kencube

 

4月10日 追筆

 

とうとう釣った! あこがれの、島牧でのナナマル越え!

さらにもう一本 ナナマルを超え2012年のウミアメ修行は終了しました!


 

2本目のナナマル、島牧での食事

下段に追加しました。

 

 


2012年 3月29日 札幌到着

途中で食事をしながら、車で3時間、島牧へ向かった。

島牧の海は荒れており、夕方準備をしてウォーミングアップ

30日 島牧初日は、浜は波が高く荒れていたためにユウタロウと二人で朝から磯場へ入った。

磯場ならば、波をかわせる場所があり釣りが成立するからなのです。

ユウタロウも岩の隙間にラインを通してロングキャスト!

SD-X#13は、飛ぶ! だから全力でなくても軽い力で50mの飛距離が得られるから楽なのです。

磯場の入り江には、鮭稚魚が回遊し、大型アメマスはこの稚魚を狙ってくるだろうと思い、この場所で3時間粘った。

 

結果は、何もなし。

それよりも久々の島牧1年ぶり、ラインバスケットの中のタイラップ(ライン絡み防止)を作り替えてきたら最悪!

ランニングラインが絡んで絡んで釣りにならないのです。

昨年、EXシューティングライン インターミディ025を使用し、全く絡まなく最高!なんて言っていて

そのままのラインを使用しているのですが、2回に1回は絡むのです。

慌ててラインバスケットの中のタイラップの数を増やしました。

すると、絡みが全くなくなり、ようやく釣りができるようになりました。

それ以外にも、次々とラインクリーナーをしたり、バスケットのベルト調節があったり、なかなか思うように釣りができませんでした。

さらにはキャスティングまでがおかしくなり、メロメロ。

自分に腹が立ち、怒る自分をなだめ、冷静にならなくてはそう言い聞かせ釣りをしていたのです。

強風、大荒れは、思うようにいきません。これもすべてが慣れ。

1年ぶりで忘れていたことが多く、思い出しながらの釣りです。

昼過ぎまで釣りをしたところで、島牧の名人 原田氏と合流

かりんぱ(喫茶店)で食事をしようかと話が出たが、私たちには時間がなく、コンビニでおにぎりを食べ、すぐにロッドを振りたいとお話をしました。

次に向かったのは、島牧でメインとなる、江ノ島海岸 

その右にある 18番といわれるポイント

島牧に来たなら、ここでつりたい! そんな有名ポイントです!

大荒れの海には誰も居ません!

いつもでしたら、ルアーや餌釣りの方、フライマンがびっしりと並んでいる場所です。

貸し切り!

原田さんに「こんな波で釣りになりますか?」

と聞いてみると、

「この波なら、釣れる波形だから・・・」

通常でしたら、タイプ3を使用するのですが、

指定のラインは、インターミディ

今までの常識では無い。

インタミのラインを使用しての極秘のリトリーブを伝授され、水中のフライの状態をイメージしながら釣っていったのです!

波に押され、バスケットに海水が入り、急に重くなり、押し倒されそうなのです。

さらには強烈な引き波で、立っている足下の砂が流され、足下をすくわれそう!

引き波は強烈で、海に連れて行かれそうになり、ビビッて釣りを開始!

強風でロッドが上げにくく、バスケットからランニングラインは飛ばされ、とても大変!

ユウタロウも、原田さんに着いて、極秘技をどんどん伝授されていく。

努力と根性!

私たちは釣りの修行に来ているのです。気合いで戦い!多くのことをつかんで帰りたい。

 

波と風と戦いながらの釣りでした。

ロングキャストし、リトリーブをして魚にいフライを見せ、食わせる!

フライは鮭稚魚、鮭稚魚が泳いでいるイメージを演出する必要があるのです。

 

すると、イメージ通りにフライが押さえ込まれたのです!

ズンズンズン!

頭を振る動きがロッドに伝わった!

「ヒット!」

大声で叫ぶのですが、二人とも気がつきません!波の音が凄く叫んでも聞こえない。

ランディングの時ユウタロウが気がつき走ってきた!

でかかった! なかなか寄ってこなくて、興奮した!

