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ホールディング・パラシュート

 

渓流の必釣パターン!

このパターンはフライボックスに入れて置いてください!

 

ホールディング・パラシュートとは?

このフライパターンですが、

スタンダードなフライは、シャンクに対してハックルを立てに巻きます。

このフライの有利な点は、ハックルの一部が水に刺さり、多少ラインを引いてしまっても(ドラグが掛かる)

フライのハックルが水を抱えるために、動きにくく、ドラグが掛かりにくい事があります。

そして、鱒たちはフライを水と一緒に吸い込むために、水に絡んだフライは吸い込まれやすくフッキング率が高くなります。

しかし、浮力的には、今ひとつ。

そこで、浮力重視で考えられたのが、皆さんご存じのパラシュートフライです。

パラシュートは、ポストにハックルを巻くために、水平にハックルが巻かれ

ハックルストークの横面で水をうけるために、水面上に乗りやすく、浮力が持続しやすいのです。

しかし

水を抱える部分が少ないために、水面を滑りやすく、ドラグが掛かりやすい難点と

スタンダードパターンと逆にフライを吸い込まれにくい事もあるのです。

浮力を重視すればドラグが掛かりやすいし

ドラグを重視すれば、浮力に欠けるし

一長一短 なのです。

 

そこで、考え出されたのが、パラシュートの浮力を維持して、水を抱えるハックルを用意したパターン

両方の良いところを併せ持ったフライパターンがあみ出されたのです。

それがホールディング・パラシュートです。

水をいつまでも抱え続けて、浮力のあるパラシュートフライ

1995年前後に私(杉坂研治)が考えついたパターンです。

このフライは、あれから数多くの大物を釣り続け、ドライフライのボックスには欠かせない存在となっております。

夏の渓流で、テレストリアルを代表とするビートルなど、ボディーが太めのフライが嫌われるとき

少しスレて来ているときなど、このフライの効果は抜群!

BlackのハックルにBlackボディー、

グリズリーのハックルにBlackボディー

グリズリーのハックルにブラウンボディー

クリームのハックルにブラウンボディー

クリームのハックルにクリームボディー

など、いろいろなカラーを用意するとベストです。

 

フックは、浮力持続、フッキング率向上に欠かせない

TP77 #14〜10

夏の渓流は、#10ベスト

このフックをバイスに挟んで、少し曲げ

フックポイントがアイに向かうようにします。

この方が、大物がヒットしてもばれにくくなります。

スレッドを二往復巻きます

その上に瞬間ヘッドセメントで固める!

 フックが伸びにくいよう強度を上げます。

この方法が軽く強くなる最良の方法です。

ハーダニングを塗り、即 固める
Blackのボディは、Blackのスーパーファインダブを巻きます
ハックルを縦にセット

ハックルを縦に3回〜4回巻きハックルをとめ

カットします。

エアロドライウイング グリーン+目印インジケーター

目印インジケーターが内側

フライにのせます

 

スレッドを3回巻いてください

ポストを閉じて、スレッドで、根もとを巻き

硬くなり1〜1.5mm巻き固めハックルを巻きやすく土台を作ります

水平にハックルを取り付けポストの根もとに巻きます
完成!

水平のハックルで浮力維持

垂直のハックルで水を抱えドラッグを掛かりにくく

フッキング効率を上げる!

ボディーのテール側は、水中にしっかりと入るよう

この位置までダビングしてください。

魚からの発見が早く、ボディーでも水を抱えるので

効果は抜群!

テールは、なし!

テールを付けるとシルエットが大きくなりすぎることと

フッキングを悪くする事もあるので、不要。

 

杉坂研治のホールディング・パラシュート

渓流 必釣のお勧めパターンです!

フックは、 TP77 #14〜10 浮力&フッキングが違います!