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アマゾン川のドラド

最後のフロンティアで、黄金に輝くドラドを求める!

 

2013年 7月11日  今回の釣りへ行く前に、ラスベガスで行われているIFTD インターナショナル・フライ・タックル・ディーラー・ショーへ行き、

最新のタックル、ロッド、リールなどを勉強し、私たちの新製品の打ち合わせを行ってから、アマゾン川の源流を目指した。

2013年 IFTD インターナショナル・フライ・タックル・ディーラー・ショー

 

そこで、

ジム・ティーニーさんともお会いしました。 スティールヘッドを世界一釣り有名になった方。

シンクティップラインの先駆者 「ティーニーライン」で有名な、あのジムです!

彼に、これからドラドへ行く話をしたら、驚き! ラインを持って行き使用して欲しいと持たされ

さらに、その後、アイスランドへアトランティックサーモンを釣りに行くと話したら、さらに驚き!

ティーニー・フライをいくつも頂きました!

アトランティックサーモンやドラドは、やはり有名な釣り人の中でも かなりステイタスの高い魚のようです!

 


アマゾン川のドラド

最後のフロンティアで、黄金に輝くドラドを求める!

 

第1章 

憧れの黄金に輝く魚 ドラドを求め

アマゾン川の源流を目指す!

強烈な闘争心がもたらす衝撃的なアタック! 強烈なジャンプを何度も繰り返す!

そして、黄金に輝く美しさは、Anglerにとって、憧れの魚!

それが、“ドラド”だ!

 

黄金に輝くドラドという魚は、かの“黄金郷"エルドラドと同じで、全身が黄金に輝くので付けられた名前。

アルゼンチンでは“パラナ川の虎" ブラジルでは、“川の虎"と呼ばれている。

この魚の凄さは何?と聞かれれば、美しさもあるが、それ以上に凄いのは、闘争心と強烈なジャンプ!

急流の中で小魚を追い回し、水しぶきを上げて狩りを行う!

口は硬くフッキングはしにくく、ジャンプ1発で、フックを外す!

強靱な顎と歯を持ち、ナイロンティペットは、簡単に切れてしまうので、ワイヤーのティペットが必須。

しかも、30lbでは、大物は捕れなく、最低でもワイヤーの40lbが必要なほど!

フックも、ヤワなものを使用すれば、顎の力で折られる事もまずらしくはない。フックは、TMC600SP 2/0〜3/0がアベレージサイズ。

 

とにかく、鮭や鱒の姿は似ているが、パワーが全く違う。 河の虎という名にふさわしい “強く” “美しい” 魚のです。


この地図の黄色い家のマークがある所へ私たちは向かいました。

世界で唯一 渓流に立ち込み狙うことができるドラドの釣り

 

目指したのは、ボリビア アマゾン川の源流に位置するアスンタ川とプルマ川

日本の渓流と同じようなロケーションの中、

ウェーディングをして、鱒や鮭を狙うスタイルで ドラドが釣れるという。

しかも

ここのドラドは、10kgを越える大物も生息しているから凄い!

 

世界で、ここでしかできない釣りが体験できる所なのです。

 

ドラドと言えば、アマゾン川ではなく パラナ川 パラグアイ川で釣れることが有名で、

アマゾン川で釣れるという報告はほとんど聞いたことがない。

しかも、ボートからの釣りと聞く。 ここは全く違うパラダイスなのです。

 

今回、私たちが向かう川は、数年前に発見され、アスンタ川のロッジ

プルマ川のロッジは5年前からオープンしたばかり。

 

これらのロッジのオーナーは、南米各地にロッジを持っているが、

ここは、アマゾン川最後のフロンティアで、こんな素晴らしい釣りが出来る川は他になく、大切に守りながら釣りが出来るようにしていきたいという。

 

今、ゴールドに輝くドラドが、鱒や鮭を釣るように、渓流や本流に立ち込んで狙って行くようなスタイルが出来るのは、ここでしか無い!