 

SD-X#13  SPDゴーストティップライン

島牧江ノ島海岸 18番 65cmヒット

 

こんなのが釣れてしまうから、島牧はおもしろいのです!

簡単ではありません!だからさらにおもしろい!

 

素早くリリース

 

その後、さらに波が高くなり釣りができなくなったので移動

波の影響がない風裏のポイントへ

ヒット!

 

強烈でした!

あまりにものすごさに驚いた!

 

これはさらに大きく

凄かった!

ドーナッツの模様は、巨大アメマスの証

SPDライン  スローシンクユニホーム使用

島牧 元町 69.5cmヒット

 

島牧の初日!

SD-X#13 と最新のラインで、強烈な1日が終わった!

全身筋肉痛

今日もこれから海に向かいます!

 

2012年 3月31日


 

強風 雪 向かい風 大荒れの海

私たちだけならば、釣りをしなかったかもしれない状況

原田さんはあっさりと、「これならやれるね!行きましょうか!」と・・・

急いで準備! 柳の下に2匹目のドジョウはいるのか?探りに行きました。

 

波に押し倒されそう! 気合いを入れキャスティングをし続けるユウタロウ!

26歳でこんなことを経験できるのは幸せだ!

気合いを入れ、波に立ち向かえ!

 

島牧のスペシャリスト 原田氏から次々と極秘技を伝授されていく!

何を見ていくのか?・・・ 

こうなればこうする・・・

修行です!

釣りは、どんな釣りでもつながっていることが多い。

ここで学んだことも他の釣りで生きてくるものです。

若いうちに多くの釣りを学ぶべし!

 

寒い!けれど負けない。

気合いと根性で、次々と移動しながら釣りができる場所へ行きました。


大雪 強風

波をかぶった!

首から冷たい海水が、お腹まで伝っていく。

ヒエ〜!

やめたい気持ちになりますが、ユウタロウは怯まず帰らない!

気合いと根性で釣り続ける姿を見て、私もがんばった!

 

もうやめようか?そう思ったとき

チームK・Bulletの 坂本名人が現れ、ヒット!

サクラマスをヒット!

K・Bullet SD-X#13 インターミディエイト スローシンクユニホーム スカッドフライでヒット!

 

この状況の中、見事だった!

 

 

その後夕まずめまで、強風大雪の中キャストを繰り返したが、私には反応がなかった!

先ほど部屋に戻り、ライン交換、タックルチェック

ユウタロウも自分のタックルを作っていた。

敵は風! バスケットからラインがこぼれることがあるのです。

明日も風が強いならば、ファストシンクのランニングがベストかも?

夜明けからフライを巻き気合いを入れます!

 

3月31日

チームK・Bullet サクラマス1本 


4月1日

今日は冷え込み 風が冷たい! 手が痛いほど。

さらに強風、大波

とんでもない天気だった!

いろいろと走ったが、まともに釣りができる場所がない。

そこで、江ノ島海岸 横の磯場へ入った。

しかし、大波。

 

時々できる波間に、チャンスはあると信じキャストを繰り返す。

 

 

ユウタロウは、ずぶ濡れ!

首から入った水が、膝まで達するほど

最高気温2度

冷たい、水に濡れた手に強風があたりさらに冷え込んで痛い。

これも修行です。

だれもやめよう。休もうとは言わなく、心が折れそうになりながらもキャストを繰り返した。

3時間近く頑張ってみたものの、全く何もない。

手が痛いのみ。

そこで、4mラインのことを思いだし、大荒れの18番へ!

大荒れの18番

ラインは、パワーヘッド4 4mを使用してみた。

凄い発見!

潮の動きを感じるのです。しかし、#10は軽すぎ。

#13のパワーヘッドが欲しい!

早速に図面を書き、制作してみる予定です。

この中でも釣りになるのです。

そこには多くの技が必要で、その技を丁寧にユウタロウへ伝授してくださる原田氏

私も多くのことを学んだ。

時々ルアーの方々が来て、キャストしすぐに帰って行く。

こんな日に 釣り続けているのは、私たちだけだった。

 

延々とキャストを繰り返した。

立っている足は冷たくなり痛い。

指がちぎれそうな痛さが時々やってくる。

4回 「コンコン!」というアタリを感じたが、フッキングができない。

釣り方のようです。

まだまだ釣りが甘く、修行が足りないようです。

 

ルアーもだれもヒットしない状況が続いた中、ヒット!

