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魚のダメージとランディングネット

手編みのネットの被害

北海道の天然魚 アメマスの胸びれ

この傷は、少し時間が経っているようで傷は治っているようだが

切り裂かれたヒレは繋がっていない。

水をかくためにあるヒレが切り裂かれていてはその効果は半減してしまうのでは?

せっかく釣った魚のヒレが、このように切り裂かれていると

とても残念な気持ちになる。

 

自分さえ満足すれば良い!

手編みのネットは、カッコイイから使う!

そう思っている方々。その考えは古いようです。

アメマスの切り裂かれた尻ヒレ

切り裂かれて時間がさほど経っていないようで

まだ傷から血がにじんでいる。

ばい菌が入り腐ってこなければ良いが・・・

完全無欠のイトウ

素晴らしいコンディションのイトウを友人が釣った!

しかし、その尾びれを見たら何と切り裂かれていた!

とても残念。

取り返しがつかないことにならなければ良いが・・・

岐阜県 高原川 本流で ストリーマをキャストしてヒットしてきたニジマス

ヒレを見て驚いた!

切り裂かれて、それに雑菌がつき腐り始めていた!

魚のヒレが、人の手のようにバラバラになっていたならばものネットでも問題は無いが、ヒレは薄く強く水をかく事が出来るように大きく1枚になっているのです。

クレモナの手編みのネットは、1枚のヒレを

この指のようにバラバラにしてしまう凶器なのです。

考えを改める時期が来たようです。

養鱒場の倉庫の片隅にあった網

ナイロンのより糸で編んだ、ネット

このように固いコブがあります。

 

このネットは、先代の養鱒場のおじいさんがかなり昔に使用していた網です。

魚が少しでも傷つかないように、編み目をかなり小さくしている努力を感じました。

編み目は大きければ大きいほど、ヒレが切り裂けるようになります。

細かくすることで魚に触れる面積を多くして、1つのコブに掛かる負荷を分散させようと目の細かいネットをしようしていたのです。

大型ネットに大きな目の手編みのネットを使用している方

かなり危険な物を使用していることを認識してください。

これも倉庫の片隅にあった、昔のネット

かなり使い込んだ様子

もの凄く細かい目のネットになっております。

 

昭和の初期から、時代はどんどん進み、養鱒場の網も少しでも魚に傷がつかないように変化をしてきておりました。

私がこの養鱒場に出入りし始めた頃には、このような

とても柔らかい生地で作られたネットに変わってきておりました。

そして、2018年から、

ラバーコーティングリリースネットに交換。

 

そこには理由があったからです。

この、柔らかい生地を使用したリリースネットを使い

アマゴを大型の池から、8角形の水が回転する池へ移動したのです。

すると、数日してから

ヒレは切れてはいなかったが、一度に20〜30匹位を捕獲して、大型バケツに入れて運び出したとき

上の魚には重さが加わらないが、下の魚は、下敷きになり大きな負荷が掛かっていたのです。

そして暴れるために、顔や尾びれの部分のヌルが取れ

その傷口に ばい菌が入り 腐敗

次々とアマゴが死んでいき、大損害になってしまいました、

 

 

これは何とかしなければならない!

そこで 採用したのが

ラバーコーティングリリースネットです。

サクラマスネット用の換え網を、養鱒場の網に取り付けました

そして 2019年 同じように大型の池から、同じように20〜30匹を一度に掬い、大型バケツに入れて8角型の生け簀へ移動。

全く同じ事を行いました。

違うのは使用したネットのみです。

その後、ストマックポンプは魚にダメージを与えるかの実験を行い

この時も、Big トラウトネットのラバーメッシュを使用

しかも、8月11日  水温20.5度  炎天下の中

思いっきり手で魚を掴んでストマックポンプをした!

それから何週間かして、魚の状態をみたが、1匹も死んだ魚はいなく

傷を負った魚もいない。

 

このような状態になることはなかった。

秋には全ての魚が1匹も死ぬ事なく素晴らしい大きさになった。

この時に使用しているのは、大型のラバーコーティングリリースネット

2019年秋 この魚たちはこの晩秋に寿命となる為に、その前にトラウトポンでで、多くの皆さんのロッド曲げて、このサイズと美しさで釣り人を魅了した!

昔は手編みのネットしかない時代でしたが、その時代の変化に合わせてネットも変わってきており、今はラバーコーティングリリースネットのようです。

養鱒場で使用しているネットは、2019年で全てラバーコーティングリリースネットにした。

そして、 2020年 1月 トラウトポンドで使用しているネットも

全て、ラバーコーティングリリースネットに交換

フックが刺さりにくく ラバーでコーティングされているので、魚のヌルがつかない!

すなわち、魚からヌルを取らないから傷がつきにくい!

ネットが臭くならないのも釣り人には快適!

ラバーコーティングは、水を染みこまないから、直ぐに乾く!

 

ラバーコーティングリリースネットの時代になったようです。

多くの方に使用していただきたく

お値打ちに生地をお届け出来るよう用意しました。

 

ラバーコーティングリリースネット 生地

交換用のネットも半額で用意させて頂きました。

交換用ラバーネット

・サクラマスネット用 ネット周囲:(140cm〜148cm) 深さ:(60cm)

・ビッグトラウトネット用 ネット周囲:(126cm〜132cm) 深さ:(50cm)

・20インチ ネット用 ネット周囲:(106cm〜112cm) 深さ:(40cm)

・ロンググリップ ネット用 ネット周囲:(86cm〜92cm) 深さ:(30cm)

ご自分のネットに合うサイズがあれば、これを使用すれば簡単に交換出来ます。

交換方法は、 洗濯ばさみで挟んで固定すると簡単に出来ます。

この写真の洗濯ばさみは動いてしまってあまり良くなかったですので

通常のプラスティックの洗濯ばさみがベストですね。

こんな感じに交換できました。

せっかく釣った魚のヒレが、こんな悲しい状態になっていたらショックです!

美しい魚を傷つけないように、

手編みのネットは使用を止めて、

ラバーコーティングリリースネットに交換しましょう!

 

手編みのネットは、カッコ悪い! 

そう言う時代になってきております。