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サーモンFishing 手取川2011

 

2011年11月8日

手取川へ鮭釣りに行ってきました。

今年の状況は、なんと!フライ専用区間が、昨年の約半分!

100m足らずの狭い区間になってしまったのです。

川の状況が昨年と変わり、浅くなり、瀬が下流にずれ、その狭くなった部分がフライ区間なのです。

驚きました!

そんな狭い区間の中に、8日は17名もフライマンが来たのですから大騒ぎ、4m間隔で立ち込みキャストするわけですから危険そのもの!係の方に話をしましたが、「役場が決めた区間ですから・・・」係の方に話をしても何ともならない状況でした。

もう少し、釣りのことを解っている方が区間を決めないと、釣りにならない状況に驚きました。

1キャスト2ステップダウンで釣り下り、ローテーションを行いたかったのですが、全く動くことが出来ない状況です。

こんな事は前代未聞!でした。

 

 

 

 

そんな中、朝一番は、上流の浅瀬しか場所が空いていなく、

仕方なくそこへ入り、下流のルースニングをしていた方達が、手前を釣っておられたので、その沖へ上流からフライを流し込み

ヒット!

 

 

 

新作の、杉坂ネットのサクラマス・ネットのテストをかねて

ランディング!

 

 

見事に気持ちよくランディングできました。

杉坂ネット・シリーズの

サクラマス・ネットは

柄の長さ、ネットの枠の広さ、形状全てが

いかにミス無くランディングできるか考えて決めた形状です。

今回は、耐久性、材質など多くこだわったNewバージョンです。

 

下流は人がいっぱいで、魚を走らせることなくスムーズにランディングさせることが求められ、

ここで、ロッドの性能が大きく左右するのです。

開始10分くらいでキャッチしたメス鮭

 

海から上げって来たばかり

銀ピカ鮭です。

フライは流し方、誘い方が一番重要です!

 

その後まもなくユウタロウがヒット!

 

 

まず1匹目は確実にランディング。

浅瀬があるならば確実なズリ上げ。

 

かなり綺麗なメス鮭でした。

ユウタロウもかなり鮭釣りが解って来たようで、まだ他の方々が釣れていないうちからヒットです。

 

その後、またまたユウタロウがヒット!

 

先を越されて、連続ヒットです!

この魚以外にもヒットさせ、ばらしていましたから、釣り方のコツをつかんだようです。

SD#10のパワーと

パワーヘッド2 4ティップチェンジャブルラインは

スイングスピードが自由に操れるので、爆釣です!

 

朝一は、浅瀬で魚が限られている場所でしたので

同じ所では、もうアタリが無くなり一段落

 

フライをボリュ−ムのあるパターンへ交換して

ユウタロウが釣っていた場所へ入れてもらいました。

 

ロッド K・Bullet New SD#10

ライン パワーヘッド2 4ティップチェンジャブルライン

タイプ4ティップ

3Bショット1個 2Bショット1個

リーダー1m

ティペット GM FX 3.5号 60cm

このシズテムがベスト!

 

流れの強さにより、リーダーの長さとショットの重さを変え

釣り方も変える。

川の流れは上流から段々と変化していく

水路でない限り同じではない。

ですから釣り方も変えていく必要があるのです。

当たり前ですよね。

完璧なロッドの曲がり!

ティップにパワーがないと、ここで大型魚は浮いてこない!

硬くて曲がらないロッドはティップが折れるが、SDは違います!

徹底的に研究したロッドですから、ネットでのランディングが出来るのです。

 

鮭をネットでキャッチすることは難しい!

しかも、一発で、短時間に決めること

モタモタと鮭に走られ、ネットを引きずって大騒ぎをするようなみっともない事はするべきではない!

格好良く!一発で決めるのです!

いつもいつもネットでキャッチしていれば、バックがバンクでズリあげられない場所でも、安心してランディングが出来るのです。

日々の練習ですね。

いくつもいくつも大物を釣っていれば、簡単に出来ることです。

挑戦してみてください。

 

 

銀ピカフレッシュのオス鮭

 

 

New 杉坂ネットは ウッドが違う!

塗料も違う!

カッコイイのです!

 

 

 

あまり釣れていない状況でしたが、またまたユウタロウがヒット!

 

 

 

ランディングはなかなか難しいのです!

このジャンプ1発でネットを交わす鮭!

2度目のランディングでキャッチ!

 

 

またまたメス鮭です!

3本目のメス

 

またまたユウタロウがヒット!

 

4本目のメス

 

またまた、ユウタロウがヒット!

 

しかし、

ランディング手前で、口からフックが抜けてしまった!

 

今回も一緒に行った大木!

アトランティックサーモンを釣ってから、自信が持てるようになったのか、堂々とファイティングして、ランディング!