さすが原田氏 この人は凄い!

有言実行! 説明通り、この状況の中、ヒット!

これぞテクニックです!

多くのことを学ばなくては!

 

 

K・Bullet SD-X#13 SPDライン タイプ3

この波ならば タイプ3がベストのようです。

 

 

夕方6時まで降り続けましたが、何もなくこの日は終わった。

強風の中、振り疲れた。


 

4月2日 さらに北風は強く、今日は最高気温が0度らしい。

これから、昨日の波の読みかたを勉強に海へ向かいます・・・

体も心も重く、行きたくない自分がいます。

温泉でのんびりしたいが、温泉で得る物は弱い心

海へ行けば、つらいけれども、必ず得る物があるはずです。

修行

これが島牧です。

本音はとてもつらいです。

全く甘くない!

ここには、夢と希望があるので、過酷な状況ですが、ロッドを振る気になるのです。

今日も勉強に行ってきます。

 


 

 

波の高さは3m以上

浜には立っていることすらできない状態。

大荒れだ!

そこで、釣りができそうな磯場を探して移動

K・Bullet SD-X#13  最強のロッド、強い味方

 

苦労してヒットできたのは、尺イワナ いや、尺アメマス

 

ユウタロウは、磯場で頭から波をかぶり雪の降る中

激寒の強風の中でキャストを繰り返した。

ジャケットの中は顔から伝わった水しぶきが胸、お腹、腕、足先まで達して全身ずぶ濡れ

半端無く冷たい!

根性でキャストをし続けた結果

良いサイズのアメマスをヒット!

この状況の中、釣れたことに感謝!

波の読み。それが重要。必死にて習得中!

ウミアメは奥が深い!

 

 

明日は、南風が吹くらしいが、大雪大荒れの予報。

連日最悪の天気!

朝から気合いを入れ修行を続けます。


4月3日

この日は、よっぴーさん(島牧の最大記録アメマス保持者)から南係った風が吹き、あれも収まるのでは?と連絡があり、

連日あれ続いた後のベタ波の爆釣を期待していた。

朝早く目が覚め、宿に泊まっている水上師匠と坂本名人に、今日はバラバラで各ポイントへ入り、どこかで釣れた情報があれば電話で報告しようと分かれて釣り場へ向かった。

私たち親子がまず先に向かったのは、北国間

7年前釣りビジョンの撮影で、朝一番巨大なアメマスをバラしたポイント

誰もいないのを見計らって、静かに足下から順番に探ってすべてのポイントを探っていった。

大荒れで2〜3日フライでは誰も入っていないとおもわれる状況だったので、

この日は絶対に釣れる!そう信じて、慎重に探っていったのです!

しかし、全く何もなし。

ユウタロウが、イワナクラスをヒットさせたのみ。大型のアメマスは入っていなかったのです!

慌てて移動!

札幌の中田氏も来てくれ手分けし各場所へ入っているが、全くアメマスの反応はなく、ルアーでも釣れていない状況だった。

 

そこで、私たち親子は移動!

江ノ島海岸まわりで、すこし気になる場所があったのでそこへ向かうと、中田氏の車があった。

さらに移動、次のポイントへ!

ルアーの方が帰るところで、状況を聞いてみると、「サクラはいないね!でもアメの50台が1匹釣れたよ」と話をしてくれたので

他では全く良い話はなく、そこに入ってみることにした。

 

 

足下から順番に探っていく、

SD-X#13 ラインはインターミディエイト・ゴーストティップ

モノコアーで、通常のインタミよりも少し沈む。そして流れを読むには最高のラインです。

島牧の浜では、シンクレイトまでもがベストなラインです。

初日もこのラインでヒットしたのです。

50m近くキャストして、沖の昆布根を狙った。

5回くらいキャストしたところで、流れの方向が解り、リトリーブのタイミングも見えてきたとき

「ドン!」

フライがひったくられた!

