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バブルラーバ シート

このシートは、硬くもなく柔らかくもなく、#22〜#6くらいまでのサイズのフライウイングを作るのに適したシートです。

ウイングには硬さというものが重要で、その堅さでフッキング率が大きく変わってくるものです。

特に、20cm以下のサイズの鱒には、そのことが顕著に表れます。

しかし、柔らかすぎると、フライとして使用出来なかったり、耐久性に欠けたりもするのです。

フライタイイングにはベストな硬さというか柔らかさが必要なのです。

 

さらには、空気を通し、空気抵抗の軽減を行い、キャスティング時に起こりやすい回転をさせないことも要求されるのです。

そして、重要なのは浮力です。

浮力を維持出来ない素材ではダメで、浮力維持が要求されるのです。

 

そんな、いくつもの条件をクリアーしたのがこのウイングなのです。

 

1,フッキング率の向上

このシートの硬さは抜群で、小型の鱒からでもフッキング率の良い状態が保たれます。

 

2,自由な形状

思い通りに自由な形状でカット出来、タイイングも簡単に出来ます。

しかも、このウイングの優れた所は、釣り場でクリッパーを使用しウイングをカットして、その状況に合わせたサイズに変更出来ることです。

スルーウイングとは違い、カットするだけで使用できますので、形を自由に作ることが出来ます。

 

この部分は、特筆すべき部分で、同じイマージャーパターンでも、ウイングの形を細長くとか太短くとかに形状を変え、自分のフライにスレていく鱒に、細かく対応できるようになるのです。

マッチング・ザ・ハッチの釣りを行う方には必須のアイテムではないでしょうか!

 

詳しく説明しますと

制作当初は、大きめにウイングを制作しておきます。

そして、その形状に魚がすれてきたら

現地で、カットして微調整も出来るのです。

このようにカットすれば、フッキングミスをした魚でも、再度フライにアタックさせることが可能になります。

すれている釣り場では、このウイング形状が結構シビアなのです。

ちょっとしたことなのですが、これで1匹釣れるか、釣れないか、の差になり、それが1日となりますと大きな差になって行くのです。

 

 

フライの形状の変化

使用していると、ウイングの片方がちぎれてしまうこともありますが、浮力はあり、そのまま使用してみますと

これまたよく釣れるということが度々あります。

 

ウイングの形状は、いろいろ作っておくと、スレた鱒に対応できるのです。

 

 

その他、イマージャーの時に良くあるロール型ウイングも簡単に作れ 自由な発想でフライが作れるのです。

2008年 5月24日放送 のハイパーエキスパート をご覧ください!

ここで、実際にウイングの大小を使い分け実釣していきます。

 

3,浮力維持   バブル ラバーシートは 特殊なシート

 

このシートは、泡状の樹脂がスライスされたシートなので、気泡の窪みにパウダーフロータントが入り込み取れにくく浮力を持続するのです。

 

これはウイングを拡大した写真ですが、

気泡が重なり形成されている素材ですので、自由に好きな形でカットできます。

そして、この各部屋の部分に、フロータントは入り込み、取れにくくなりますので 浮力は持続するのです。

 

写真2

写真2では光の角度を変え撮影しましたが、ここで解るように

部屋の部分の一部は、樹脂でふさがれている部分もあり、その部分は裏側が開いていて、カプセルのようにもなっていまして、そこでもフロータントや空気を入れ込み、抜けにくくなるために、浮力は持続するのです。

 

 

4,フッキング率の向上 その2

そして、さらに重要な部分があります!

その部屋の部分には、空気も入り浮力を維持出来ますが、その他に水も入ってくるのです。

それがあるため、水面に付着した一部は水に絡みやすくなり、鱒が水と一緒にフライを吸い込むために、口の奥深く吸い込まれやすいのです。

そこが重要な部分なのです。

フッキング率が上がるのです。

フッキングを上げるには、高浮力だけではダメなのです。

浮力を維持しながら、水に絡むことが重要なのです!!