 

 

 

流れ込みで、浅瀬に定位していたメス鮭

 

 

ユウタロウがまたまたヒット!

しかし

これもまた、食いが浅いようで、バレてしまった。

 

 

私もヒット!

 

休憩していて、そのまま入川しランディングネットを忘れた。

 

 

 

簡単な、ズリ上げ!

 

 

 

 

オス鮭をキャッチ

 

 

 

 

結局、午後からは食いが悪く

バレが連発し

6本ヒットさせ、オス2本 メス1本

 

大木は、2本ヒットさせ、1本キャッチ。

ユウタロウは

8本ヒットさせ、4本キャッチ

この日、フライでの竿頭だった!

アトランティックサーモンを始め、昨年の鮭釣りなどで、多くの技を体験し、いろいろと釣るための技を吸収したようです。

K・Bullet New SD#10

New サクラマスネット

 

 

大人気の杉坂ネット

サクラマスネットは、2012年新しく発売される予定です。

最高の物を皆様に使用していただけるよう

テストにテストを重ねております。

 

かなり多くのフライを無くしたために、ホテルでタイイング!

2時間で30本巻きました!

 

 

 

 

11月9日 2日目

 

2日目は、朝一番から走ってポイントへ向かった!

そして、一番にポイントへ付き、次々とポイントへ来る方達を迎え、“お願いをしたのです”。

この日は、係の方から、フライの方が18名来ることを聞き、

100mも無いポイントで、「早く来たもの勝ちの釣りをするよりは、皆さんで、上流から順番に釣り

ローテーションをしたいのですが、いかがでしょうか?」とお聞きし、お願いをしたのです。

顔見知りではない方が多かったのですが、皆さん賛成してくださって、順番に入ることとなったのです。

 

 

 

上流から釣り下り

1キャストまたは流し終えたら、2〜3ステップ下る。

そんなスタイルで、上流から下流まで釣り下っていく方法なのです。

前日の場合は、そんなこともなく、2時間も3時間も

同じ場所にキャストし無ければならなく。

2〜3人上流の人が流したフライがウェーダーに触る始末です。

ヒットしても下流に人は多く、無理をしますからばれることも多かったのです。

このロ−テーション方法ならば、川に入るのは多くても5人

気持ちよく釣りができるのです。

 

1匹釣ったら、上がって最後尾に並ぶ

下流まで釣り下ったら、最後尾に並ぶ

 

 

 

メス鮭をヒット

 

ユウタロウもヒット

 

大木、ヒット!

この鮭は2本目で、1本目はフッキングが甘くばれてしまったので、この時はしっかりとフッキング!

かなりの強烈なファイトで、慎重にランディング!
大型のオス鮭でした! お見事!

 

 

 

その後、私は2本目のメス鮭をヒット!

順番待ちをしながらの釣りですので、失敗は許されなく

一流しをして確実に釣らないといけないのです。

鮭釣りは、釣り方です!

釣り方がしっかりと出来ていればばれにくくなり、他の人が釣った後でも釣れるのです。

 

ユウタロウも、確実に上達してきており

次々とヒットしていく!

 

メス鮭をヒット!

あまりにも狭すぎるフライ区間

たった100mくらいの距離に、17人もの釣り人は多すぎるのです。

釣りを行うには、本来なら3名位の距離ですが、そこを5名近くで回していっても、このように8〜10名の待ち行列ができてしまう。

 

 

今回の待ちは、1時間半、限られた釣り時間なのに、1時間半も待たなくてはならないために釣りが出来る時間がほとんど無くなってしまうのです。

昼までに、釣りが出来るのはせいぜい4回ですから、毎回 入る度に確実に釣っていっても、4匹なのです。

 

前日は、下の写真のような状態で、川に入れた方は良いのだが、空くことはなく入る場所がない方もいまして、諦めてルアーに変えた方もいました。

さらには、帰るわけにも行かなく、仕方なしに、全く魚がいない上流の急瀬で、釣りをしている格好だけするしかやることがないのです。

当然、1匹も釣れない方が多く出てきますし、釣りが出来ないのは最悪です。

良い場所に入った方でも、同じ場所に3時間もキャストし続けると、魚もフライに飽きるのか全く釣れなくなり、いい加減にいやになるものです。

これを思うと、待ち時間は出てきますが、気持ちよく釣りが出来る後者の方が、釣りの回数は減るが、全員が公平に釣りが出来、釣りも気持ちよくできるのです。

ただ、皆さんに釣りを見られますから多少の緊張はあります。

そして、凄いのは、釣りのシズテムがあっているのか?釣り方が上手いのか?が、ハッキリと出てしまうのです。

 

 

 

8日の状況

この区間に17人

多い日は25人もいたようです。

 

 

次の順番で、ヒットしたのはオス。

開きに近い場所で、対岸ギリギリに定位していた鮭

これを釣るのは、スイングをどれだけ抑えることが出来るかがキモなのです。

 

また1時間半待ち

昼頃、スイングスピードを抑え、ピンスポットで狙い誘って喰わせヒット!