その直後、「ズンズンズン!」頭を振る動きがロッドに伝わり、尋常でない大きさの魚がヒットしたことが解った!

少しすると、ロッドが倒され、リールからラインがどんどん引き出されていく!

ラインにブレーキをかけ止めると

「ズンズンズン!」頭を振って大暴れ!

強引に止めれば口が切れてばれてしまうことが心配で、いなすようにラインを出した!

バッキングは、PEが100m巻いてあるからそこまでは出ないだろうと冷静にラインを出して無理をしないように心がける。

ロッドを上げ、魚を浮かせ気味で走らせるならば、見えるところに大きな岩場などないので安心。

7年前の撮影時以来の大物に間違いなく思え、いつも以上に慎重になった。

そして、腰に付けていたインスタネット(折りたたみネット)でランディングをしようとしたが、入らない。

フライは口の周りになく、がっちりフッキングしていると思えたので、浜へ波を見ながら引き上げた!

 

でかい! これぞ島牧のウミアメ!

 

私にとって、過去最大のアメマス!

島牧では、70cm以上のアメマスのことをナナマルと呼ぶ

うれしかった、ようやく手にできたナナマル・アップ!

ユウタロウもこの大きさを見て感激!

二人で興奮して喜んだ!

やっちゃった!

とうとうやっちゃいました!

 

釣りはタイミングです。本当ならば、ユウタロウは撮影をしなく、キャストを繰り返していれば、すぐにチャンスができるのですが、

私たちは、どちらかが釣ったならば、釣りをやめ撮影する。

もったいないのですが、これがなかったら意味がない。写真もなく釣ったと言う人もいますが、私たちは違います。

 

撮影終了後、ユウタロウはキャストを繰り返す。

ロングキャストで、沖の昆布根を狙う!

SD-X#13は凄い。

軽々とフライを沖の昆布根に運んでいく!

私は違う方向へキャストをしていると

ヒット!

その間にユウタロウを見ると、ユウタロウもヒット!

ダブルヒット!

私の魚は60cm弱

ユウタロウにサイズを聞くとかなりデカイというので、私の魚は強引に引き寄せ、上げたらフックが緩み海へ帰っていった。

それどころではなく、ユウタロウの魚は大きそうでかなり長い時間ファイトが続いた。

それと同時に、仲間たちが状況を見に来た。

そこで、ユウタロウもランディングに成功!

「これはデカイ!」そう皆から言われ、メジャーで計測すると、69.3cm ナナマルに7mm足りない!

泣きのナナマル!

見事なウミアメ!

ユウタロウも自己記録更新(一昨年は69cm)3mm更新。

ナナマルの壁は高い!

SD-X#13のグリップが小さく見える

かっこいいぜ! 島牧のウミアメ!

 

その後、K・Bullet SD-X軍団勢揃い!

釣って釣って釣りまくれ!

 

サクラマス、アメマス連発

 

俺たち SD-X軍団は釣りまくった!

60cm台を ボコボコに釣った!

 

 

坂本名人が釣ったアメマスは、異常に太く

4Kを超えるであろうと言われていた。

しかし、全長は 69.5cm

 

 

応援に駆けつけてくれた札幌の中田氏もサクラマスを含め5本ヒット。

少し離れていたために、写真を撮りに行くことができなかったが、連発だった!

 

これも、ただ魚がいたからキャストすればよいと言う状況ではなく

狙い場所、誘い、食わせがしっかりと考えられた行動ができていないとヒットできない状況だった。

私はもう1本巨大な明らかにナナマルオーバーをヒットさせ、浜に上げるとき、坂本氏がバスケットですくってくれようと近づいたとき魚が走り

坂本氏の足に絡んでラインブレイクしてしまったが、この魚も

誘いと食わせがしっかりとできたとき、おきまりのパターンでヒット!

 

この魚も、50m先にある昆布根を狙うために、60m以上のキャストをして、魚にフライを見せ、50m先でヒットさせたアメマスです。

これも、SD-X#13の飛距離は、余裕のキャストで届く距離

飛ぶロッドで、常にフルキャストでの釣りを行うのではなく、

7割以下の力で50mをキャストし

ここぞとい言うときに、60m以上のキャストができることが重要なのです。

 

 

うれしかった

狙い続けて10年

これぞ島牧のウミアメ!

