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リーダーの接続について

 

#6以下のドライフライの釣りを行うフローティングライン

#10以下でキャスティングの練習を行う フローティングライン

これらのラインへのリーダー接続について、要注意!です。

 

ここ最近ですが、全国各地へスクールやイベントで皆様のタックルを振らせてもらう機会があり驚いた事がありました。

 

ライトラインの フローティングラインの先端に、ブレイテッドループや熱溶着ループを自作し、釣りをされている方がいるようですが、

それで、静かで正確なプレゼンテーションは出来ていますか?

   

ラインの先端がこのような状態になっておりました。

 

 

キャスティング練習でもそうです。

 

ブレイテッドループや熱溶着ループがラインの先端に付いていて、美しく静かなプレゼンテーションは出来ているでしょうか?

真っ直ぐなラインはキャストできますか?

 

ダブルハンド用のウエットやストリーマのラインでは繊細なプレゼンテーションを求めることは珍しいためにループを作ることもありますが

シングルハンドの軽いラインで、フローティングラインの先端には、

ブレイテッドループや熱溶着ループを自作して、リーダーをループトゥループで接続するのは、ウエイトのバランスが悪くなり良くないことです。

ドライフライの釣りでは、“百害あって一利なし”なのです。

特に、この、ブレイテッドループ! しかも 最悪なのがこのブレイテッドの長さ、そしてこのゴムチューブ これは最悪です! 必ずオーバーターンを引き起こします。

 

 

詳しく説明しましょう。

 

フローティングラインで、ドライフライやウエットフライ(水面)での釣りを行う場合

水面もしくは水面近くでの釣りは、一番重要なことは、プレゼンテーションです!

静かに完璧なプレゼンテーションが行えるならば、フライは狙ったピンスポットへ静かに着水するでしょう。

しかし、

オーバーターンを起こしリーダーがクシャクシャに落下したり、テーリング等を起こして絡んでしまったら、釣りにならないのです!

私は数多くのフライラインのデザインを行ってきまして、多くの勉強をしました。

特に、Distanceラインや、シューティングスペイラインSのように、ソフトプレゼンテーションを求めるラインは徹底的に研究しました。

それは、テーパーです。

テーパーは、ラインが持つパワーを、スムーズに放出させる大切な部分です。

その形状により、パワーの放出力が違い、微妙な事にこだわる必要がある場所なのです。

 

このテーパーが無ければ、ラインは先端まで大きな力を運んでしまい、ターンをしたときに、ラインが反対側へ帰ってしまうほどのパワーを残してしまうのです。

オーバーターンです。

 

この悪い現象の原因は、ラインの先端の重さ、

おもさ=パワーとなりますので、テーパーを付け、ラインを細くして、軽くし、スムーズに必要以上のパワーをキャスト中に放出させることが必要です。

ラインがターンする時には、リーダーを静かに、正確にターンさせるだけのパワーに軽減させることがひつようなのです。

 

皆様が使用しているラインもそう考えられ制作されております。

 

そこで、考えなければならない! 注意したいことは、

 

 

この ブレイテッド ループでの接続です。

リーダーの先端が2重になり重くなること

ブレイテッドのナイロンラインは重く、それを止めるチューブもさらに重いのです。

これらの余分な重さを想定してフライラインの設計はされておりません。

 

繊細に微妙にこだわって作られたテーパーは、この、ブレイテッドループの重さで全てが台無しになってしまうのです。

 

この影響を大きく受けるのは フローティング・ラインです。しかもライトなラインです。

 

ダブルハンド用のラインは先端が太く重いために、多少の重さが加わったとしても、(ブレイテッドループを接続しても)問題はないでしょう。

シンキングラインの場合も同様で、ライン自体が重く、多少の重さがくわえられてもあまり気にならないでしょう。

 

問題なのは、ラインの先端の重さと、ブレイテッドループなど付け加えたものの重さとの差なのです。

この差が大きいとトラブルは大きくなります。

 

気を付けなければならないのは、

シングルハンド用の8番以下のラインです。

キャスティング練習で使用するときも、オーバーターンしやすいラインは最悪です。

トラブルが連発し、練習にならなくなってしまいます。

私のスクールでは、その場合、先端をカットし、スプライス・ネイルノットで結んでいただいております。

 

何が良くて フローティングラインの先端に、ブレイテッドループや熱溶着ループを自作してしまうのか?

それは、リーダーの交換がスムーズなこと!

利点はたったこれだけです。

 

釣りで使用した場合は、オーバーターン以外にも

ブレイテッドループは、水の比重よりもかなり重く、ラインの先端が沈んでしまいます。

当然ながら、ドラグは掛かりやすくなります。

魚はフライに出にくくなります。

もし出てきても、ラインの先端が水に入っていたら、リーダーのバット部分も沈み

フッキングが遅れ、フライに出てきた瞬間にあわせを入れても、一瞬遅れて、合わなくなり空振り!

次に魚が出たときは、もっと早く強く合わせなくてはならなくなり、

フッキング出来た瞬間に、大あわせで、ティペットの合わせ切れ!!

最悪の状態になります。

 

日本での釣りは甘くありません。ミスしても次々に魚がいれば気になりませんが、

数少ないチャンスを確実にキャッチしていくことが必要なのです。

 

ですから、ラインの先端は少しでも軽く、少しでも抵抗を少なく、少しでも浮く様にしたいのです。

 

そういえば、

フローティングラインの先端に、ブレイテッドループや熱溶着ループの利点としてもう一つがありました。

それは、

スプライスして、ネイルノットを行うと、リーダーを交換する度に、フライラインの先端をカットしてしまうので

ラインの先端が短くなるのでは?

そんな心配をされる方もいました。

 

私もそれは思っていまして、こんな方法ならば、ラインをカットしなくて、しかも簡単にリーダー交換ができるのです。

その方法をお教えしましょう。

簡単です。

 

 

使用済みのリーダーをカットします

 

 

 

 

ネイルノットのコイル部分を先端のとがった挟み

クリッパーでラインを傷つけずにカットしてください。

このようにしてから、ゆっくりと抜きます。

ラインにリーダーが通っていた、古い穴があります。

 

 新しいリーダーの先端を斜めにカットし先をとがらせ

 古い穴から通してください。

 先端からバット方向へ引いてください。

バットまで引き抜いたところで、ネイルノット

ネイルノットは4回して通せば簡単に出来上がり。

ラインの先端をカットするときは、

古いリーダーの所で、ラインの樹脂が割れ、コアが出てしまったとき等は、そこでカットして交換です。

 

 

新しいラインにリーダーを取り付けるときは、

ピンでラインの先端に穴を開け、リーダーを通してネイルノットです。

スプライス ネイルノット

これが最高です。