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虚しい結末

 

俺たちは負けない・・・

その2を追筆

 


 

2012年2月

犀川は魚がほとんどいなかった・・・

寒狭川は、放流直後は魚がいたが、放流魚だけあって、2〜3日で雨が降ると下ってしまいいなくなりました。

さらには鵜が飛んできて、残っていたほとんど魚は食べられたらしいと聞いた。

長良川は?

これも寒狭川と同様で、相戸の堰堤、美濃橋、関観光ホテル前など、解禁当初に放流魚はいたが、

3〜4日でどこかへ下ってしまったようで、ライズはほとんど無く

相戸の堰堤のみ1〜2名入れるが、これも暗いうちから場所取りをしなければ入れないと聞いた。

釣りに行くところが無いね!

 

どうなってしまうのか?

 

昔の長良川は、風裏のプールへ行けば、どこでもシラメがライズをしていた。

解禁前の成魚放流なんてしていなく、稚魚放流がメインでしたので、

上流から下流までの多くのポイントに魚がいて、風向きによりポイントが変わりいつでも釣りになっていた。

 

しかし、今は違うのです。 成魚放流ポイントしか魚がいない!のです。

 

ライズを探し車で走り回って、1日が終わる。

そんなことも珍しくはない。

 

 

今年は、仕事が忙しく、なかなか行くチャンスが無く、気がついたら魚はもういない状態だった。

こんな事でよいのか?

 

ニュージーランドやアメリカへいくと、国がしっかりと管理していて、こんな事はない!

 

以前、岐阜県の県庁の水産課へ連絡したことがある

昔 銚子滝川の管理を地元の漁協から委託されていたころである

県の水産課の方から「貴方の川での釣り代金が高すぎる!」そんな苦情を受けたのが始まりで、いろいろとお話しをしました。

 

管理釣り場でしたから、会員制で1日1,500円で受けていたのですが、これが気に入らないとの事でした。

「会員制をやめ、適正な価格にして欲しい」とのことでした。

そこで、適正な価格とはと訪ねますと、1日1,000円くらいのような曖昧な返事でしたので、

適正とは何か?何が基準なのか?を訪ねると、いろいろと説明があり結局1,000円がベストと言っていたのです。

そこで、

現状のように、解禁直後は魚がいて、1ヶ月もすれば全く釣れない魚がいない現状で、

魚がいない川で、1,000円払うことが適正なのか?などとかなり噛みついたことを覚えています。

いろいろな話をしましたが全くダメだった記憶があります。

 

結果、銚子滝の魚は、

翌年、新しく変わった漁協の組合長から「県からの指示というか、指導を聞かなければ、農協などへの強力も考えるかも?という話が出てね・・・・

いろいろと難しくなりそうなので、銚子滝をやめてもらう事に会議で決まったのですよ・・・・」そんな話が出てびっくり!

「直ぐに魚を全て移動して欲しい」といわれましたが、川の魚を移動するなんて、急には無理でした。

そこで観光協会の方々が、禁漁にして滝の下で川の魚を見させるから、何とか殺させないように頑張るよ!って言ってくださったのです。

しかし、それもダメで、

「一般開放!」という名目で皆殺しにされ、今は魚の姿はない川になってしまったのです。

 

適正な価格の指導の結果が、現状なのです。

 

 

1日 1,000円で適正なのか?

貴重な休みを使って、高速代、ガソリン代、ライズを探して1日走り回り何もなく終わる。

使ったのは無駄な時間とお金のみ。

1日1,000円で魚がいない川ならば、1日5,000円でも、楽しく満足がいける川であって欲しいと願ってしまいます。

1,000円払ったなら1,000円以上は魚を釣って持ってこなくては満足がいかない・・・・・そんな方も昔はいました。(今も一部はいるかもしれません)

食料が乏しい時代から変わり、今は釣りを遊びと考える時代になり、持って帰ることが得とか損とか考える方が少なくなって、1日楽しく遊びたいと思う方が多くなっています。

ヘラブナだってキャッチ&リリースです。

鯉でも、野池で釣った魚は、キャッチ&リリースですが、多くの方が釣りを楽しんでいます。

 

 

 

水産課の方にお聞きしたのですが、「アマゴが昔から生息していた川に、飼育していたアマゴを放流したら問題が出ますか?」そうお聞きしたところ、

在来魚の放流については問題はありませんが、漁業権がある所もあり、

放流する場合は、雑菌、病気の事もありますので、管理をしている漁協に承諾を得て欲しいとのことでした。

確かに!です。 高原川への寄付放流は、漁協へ承諾を得て、行いました。

 

そこで、

昔はアマゴが生息していたが現在は死滅し、漁業権もない川についてお聞きしたところ、その場合は問題がないという事でした。

 

漁業権設定区域外の川で、以前アマゴが生息していた河川・・・・・

 

 

 

今年、あまりにも良くない状況に

こんな話を思い出し、探したところ、ありました!しかも、岡崎にあったのです。

 

そこで、先日、アマゴを購入し、小遣いを使用して、自費放流です。

釣り場があてにならないならば、自分で作ってしまえ!という考えです。

 

活魚装置をトラックへ積み

 

アマゴの成魚を、購入しました。

 

在来魚、復活!

