2009年3月4日 蒲田川へ行ってきました!
今回メインに使用したフライはこれ!
バブルラバーシート
ダン カラー
フックは、TP88
上段にあるのが
フタバコカゲロウ
下段にあるのが
シロハラコカゲロウ
ウイングのサイズ、形状はバラバラな物を用意していきました。
このフライ凄いのは、現場でウイングの形状を自由に変えられることです。
すなわち、少し大きめに作っておいて、現場で 流下するカゲロウを手に取り、それに合わせてクリッパーでカットして使用出来ることなのです!
今までにいろいろなフライパターンが世の中に紹介されていますが、
このように、現場でその場を流下する水生昆虫のサイズに合わせて大きさを変更出来るフライは世界初!
いつも言っていますが、 “超実践的”を突き詰めていきますと、現場での調整は必要になって来るのです。
誰もいない川、スレていない鱒には、このような考えは不要で、パラシュートやエルクヘアーでもキャストしておけば済むでしょう。
でも、それで釣っても面白くないんですよね。
スレて難しくなった魚を釣った時こそ感激も増し、釣りは面白くなるのです。
今年の蒲田川
3月4日のコカゲロウ
このときはなぜかオスばかり!
しかも今年は、サイズがムチャクチャに小さいのです。
昨年は、フタバコカゲロウがメインで
シロハラコカゲロウは少し、しかもメスが大半でした。
何年ぶりでしょうか?
シロハラコカゲロウしかいなく
こんなに小さいのは初めてです。
毎年行っていますが、毎年条件は変わり、虫のサイズ、雄雌の多さの違いなど
一緒の時は珍しいのです。
釣場の近くに住んでいて、毎日川の状況を確認出来るならば、どうなっているのかが解りますが、解任直後であれば、1年ぶりになるわけで、今年の状況は解らないのです。
どんな状況であろうとベストなフライを使用出来る事が “超実践的” なのです。
そんなフライはないかと考えて完成したのが、バブルウイングフライなのです。
2009年の蒲田川
バブルウイング・フライを持って、
期待のLS#1、#2、#3を持って、行ってきました!
なぜに3本持って行ったかと言いますと!
この3本は、それぞれウイエイトが違うだけではなく、特性が全く違うロッドなのです!
#2はオールマイティ、まずはコレ! といわれるベストなロッドです。
このロッドで、いくつか魚を釣り満足したら、LS#1を使用して、魚の走りを楽しもうかな?って思いましてね。
LS#1は、#2よりももう少し全体に柔らかく設計がしてあります。
ブッシュ貝多い場所で、ロールキャストを行う時がある場合はこのロッドの方が有利!
リーダーだけでもキャスティングが可能です!
ヒットしてからも、楽しく、#2とはひと味違ったロッドアクションが楽しめるロッドなのです。
そして、#3は、ドライ&ウエットの釣り用です。
ハッチが始まる前の早朝とか、ウエットフライを3本付け、釣り上がって行くには最高のロッド、ライズしたらドライフライに交換し、どちらでも使用しやすいロッドなのです。
初日あまり釣れなかった時や増水していた時、翌日は早朝からウエットやヒラタのドライフライを持って出かけて行くには最高のロッドです!
そんな、思いもあって、3本のロッドを持ち、早朝5時過ぎに家を出発しました!
朝9時近くに蒲田へ到着!
今年は雪がほとんどなく、
3月解禁当初とは思えない暖かさでした。
まだハッチ時間には早いからと、
宿泊先の宝山荘へ行き、コーヒーを!
古くからの友人である
ワチェット(名古屋)の鈴木寿さんと
ブラッドノットの岡田君や多くの友人達と集まりワイワイ大騒ぎ!
そこで、今年の状況を聞きますと!
解禁日の情報では、魚は小さく、数もさほどいないという話でした。
ハッチ状況は、例年通りと予想し
川に入ったのは、午前10時過ぎからです。
どう攻めていくかは、
蒲田らしい場所というか、
いつも魚が定位する流れを、1キャスト目からドラグフリーでフライを流すことを心がけるのです!
それがベストです。
ハッチパターンは、ほぼ毎日同じ状況なので、それを鱒たちは知っています。
その時間に近づくと、鱒もいつ流下してくるのか期待しながら水面を気にして、ハッチを待っているのです。
しかし、釣り人が多い川なので、何度かフライを流さないと水面まで出て来ることはなく、警戒しているスレ鱒が多いのです。
大型の鱒は特にその傾向が強い様です。
そこで重要なのがロッドの性能です!