 

この素材に良く似たもので、ウレタンやスポンジがありますが、それらは耐久性に欠け、同じようにフライは作れても、フォルスキャストの空気抵抗で、ウイングがちぎれてしまうのです。

それではフライとして成り立たなくなってしまいます。

 

5,耐久性

今回のシートは、徹底的に研究し、 耐久性のある、柔らかいゴムを使用しています。

伸縮性があり、耐久性もあるのです。(kencube 特注品で 他にはない特別なものです)

 

結果として 自由に形が作れるようになるのです。

耐久性のない素材では、ここまで細長くウイングを形作ると、フォルスキャストするだけで壊れてしまい

タイイングした時間が無駄になってしまいます。

 

しかし、 バブル ラバー ウイング は、絶対に壊れないものではなく、使用しているとウイングが片方のみになってしまう場合もあります。

 

面白いことに、この片側ウイングでも、またよく釣れるのです。

 

 

イマージャーですから!羽化失敗ですからね。

片側のウイングもあれば、ねじれたウイングの個体もあるのです。

 

そこでですが、このまま使用しているとウイングが取れてしまうこともあります。

その場合ですが、簡単に修復する方法もあります。  

詳しくは、kencube ネットショップ 裏HP(購入者の方に知らされるHPです)にアップします。

 

 

このような、自由な形が作れ、現場で改造も出来るそんなウイングがバブルラバーシートなのです。

 

1,フッキング率の向上
2,自由な形状
4,フッキング率の向上 その2
5,耐久性

フライのウイングに求められる物のいくつもの条件をクリアーした、最新の素材なのです。

 

そして、このバブルラバーシートを短冊状にカットして、フックシャンクに巻き、ボディ材としても使用出来ます。

 


 

この新しい素材ですが、このHPの他には紹介している物が今はありません。

大半の方は知らないようなのです。

 

そこで、皆様にお願いがあります。

多くの方々に知って頂けるように、友人達、釣り場で会った方達に教えてあげてください!

 よろしくお願いいたします。

多くの方が使用してくだされば、いろいろなカラーが製作出来るのです。

よろしくお願いいたします。

 


このシートは、フライ専用に製作されるために、時間と数量が限られます。

 

今後も 細々と、kencube ネットショップ と 一部のショップで販売していきますので、よろしくお願いいたします。

売り切れの時が出来てしまいますが、2〜3週間で入荷致します。

必要な方は、しばらくお待ちください。

 


カラーパターン

ダン      ライトダン       ライトケイヒル       クリーム      ベージュ

 

この5色が基本カラーとなります。

 

詳しくは

カラーについてのページ へ

 


バブルラバーシートの使用方法

 

 

 バブルウイングシートは、スポンジのシートとは全く違うのです。

特別な少々粘着性のあるラバーシートですので、いろいろと面白い加工が出来るのです。

 

ハサミでウイングをカットします。

これはイマージャーのウイングです。

 

ウイングの先端を指でつまんでねじると、このように簡単に縮れるのです!!

流下するイマージャーの様に、縮れたウイングが出来るのです!!

 

コカゲロウのイマージャーをリアルに再現!です!

これでも浮力はあり、フッキング率は抜群!

縮れウイングを制作する場合は、少々ウイングを長めにして制作するとアピール度が高く効果的です!

 

その他の方法!

シートを用意します。

 

二つ折りにして、乾電池で回しながら押しつぶしてください!

粘着性も有りますので、2重になります!

 

 

それをカットして、ダブルウイングを制作!

このままですと、フォルスキャストの空気抵抗でウイングは2枚になります。

しかし、この2重を使用して、浮力抜群のフライを制作できるのです。

 

トップページに、各パターンのタイイングがあります!

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ダブルウイング インセクター のタイイング!

 

その他のフライパターン

コカゲロウ、モンカゲロウなど