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2006.11 噴火湾での鮭釣り


 

北海道の玄関といわれる千歳空港より1時間30分で行くことができる噴火湾の鮭釣りは、全国から気軽に行ける場所として、私はここ近年どれくらい釣れるのか?と、調査をしている。

全国各地の友人達が楽しくワイワイと行ける場所としては、最高のアクセス条件なのです。

その条件として

  1. 千歳空港利用は格安であること。
  2. 便数が多く早朝より夕方まで釣りができること。
  3. 全国から離発着していること
  4. 宿泊は、洞爺湖温泉、伊達市周辺にいくつもあること
  5. レンタカーを使用しなく、列車で行けること
  6. 鮭釣り以外に、ドライフライで30〜40のレインボーなどがドライフライで釣れること 

などが、あげられる。

今、良く釣れていると言われているのは、伊達市周辺から、函館方面の小河川が流れ込む海岸。

そこで、今回も伊達市に拠点を置き鮭釣りに挑戦してきました。

千歳空港からは、電車で南千歳駅へ向かい、そこからスパー北斗で伊達駅へ、所要時間は1時間20分前後。

伊達駅からは、現地の案内(ガイド)が必要になりますが、車で約10〜30分で各地の釣り場へ到着できるのです。

今回も、室蘭の友人西谷くんを中心に友人達が集まり、一緒に鮭釣り調査に参加してくれました。

その他、東京からは、観光も兼ねて来ていた松永くんが参加です。

彼はレンタカーを借り、洞爺湖温泉宿泊、温泉&観光&鮭釣り、そして、最終日に行われた洞爺湖キャスティングスクールに参加することを目的に2泊3日での旅行です。

 

噴火湾での鮭釣りですが、その方法は2通りの釣りがあります。

1,海岸で、回遊してくる鮭をウエーディングで狙う方法

2,遊漁船をチャーターし沖を回遊する鮭を船の上からキャスティングで狙う方法

があるのです。

 

今回は、この2通りの釣りを体験してきました。


海岸からの鮭釣り

 

海岸からの釣りは、鮭が接岸していることが必須の条件です。

しかし、数多くの鮭が遡上する鮭鱒増殖河川の河口には、釣り禁止の規制が必ずあるので、規制枠から外れた地点での釣りをしなければなりません。

規制枠の境界線には旗などが立っており、その脇では多くの釣り人(エサ、ルアー)の方々が、釣りをしているので、境界線が直ぐにわかります。

その他規制については、フィッシングルールに詳しく掲載されていますので、事前に調べていくことがベストでしょう。

今回、いくつもの有名河川の河口付近を回ってみましたが、鮭の接岸は少なく大・中型河川での釣りは不可能で、一般に知られていない、小河川で、規制のないポイントでの釣りをしてきました。

そこは、漁村の中に流れている小川で、まさかこんな河川に鮭がいるとは驚くような小川だったのです。

その上流には、多くの鮭が遡上し自然産卵をしていました。

この川の河口は、遠浅で防波堤の横にあるために、波はなく、全くのフラットな水面。

時折鮭の姿が黙認できサイトフィッシングでの釣りも楽しめる状況でした。

 

エサやルアーの方々はこの場所をほとんど知らないらしく、休日でありながら釣り人は誰もいない状態。

このような遠浅&フラットな場所は、フローティングラインで狙うことがベスト!です。

そこで、今回使用したタックルは
・K・Bullet XD #10ロッド(私) と XD #8ロッド(友人たち)
・フローティングラインのシューティング・ヘッド
・エアロシューター20lb 100m

フライは、レッド・ゾンカー #4〜1/0

午前11頃このポイントを除いてみると、水面直下を十数匹の鮭の群れが回遊し、背びれを出し泳いでいる姿が見えていました。

釣り人はm、全くなし。

地元の漁師のおじいちゃんが、鮭を見ていたので釣れるのか聞いてみると
「この鮭はスレていて、ルアーを投げると逃げてしまって釣れないよ」って言っていたのです。

こんな時は、絶対的にフライは有利なのです。

あわててタックルを準備し、キャスト!