 

原田氏、坂本氏から教わったのは、

ウミアメは数釣り

一発大物は、誰にもチャンスがありそこが重要ではないこと

大型のアメマスを数多く釣って、チャンス時には、いつでも釣れるようなテクニックを身につければ

ナナマルオーバーの大型のアメマスを釣ることができること。

 

今回も、私たちは、原田氏や坂本氏から教わったテクニック、考え方が少しですが理解できるようになったからこそ

今回の爆釣ができたのだと信じている。

島牧のウミアメ、奥が深くおもしろい

まだまだ未熟な部分ばかりですので、よりいっそう努力しこの釣りを習得しようと気合いを入れております!

 

世界にはそれぞれに奥深い釣りがあり、どこかでつながっており、釣りは本当におもしろい!

思い通りにならない世界だから、燃えるのでしょう!

修行です。

夜は宴会

皆さん祝ってくれました!

翌日の天気予報は最悪。

 

強風大荒れ 台風波の大荒れになる予報。

その予報は的中

北海道中大騒ぎ!飛行機、フェリーは欠航。大波、強風、大雪

波の高さは6m 地響きがして、道路まで水しぶきが飛んだ!

朝からフライタイイング

そして、パソコンがあるから、仕事した。

 

クリアラバーグルーは、ストリーマには必須!

これでコーティングするとフライが壊れない!

お勧めです。

 

この波が落ちたら、爆釣期待しております。


4月4日の大荒れは、道路まで波が来て、港の堤防を波が乗り越えるほどで驚いた!

5日の朝

3時過ぎに目が覚め、波が落ちたらチャンスと思い、暗いうちから海を見たが、相変わらずの大波

この日は朝から仕事をして昼から、ラインバスケット制作です。

島牧で重要な物の一つで、ラインバスケットがある!

今回釣りをして特に感じたのがその大きさと性能

強風時、大荒れ時にその違いがはっきりと現れてくる。

そこで、いろいろなメーカーが出しているラインバスケットのことをウミアメフリークの皆さんに聞きましたら

ベストな物はなし!という驚いた答えでした。

良い製品はなく、皆さん自分で改良して使用しているのです。

たしかに、私のバスケットも、風が吹くとラインがこぼれだし

一度こぼれてしまったら、ラインは波に引っ張られ、すべてのラインが波で引き出され、ゴミに絡むし岩に絡むし

最悪は、貝でラインが切れてしまうのです。

ランニングラインに気をとられていると、リトリーブがおろそかになり、魚は釣れないし、ラインは沈みだし、岩に巻き込まれ

フライはなくなる。それだけですめばよいが、下手をすると、ラインまで絡んで持って行かれる。

すべてはラインバスケットだ!

ランニングラインも、ラインバスケットの性能が良ければ、中で平たく落ち着いて収納される、

バスケットが小さいと、中でラインが丸まったり立ったりしていて、後からリトリーブしたラインが、シュート時に先にリトリーブして立っていたラインを拾って飛んでいこうとする。

その瞬間、ランニングラインは絡んでくしゃくしゃ!

キャストしたラインを即座に回収しなければ、ラインやフライが根掛かりする。回収すればくしゃくしゃのランニングラインにさらに絡んで大変なことになる

40mもの絡んだラインを、強風、極寒の指先が凍てつくなかでほどくのはつらい!悲しくなってくるのです。

これもすべて、最初の、ラインバスケットの性能が元!

 

 

ホームセンターで 丸棒を購入 そこの形状を安定させるために底の手前にセットして

タイラップで止める

風でラインが流れ出さないように、車の足下トレーを購入

ソフト 発砲ゴムで軽く加工がしやすい

 

それを周りに入れ込み

園芸用パイプで固定

 

これを持って、早速に海へテストに行った!

大荒れ、強風 テストには最高の条件?

しかし、海はうねりが凄く、立ち込みなんてできない状態

大波に巻き込まれて流される状態

そこで、港でテスト!

