーカー付けて釣っているもの同様で、それなら管釣りに行った方が、魚も多く、他の魚種も大型魚もいますから、さらに面白いともうのですが、いかがなものでしょうか?
バケツ放流ですが、水面に干渉したフライについての見極めは、超が付くほど強烈に強者なんです。
そんな、わけで、
「寒狭川のルアーフライ専用区には、魚がいっぱい居るけれど、かなりスレてきて難しいようだよ!」そんな話を聞き、
2月3日に解禁し23日間経った 2月26日、朝9時30分から 午後1時30分までの約4時間、面白さが倍増する水面での釣りにこだわって釣りをしてきました。
寒狭川での謎解き!
2月26日ともなると、連日多くの釣り人が入って来た後で、シラメ(アマゴ)もスレっからしになってきているのです。特に寒狭川の本流のこの部分は、ルアー&フライ専用区で、キャッチ&リリースが多く行われているから、なおさら魚はスレスレなのです。
この橋から上流はフリー区域で、釣り方は自由。
ですから、大馬鹿者の餌釣りオヤジが、橋の上流で釣りをするフリをして入川し、人の目を盗んで下流のルアーフライ専用区に入ってきて、連日密漁をするんです。
この日も2名いまして、文句を言ってやろうかと見ているとサッと上流へ逃げこみ、スキあらば下流に長竿を出して、密漁をしているのです。そんな奴らはもちろん皆殺しですから、最悪です。
魚を持って行かれて、居なくなった場所では釣りなんて無理。どこもかしこもそんな釣り場ばかりで、遊び場として成立しなくなってるんですよね。
魚が欲しくて釣りをしてるわけでなく、頭を使って考えて、どうしたら釣れるかの謎解きをしていく釣りが面白いのです。
シラメ釣りは、特にその部分が良い所なんですよね。
魚が欲しければ上流の養鱒場で買ってこれば良いのにね。泥棒までして欲しいのが不思議です。情けない奴らが居ました。
そんな奴を横目に少し下ってプールへ行くと、この柳の前で5分〜7分くらいに1回の割で、小さなライズを発見!
直ぐさまタックル準備をしました。
ロッドは、ここ最近では最強のロッド、 K・Bullet LS #2
ラインは、ウルトラ4 Jストリーム DTT DWF #1
このラインは、#1.5番とも言われており、LSでしたら#1でも#2でも使用できるのです。但し、#2でシューティング・スペイは出来ますが非力で、ストリーマを持ち上げるほどの力はないです。
しかし、浮力、近距離での直進性ラインの軽さは抜群!
中小河川でのドライフライには最適なラインです。
リーダーは、10ft 7X
ティペットは、シーガー グランドマックス 0.15号 3ft
フライは、まずは TP88#22スパークリングピューパ、これを流してみて反応を見る作戦です。あまりスレていないようならば、これで釣れるはずなのです。
ライズしたシラメをサイトで探し、その魚の行動を観察してから、タイミングを合わせ、フィ−ディングレーンにバッチリ乗せ、フライを流していきました。
しかし、シラメは全く無視です。
たまたま気が付かなかったのかと、2〜3度同じように流してみました。
それでも全く無反応で、フライの近くを流れる餌を、悠然と捕食する始末でした。
フライが捕食されている餌生物にサイズ、形が似ているようならば必ずフライを見に来るはずなのです。
しかし、今回は全く無視!
そこから考えられる事は、ピューパ系のパターンを捕食しているのではなくそれ以外のものを捕食していること!です。
そこで、フライを、ユスリカ・アダルトの代表的なパターンの アダルトミッジ に変更したのです。
サイズは、基本的なTP77#22です。
このサイズで出たならばフッキング率も高く視認性も高く有利だからなのです。
そこで、先ほどの活性の高いシラメの行動を観察し、ベストなタイミングを見計らって、フライを送り込んでいったのです。
おそらく、ピューパがダメならアダルトだから、ここで決まるであろう!と、そう思っていた私は、一瞬、緊張が走りました。
1mちかく上流に着水したフライがゆっくりと流下し、シラメの頭上を通りかかる時、シラメは一瞬だが「チラリ」とフライを見て、元の定位置に戻っていってしまったのです。
ティペットか?
