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再認識させられた、フライフックの重要性

 

先日、いつものようにミッジングに行って来たときのこと

 

フライボックスに以前から入っていて、ほとんど使用されないフライ

捨てるにはもったいないし、何か必要なときが来るかもしれない、そんな思いで、この場所に何年と居座っていた。

某有名メーカーの2018年現在も販売しているパターンのフックを使用したフライ

このフックが発売された当初に購入し、タイイングしたが

その後、さらによいものを目指して、自分でフックを開発して

 

TP-77      TP-88

TP-77 TP-88 など 究極と言われるフックを製作。

TPフックをメインに使用して来たために、これらのフライは釣り場で出番を失い

いつまでもここに居座っていた。

今回の釣りの目的は、普段使用していない超極細ティペット

0.1号の強度を、自分の体に覚えさせること

再確認をすることで、これから迎える渓流解禁に向けての訓練

ティペットを切られない事がよいのではなく

ここでは、切られて始めて解る、強度の限界を知ることなのです。

そこで、使用したフライは、TP88にタイイングした スタンダード(パターン)

すぐさまシラメがヒットしたが、少しオーバーPowerでの対処をしたら、思った通りティペットが切れた。

そこで、次のフライを結ぼうとしたとき、フラ一Boxの中に入っているスタンダードの、良い形のフライが残り少ない事に気がついたのです。

ここで、本番(渓流)で使用するスペシャルを使用するのはもったいない!

ならばと目を付けたのが、フライボックスの肥やしフライ 

 

いくつかある中で選んだのは、#24 

TPフックと比べてフックの軸が太く重いので、フライを一度沈めてから浮き上がらせる事が必要なために

フックの重さでマテリアルは多くなる。

 左は市販されている某メーカーのフックの#20、鋼材の太さは0.365mm
右はTP77の#22、鋼材の太さは0.25mm

重さですが、左のフック#20が0.9 mg
TP88#22が 何と! 0.33mg で、3分の1近くまで軽量化に成功したのです。

タイイングすれば、どちらのフックを使用した方が大きなフライになるかと考えると、重さが3分の1近くまで軽量化したTP88#22

某メーカーのフックを基準に 同じサイズのフライをタイイングするならばTP88ならばさらにワンサイズフックをちいさくできるのです。

ということは、さらにフックウエイトは軽くなり、沈みにくいフライができるのです。

 

そこで、このフライを使用して、釣りを行ったところ

フライにライズしてきたが、フッキングができない!

その次も、フッキングができない。

ラインの先端に、フロータントを塗り、ラインが受ける水の抵抗を軽減させ フッキングを良くするようやってみた。

次のライズを発見し、フライをキャスト。

しばらく待つと、シラメはフライに気がつき、接近してきて、少し躊躇しながらもフライにライズしてきた。

慎重に少しフッキングのタイミングを送らせフッキング!

管理人の横井氏がカメラを持ってきて、写真を撮ろうとしていた直後

ヒットしたシラメは、いつものように水面にでて、バチャバチャと暴れた時に、フックが外れてしまった。

フッキングが浅かったのです。

こんなフックを使用していては、今日はボーズになってしまうと思い、フライを交換。

 

TP88 #26にタイイングしたスタンダードに変更

この日は北風が強くライズが少ない状態でしたが

数少ないライズを発見し、すぐさまキャスト

パシャッと水しぶきが上がった直後にフッキング

しっかりとフックは刺さり、キャッチ1匹目

その後しばらくライズはなく諦めようとしたときにライズを発見

キャストして ヒット!

この連続ヒットに、フックの重要さを再認識させられた!

軽いフックは、マテリアルを多く必要としない

だから魚もフライを警戒せずに吸い込んでくるから、口の奥にフライは吸い込まれやすい。

そして、ゲープが広く、早ガケ形状のフックは、掛かりが抜群によい!

TP-88 TP-77ともに、

フッキングを良くするためと、沈んでも浮き上がってくるほど浮力があるフライが必要なフラットのミッジングには必須のフックでした。

TP-77  TP-88