今回使用したロッドは、LS#2
リーダーは6x12ft
そこに、GM0.25号を1m30cm前後継ぎ足したシステムです。
全長16ft強のシステムです。
フライは、フタバコカゲロウ TP88#16 バブルウイング をまずは取り付け 始めました。
それは、この3年くらいほとんどフタバがメインで流下していたからなのです。
このときは、これから何がハッチするのか解らなく、予想として「おそらく今年もフタバでしょうね!」そう思っていました。
ロッドの先端からフライラインを出したのは、約10cm。
ポイントが近い時は、0cmです。
それでも、LSというロッドは恐ろしいくらいに 思うピンスポットへ“フライのみ”を直撃させることが出来るのです!!
久々の渓流!
そこで、思う所にフライがスパスパと打ち込まれる気持ちよさ!
釣り初めて直ぐから、魚は出てもいないのに、
思うようにフライを岩ギリギリにキャストしたり、流れの中で止めたり自由にフライが操れて、
「オレって天才!!」なんて思ったりして、嬉しくなってしまいました!!
気持ちよく釣りができれが、釣りは楽しくなり、良い方に転んで、必ず良い釣りが出来るはずです!
上手く投げられない=イライラ=力一杯キャスト=力が入る=トラブルは多くなる=鱒は警戒=出方が早くなる=アワセ切れ
イライラ・・・ 面白くない釣り!悪循環! 最悪!です。
せっかくの休日です。楽しく遊びたいですね!
気持ちよくキャストをして30分くらい釣り上がりましたが、全く虫の気配は無し。
魚の気配もなく、ゆっくりと時間を掛け、キャストを楽しみフライを流していきました。
しばらくすると、水面で羽ばたく虫を発見!
直ぐさまネットですくい、調べてみると、シロハラコカゲロウです。
そこで、フライを交換!!
TP88 #14 に小型にタイイングしたパターンです。
ウイングは、バブルラバーシートのダン
流れが合わさり、水深があり、魚が定位をしそうな場所
そんな場所を集中的にフライを流すのです。
何度も、何度も、出来ればティペットを水面に付けなく
フライだけ付け、流していくのです。
これをしていくには、ロッドの長さが必要なこととと
フライラインを短くしてロッドを上に向けた時
フライラインが、ガイドの間を滑り、引き戻されてしまってはダメなのです。
LSは、考えて作られたロッドです。
ロッドの先端部分を、使用する時に水に漬けてください!
極小のガイドで、ラインとロッドの距離を近くし、ガイドの数も考えに入れてあり
ラインが表面張力でロッドに張り付き、リーダーだけロッドの先端から出した状態であっても
ロッドを真上に向けても、“フライラインが逆戻りしないように計算され” 設計が出来ています!
この考えも世界初です!
ですので、フライライン10cm出し、手を高く上げ、ピンスポットにフライだけを打ち込めば
ラインは水面に触ることもなく(出していませんから)
ティペットが水面につきますが、ロッドを真上にあげると即座にティペットも空気中に上がり
フライしか水面に触らなくする事も出来るのです。
思い通りでした!
この日1匹目のヤマメです!
20cmくらいのまあまあのサイズです。
次のポイントでは、さらに型の良いヤマメがヒット!
気持ちよく釣れました!
このころより、コカゲロウの姿が
ちらちら見えるようになりました。
しかし、その数は例年の半分以下です。
ライズは時々です。
しら泡が切れた辺りで、魚が身を隠せるような岩がある、こんな最高な条件の場所に、魚が居ないなんて事はないのです。
必ずいます!
そう思って、ドラグを掛けずにフライを流します。
ドラグを掛けてしまいますと、鱒はそれを見て警戒し、コレ怪しい判断して、2度と出てくることはなくなります。
1キャストもミスる事無く、パーフェクトなキャスティングを心がけてください。必ず答えは出てきます!
3匹目です。
この魚は昨年リリースをされたのか。それともバレて傷が付いたのか?
あごが変形していました。
またもヒット!
4匹目
18cmくらいの小型も時々釣れます。
次は、20cmオーバーです
大きな個体は、やはり大きなものが居着きそうな場所
そう、餌が多く集まり身を潜めやすい場所にいます。
これも20cmアップ。
7匹目。
まるまると太ったヤマメです。
気持ちよく、面白いように出てきます。
狙った場所で、普通にフライをキャストして出てこない事は多かったのですが、
ウインドストップのテクニックを使用すると、途端に水面が
「バシャッ」と割れ、ヒットしてきます!
バブルウイングでフッキングしなかったら、スルーウイングに変えると、一発!
いつの間にか9匹目をヒットさせていました。
このヤマメはよく走りました!