アマゾン川のドラド  最後のフロンティアなのです。

 

釣り人は、ブラジル、アルゼンチンなど南米とヨーロッパ、アメリカの一部の方々のみ、広くは知られてないのが現状です。

ここにはまだ、東洋人は誰も来ていなく、私たちが初めての東洋人なのです。

 

ボリビア サンタクルーズヘ

日本からは、アメリカ経由でマイアミへ行き

マイアミからボリビアのSanta Cruz (サンタクルーズ)を目指します。

私たちは、ラスベガスからマイアミへ向かい、そしてサンタクルーズヘ入りました。

 

空港には、現地のツアー会社のスタッフがお出迎え。

ホテルで美味しい朝食を食べ、

ローカルの空港からセスナでジャングルを目指すのです。

小型、4人から6人乗りのセスナで、1時間半の移動

 

パイロット席に乗っていきました。

未開の地 アマゾンのジャングルの中を飛んでいくと

一筋の草地が見え、それが滑走路だった。

原住民 チマネ族の方々のお迎え

子供たちに持ってきたキャンディやチョコレートなど

お菓子をプレゼントする。

これが恒例のようで、小分けできるお菓子を持ってきて欲しいと前もって連絡があり、私たちも用意していった。

 

過去に彼らは材木業者、麻薬密造業者などに幾度もだまされ、都会から来る人を信じなくなっていたらしいが、ロッジのオーナー達が数年を掛け、打ち解け、互いに協力しあい、フィッシングロッジの運営を手助けしてもらえるようになったという。

 

飛行機を降りてから、すぐ横に流れるアスンタ川に浮かぶ小舟に乗り込み、上流にある

アスンタロッジを目指す。

船で、10分 

すぐ近くにある。

万が一のことを考え、Life jacketも用意されており

安全第一の考えが徹底されているので安心

この、自然豊かで、近代的なものは何もない環境の中

突然、川岸に、美しい高級なロッジが出現!

砂浜に到着し、歩いて50m

驚くほどスムーズに、簡単にジャングルの中の

アマゾン川上流へ来る事が出来た!

部屋の中は広く、シーリングファンが回り、

トイレ、シャワーが各部屋に完備

暖かいお湯をいつでも浴びられる素晴らしい環境に驚きました!

ベッドは、虫に刺されないよう、蚊帳があり安心。

快適そのもの!

 

 

到着と同時に出された、アペタイザー(Appetizer)

種類も多く沢山出てくる。

お酒は、ビール(セルヴェーサ)、ワイン、ウイスキー、ラム、バーボン、ウォッカ・・・

ファンタ、スプライト、コカコーラ、コカコーラ・ゼロ・・・

飲み放題!

心配していた蚊やブユなどの虫はほとんどいなく、

一応虫除けをしていれば、全く気にならない。

アメリカから来ていたドクターは外で川を見ながらワインを飲み、この環境を楽しんでいた。

猿の丸焼きが出てきたらどうしよう?って、料理の心配をしていたが、来てみて驚いた!

各国の料理が次々と出てくる!

アマゾンのジャングルで、出てくる料理とは思えないすばらしさ!

食後のデザートも最高!

ケーキ、プリン・・・

日替わりで、毎日料理が代わる。

ジャングルでこの料理は、本当に驚いた!

ロッジのスタッフ、現地人の女性スタッフが、毎日部屋の掃除

ベッドメイキング、タオルの交換

そして、洗濯物を出すと翌日には、綺麗に洗ってたたんで持ってきてくれるシステム。

これにも驚きました!

釣り用のシャツもパンツも2〜3枚あれば十分!

毎日使用したものは洗濯し綺麗になる!

スタッフは全員が制服

ガイドは、全てパタゴニアの服が制服となっていた。

 

朝起きて、目の前を流れる川で、ライズが頻繁にある

目の前で、ドラドが釣れる!

 

こんな素晴らしいところとは思っていなかった!

ロシアのウイルダネスに何年も通ったが、魚が多く奥地であればあるほど、生活環境の良いものは望めず、キャンプ同様の状態しかないのが普通。

このすばらしさに大感激!

 


 

第2章

アマゾン川のドラドへの挑戦!

 

強烈な闘争心がもたらす衝撃的なアタック! と 強烈なジャンプ!が繰り返される

 

 

 

第2章
アマゾン川のドラドへの挑戦!

へ、続く!