2012年11月手取川の鮭釣り
2012年11月8日 9日 手取川の鮭有効利用調査に参加してきました!
毎年川の状況が変わる手取川
今年のフライエリアの状況はどうなっているのか?
鮭がいる場所なのか?
行ってみないと解らなく、前日、午後で仕事を終わり
夕方暗くなる前に現地に着き、川の状況を見ることにしました。
2012年のフライエリアは、今までになく浅く、プールではなく流れ込みの瀬。瀬のみがフライエリアで、あまり多くの鮭が定位出来る場所ではない状態。しかも中心部は、川の岸を工事した事により、急深の水路が4m幅 長さ50mで岸沿いに掘られ、置きは浅く岸よりは穴が掘られている状態。沖を釣り下ると、その区間は岸に戻れない、少し怖い状態でした。
状況を確認でき、何となくですが鮭の付き場を予測出来た私たちは、暗くなる前に宿へ向かいました。
シーサイド松任 食事は最高!温泉最高! お値段お値打ち 1泊1食6,960円 料理はかなりのレベルで抜群に美味しい
夜は温泉にゆっくり入って、翌日用のフライをたくさんタイイングしました。
そのとき、窓からは雷の稲妻がつぎつぎと見られ、強烈な豪雨、強風ととんでもない天気になってきてしまったのです。
「これ明日釣りできるか?」
翌日の天気予報は、日中も雷雨!
最悪の状態!
先日のスティールヘッドは巨大ハリケーン 「サンディー」に邪魔をされ、今度は雷雨。
釣りが出来るのか?心配でした。
翌朝 3時半起き
ホテルのロビーで、ロッドをセットし
荷物の整理をして
ウェーダーを履き
ジャケットを着て準備万端!
コンビニで昼食を買い、
5時に手取川の受け付け管理棟に着いた!
「なんだこの椅子!」
受付は、6時45分から。
雨が降っていて、冷たい!寒い!状況ですが
私たちが並び出すと、つぎつぎと人が着ました。
しかし、その横には椅子の列があるのです!
皆さんこれどう思います?
すると、車の中から、椅子を持った人が出てきて、その椅子の列にもう一つ椅子を置いて車に戻ろうとするのです!
それを見て、少し面白くなく思っていた私は、思わず「その椅子は何ですか?」そう聞いたのです。
すると、その方は「椅子は場所取りだよ!」
そう言われたので、
「そんなことが許させるわけないですよ!」 「そんなのは、常識からして通らないと思いますけど!!」
「椅子を持ってくるのは良いけど、そこに座っていないとダメじゃないのですか?」
「そんなのが許されるなら、僕たちは昨日から来ているから、僕たちも昨日から椅子を置くし、明日の分も置いておくよ!」
「そんな事したら、2日釣る人の椅子だらけになってムチャクチャだよ!!」
「アイホンだって発売前から、みんな何日も並んでて・・・、TVで見たでしょ!それが当たり前でしょう!それが常識ですよ!
」
誰も言う人はいなかったので、思わず私が言ってしまった!
それには、昨年も同じ事をされ、私たちが1時間以上並んでいると、椅子を置いていた2名が、明るくなってから現れて、一番始めに受付を行ったのです!!
これを見てかなり不愉快な思いをしており、こんな事は絶対に許してはいけないと思っていたからでした。
昨年はテレビの撮影中でしたから言えなかったけれど、今回はプライベートでしたから、ガンガンに言ってしまった!(笑)
「悪いけど、早く受付がしたいなら、ここにいてくださいね!!よろしくお願いしますね!!」
すると、その他の椅子の列は、皆さんお仲間だったようで、つぎつぎと人が車から出てきて、皆さん並んでくれました。
雨の中、待つこと1時間45分
これが順番待ち! 良い場所に入るには努力と根性が必要です!
その後、椅子を置いていた方達とも、楽しく雑談して時間を過ごすことができました!
みんな気持ちよく受付が出来たのです。
ちなみに、今、管理棟には、「椅子での場所取り禁止」と書かれております!
早々に受付を済ませ、急いでフライエリアに行ってみると!
川は大増水!
真っ茶色!
朝一番から誰も釣れません!