狙い通りあの大きなフライを口の奥まで吸い込んだ鮭。

 

 

川へ入る度に。毎回必ずヒットでき、気持ちよく釣れた。

川は、上流から下流まで単一な流れではない!

しかし、多くの方は同じ釣り方をして釣り下っているので、少し考えなければならいのでは?と思う。

必要なのは、多くの状況に合わせ対応できるシステムです。

 

鮭釣りは、魚さえいれば偶然にも釣れますが、

たまたまの1〜2匹ではなく、確実に狙って釣って行くには、釣り方が重要なのです。

狙い方、誘い方、限られた場所で、限られた時間の中釣って行くには多くのテクニックが必要となります。

最大の技は、スイングスピードを抑えること!

この、チャムサーモン(鮭)は、スティールヘッドのように追い食いをして来る距離が短く、カラフトマスのようにゆっくりした流れではなく、割に流速がある場所を好むのです。

その流速がある場所で、スイングスピードを抑え、フライをしっかりと沈め、底から20cm以内を流すテクニックが必要なのです。

 

それを確実に行うには、釣り方が重要で、フライだけ同じものを使用しても、釣り方で釣れるか釣れないかが大きく分かれてしまうのです。

キャストして、たまたまスラックが入り、送り込んでいく最中にベストの位置にフライが流れ、ヒットすることはしばしばあります。

これを、偶然おきてしまったのか、技として故意に行い狙って釣ったのでは、大きな差なのです。

川で釣れる最大の魚 鮭

偶然もしくは、滅多にないチャンスで釣れる大型魚は他にもあるかもしれませんが、安定して数多く釣れ、気持ちよく狙って釣れるのが鮭です。

多くの制約はありますが、この釣りは面白いです!

 

ドラッグが鳴り

ラインの水切り音が鳴り

ダブルハンドロッドは、バットから絞られる!

繊細でありながらも豪快な釣り

いわば“男の釣り”

これが、安定して楽しめるから面白い。

 

昨年、大木に誘われ何年かぶりに行った手取川でしたが、こんなに面白い状況になっているとは知らなく昨年は感激した。

 

わたしのHP での紹介や、雑誌での紹介。私と同様で、感激した多くの方がまた友人を誘い来られているの影響もあり、多くのフライマンが訪れるようになった手取川

しかし、大洪水や台風による洪水で、今年は、川の状況が変わり、釣り場が半分になってしまい、釣り人の数と、釣り場の大きさが全く合わなく、釣りが制約される部分も多くなって来ている状況です。

来期、川の瀬がさらに下流へずれることとなったら、フライの釣り場はどうなってしまうのか?  心配ですね。

そんな話を、順番待ちをしながら皆さんと話しました。

 

4匹目の魚を釣ったときが12時ですから、これから1〜2時間待つと帰りが遅くなるので、今回の釣りはここで終了!

近くのスーパーで、コウバコ・カニ 1パイ 380円にて購入し、帰りました。

 

12月放送のハイパーエキスパートは、サーモンタクティクス 手取川の鮭釣りです。

詳しくは、ロケ後、アップいたします。

 

 

 

おまけ

 

早朝から起きて、 真剣に取り組み、神経集中し、体力を消耗させた釣りでしたが、

大木は、気持ちよく大型の鮭をヒットさせ、上機嫌!

帰りの車では、乗車と共に即爆睡!しかも大いびき!

行き・帰りと運転手となった私も、大木につられたのか、福井県を越えるまでに眠気に襲われ、ユウタロウと交代。

交代したら目が覚めるもので、ユウタロウと釣りの話で盛り上がりましたが、お殿様 大木は、爆睡。

愛知県に入った頃、途中で目を覚ました大木は、

昨年は1匹も釣れなく、悔しい思いをしましたが、今年は、私たちの中で、最大魚を釣り上げ大満足!終始ニコニコです。

「大木、今年は釣れて良かったな!かなりレベルを上げたんじゃない!凄いよ!」

そういうと。

「杉坂さん、これで私も杉坂組の一員に入れてもらえるようになりましたかね」と言うから、

「一員だから俺がお抱え運転手にされてんじゃないの?」と大笑いをして帰ってきました。

 

釣りは釣れなきゃダメですね!

みんなが釣れた時は楽しいものです。

ここで、一人でも釣れない人がいたら、釣りの話が出来なくなっちゃいますからね。