再度、ティペットを沈め、もう一度フライを流していったのです。
すると、今度は全く無視だったのです。
いったい何を食べているのだろう・・・・・・・
今、何が流下しているのだろう?・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
ライズする当たりの水面を見つめてみるものの、流下は何も見えない・・・・・・・・・・
ならばと足下周りを、しばらく見つめていましたが、そこにも流下物は発見でいませんでした。
何を捕食してるのか解らない状態に、悩みました。
頻繁にライズがある時は、流下物も目に付きますが、単発で、何分かに1回くらいのライズともなると、なかなか流下物を確認する事は難しいのです。
そこで考えられる事は、先ほど「チラリ」見た、シラメに行動から判断して、水面上のパターンに興味を抱いているのでは?と思い
ボディーインパクトが強めの太めのボディで、ウイングはCDCのループにした、ループウイング・スペント TP88#26にしました。
ハックルのインパクトから、T字のさっぱりとしたインパクトへ変え、なおかつサイズを小さくしたのです。
このときには、3カ所でライズ時々起きていて、3〜5匹位の魚が水面に興味を持ってきている状態でした。
そこで、一番水面に浮上しては、やめてみたり、時々ライズもしている個体を観察し、フィーディングレーンに乗せフライを流し込んでいったのです。
すると、
「スポッ」「バチャバチャ・・・・」
今度は、セオリー通りに、フライを吸い込んでくれたのです!
早くストマックが知りたい!
そんな思いで、少し緊張しながら、バラさないように慎重にランディングしました。
今回使用しているランディングネットは、柄の長い スライディング・ネット
ランディングが早く、ばれやすいシラメには 最高です。
釣れてきたのは、パーマークがハッキリしたアマゴでした。
気になっていたのは、ストマックの中身!
いったい何を食べてきたのだろうか!
ストマックポンプに吸い込まれたものをシャーレに出す時、
ポンプから最初に出てくるものは、早朝に食べたもの。
一番最後に出てくるものが、今食べたものなのです。
それを気にしながら、ゆっくり出していき、今は何を食べていたのかを調べるのです。
この写真の左下は、早い時間に食べたもので、
上、右上が今食べていたものです。
その部分の拡大写真です。
アダルトを捕食しています。
しかも、#26サイズ
赤丸に囲まれたのが私が使用したフライ
サイズもカラーもぴったり!
今回魚はスレていると聞いていましたが、ここまでセレクティブなのは久しぶり!
色々考えて、このフライを使用して、この謎を解きに挑戦していたのです。
これで、全く違ったものを捕食していたら、それは偶然となり、運が良かったで終わってしまいますが、ここまで ぴったりカンカン となりますと、メチャクチャに嬉しいですね。
見えない流下物の謎を解いた事になるのです。
これが、この釣りの醍醐味なのです!
その時、約5匹の魚がライズをしていて、順番にこのフライをキャストしていったのです。
ヒット中です!
連続でヒットしていたのですが、4匹目、5匹目は連続でバラしてしまったのです。
掛かりがあさく、フックが途中で外れてしまうのです。
その頃から、ライズフォームが変わってきて、スポッと吸い込むようなフォームになってきました。
釣ってはストマックを調べ、写真を撮り、リリース。
そんな、手間な事をしてるために、ハッチのステージがどんどんと変化してしまうのです。
釣りは、釣れる時に釣り続ける!それが肝心な事です!
しかし、「それでは、写真が撮れない」と思い、今回も写真を撮ってきましたが、釣り続ければまだまだ数が釣れたと思います。
ミッジと言えど、無数の種類の水生昆虫がいて、いろいろなサイズがあるのです。
カゲロウにも #6サイズのモンカゲロウから#18サイズのコカゲロウまでいるのと同じです。
#20以下のものをミッジといって一つのものにしてしまう方もいますが、そうではないのがこの世界です。
このときも、段々と見切りだしてくる鱒の変化に、「おかしいな!変わったのか?!」って思いながら釣りをしていました。
フッキングが浅いということは、魚が警戒をしてフライを吸い込んでいる事が多いのです。
「ちょっと怪しいけど大丈夫かな?」って思いながら疑ってフライを食べに来ている証拠です。
その後、いくつかのシラメは、私のフライを無視するようになったのです。
でも、ライズをしているのです。
そこで、フライを交換!
その時釣れたシラメのストマックです。
思った通りで
先ほどのものと流下する虫が変わってきていました!
