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2025年3月4日 5日

蒲田川

 


今年の蒲田川の解禁 3月1日は  土曜日

この日に、養鱒場のアマゴの注文が寒狭川中部漁協から注文が入り仕事となった。

解禁は凄く多くの人になろうからと、仕事を受け、3日の月曜日に心臓の手術の(2月7日手術した上室性期外収縮) 経過観察だった。

心臓の手術は成功、あと問題は、時々起こるらしい心房細動。短時間検査では発覚できていない。

そんな状況で、自分の岐阜県解禁に行くのは4日からになった。

たくさん人が入ってスレスレの状態は覚悟していたが

いろいろな方々に話を聞くと、

昨年の秋に、キャッチアンドリリース区間に ニジマス駆除の名目で漁協が魚を駆除したので

区間内には魚がほとんど居ないと言う!

なんて馬鹿なことをしたのでしょうか?

これが本当なら大問題です!

そのことも、本当か?どうなのか? 自分なりに行っていろいろな方に聞いてこようと蒲田に向かいました。

 

朝前日から入っていた友人達から情報をもらい

中部工大の寮 足洗川から上流は 魚が居ないと言うことで

ゆっくりと準備して川に入ることにした。

今日のシューズは

 

SCIERRA X-フォース ウェーディングシューズ 

42(UK7.5):(27-28cm)

蒲田は雪の上を歩くので一回り大きなサイズで

ポッサムメリノの靴下を2枚はいて、も余裕のあるサイズを新調した。

この靴、滑らなくて足首がしっかりとホールドされて

しかも、軽い!

最高です!!

虫はちらほら飛んでいるがライズは全く無い!

 

ひたすらキャストを繰り返していると

あれ?

直ぐ上流に人が現れた!

この上流もかなり上まで人がいなかったのを確認して入ったのに!!

チラリとこちらを見て、

知らん顔して川に降りて釣りを始めようとしたので

「おおーい!」

「上流へ釣り上がっているから目の前に入るな!

ある程度、上流へ行ってから入れ!」と大きな声で叫んだ!

手で回って入れと指示したが、逆ギレして大声で怒鳴ってきたが、無視して、手で、回って上流へ入れと指示し続けた。

人の直前に入るとは、しかも、知らん顔して入るのは非常識!

何も言えない人も多いようだが、こういう奴には、ルールというか常識を教えるべき。

何も言われなければ、これで良いと思ってしまうから。

タックルはルアー

最近、渓流にもルアーを持ち込む奴らが増えてきていて

ルアーと言えば本流、大物、夢がある世界を追う釣り人と思っていたが、こんな渓流で小型魚をリールで釣って面白いのだろうか?

人それぞれ楽しみがあるから、僕には解らないですね。

ザウルスの(故)則さんや現役の正影など、大物狙いのカッコイイ釣りしてるのにね。

 

 

 

ルアーマンが川の中を荒らしたあとだからと

慎重に、ここぞと思うらしい場所を何度も流していたら

急に浮いてきてフライを吸い込んだ!

ストマックを見ると

シロハラコカゲロウ

ハッチがあるのになかなかライズが見られない。

でも食べているのは、ダン!

水中で捕食していたのか?

 

その後

ライズを発見!

次は、らしいところを流していてヒット

 

使用したロッドは ニューロッドの セイバー

SABRE #3 (9ft 9inch) 6pcs(2025年3月発売予定)

 

6ピースで、めっちゃ軽い!

LSやSNIPERの後継機種。

SNIPERも凄いロッドでしたが、このロッドはさらに進化して、6ピースで仕舞い寸法は小さく、源流にも持って行けて

出張や旅行にも最適。

バットパワーが強くて、大物がヒットしても安心してファイトができるスペシャルロッドです。

ロッドも シューズも 入魂完了!

