IFTD 世界一のフライフィッシングショウが、2012年8月16〜18日に USA Renoで行われ、日本の盆休み帰国ラッシュにて
直接帰ることが出来なく、料金も変わらないと言うことで
Reno からSan Franciscoを経由してHonoluluへ来ました。
今回のトランジットで釣りが出来るのはたったの2日!
ハワイのボーンフィッシュの釣りは甘くなく難しい!
この2日で釣れるかどうか解らないが挑戦してみた!
2012年 8月 19日夜到着した私たちは
20日 21日と釣りをする事にした。
宿泊は、Hilton ハワイアンビレッジ グランドワイキキアン
私たちのボーンフィッシュの基地です。
ハワイのボーンフィッシュは
Honoluluを中心とした地域にあるフラットで釣りが出来るのです。
アラモアナビーチなどは、ワイキキのホテルから歩いて釣りに行くことも可能で、観光地に近い場所で釣りが出来るのもハワイの魅力です。
ピンクに塗られた海岸線では
どこにでもボーンフィッシュは生息する。
ボーンフィッシュといえば、太平洋のど真ん中、赤道直下のキリバス共和国にあるクリスマス島が有名ですが、
サイズは40cm前後がアベレージで、大きい物で60〜70cmなのです。
しかし、
ハワイのボーンは大きく、アベレージが60cm台
クリスマスのように数は多くなく、十分の一以下の数になるが個体が大きく強烈なファイトをするので魅力的なのです。
この写真はクリスマス島のアベレージサイズ
私たちは、朝10時近く、太陽が真上になる頃、ハワイカイに向かった。
今回初挑戦の渓亮に、ボーンフィッシュの見え方を教えるためもあった。
そこで、まずはユウタロウに渓亮を教えるよう指示し、
私は、ボーンフィッシュの釣り、ファイト、その姿を
どんなものなのか渓亮に見せることもあり、
一人で歩きボーンを探した!
ハワイの天気はいつも厳しい!
後方の山でいつも雨雲が発生しており、風向きにより
雨雲がやってくる。
風速10m近い風がいつも吹いていて、
キャストは向かい風では出来ないほど。
この風に乗って時々雨雲がやってくるので、
来るのも早いが去っていくのも早い。
めまぐるしい天気なのです。
この日の天気は、晴れ時々雨
強風で雨雲がもの凄いスピードで走ってくる。
晴れたと思えば直ぐに雨。
魚を発見し、どの方向へ泳いでいくのか確認していると
雲がやってきて、何も見えなくなる!
しかも、強風が吹き荒れるのがいつも。
ハワイはいつもこれだから釣りは難しい。
このような状況ですが、目が慣れてきて、何度も経験をしていくと、フラットの形状で魚が好むコースがあり、そこを重点的に探していくと魚の動く陰が見えるようになってくるのです。
今回も、釣り始めてからいくつかの魚を発見したが、魚は警戒していて直ぐに逃げていってしまう。
厳しい状況だった。
それでも諦めずに目をこらして魚を発見しているうち、その中に巨大なサイズの陰が見えた。
そして、泳いでいく方向を読み、正確に静かなプレゼンテーションを行った!
巨大な陰が、フライの近づいた時、フライを少し動かして誘う。
微妙なテンションを掛けてフライを動かしていくと、「ムニュッ!」とした感触。「カチン」という岩とは違うボーンがフライを吸い込んだとき独特の感触を感じたので慌ててフッキング!
「ジーッ!ジーッ!ジーッ!」
ラインは一気に走り、一瞬にして全て出て行く!
ドラッグ音が鳴り止まない!
バッキングラインは、オリジナルPE 10mずつ色が変わっているので、どこまで魚が行っているのかが正確にわかるので便利!
始めの一走りで、6色 60mが一気に引き出され、一呼吸置いたところで、たいした魚でなければここで引き寄せられるのですが、この魚、またもや走り出し、さらに6色引き出していくのです。
ラインまで入れると150m先まで走っていた!
これは少しラインを出されすぎで、リーフにバッキングが引っかかりラインブレイクさせられる恐れがあるために、魚を追いかけて走り出しました。
走ること、200m以上。あちらこちらのリーフエッジにバッキングが引っかかっており、胸まで水に浸かりながら外し、追いかけたのです。
そこまでやっても、なかなか寄ってこないので、これはかなりの大物と感じました。
足は疲れるし、息は切れるし、ロッドを持つ腕、手首は痛くなりたいへん!
この大物は逃がすわけにはいかないと、必死でした。
この格闘が延々続くのを見ていたユウタロウが、近くまできてくれ写真を撮ってくれたのです。
「魚デカイの?」
「かなりデカイと思う。これ凄いよ!」
かなり走らされ、ようやくランディング!