今までのサイズより、一回り小さなサイズのユスリカが流れ出していたのです。
私のフライも小さくして正解でした。
中央部分右にあるのが私のフライです。
この時のフライは、
写真左上
一度濡れてしまったフライは、ドライシェイクスプレーを吹きかけます。
写真右上
次に刷毛を用意します。
写真左
ドライシェイク パウダーを刷毛に塗り、刷毛でCDCを研ぎながら
固まったドライシェイクスプレーのパウダーの固まりを崩す。
そして、CDCの水分を飛ばすのです。
シラメは解禁から多くの方々のフライを見てきているようで、
かなり神経質になり、捕食する餌生物をセレクトしてきているのです。
超スレスレ!
#26では見切ってくるから、たいしたものです。
そんなことが多くあり、私は、TPというフックを制作したのです。
水面にフライが浮く時に出来るくぼみ。それは表面張力により起こるものですが、
このくぼみの変化に魚が気が付かないわけがないのです。
これは、蜘蛛が水面に浮いている時の写真です。
左下の陰がその蜘蛛の陰です。
足を水面に付けている部分の水面が蜘蛛の体重でくぼみ、ヒカリの屈折を変えているために、このような影が出来るのです。
水面を見ても全く解らないのですが、ヒカリを通すと大きく変わり
明解なこと!
これを魚が見逃すわけがないのです。
スルーウイングの陰ですが、ウイング全体が接水しているわけでなく、一部分が水面に干渉しているために
このような影が出来たのです。
来れらも通常のフックでタイイングをしていたら、このくぼみはさらに大きくなり
別物とも思えるようになるのです。
これはスパークリング ピューパの写真です。
TP88フックでタイイングしたものです。
接水面が小さく そのくぼみも小さく
より本物に近く! を目指しているのです。
重いフックなんて使用できませんよ!
さらにフッキングを良くするために、TP88 #26 を使用し
ボディを小さくしたパターンを使用しました。
これで、フッキング率は上がるのですが、
先ほど#28を使用して釣れたのですが、さらに小さなものをメインに捕食している時は、フックまでもフライとして認識されやすいので、逆効果になる場合もあるのです。
魚がスレスレで、フライを強く吸い込まない魚が多い時は、小さなフライはフッキング率が悪くなりやすいため、
バレが出てきたら、このようにフックのみを1サイズ上げたパターンを使用するとフッキング率が上がり、爆釣する可能性が大きくなるのです。
タイイング時は、こんな事も想定し、タイイングを行ってください。
この方法は、的中し 連発です!
ストマックを調べても同じであろうと、そのままリリース!
ベストな位置にフッキング
このころより、ライズの数も多くなり、ハッチがかなり多くなってきたようです。
次はアマゴ
次はシラメ
ここまでは面白いように連続ヒットさせてきたのですが、
ここで、またまたフライを見切る個体が増えてきたのです。
また流下物が変わったのだろうと推測は付きましたが、
捕食タイミングで美味く食べさせられれば、ストマックが解るからと、そのまま釣り続け、またまたシラメが釣れました。
そこで、早速
ストマックを調べてみました。
すると、先ほど調べたものとは、大きく変わり
ピューパがメインになっていたのです。
この1〜2時間の間にこんなに変化をしていくものなのです。
そこで、フライをスパークリング・ピューパ #22に変更です。
これでさらに爆釣モードになると期待して、
ライズしている魚に、フライをキャストすると・・・・・・・・
見に来ますが、フライを食べるまでには至りません。
他にライズしている魚にもキャストしてみましたが・・・・・・
結果同じ、見に来ますがそれで終わってしまうのです。
プールの開き側で、連続でライズを繰り返しているシラメを発見!
これならば釣れるかも?と思い、場所を移動して、そのライズに向かってキャストしてみると、
フライを吸い込んだのですが、その吸い込みの小さな事。
上手くフッキングしないのです。
その次の魚もフッキングしないのです!
どうして?・・・・・・・・・・・
吸い込みが弱いのか?・・・・・・・
フライを、他のサイズのピューパにしても同様でした。
1時間くらいは、迷ったのです。
そこで、思いついたのは、TP88 #22にタイイングした ボディ太め CDC少なめのトライアングルミッジです。
予想は的中!
次々にヒットです!
ストマックを調べると、
入っていたのはやはりピューパがメインで、アダルトも少々。
多くの釣り人からのプレッシャーからなのか
ピューパフライのパターンに警戒しているとも思えたのです。
ここまでピューパパターンが嫌われたのは、めずらしい体験でした。
ボディを水面下 ウイングを少々水面上に出したパターンが大当たりです。
次々と 連続ヒット!