フライHookは、TP-88 #14  

ツイストイウング  イマージャー 

その後ライズを発見、

この日 3匹目のライズ。

虫は流れるが、ライズが全然ない!

 

このあと、大型のイワナのライズを発見

ヒットさせたが、なんと痛恨のバラし!

掛かりが悪かったのか!

おそらく目の前にルアーマンが入ってきたので魚が警戒して、フライの食いが浅かったのだろうと思う。

 

大型のイワナをバラしてしまったショックから立ち直れずに、失敗したと落ち込んでいたら、

次の大きなプールの流れ込みで、ライズを見た!

しかも、流れの中で大きな頭がスッと浮いてきて、沈んでいった。

これはデカい!

さっきのイワナとは比較にならないくらいデカい事が解った!

複雑な流れの中でのライズ。

しかもかなり警戒したライズ。

まずはフライの交換。 

TP-88 #16  

ツイストイウング  イマージャー 

ティペットは、確信の持てる、 至上最強    ウルトラストロングティペット    8X(0.3号)サスペンド

7Xにしようかと思ったが、このティペットは恐ろしいくらいに強いので、絶対に見破られにくい0.3号でいこうと決めた!

ティペットは細い方が柔らかく、ミスの抵抗が少ないからフライを吸い込みやすく、口の奥にフッキングできるので小型のフライでもバレにくいのです!

何度もフライとティペットの結びの強度を確認した。

次にライズをしたら、勝負!

ワクワクドキドキ!  最高の気分でした!!

緊張しながら流れを見つめていると。「バシャッ!」水しぶきが上がり、銀色の魚体が見えた!

どでかい!!

めっちゃ興奮した!

これ大ヤマメか!?

ドラグが掛からないように、できるだけちかづき、キャスト!

SABRE #3 は、9ft9inもの長さがある。

よって、ドラグが掛かりにくく、フライラインを水面に付けなく、ドラグフリーでフライを長く流すことができる。

正確にキャストができて、核心部分にフライが差し掛かったとき、フライは水中へ吸い込まれた!

すかさず フッキング!

直ぐに大型の魚体はローリングして水面で大暴れ!

このまま、流されてネットに入るかも?と、ネットを出したら、なかなか水面に出てこなく一気に上流へ走った!

これデカすぎ!!

50cmもある大ヤマメ? ???

ラインは水中に刺さったまま動かない!

頭を振るn動作がラインに伝わってくる!

そう思ったら一気に上流へ走り、浅瀬を越えて対岸に走った!

これは切られてしまうかも?と少し焦ったが、冷静に! ティペットが岩に触ったときは、力を緩め、深いところでファイト!

上がったと思っていたら、行き止まりと判断したのか、一気に下流へ走ってきて、足下まで来た!

ここがランディングのチャンスと思ったが、まったく魚が水面で出てこない!

今度はまた上流へ走って行くときに、大きなジャンプをした!

デカい! レインボーだ!

半端なくデカい!!

ライズした流れの横にある大岩の前まで走って、岩の横深くで、魚は動かなくなってしまった!

あれ?

ラインを緩めても張っても、ロッドティップではじいても、まったく動かない。

あ〜 バレてしまった!!

ゴミに突っ込まれて、フライHookがゴミに引っかかって、魚はどこかへ行ってしまったのか?

もしかするとと諦めきれずにしばらく待ってからラインを緩めて、深く立ち込んで、フライが引っかかっていそうな場所に足を入れたのです!

すると、一気にラインが上流へ走って、バレたいなかったことにめっちゃ嬉しかった!

その後、次に潜り込まれたら最後と、魚も疲れてきているだろうからと、少し強引にファイト!

なんとかネットに収まった!

今回、 ロッドを SABRE #3 にして良かった!

 

いつもならば #2ロッドをもって行くことが多いのですが、あの強烈な流れの中で、このサイズの魚とファイとするには、SABRE #3 がベストだったのです。

しかも、いつももって行くネットは、小型の渓流ネットですが、なぜか今回は、杉坂ネットの20inネットを持っていたからこのサイズの魚もなんとか無事にランディングできました

 

 

久しぶりに

めっちゃ興奮しました!