2時間も振って何もない。

バスケットは少し良くなった。しかし完璧ではない。本体から作り直す必要ありと感じた。

それで、あきらめて、疲れて寝転んだ!

背中が痛い、筋肉痛

その後、次の港へ行っていたら、ここの港で熊が出て対岸いる連絡があり駆けつけると

ハンターが来ており 対岸で熊を撃った!

対岸の林の中でのことで大きな銃声は聞こえたが、撃たれた熊はみられなかった。

 

寒くて寒くて、温泉へ行き、早々に切り上げ 新作フライを巻いた。

 


4月6日

強烈な低気圧が通り過ぎ2日目

もうぼちぼち穏やかな海になるのでは?と期待して、朝4時前から目が覚めた。

夜明け前の暗い海。しかし街灯回りのみ一部だが波の状態が見える。

宿の前の海は、まだうねりはあったが風波は見えない。

早速に天気予報を朝の一時のみ南風。その後7時以降は北西の向かい風に変わる!

この一瞬しかない! そう判断し、薄暗いうちに準備をして、夜明けと共に島牧へ向かった。

 

天気予報通り、追い風、うねりの波は大きいけれど、風にラインを流されない分釣りやすい状況だった!

早速に準備

ロッドは、K・Bullet SD-X #13 

ラインは、SPDライン インターミディエイト ゴーストティップ

2〜3投して流れが解った。

手前に流れている筋と奥に流れていく筋の2つの流れが感じられた。

手前の流れは浜側で砂地の方向へ流れる。だが奥に流れていく流れは怪しく、昆布根方向へ流れていた。

おそらく奥の流れだろうと、手前の流れをまたぎ、奥の流れを探っていくと

「ドスン!」リトリーブするラインから強烈なアタリがあった!

「ズンズンズン!」間違いない!アメマスの動きを感じた。

その後一気に走り出すと同時に水面を破り大暴れをするアメマスを見て、かなり大きいアメマスがヒットしたことが解った。

波は大きく、無理をすると波の抵抗が大きく掛かってきて口切れをする可能性があるために、ドラグを弱めに調整し、ラインを出し魚を走らせた。

大波に乗せ、白波の中にアメマスを入れ、左右が解らなくなる状態で暴れさせ、波に乗せて引き寄せた。

苦労したのは波打ち際だった。

波頭に魚を入れ、波打ち際まで波に乗せ持ってきたものの引き波で、また持って行かれ、アメマスが泳ぐのを利用し

砂浜に上げ、波が引くのを待ち押さえ込んだ!

 

 

 

70.2cm

かろうじて、70cmを越えた!

 

筋肉質の大型アメマス!

島牧のナナマル

これが釣りたくて、島牧に憧れ、10年も通ってしまった。

 

その後、このポイントは1カ所しかこの流れにフライを入れることが出来なく、1人しか釣れない。

そこで、友大郎と交代

同じポイント、同じ探り方でユウタロウがヒット!

 

 

俺たちの釣り方に間違いはなかった!

アメマスは海の流れを読むことが重要であり、その中をどう引くか?どう当たりを取るか?のようです。

 

ユウタロウが釣りしばらくすると天気予報通りで風向きが変わり、向かい風になった。

すると、その流れは消えていき、ラインが入っていかないのです。

それでもと、昼過ぎまでキャストを繰り返したが、全く無反応。

そこへ原田さん登場

大荒れの生コン裏

「波を被る事覚悟で、ちょっと危険な場所へ行ってきます!」と言い残し、このテトラの中へ!

短時間で3本ヒットさせ、2本キャッチ!

見事でした!

その後、さらに波が高くなり流れが変わったので移動され、ナナマル1本キャッチされたそうです。

 


磯場の上で、波を被りながら急いで撮影

 

K・Bullet SD-X #13  

SPDライン インターミディエイト スローシンクユニホーム 使用

 

 

 

 

私たちは波が高くなったまま立ち向かって行きましたが、大波をかぶり、首から入った冷たい海水がお腹を伝わり

パンツまでびしょ濡れ!

ちべたくて、笑えないです!