近くに来てその大きさに驚いた!
これは凄かった!
このサイズは凄い!
IFTD 2012のキャスティング大会で優勝し
その直後、このボーンですからまたまた嬉しかった!
200m以上走り
ランディングできるまでに
どれくらいフラットを走らせたか?
強烈でした!
この深さまで走らされたのです。
記念に何枚も写真を撮った!
立ち込みで気持ちよくキャスティングが出来るようにと作られた
K・Bullet SP#8
このロッドは、強風のキャスティングがしづらい中でも、気持ちよくキャスティングができ、正確に狙え、ピンスポットへ静かにプレゼンテーションが出来るロッドです。
このロッドの性能は高く、今回のような厳しい条件で少ないチャンスをモノにできる素晴らしいロッドでした。
SP#8は、10ftもありますが、その長さを感じさせず、立ち込んで、強風に押されてもバックを叩くことが無くなる長さ、皆さんも使用してみてください!
湖でも海でも川でも、最高です!
その後、
いくつか魚を見つけ、完璧に近いキャスティングや釣り方をしたつもりでしたが、この日は全くダメ。驚くほど魚がスプーキーになっていた。
昼過ぎになり、潮が変わり、今日はこれで終わりか?と思ったとき、沖からこちらに向かって走ってくるボーンを発見、コースを読み、静かに正確なプレゼンテーションをした。
これはいつもと同じで、今回もフライを見て逃げていくのであろうと思っていながら、フライを動かし誘いを入れると、「ムニュッ!」とした感触!
すかさずフッキング!
ラインは一気に引き出された!
ヒット!
今度はフライを食べてきた! 潮が変わったからなのか?
一緒にいいた、渓亮にも、ハワイのボーンフィッシュは、どのような見え方をするのかいろいろと教えた。
クリスマスやモルジブ、ベネゼエラなどとは全く違い、もの凄く解りにくく難しい。
ボーンフィッシュで問題なのは、
立ち込んだままランディングをすること。
ロッドを真上にたててハンドランディングをしなければならなく、ハンドランディングは容易ではない。
1回でキャッチできることはなく、その間ロッドは真上に上げる事となる。
ロッドの負担が掛かるのはティップ部分
ここの性能が弱いと、ランディング時に一気に走られたとき
ティップが簡単に折れてしまうロッドもあった。(過去、他社製)
多くの大物を釣り、多くの勉強をしてK・Bullet WTシリーズが完成し
そして今、さらに新しく改良され K・Bullet SP#8 は作られた。
湖での立ち込みでの釣りも同様
ボートの上からでの釣りでも同じである。
この日の2本目は、アベレージサイズ
60cm前後が、ハワイではアベレージ
クリスマスと比べると、かなり大きい
この日、ユウタロウは2本ヒットさせていたが、どれもが、ランディングにいたらず、バレてしまったのです。
これはなかなか珍しいこと。
通常はラインブレイクされることはあっても、フックが外れるのは珍しい。
この日、魚たちはもの凄く怖がっていて、キャスト着水音が5m以内でしてしまうと、即逃げてしまうし、ティペットを見られる方向での釣りも全くダメ!
かなりスプーキーな状態でしたから、フライの吸い込みがかなり浅い状態だったからなのかも?
釣りの帰り ハワイ 唯一のフライShop 「NervousWater」へ遊びに行き
その後、ドンキホーテで、食事の買い物してホテルへ帰った。
俺たちの基地 Hilton グランドワイキキアン
いつもはラグーンタワーでもう一部屋あるコンドミニアムに宿泊し
家族で来ているのですが
今回は、3人ですから、3ベッド キッチン付きにしました。
部屋に大きなバスがあるのですが、
これ!大きな息子たちと来るときは不要だね(笑)
食事は、ポキとトンテキ、サラダ・・・ワイン、ビール
翌日、早朝からベランダの明るい場所で
朝のすがすがしく気持ちの良い風に包まれながらタイイング!
ハワイの8月は、湿気が無く少し肌寒いくらいで、気持ちがよい。
昨日の状況から感じたことをフライの形にする。
これが一番重要です!
どうしたら喰うのか?
多くの魚はフライを嫌った。あと少しというフライもあった。
しかし、2本の魚はフライを食べてきた!
この違いは?
マテリアルの量、ウエイト、フックサイズ、カラー・・・
今回感じた事を形にした。
渓亮も、初のボーンフィッシュフライをタイイング
今回の釣りで、今回の状況では何が必要で何が不要かを教え
オリジナルをタイイングさせた。
翌日、ハワイ 唯一のフライShop 「NervousWater」のオーナーClaytonから聞いたポイントへ入った。
カスミアジもフラットを回遊している!
