ティペット

ティペットって水中でどう見えているのか?

 

僕はかなり細いティペットを好んで使用していますが、

それに対して、「必要ないね!」という方もいます。

そこで、極細ティペットの必要性をここでお見せ致しましょう。

 

独り言、    
まあ、スレていない山奥とか、人がいない河川では関係ないかもしれませんが・・・・
そしたら、フライパターンも関係無くなるよね。そんな場所で釣りしても考えなくなるからね。それって面白いのかな?・・・・

       



これらの写真は実際のフィールドでの撮影です!

これら6枚の写真は、全く同じ場所で、角度を変えて撮りました。

フライのサイズは#14

ティペットの太さは8X0.3号です。

 

 

この写真は明確にティペットの存在を明らかにしています。

このティペットは、光りやすいナイロンではありません!!

鮎用の最高級 フロロカーボンです!

クレハ グランドマックス GM鮎 0.3号 使用

 

しかし、全く同じ物でも、角度を変えてみると、ほとんど解らない状態になります。

 

この写真を見るとよく解りますよね。

 ティペットが見えない部分と光って見える部分があり

これはティペットが直線になっていなく少しカーブしていた証拠です。

光の角度で、見えたり見えなかったり!ヒントをつかみましたか?!

太陽の位置 光が水に入ってくる位置の違いなのです。

まあ、ぶなんなところで言えば、後方から見せていれば間違いなしです。

そして極力細いティペットを使用する方が間違いないでしょう。

 

でも、逆光は恐いね!!!

 

そして、

これ、クレハのグランドマックスだから、かなりラインは直線に近いので光る部分が少ないのですが

ティペットが波を打っていたら、何カ所も必ず光るのです。

直線ならば、光ってしまう太陽の位置がありそれ以外は光らないのですが

真っ直ぐにならないティペットを使用していると、どんな位置から見ても必ず光る位置ができてしまうのです。

ですから、魚が釣れなくなってしまうのです。

 

 

経験談ですが、阿寒湖で5月末にミッジングを行っていたときのこと

その日はライズがボコボコで、仲間達と次々にヒットさせていて、ティペットが傷ついて来たので交換したら短いラインがスプールに残っていただけだったのです。

ティペットはクレハグランドマックスを使用していて、0.6号のラインが使い切って無くなってしまったのです。

そこで、某有名フライメーカーのティペットの新品6Xを持っていたので、それを使用する事にしました。

ティペットを交換し、すぐさまヒット! 直ぐにリリースして次のライズを狙ったのです。

しかし、そこから急に全くフライに魚が出てこなくなってしまったのです。

なぜ?私は解りませんでした。

段々とライズを繰り返して泳いで来るアメマスに、鼻先30cmのベストな位置にフライをキャストしてもフライには出なく魚が沈んでしまうのです。

周りの友人達は次々とヒットさせており、私だけ沈黙状態!

慌ててフライに何かが起きているのかと回収したところ、最初に1匹釣った後、ティペットがコイルしていたのです。

小さくクリクリになっているわけではなく、大きく螺旋を描くようになっておりました。

クレハのGMならば、このように伸びてメモリーができてしまったら、真っ直ぐ引き延ばしてゆっくり戻す事を2〜3度したら

ほとんどメモリーは消えて直線に近い状態になるのです。しかし、このティペットは違いました。

何度ひっぱてもメモリーが残るのです。

少し伸ばして、フライをキャストして釣りを再開しましたが、私のフライには無反応。釣りになりませんでした。

その後、友人からティペットを頂き、交換したらヒット!

メモリーが残るティペットは最悪であることを思い知ったのです。

 

ティペットは、少しでも細く強いほうが良く、必ず直線になるものがベストなのです。