水面下をあまり沈めないようにゆっくりとフライを動かしていると、突然鮭の姿が見え、ヒット!

その距離はやく10m前後、直ぐ目の前です。

いくらがたくさん入った雌の鮭でした。

この時は、そう簡単には釣れないだろうから、偶然に釣れた1匹をキープするのも面倒だからと直ぐにリーリース。

そうしたら、またまた鮭の群れが接岸してきて・・・・・その後、爆釣です!

後ろで見ていた、漁師のじいちゃんは、そんな赤い毛で釣れるとは始めて見た!と驚いていました。

メチャクチャに大きな鮭はいませんでしたが、70cm平均。

かなりの数がいて、連続でヒット!

 

フッキングすると一気に走り、ジャンプ! ジャンプ! ジャンプ!

ドラッグが泣き叫び、強引にラインを止めようものならロッドが折れてしまうほどのパワーで走るのです。

ティペットは16LB。

そう簡単には切れませんが、口切れを起こすこともありますので慎重にランディング。

でも、魚体がデカイだけにモタモタしているとせっかく寄せたのにまたまた走り出し振り出しへ逆戻り。

ランディングは慎重かつ一気に取ることが秘訣です。

XD#8でヒット中の内野くん

完璧にロッドをのされながらも慣れたもので、スムーズにランディングしていました。

 

洞爺湖温泉の宿から、午後になって参加してきた松永くんも釣り場へ到着して約10分でヒット!

 

彼は、フライを始めて焼く1年ということもあり、初の鮭釣り!

この強烈な走りに、大あわて!

私たちは思わず「ロッドを寝かして!、折れちゃうぞー!」「ラインを出して!」「右だ!」「左だ〜!」と大騒ぎ。

ようやくよってきたのは、大型の鮭。

彼にとって、これが初の鮭です。

なかな魚が持てずに、魚が転げ回り、鮭も手もどろどろでした。

でも嬉しいワンショットです!

その後もまたまたヒット!

そして、私も!

美しい夕日に囲まれ、夕方暗くなるまで釣り続けました。

十数匹ヒットさせ、そのうち雌は5本。

のんびりと休憩しながら良い釣りが楽しめました。

 


 

沖の鮭釣り

沖の鮭釣りは、早朝から正午まで船をチャーターしての釣りです。

早朝、友人達と港で待ち合わせ

いざ!出船!

今回船に乗ったのは、北海道の友人達ですが、船は日ムラがあるようなので、たまたま一人の友人がルアーロッドを持ち合わせたので

それも予備に持ってきて頂きました。

沖のポイントで船をゆっくりと走らせていき、鮭の群れを探す。

鮭の群れがいれば、いくつかの鮭が水面をわりジャンプする。

そのジャンプを探し、船を接近させ、キャストする釣り方です。

 

しかし、その群れが少なく、ジャンプはほとんど見られない。

フライラインはタイプ5のシンキング

延々とキャストするが、全くの無反応。

そこで、札幌の島畑さんにルアーをキャストしてもらったら、ヒット!

少し深い所に鮭はいたようでした。

その後、無風になり、フラットな水面に・・・・

トーナメンター 登別の佐藤くんがXD#10で40m以上のキャスティングを繰り返す!

 

そこで、水面がざわざわとしているのを発見!

それは鮭の群れ!

静かに船を寄せ、鮭の群れにキャスト!

フライが着水すると同時に、「ズボッ!」「ドバッ!」

フラットな水面に鮭はスプーキー状態。

一気に逃げてしまって、釣れる状態ではありませんでした。

こんな超フラットな状態では、難しいようで、フライでは誰も釣れない状況でした。

 


今回の鮭釣りは、海岸から爆釣ができ大満足!

鮭釣りは、場所が一番重要です。

鮭が接岸している場所へ行くこと!

案内してくださる方のの情報が大切。一緒に釣りにってくださった皆様ありがとうございます。

エサやルアーの方々が少なく、のんびりと楽しめたことに満足し、今回(1日半)の鮭釣りは終了しました。