トレバリー系はスピードが速く、サイトで狙うのは難しいが面白い!
これが狙って釣れるようになれば、本物!
このポイントでの、この日の状況は、
10匹近くの大きな群れを発見できるが、全てがムチャクチャにスプーキー
着水音がすれば即、逃げ回る
コースを読んで静かなプレゼンテーションをしても、フライのあとを追ってくるものの、ヒットすることはなかった。
かなり難しい状況だった。
昼を過ぎても全く釣れない厳しい状況。
干潮からどんどん水位が高くなってきたところで、岸よりの大きなフラットに行ってみると、テーリングを発見!
やる気のあるボーンです!
どちらに泳いでいくのか観察していると、10m位の範囲をうろうろとしてた。
その中にひときわ大きな姿を発見。
3匹の固まりになりこちらに向かって泳いで来ている。
そこで、珊瑚の岩の横にフライをキャストし、リーダーを見られにくくして、チャンスを待った。
リーダーの一番大きなボーンがフライに近づいた時、フライを2cm位動かす。
するとボーンの動きが止まり、フライを見たのです。
その直後、3匹のボーンが揃った瞬間、一番大きなボーンが慌ててフライを吸い込んだのです。
「ムニュッ!」とした独特の感触が感じられると同時にフッキング!
「ジーッ!ジージーッ!」一気にラインは引き出されていった!
これはデカイ!
全く止まらなく、どんどんラインはでていく!
100m 150m 200m・・・ 止まった!
ラインが珊瑚に絡んでいる!
走って付いていき、引っかかったラインを外しながら200m以上は走った。
これも大きかった!
昨日に続き 2本目の巨大魚!
世界各地でボーンを狙っているが
私が知っている限り
ここまでの大物が連発できるのもハワイのみ
強烈です!
とにかく凄い!
この太さは見事!
走るわけだ!
今朝、タイイングしたフライでヒット
狙ったとおりで、嬉しかった!
10時過ぎから釣りをして、午後3時になると水面が光り出し釣りにくくなるので、だいたい3時には引き上げ、ハワイ観光をする。
この日も、3時には帰り、4時にジャグジーへ入り、6時半過ぎのサンセットでビールを一杯!というのが予定だった。
2時45分
もう時間が無いといいだしたとき、
狙い続けてていたユウタロウがヒット!
雨雲が近づき、太陽が消える直前のヒットだった!
これぞラストチャンス!
直ぐ奥は、雨
だんだんと近づいてきていた。
これも見事なボーンだった!
20m以上走り、強烈だった!
前日は2本ヒットさせたが、フックがなぜか外れた!
そのこともあり、今回はかなり慎重にファイトした。
「ゆっくり切られないよう丁寧に釣れ!」
その結果、見事にキャッチ!
フライを始めて4年、究極に難しいと言われるハワイのボーンフィッシュを、一人で歩いて探し、ヒットさせられるようになった!
これはかなり凄いことです。
このロッドは、50mキャストしようというようなロッドではない!
釣りで一番よく使う距離、5m〜30mの距離を、キャストしやすくして
より正確に、ゆっくりとしたスピードでキャストできるタイプのロッドです。
立ち込みでの釣り、ドライフライ、ワカサギフライ、サイトフィッシング
ボートからの釣りで、とても扱いやすいアクションになっております。
ランディング時にもティップのみに負荷が掛かりにくいカーブをデザインしておりますので安心してランディングが行えるよう配慮させて頂きました。
今回もこのロッドを使用して、ベネゼエラでの釣行と同様気持ちの良い納得した釣りが出来ました!
ロッドは重要ですね!
ラインはサンプルラインを使用しておりまして、かなり素晴らしいできですので、近いうちにKenCubeより、ソルトでも使用できるWFラインが出来る予定です。
ハワイでの釣りですが、実をいうと国内での旅行より安いかもしれないのです。
2012年 9月に、販売されているチケットですが、 成田、名古屋、福岡発で、6日間 ホテル付き送迎付き 49,800円〜69,800円で行くことが出来る!
各地からHonoluluまでの往復航空券、滞在中の4泊のホテル代、空港からホテルまでの送迎が付いてのこの価格!
お友達と一緒にハワイのボーンへの挑戦。
家族旅行で一日ボーンへ挑戦するのも可能です!
ハワイでの釣りは簡単ではありませんが、初めての方達には、ガイドをお願いし釣りに行くことをお勧めします。
ガイドの予約は、
ここで、ガイドの予約をする事をお勧めします。
ハワイと成田の距離は、往復7600マイル 格安航空券での購入でしたら、2回行けば、マイレージで国内旅行チケットがもらえるから凄いです。