Trigger
捕食行動を起こさせるための 「今どんなフライを使っている?」「何色?」 こんな会話が、よく釣り場で飛び交っている。 |
2014年 KenCubeの社員となりました!
捕食キーとしての色覚の確実な存在
|
短期記憶の存在を知る
マッチ・ザ・ハッチの釣りやマッチ・ザ・ベイトなど、魚が特定種のエサを捕食中の場合、フライのカラーをそれに酷似させることが、捕食行動を起こさせる引き金となることが正当化されるわけだ。
|
「好奇心、攻撃心刺激型」と光りの色 本来の色、光、水が作る複合効果
即ちコカコーラの缶の赤色は茶色がかったグレーになってしまうのだ。 ちなみに私は、水の色と同色のカラーを選ぶことを基本にしている。
|
ここ画像は大きくなります
光りの角度と光量 魚にあたる光量は1日で劇的に変化
水中に入ってきた光がフライに反射しその色を強調していたことを述べてきたが、光が弱くなってしまったことにより、フライの色による強調度合いが弱くなってきてしまうのである。 これまでは、順光又は透過光において話を進めてきたが、鱒よりフライが水面側にある場合、即ちトラウトウインドウ内においては逆光の状態となるために、シルエットのハッキリとした明度の低い物が目立つようになる。 すなわち光量が弱いときは、明暗度の明るい物、または使い方により逆に最も暗い黒が目立つようになってくる。 ここでは、ルックスという照度のみを取り上げているが、それ以外にも紫外線は大きく関与しており、現段階でしかもこの場で全てを説明することは難しいために、影響が強く現れる2月の頃を限定して例題に取り上げ、ルクスのみにて話を進めていこうと思う。 これは日が当たっている所の明るさの数値だが、12万ルックスの時に日陰となっている部分の明るさは、7千ルックス前後である。同じような時期の曇りの日の照度は1万ルクス前後になっている。 そうなると、鱒の視界に入ってくる色は水の色である青緑を中心とした色が強くなり、その色をバックにフライのカラーを見るようになるため、相反する色の赤を中心とした紫から黄色が目立つようになる。 |
モンタナでも、あのフライ・・・・ 色の実験に適切な「あれ」とは?
しかも、スプリング・クリークの川として、ここ最近、雑誌等で取り上げられている「MZランチ」へ初めて行き、私が記念すべき第一投目に結んだフライはイマージャ−やダンではなく、何と「キンギョちゃん」なのであった。 違うカラーを試してみたが効果はなく、強烈な勢いでホットオレンジ&シャートリューズのカラーに誘発されていたのだ。 ホットオレンジのカラーにニジマスは強く反応するが、その他の魚の一般的な色の好みは、各地での経験からすると、ヒメマスと鮭はレッド、イワナはブラック&ゴールド、アマゴはホワイト&パールの色に強く反応してくる。 間違っているかもしれないが、色に対する私なりの考えを持ち、それを元に応用し幅広く対処していけば新たなる発見につながると考えている。 |