シラメ
アマゴ
またまた アマゴ
この魚をリリースした頃より、また見切られるようになり、
フライを、トライアングルミッジの #26に変更!
すると、直ぐさまヒット!
ストマックを調べると、変わらず
ピューパがメインの状態。
#22サイズのフライにスレたのか?
サイズを落としたら、無警戒でライズしてくるのです。
その次のシラメも同様です。
口先ではなく、少し奥に入っていますから、警戒は薄く
しっかりとフライを吸い込んだ証拠なのです。
ストマックは、相変わらずピューパメイン
しかしヒットしたのは トライアングルミッジ、ボディが長め
このころより、雨が降ってきてほとんどライズが無くなり厳しい状態になりました。
それでも最後にと、単発でライズしたのを見逃さずこの魚をヒットさせ
13時 30分終了!
朝9時30分からの4時間
次々に変わっていくハッチ状態に惑わされながらも謎解きをして、
二十数匹ヒットさせ、ネットに収まったのは18匹
数もたくさん釣れ、気持ちよく帰って来れました。
この謎解きが的中した時は、最高に面白いのです。
これが放流直後ならば、どんなフライでも釣れてしまうのですが、
解禁から時間が経っていますと、そうはいかなく、正確な読みと推測が必要になってくるのです。
エルクヘアーカディスで釣れてしまったら最悪ですよね。
でもそれを「凄いよ!今日はエルクヘアーカディスや#16のパラシュートで釣れましたよ!」なんて自慢してくる方もいますから不思議・・・
今回のカギは、ピューパを捕食している時にピューパフライで見切られたこと。
これは、ピューパというのは実際は水面に干渉していなく、水面直下を流下している事なのです。
アダルトがもう少し多く混じっていればここまでシビアになることはないのですが、この小さな水面の干渉がカギとなり見切ってきた理由につながっているのではないでしょうか。
このパターンのウイングの大きなものを使用して、多くの方がキャストしてきたと思います。TPフックほど軽いフック以外では、さらにこの水面のくぼみは大きくなるのです。
それが異様に目立ち、その形を認識し、それが彼らの警戒信号になっていたのではないでしょうか?
いずれにしても多くの方のフライを見て、釣られリリースされ、かなりセレクティブになっていた証拠。
形を変え、ピューパのように見せておきながらアダルトのようにも見えるパターンでの連発は、とっても面白い所なのです。
そう思うと、この釣りは最高に面白いですね。
でもライズがなかったら、最悪ですが・・・・・・・
難しいけどライズしている場所、そんな場所での釣りは考えさせてくれ、最高に面白いですね。
もっともっとキャッチ&リリースの釣り場を増やしていきたいと思います。
帰ってきてから、即座にタイイングです。
記憶が変わらないうちに、もっとこんなパターンがあたら、さらに釣れたのに!
そう思ったパターンを必死に巻きためました。
各種類のサイズ、一つのパターンに、いくつものアレンジをして見え方を変えてタイイングしておくのです。
ちなみに、今回、LS#2を使用して、ティペットは グランドマックス0.15号と0.125号を両方とも使用しましたが、アワセ切れは0でした!
LS#2は、ほんとうに凄いロッドです!
またまた感心しました。
それと、皆さんクレハのグランドマックス使用していますか?
これは最強のティペットですよ!
吸水劣化が全くなし!
1時間使用しても3時間使用しても、劣化しないのです!
ティペットは、ナイロンを使用しない方がよいです!
吸水劣化がありますからね。
購入するのは、 クレハ グランドマックス 鮎
0.6号以上の太いものは、グランドマックスFX です。
私は7号まで (ソルト)まで、全てグランドマックスを使用してます。
別格ですよ!
量販店 一般釣具店で3割から4割引で販売しています。
強くて安くなり、最高のティペットです!
それと、この時期釣りに行く時は、必ずこれ!
液体手袋!
釣り場で、川に入る前、まず塗っておき
釣り終わってからまた塗っておくと、
ドライシェイクでの手荒れ防止にもなります。
蒲田や、大型河川ダムなどの釣りでもそうですが、細かい泥が混じったような水で釣りをしますと
手がメチャクチャに荒れます。
これを塗っておけば、手荒れ防止になりますから!
皆さんも是非ご使用ください!
大人気商品です!
タイイング前にも塗っておけば、タイイングがメチャクチャスムーズになります。
詳しくは、液体手袋のページへ!