監視員のおじさんに
「今シーズン最高の増水
最低の濁り
今日は最悪の日だ!」と言われてしまいました。
朝から昼過ぎまで、エサ釣りも、ルアーも全く釣れていない状態
それでも諦めずに
流されそうになりながら
キャストを繰り返した
少し水が引き
岸にある看板の前まで水位が落ちた
手前から、対岸ギリギリ
上流から下流まで
つぎつぎと、ポイントを探っていきましたが全く気配なし。
ラインは、パワーヘッド2 4ティップチェンジャブルライン
使用ティップは、タイプ2+3Bのショット7個まで、タイプ4+3Bのショット7個まで
いろいろテストしましたが、全く無反応
そこで、パワーヘッド4 4mラインを使用することにしました。
しかし、持ってきたはずの各種ラインが、タイプ2とタイプ3のみ春先に使用して、他のケースに入れたままになっており
パワーヘッド4 4mライン専用のラインワレットから抜けていたのです。
使用できそうなラインは、インターミディエイトT2ティップかタイプ4のみです。
早速にインターミディエイトT2ティップを使用しましたが、そこがしっかりと取れないのです。
4mタイプ4を使用したら、少しの間(少し深くなっているところ)は使用できましたが、途中から根掛かりガンガン!
フライが10本近く無くなってしまったのです。
どうしようか?
仕方なく
パワーヘッド2 4ティップチェンジャブルラインに戻すしかしょうがないか?
そう思っていた時
なんと
ユウタロウがヒット!
朝より水色が良くなり
水量も10cmくらい落ちたときです。
この状況の中
良くやった!
見事でした!
そこで、使用ラインを聞くと
パワーヘッド4 4mライン
タイプ2
ユウタロウは、自分のパワーヘッド4 4mラインのワレットに
インターミディエイトスローシンク
インター
ユウタロウは、自分のパワーヘッド4 4mラインのワレットに
インターミディエイトスローシンク
インターミディエイト タイプ2ティップ
タイプ2
タイプ3
タイプ4
タイプ6
タイプ8
しっかりと全てのセットを持ってきていたのです。
ラインの流れ方が、全く違うようで、そこをフライが触ってから、スッと浮かせてその位置をトレースしていくと
「コツコツ・・・・コツコツ・・・・・コツ・・・・・コツコツ・・・」
そんな感じで、フライがそこを時々触る感触が来て、根掛かるわけでもなく、安定して触る程度で流しきれるというのです。
それを繰り返していたら、「ズシッ!」と強烈な感触が来て、ズンズンと頭を振り走り出したようでした。
完璧! これぞ求めている、そこギリギリのゆっくりした底流れの中に、ラインを入れ、その流れのスピードで、じっくりとフライを安定して流す!
究極の釣り!
私もそれを求めていたのですが、インターミディエイトT2ティップでは軽すぎ、タイプ4では重すぎるのでした。
車のタックルを各種を入れている引き出しに、入っているとはず!思っていて、家でワレットに無いことは知っていたのですが、車の中を確認していなかったのです。
岐阜の本流で使用したときに、他のラインと一緒に違うワレットに入ってしまっていたのです。大失敗!
この日、夕方までロッドを振り続けましたが、流れ込みの浅瀬で朝から振り続けていた方が1匹
そしてユウタロウの1匹 その他は全くダメ!
最悪な状況でした。
この日は、宿へ急いで戻り、紛失したフライを大量に巻いた!
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翌日、またも早朝5時に管理棟へ行くと
すでに行列が出来ていた。
昨日の椅子を持ってきていたグループの方々が、しっかりと並び、椅子に座って待っていたので
椅子を置いて場所取りをするような人は誰もいなく、皆さん気持ちよく並んだ!
昨日の釣りの状況を聞くと、午後から少し水が落ちたとき、つぎつぎに上がったようで、上流エリアはかなり良かったようなのです。
今年の手取川ですが
フライエリアは瀬になっており
増水すると、フライエリアでは魚は止まらなく、その上流のプールに魚は行ってしまうのです。
上のプールは、かなり大きく、強烈な流れ込みから広くゆっくり流れる深みもある
釣れる魚はシーライスがついていて、ギンギンのフレッシュです。
渇水や平水になれば、フライエリアも良くなるようでした。
この日は前日より水位が10cm近く落ちており、少し流れが緩くなっているように見えた。
K・Bullet 防水バッグ
かなり優れもの!
こんな天候の日は、最高!
ラインの予備
お弁当、カメラなど
鮭釣り初挑戦のケイスケ
7時のチャイムと同時に手前から少しずつ沖へ釣っていくが、この日も全くアタリはなかった!
するとユウタロウが「ヒット!」しかし、すぐにバレた!
しばらくすると
またユウタロウが
「ヒット!」
おいおい!どうなってんだ!
「ラインは?」と聞くと
「パワーヘッド4 4m タイプ2!」
沖に立ち込んで驚いているのが私です。
全くアタリすら無い私
15人いて
他にヒットしている様子はない
ユウタロウは連発!
ここまでラインで差が出るとは、驚きました!
79cm メス
これは大きかった!
見事!
ギンギンフレッシュのメスでした。
すぐ上流にいたケイスケが
ヒット!
カニの口にフライが刺さっている!
