鱒の飼育日記 その12

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鱒を育てる試みですが、今回はこれで終了します。

来期は、失敗したアマゴ。

死んでしまった稚魚。

反省して、気温が低くなる12月より飼育を開始したいと思っております。

 

 

 

 

2004年の11月から約1年間にわたり鱒を飼育してきましたが、養鱒場の方々の苦労が本当によくわかりました!

鱒は購入すれば1匹¥100円前後(スーパーでの特売価格)ですが、とてもこんな価格では、私は販売する事ができないです。

でもそれが現実で、これからの時代は大変でしょうが、養鱒場のみなさま頑張ってください。

 

養殖をした釣り人として思うのは、

とても大切に育てられた鱒たちですから、私たち釣り人も大切に扱いましょう。

そしてもっと多くの川で、鱒が(アマゴや山女、イワナ)が増えて、楽しめる釣り場ができる事を祈っています。

 

 

 

2005年10月から11月にかけて数回にわたり鱒を運搬。

約1トンの鱒を運搬しました。

 

 

2005年 10月


トラポンへ引っ越しの時期がやってきました!

 

これが最後の大仕事です。

活魚車は、我が社の2トントラックです。

このトラックの中に水槽を入れ、エアーレーションと酸素両方を入れ、混合して運搬します。

 

これはハマチを運搬する生け簀ですが、魚屋さんから貰ってきました。

 

トラックの後ろにシートでウォータースライダーを作り、

水を流しながら鱒を池へ流し込みます。

鱒はほとんど傷つくことなく、無事に池へ移動できます。

こんなに立派に育ちました。

 

 

 

 

2005年 9月


 

9月末、稚魚はもうこんなに大きくなってきました。

大きな物は25cmを超えています。


  

 

 

トラポンから釣れていった鱒も平均サイズは45cm

メチャクチャに綺麗な鱒になりました。

 

 


2005年 8月  


あれからは、順調に成長しています。

トラポンから連れて行った鱒たち。

稚魚の生き残りもこんなに成長しました。

 

 


2005年 7月28日  


抗生物質

今日、久々に病気がでないように抗生物質を鱒に与えてきました。

コレで5日分、毎日決められた分量を与えて鱒の体に薬を蓄積させ

約1ヶ月病気にならないようになります。

トラポンの鱒は、食べないから安心です。

一生食べられなくても良いから、長期で利く薬はないでしょうか?

誰か知っていたら教えてください。

 

稚魚は全滅ではなく、これだけ生きていました!

トラポンから連れていった鱒は、メチャクチャに元気です。

 

 

 


2005年 7月14日  


養鱒場のおじいさんから朝一番に電話が掛かってきて・・・・

 

残念なことで、稚魚のほとんどが死んでしまいました。

死骸が800kg位ありかたづけるのがとても大変。

運が悪いというか、事故です。しかたなく、あきらめました。

かなり気落ちしましたが・・・・・

それよりおじいさんの方が責任を感じてしまい申し訳なく思っています。

 

理由は、水の取り入れ水路の排砂する部分の仕切が壊れたのです。

何度も大水がでてましたが、全く変わりなかったのですが、昼間ならおじいさんも気がつくのですが

運が悪いことに、夜中に板が抜け落ち、水が川へ流れてしまったのです。

養鱒場には少量の水しか行かなく、稚魚たちの池は酸欠を起こしてしまったのです。

 

全ての鱒が死んでしまったわけではありません。

後、500匹くらい泳いでいます。

 

 


2005年 5月25日  水温18.9

ニジマス購入から195日目、孵化191日目  アマゴ孵化175日目


 

養鱒場はこんな所です。

結構大きな池をお借りしてます。

右がトラポンで飼っていた鱒たち。500g〜1kgがメインです。

左に稚魚が入っています。

 

 


2005年 5月25日  水温18.9

ニジマス購入から195日目、孵化191日目  アマゴ孵化175日目


養魚場へ移動直前の鱒たち