TP77 の強度テスト

 

ミズーリリバーは水草も多く鱒のコンディションもよいと言うことで、

今回の釣行の目的の一つにTPフックの強度テストが目的にありました。

そこで、TP88#14、#12  TP77#12を使用してみました。

そのどちらも、40cm前後のサイズの鱒には全く問題なくキャチ出来ました。

特にTP77#12では、かなり早い流れの中で50cmアップの鱒をヒットさせ、

しかも水草に潜られ、ティペットには水草が絡みながらも無事にッキャッチできたのです。

それがこの写真です。

ミズーリーはこの時期トライコが多く流れ、フライはトライコのクラスターパターンでした。

 

水面はこの#22サイズのトライコ・スピナーが多く流れ、鱒は1個体のものには興味が無く

流れの渦で固まってできたクラスターと呼ばれるトライコの固まりを好んで捕食しているのです。

そこで、いろいろ考えて新しいパターンを作り試してみたのです。

それは、黒いダビング材でトライコのボディイメージを3個体作りそしてスルーウイングをダブルで付けるのです。

ダブルウイング・トライコ

スルーウイングの効果は抜群! 

面白いようにヒットしました!

 

今後、このフックを海外の大物で使用して欲しいと言う希望は全くありません!

一応ですが、たてまえでは「ヤマメ・アマゴ・イワナ」専用フックですのでね。

 

トラポンでは50cmアップまでキャッチしていますが、それは止水でのこと、

流れがある大型河川で、しかも本場のワイルドトラウトでテストして、

どれくらいのサイズの鱒をキャッチできるかで強度が解るのです。

 

一応TPシリーズは、国内で使用していただくフックです。

 

レインボートラウトは、トラウトの中では最強!の走りをしてくれる鱒。

この鱒が釣れて、30cmのヤマメが釣れないわけがないのですから、そのことが知りたくてテストしてきました。

 

内心、簡単に伸ばされてしまうのでは?ととても不安でした。

 

 

報告!

今回同行の石川氏は、ヘンリーズフォークで、TP88#14を使用して、楽に22インチを超えると思われる巨大な鱒をヒットさせた。

10分近くやりとりを行い、ランディング時に大暴れされ鱒が大きすぎてネットに入りきらず、その鱒は最後の力を振り絞り

石川氏の股の下をくぐり、残念なことにラインブレイクをしてしまった。

私はこの一部始終を見届けたのだが、これがネットに収まっていれば、TPシリーズ最大の鱒となったことであろう。

 

フックが伸びてバラしたというのであると、全く申し訳なく感じますが、ここまでやりとりをして

フックが伸びないのであるならば、TP88#14は、かなり耐えた証明。

TP88#14でキャッチしたレインボー。

このサイズならば安心です。