kencube


ミッジングの最強のタックル

 

釣り感とタックルの使いこなしの腕を磨くためにも

解禁直前 には、必ず釣りに行くべきである!

そんな思いもあって、行って来ました!

2月の解禁と言えば、シラメ!

タックルは、

ロッドは、Sniper#2

ラインは シューティングスペイラインS#2

シューティングラインは、 EXシューティング フローティング

リーダーは KenCube ホローリーダー

ティペットは 0.175号

フライ  今回は スパークリングピューパ

20mくらい先で、水面近くに時折出てきて回遊しライズしていたシラメを発見!

スパークリングピューパでヒット!

完璧な魚体

サイズは26cmを越える サイズで、解禁に釣れるシラメとは別格に大きく綺麗である!

この時使用したティペットは0.175号

次にヒットさせたのは、最高のプロポーションを持つレインボー

46cm

メチャクチャに走られ、大暴れされたが、なんちかキャッチ!

次も、ヒレピンの43cm レインボー

ハイスピードで走られたが、ロッドワークとファイトの仕方で

キャッチ!

この魚も 0.175号のティペットです。

この魚は、小ぶりで36cm

 

これらの魚は、全てティペットが0.175号なのです。

本来は0.1号のティペットを使用するのですが、今年は魚のサイズが大きく、0.175号まで太くしないとラインブレイクしてしまう可能性が大きいからなのです。

0.175号まで細くしないと釣れないのか?という疑問を持たれる方がいると思いますが、風波があれば、0.4号でも魚は釣れます。

しかし、釣れる数は、圧倒的に0.175号の方が多いのです。

多いから0.175号を使用したのか、というだけではありません。

ここで求めたいのは何かと言いますと、極限を知り、体に覚えさせるためなのです。

長良川や寒狭川、3月解禁の蒲田川などでは、通常使用するティペットは、0.2号〜0.5号

特別な場合は0.1号までも使用しますが、基本は太め。

解禁前のpracticeにおいては、実践で使用するティペットよりもより細いものを使用して、何度もラインブレイクの経験をして、そのラインの限界を知ることが重要なのです。

それを何度も行っていると、魚の走りがどういう状態になったときにラインブレイクしてしまうのか?

そこが解ってくるのです。

また、ロッドのアクションにより、使用できるティペットの細さが違うことが解ってきます!!

皆さんは、0.175号という数字を今回目にして、とても細い!と思った方、いますか?

私たちにとって、この数値は、決して細いと感じておりません。

時々聞く話ですが、「細いティペットを使用すると魚が死ぬ!」 そんなバカな話を耳にしたことがありますが

これ、本当に、調べて出てきた答えなのでしょうか?

これは誰が調査をさせたのでしょうか?  

誰もいません!!ではないでしょうか?

魚に対しての知識の素人である釣り人、ただの釣り好きの一人が、勝手に言ったことではないでしょうか?

ヘンリーズフォークでは良く聞く言葉で、特にパインヘブンという場所については、岸沿いが湧水で水温が低く、川全体は上流のダムの影響で水温が高く、岸沿いの水温の低い所でライズしている鱒をヒットして、走られてしまうと、鱒は水温の高い流れの中でファイトをするので、酸欠になり死ぬという理由があります。

私は、20年以上キャッチ&リリースの釣り場を経営し、

多くの人に極細ティペットを使用して頂き、キャッチ&リリースをして頂いておりますが、細いティペットを使用して鱒が体力を消耗して、酸欠になって、死んだという経験は全くありません!

20年以上調べていますが、皆無です!!

太いラインで強引な釣りをして傷が広がり死んでしまう、そんな経験は数多くあります。

よって、太いラインの強引な釣りは禁止しております!!

「細いティペットを使用すると魚が死ぬ!」ということは、特別な条件以外では、考えられないのです。

「細いティペットを使用すると魚が死ぬ!」思っている方は、研究して長期のデーターを出してから言ってください。

 

話はそれましたが、0.175号というティペットですが、昔のラインとは比較にならないくらい今のラインは強いのです。

そして、その細いラインを、最大の強度まで引き出すために重要なのがロッドなのです。

ロッドのアクションでは、0.175号というティペットは、いとも簡単に切れてしまいます!

せっかくの強いラインを使用しても、それを生かし切れないロッドを使用していたなら、

0.175号は、弱いラインであると誤認をしてしまうのです。

「細い」と思っていた方、そのことに気がついてください。

今回、この0.175号でキャッチしたのは56cm

このヒレ! この美しい魚体!

この魚が、このコンディションで、走らない訳がなく、

メチャクチャに走りました!!

それでも、0.175号でキャッチ出来るのです。

重要なのは、このラインの強度を生かす、タックルを使用していることです。

ロッドのみならずラインも重要なのです。

今回、もし、#5ラインを使用していたら、キャッチ出来たでしょうか?

おそらく、間違いなくラインブレイクしていたでしょう!