サイズも27cm近くあり、流れの脇でサッと一瞬のみ頭を水面に出し、フライを吸い込んでいった姿が大物らしく出た瞬間「ドキッ」とさせてくれました。
この魚は22〜23cmくらいの中型です。
TP88フックが口先に掛かっていました。
フックが軽いので、フライの浮力は低下せず釣り続けられます。
今年は小型と聞いていましたが、
20cm以下はほとんど居なく、
釣れば20cm〜23cmが大半。
良い魚ばかりです。
25cm以上の魚も時々釣れ、
太っていてよく走りました!
バブルウイングをいつも通りに流していたら、このとき変な風が来て、少し強めのドラグが掛かってしまったのです。
その瞬間、水面近くに大型の魚影が見え、その姿は、ゆっくりと沈んできました。
何度かキャストしました、無反応
そこで、TP77 #14に巻いたスルーウイングのイマージャーコカゲロウにフライをチェンジ!
このウイングは、クレインバーナーで焼いたウイングを逆にして2個付け、イマージャーにした物です。
このパターンがまた凄いのです!
少し時間をおき、細心の注意を払いキャストすると、先ほど沈んでいった大型の魚影が再びゆっくりと浮き、フライを吸い込んだのです!
「ビシッ」
「ドバドバドバ・・・」
ヒットしたのはイワナでした!
「デカイ!コレかなりデカイよ!!」
と、友人に声を掛けたほどでした!
この魚です! コレは大きかったです! 13匹目にして、久々の大型イワナに感激!
渓流のドライフライでこのサイズは「ドキドキしました」
このドキドキ感がイイんですよね!
コレがなかったら、楽しくなくなっちゃいますから。
ワクワク、ドキドキ させてくれる釣りって最高に面白いですね!
ドライフライだから、見えていて、予告があるからでしょうね。
コレウエットフライで、極太ティペットでヒットさせたら、ごぼう抜きになっていましたから、感激は違うんです。
今回、ティペットは、0.25号ですしロッドは#2、ラインは#1。
切られちゃうかな?って、ドキドキして・・・・・・・
最高に楽しかったです!
面白いように釣れます!
連発です!
フライは、バブルウイング ダン
この魚を釣った時、午後3時で、
ちょうど良いフライもなくなったし、せっかく温泉地に来たのですから!
初日から、爆釣!
一時は、1キャスト1フィッシュ状態でした。
こんなふうに1匹1匹写真を撮っていて、全てで5時間ですから、着替えたりセッとしたりを考えますと、短時間での釣りなのです。
今回、0.25号を使用して、アワセ切れは 0です!
かけ損ねは少しありましたが、アワセ切れが全く無いのは、ロッドのアクションです!
アワセ切れをしにくく設計したロッドです。
この数を釣り、大満足!
バブルウイングもウイングが水面を捉えるから、鱒がフライを見ずと一緒に吸い込む時吸い込みやすく、口の奥にフライが入るため、フッキング率は抜群!
ウイングを大きめにしても、フッキング率が落ちないのが特徴です!
一緒に行った友人も、渓流はほとんど2〜3回目でありながら、LS#2とバブルウイングで、7匹も釣っていました。
このロッド、驚くほど正確にキャスト出来、釣果が大きく変わることを体感してきました!
今年の蒲田は、悪い!、魚が小さい! そういわれていましたが・・・・・・
サイズも良く、数も釣れ、最高に面白かったデス!!
3時半には温泉に入って、のんびりと休息し、日々の過激な仕事から解放された時間を楽しみました。
翌日は、ダブルハンド持って、下流のダムへ・・・・・
しかし、水が少なく、魚の気配はなし!
次の大水待ちのような雰囲気。
夕方前に蒲田へ戻り、2時間少々釣りをしました。
やはり釣れます!
ここでも、綺麗なヤマメが釣れました!
この魚を最後に、終了!
最終日は、本流で一発大物を狙いながら帰ろうと、下流へ行ったら、夜中からの大雨の影響で、ダムが放水!
この場所は、いつも全く水が流れていないダム下です。
そこで、この状態ですから、全てのポイントはドバドバ大洪水!
竿も出さなく、帰りました。
今年の蒲田ですが、
水が少なく、難しい状況ですが、キッチリ流せば良い魚と出会える状況です。
バブルウイングフライとLS持って蒲田で爆釣を楽しみましょう!!
また来年も、蒲田温泉 親睦会を開きます。
毎年3月第一水曜からです。来年は、土日もからめて計画をして欲しいと要望が多いので、
土日に親睦会を開きたいですね!
夜は、一杯飲んで楽しい話で盛り上がり、笑い転げて、飛騨牛食べて・・・・
来年も企画します!
皆さん一緒に行きましょう!
裏技お教えします!
2009年の蒲田ツアーは今年も楽しく終了しました。