偶然?
何で?
このカニ、最高に美味しいです!
カニミソは、珍味!
8時過ぎ
さらに水位が落ちてきて
上流の流れの弱そうな場所を探して
3Bのショット7個付けてようやくヒット!
かなり無理してヒットさせた
貴重な1匹!
フレッシュなメス
ようやくヒットできた!
4ティップチェンジャブルラインで
ショット7個はキャストがたいへんでした!
しかし
4mラインの凄さには痛感!
美しい
フレッシュサーモンでした。
すると
ユウタロウがヒットさせ
バラしてまたすぐにヒット!
4m タイプ2は最強!
しっかりとじっくりとフライをスイングさせれば、けっこうな確立でヒットするという!
見事でした!
今度もフレッシュなメス!
しっかりとフライが底をスイングしている証拠!
友大郎のアドバイスで
ケイスケも4ティップチェンジャブルライン T4ティップ
3Bショット7個で、ようやくヒット!
鮭、初ヒット!
下流まで走らせ、確実なキャッチを目指す!
下流のポイントを狙っていた私も、同じくしてヒット!
魚を暴れさせないようにファイトして
ランディング
杉坂ネット
ニューバージョン
耐久性抜群
バ−ル材使用
スペシャルモデルの試作品
オス鮭
ベストな位置にフッキング
このネットかなり優れもの
過去最高の出来映え
最高の耐久性!
2013年 秋発売予定!
ケイスケの初鮭!
メス
親子でキャッチ!
この厳しい状況の中
どうフライを流したらヒットするのか?
かなり深く追求できた!
釣れるときは何をしても釣れるのだけれど、厳しい条件の時にどう釣るのかで、本質が解る。
コツを掴んだのか
ケイスケがヒット
下流に人がいたので
迷惑にならないよう
強引に岸へ寄せたら
3号のティペットが切れた!
結びが甘かったのか?
残念!
結びは命!何度も確認することが必要です!
勉強になったでしょう!
長野から来られた
穂刈氏も
4mラインT2を使用し
連続ヒット
1本目はバレてしまったが、
2本目は、強烈なファイト!
全く弱る気配が無く
最下流まで走られた!
ゆっくりとファイトを楽しみ
確実なランディング!
フレッシュなオス!
強烈な走りでした。
またまたユウタロウがヒット!
カメラマンをほとんどしていたのですが
またヒット!
驚きの連続ヒット!
これだけの人がいて
鮭を釣ったのは数人
かなり厳しい状況でした。
フレッシュ
上がって来たばかりのサーモン
見事!
ユウタロウは、
この4mのライン釣りを確実にモノにしていた!
この巨大なレインボーを釣った時と同じラインシステムだ!
これからの本流は、このシステム!
最強です!
これぞ本物!68cmのレインボー
誤魔化しのないサイズはデカイ!
適当に手で計って68cmではなくメジャーで計測してのサイズはやはり大きい!
下流の深いポイントで
4ティップチェンジャブルラインを使用していたが、どうしてもフライが思うように動かなく
4mライン タイプ4を使用し
深くラインが潜らないようにスイングしたら
ヒット!
タイプ2もしくは
タイプ3があれば・・・
このラインは凄かった!
鮭釣りでは、大型のネットがあれば素早く確実なランディングが出来る!
最高の形状
最高の品質を求めて
杉坂ネットは制作中です!
素晴らしいモノを作ります!
しばらくお待ちください!
この魚をラストに
昼過ぎでこの日の鮭釣りは終了した!
鮭釣りは釣りの勉強になります!
それは、限られた場所での釣りを行わなければならないために
どこかの秘密の場所、簡単に釣れる場所で、密かに釣るのとは違い
多くの方達と同じ場所で釣りをするので、
ポイントを見極める力
的確な釣り方が求められます。
魚がいない状態ならば、ベストな釣り方をしても結果は出なく、釣り方がよいのか悪いのかが判断が付きません。
しかし、鮭さえいる条件ならば
釣り方が合っていれば、面白いようにヒットしてくるのです。
釣れる人と釣れない人の差がハッキリと出て、どの釣り方が良いのかが解り、勉強になります。
今回かなり厳しい条件で、釣り人の3分の2に近い人たちは釣れておりませんでした。
釣れても釣れなくても釣りに来ていれば良いという方もいたようですが、
私たちは、さらに良く釣れる方法などを探し求め、試行錯誤していくことが楽しいと思っております。
今回は胸近くまで入っていろいろなラインやフライシステムを試しました。
こんなチャンスはそう多くは無いのです。
釣り方が、いかに重要かがハッキリと出て、多くの事をまたまた発見した釣りでした。
今回得たものは、26日からの荒川で試してみたいと思っております。