しかも、鱒が走って、慌ててラインを出しているだけ、何も強くロッドを立てていなく、何もしていなくても魚が猛スピードで走っただけでラインブレイクでしょう。

そんな時思うのが、「0.175号は細くてダメだ! 簡単に切れてしまった・・・!」

それは、切れて当たり前です。

意識を変えてください!  もっと勉強してください。

 

魚が走ったときには、使用したフライラインの水の抵抗が掛かります!

これは使用したラインが太ければ太いほど抵抗は大きくなります。

ですので、細いラインは抵抗も少なく、細いティペットを使用しても走られて切れるということが無くなるのです。

特にその抵抗が少ないのが

私が使用したのは、#2のシューティングスペイラインS と 世界最細のシューティングライン EXシューティングフローティングの組み合わせラインです。

通常のWFラインでは、シューティングラインの部分が極細に出来なく(機械の構造の問題)抵抗が多いので

自分でラインを組み合わせることにより 究極のWFラインになるのです。

全てを生かすロッドアクション

走りに付いていくラインを使用していたとしても、急激な変化のある走りや動きをされるとラインブレイクしやすいのですが、

それを、優しくクッションのように衝撃を吸収してくれるのがロッドなのです。

柔らかいロッドは、曲がってしまって、バット部分にパワーを受けているので、繊細な衝撃を吸収出来ない。

固いロッドは、衝撃をフルにうけてしまい、簡単にラインブレイクしてしまう。

繊細な衝撃を吸収できるティップと、魚のパワーを受け止め戦える強靱なバットパワー

これを持ち備えるロッドが、繊細なティペットを使用できるロッドなのです。

このことを考え、アクションを追求してきたのが、Sniperシリーズです。

極細ラインを、完璧に生かすアクションの#2は、大型の鱒をヒットさせても決して負けることのないパワーを持っていて、

繊細なティップで、極細ラインを生かすパワーを生み出してくれます。


この曲がりをご覧ください。綺麗に曲がっていますが、バットはまだまだパワーを秘め、曲がっていない!

 

ファイトのテクニック

上記の事を気にして、極細ティペットでの釣りを行っておりますと

「魚がどんな走りをしたときに ラインが切れる!」

ということが解ってきます。

それが解ると、どこで力を入れ鱒を引き寄せ、どこで緩めてラインブレイクを防ぐのかが、解ってくるのです。

これが、ファイトのテクニックです。 太いラインを使用している方には解らない事です。

このファイトのテクニックを身につければ、シラメのみならず、北海道やUSA、NZ、パタゴニアなどで、大物とのファイトも同様で

焦らず慌てず冷静に対処できるようになり

フィッシングレベルがアップしていくのです。

 

ラインの限界を知る!事が必要です!

そのためには、ラインブレイクを経験し、限界を知ることが重要です。

そのためのpractice(練習)は、極細ティペットなのです。

 

本番である一般河川においては、確実な釣りをするためにも、ラインの強度はどれくらいなのか知っておくべきなのです。

 

今回使用していた0.175号ですが、おそらく2月からの解禁ではこのティペットがメインになると思いますが

シラメの釣りでは、釣れてくるシラメのサイズは、平均20cm以下が多く、30cmを越えることなど無いに等しいのです。


2月のシラメ釣り                   18cm前後の小型サイズが大半

 

そこで、56cmもある鱒をヒットさせキャッチしていれば

0.175号の強さなどに自信が持てるようになり、安心して、そのティペットを使用できるようになるのです。

大切なことには、心! もあります。

経験は自信に繋がり、シラメのような小型の魚に対して自信を持って釣りが出来るようになりますと

フッキングも冷静に落ち着いて行え、ファイトを含めて釣りという一連の動作が完璧に行えるようになってくるのです。

 

このタックル、是非一度使用してみてください! フライの世界観が変わります!

 

ロッドは、Sniper#2

ラインは シューティングスペイラインS#2

シューティングラインは、 EXシューティング フローティング   ラインとの接続方法

リーダーは KenCube ホローリーダー

ティペットは 0.175号

 

 

 

 

フライは スパークリングピューパ #22

釣れた直後のスパークリングピューパ

余談ですが、このボディーの輝き!

 

CDCはずぶ濡れ!

ドライアップで即座にCDCの芯まで乾燥

ここで、フロータントの入った物を使用しますと

ボディーの部分に浮力が出て、浮き方の異常になります。

ミッジは、小さく、どんな形状で浮いているか見えないので

異常な浮き方をしていれば釣れなくなるが気がつかない方が多い

ですので、フロータントは不要!

乾かす事のみに専念

CDCの部分だけ スーパーフロートリキッドブラシで塗る

このフロータントは白くなりにくく 浮力抜群!!

CDCが魚のヌルで固まってしまった時や

CDCの質の問題で、固まりやすいときは

ボディー部分を指でつまんで

Quickドライブラシで、CDCをほぐしながら乾燥

 

ボディーは、しっかりと指でつまんで隠して、ブラシでこする!

 

その後

 

CDCの部分だけ スーパーフロートリキッドブラシで塗る

このフロータントは白くなりにくく 浮力抜群!!

 

ロッド ライン リーダー ティペット フライ

全てがマッチして 最強のタックルとなります!

 

最強のタックルを持って 最高の釣りをしましょう!!