 

最高な釣りをしました!

蒲田川で生まれ育った wildレインボー

 

これを皆殺しにしようとしてる漁協は、何を考えているのか?

その後、ライズはなかったが

キャストし続けていると

ヤマメがヒット!

昔の蒲田川は、尺近いのがアベレージだったが

今年もこのサイズ。

しかも、数がいない。

漁協の方針が良く無いから、年々魚は小型化していく。

次にイワナを釣ったとき、

レインボーで大満足できて

その後もあんなに楽しい思いができないだろうと(駆除したから)

そう思ったら、釣りをしたくなくなり、早々と宿に帰った。

美味しい夕飯と

暖かい温泉

 

 

翌日は、朝10時から川へ!

コカゲロウが大量に流れていたが

ライズは、3匹見ただけ。

1匹のイワナを釣り、

11時には車に戻って、釣りを終了にした。

これから頑張れば数匹は釣れるのでしょうが

駆除の事が気になり

釣りをしたくなくなりました。

 

帰りに、地元の人 昔の蒲田川釣りクラブの方とお話しして帰ってきました。

漁協が言うには、このニジマス、釣り人が放流したと言っていますが、この魚は、キャッチ&リリース区間が設定される前から

毎年お盆にマス釣り大会が行われていて、

どうかんまつ堰堤とか 道路脇にある 子供釣り場に 放流されたニジマスが、水路を下って、ゴリラの前に下り

その後の大水で、稚魚放流のヤマメは流されてしまったけれども、成魚のニジマスは生き残り、

数年間お盆のマス釣り大会が実施されて、キャッチ&リリース区間なので餌釣りに殺されなく、自然産卵をして増えてきているのが現状です。

このニジマスは、蒲田川の養魚場で養殖された魚なので、生まれ育った水であるから、自然産卵もうまくいったのでしょう。

 

蒲田川は、自然の川ではありません!!

人間の都合で、上流の取水堰堤より取られてしまった冷たい水は流れてこなくなった下流に、地熱や温泉水が流れ込み

たまたま偶然に、10℃〜15℃前後の水温になり、水生昆虫が大量に生息し、鱒たちも育ちやすい環境にあるのです。

人間の都合でできた今の現状。

自然保護、在来魚?   どうあれ、

釣り人にとってこんな素晴らしい環境の中、気持ちよく楽しく釣りがしたいですよね。

暖かい温泉、美味しいご飯、川に隣接した温泉宿

3月からのカゲロウのスーパーハッチ。

ドライフライでライズを狙って遊べる環境!

釣りが楽しめる環境を残して欲しいですね。

 

 

今年のように自然の影響で、ヤマメやイワナが生息できなく、一部区域では、イワナもヤマメも死滅してしまっている状況の中

今までならば、ゴリラ酒店の前辺りで、ヤマメが良く無くてもニジマスが遊んでくれて楽しめた方々が多かったと思います。

それを、漁協が駆除するとは驚きました。

漁協が逃がした魚ではないから!  それが理由?

あたかも釣り人が逃がしたと言う考えのようですが、お盆のニジマス釣り大会の魚です!

どうあれ、あのニジマスを楽しみに多くの方が入漁券を購入して来たと思いますが、

ヤマメがダメな時の救世主がニジマスです!

 

今年も あの大型のニジマスにあえて、最高でした!

ワクワクドキドキ!

目の前でライズしているから、大興奮です!!

北海道に行かなくても、こんなニジマスに出会える蒲田川。

マッチングザハッチの釣りで、ワイルドレインボーに出会えるのは、日本でも数少ない環境

素晴らしいことです!!

 

なんとか 今後 駆除やめてもらいたいと思います。