雪の降る中、気温は低いし、雪は降るし・・・

海アメは修行です。

 

午後から、着替えに部屋へ戻り、その後

いくつか場所を移動しましたが、波が高く全く釣りにならない状況に夕方4時で終了。

温泉へ向かいました。

 

 

この日、時々雪が降る厳しい状況の中、今回 2本目のナナマルをキャッチできました!

流れを感じ、そこを狙ってキャッチできたことが嬉しかった!

 


4月7日 最終日 

8日が札幌のスクールで、7日の午前10時で終了し、部屋を片付け、昼には島牧を出て札幌へ向かう予定です。

最終日は気合いを入れ、出発!

 

急激な冷え込み!時々降る雪が道路へ積もり凍結路面へ!

4月にこんなに寒いのは初めて!

大波を覚悟で海に立つが、波を被り、指が濡れた直後凍てつく冷たさに、指が痛くて我慢ならない状態!

辛く、心が負けそうになる。

釣りをやめたら魚は釣れない。

流れを探り、チャンスを探す。

沖から、雪雲がやってきて、こちらへ近づいてくる。

覚悟しながら、波と戦い 俺たちはキャストし続けた!

しかし、良い流れはなく、全くアタリも何もない。

そこで、ポイントを移動

 

磯を渡り、大波覚悟で海に立つユウタロウ! 根性で釣りをやめませんでした。

私は対岸の岩陰で、吹雪を避け、休憩

大雪でまっしろ!

他の釣り人が帰り、ポイントが空いたので、これぞチャンスと立ち込みました!

 

強烈に降り付ける雪 風

2時間近くキャストし続けたが何もなく、時間となり宿へ戻りました!

 

パッケージ終了後、天気は回復しこれから良くなっていくようでした。

帰りの車の中から海を見ると、波はかなり収まってきておりました。

峠の道は雪

4月7日でこんな真冬の状態になるとは驚きました。

今年の春は遅いようです。


島牧での食事

 

今回も、エビ・カニ漁師さんの所で宿泊しておりました。

 

 

ナナマルをキャッチできたときには、1kgアップの大型毛ガニ

 

こんな大きな毛ガニを見たのは初めてでした。

 

 

 

島牧の海で釣れたサクラマスのちゃんちゃん焼き

毎日毛ガニが食べ放題

この大型ほっけも おばちゃんの所で捕ってきた魚  数年前アワビが食べたいとリクエストしたら、毎日市場で買って来てくれるようになってしまった。アワビの地獄焼き

  ウニも塩ウニをシーズンに作り、私たちのために作っておいてくれたのだそうです。

 

いつも世話になっているおばちゃんも喜んでくださり、1泊5,000円ですが 採算は度外視の特別料理で、連日お祝いです。

最終日は、アワビ2個 ウニ カニ ほっけ、鍋もの・・・

食べきれないほどの料理をだしてくれました。

 

 

 


2012年の島牧修行は、目指してきたナナマルを2本を頭に、65cmアップのサイズを合計で7本も出すことが出来た素晴らしい結果となった。

ユウタロウも70cm弱を筆頭に4本

素晴らしい魚たちでした。

厳しい状況でしたが、恵まれた結果となり、多くのことを勉強しました。

まだまだ解らないことが多く、これからですね!

でも今回大きなヒントを掴みました。

新兵器が出来そうな予感・・・

また来年、島牧へ修行に行きます!

そのときには、多くの新兵器持って行きます。

 

全身筋肉痛  疲れた〜。

 

2012年 俺たちはまた一歩 前進できた! 感動の旅でした。

フライフィッシングは奥が深い!

 

まだまだ覚えなければならないことが山ほどあります。

次は、本州の釣! さらには ソルトの釣り!

修行は続きます。


使用タックル

 

最強のロッド

SD-X #13

SPDライン

インターミディエイト ゴーストティップ 大物連発!

磯場でベストな、インターミディエイト スローシンクユニホーム(ブルーティップ)は、近日発売予定!

 

 

シューティングラインは

EXシューティングライン スローシンク

ほとんど絡み無く使用でき、飛距離が伸びるのでお勧めです!

 

シンキングライン、タイプ2 タイプ3を使用の場合は

EXシューティングライン ファストシンク

お勧めです。