 

とても楽しみで、この魚たちが、人知れず川のプールで、ライズをしている姿を夢見て実行です!

 

いざ出陣!

 

 

3カ所に分け、放流!

 

翌日から、1日3回、魚の姿を探しに行きました。

朝、昼、夕方・・・・何も無し!

なぜ?

翌日も、昼過ぎ、夕方2回見に行きました!

 

そこで、とんでもない物を発見!

 

 

 

赤丸の中に泳いでいた魚は、大ナマズ!

大きな物は60cm以上もあります。

しかも

見えるだけで18匹

あとは大型の鯉

 

これらに全て喰われてしまったのでしょうか?と悲しんでいると

そこへ来たのは、鵜!

最悪です!

 

上流を見に行くと、そこにある小さなプールにも鵜!

終わった!

夢と希望は、一気に崩れ落ちました!

 

放流したアマゴは、全てナマズと鵜に食われて

1匹も泳いでいませんでした。

 

虚しいですね。

 

ライズがみられて、楽しく遊べる川が欲しいですね!

 

漁協さんも考えを変えて管理をすれば、多くの人が来て、多くの収益が出来、町おこしにもなる!

考え方次第で、良い釣り場が出来るのにね・・・・・・もったいない。

 

 

今年は、長良川の年券も買わなかったし、行っていれば、高速代とガソリンで1万円以上かかり

寒狭川の年券も買わなく、ガソリン代も無駄にしていないので、

その分、自費放流しました。

 

遠くまで行って、1日無駄にするより良かった!

 

夏はあのナマズ、ポッパーで狙ってみます。

負けずと、次の河川を探す事にして、今年アマゴの養殖をして、来年から稚魚の寄付放流が出来るよう頑張ってみます!

 

 

残念でした!!


 

俺たちは負けない!

 

そう決意して、またまた放流を決行した!

2012年 3月

 

ライズボコボコが見られるようにと期待して!

 

 

 

今回放流したのは、またまた違う河川です。

この河川も漁協の管轄外の河川です。

上流にはアマゴが昔清掃していたような話を聞きましたが・・・・?です。

 

トラックに活魚水槽を積み

水を1トン積み込み、エアーレーションと酸素を入れ、輸送しました。

アマゴは購入してきた魚です。

 

期待と夢を膨らませ、3カ所に放流!

放流地点へは、1週間 毎日かよって、鳥、釣り人などが居ないのを確認

ナマズも今度はいなく、安心して放流です!

 

 

放流翌日 魚の姿が見えるかどうか、確認に行きました!

 

写真の中央を見てください!

 

この野郎!

 

どこから現れたのか!

追い払っても逃げません

少し下流へ移動して、戻ってきます。

美味しい思いをしたために、逃げることが出来ないのです。

 

さらには真っ黒な鵜が!!

水中を潜っていました!

 

最悪です。

 

1週間間違いなくいなかったのに!

放流していた車を見ていたのか!!

 

翌日には鵜とサギで皆殺し!

 

あれから4日間 毎日見に行きましたが、魚が泳いでいる姿は見れません。

浅瀬でサギが待ち、深場へ逃げても鵜が追いかけ回して皆殺し!

数万円は、餌となりました!

またまた悲しい結末です。

 

鳥だけではありません。

 

富士の潤井川へ行ってみますと

鱒が数匹泳いでいる姿が確認できました。

しかし、5時間後戻ってきますと

餌釣りオヤジが皆殺し「鱒ばっかりだ!どうしようもないな」

 

朝見えていた魚の姿はもうありませんでした。

 

解禁2日目の西桂

餌釣り師が楽しそうにびくの中に入った魚を見せ合い昼食をとっている姿を見ながら

川をじっくりと観察しましたが、魚の姿は全く見られず

1匹目のライズを見たところの横で遊漁券を販売していたので、思わず年券を購入してしまいました!

ユウタロウと2名で16,000円

その後、4時間位各ポイントを回り、2匹のライズを見ただけ。

 

この日 高速道路を走って、1日で600kmも車で走り 3匹のライズを見ただけ。

 

 

釣り人も、サギも鵜も 皆殺し・・・

 

もう少し考えた方がよいのでは?

 

釣りは漁としか考えられないのか?

そんな時代ではないはずです。

 

法律も漁としてしか考えておらず、

この時代に合った遊び方もあるのです。

 

アメリカのように

ニュージーランドのように

遊べる時代は来るのでしょうか?

 

釣り場を作りたいですね!

 

諦めずに放流は続けます!

この稚魚たちは、高原川の許可を得ましたので、許可を得た浅井田ダム周辺に放流します。