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レッスン7  2012年 8月26日 レッスン7 

 

アップしました。


 

レッスン6

日々の練習  &  ループの修正方法


皆さん、練習していましたか?

 

渓亮は、毎日 1日も欠かさず、毎朝仕事前に練習をしております。

忙しいと言い訳をしている貴方!

ロッドにラインを通して、そのまましまっておき、毎日5分でよいので練習してください。

歯ブラシでの練習でも良いです!!

必ず練習してくださいね!


ラインの長さは ロッド2本分半 ティップから出します

リーダーは12ft 3X以上 (スプライス・ネイルノットでの接続

 グリップの持ち方
   

 

 

キャスティングの開始

1 2

 

3 4

 

壁スリ練習やミラー確認の素振り練習をしっかりとしていれば

まずは壁と平行に振ることが出来るので、ラインはねじれることなく前後に飛ぶようになります。

 

ここで重要なのは、ロッドティップの動いた軌跡が、ラインの形状になることです!

ロッドティップが直線に動けば、ラインは直線になります。

ループの幅は、ロッドの一番高い位置から、振り終わりの低い位置の高低差がループの幅になります。

写真1〜2加速時のロッドの位置

写真3〜4 振り終わり時のロッドの位置

これを見ますと、高低差が少なく、美しいタイトループが出来ています。

 

リストは使用しない!

手首を使用しますと、回転運動が加わり、ロッドが倒れやすくなります。

全く使用しない気持ちでいてください。本来は使用することが正しいのですが、使用しない気持ちでいて、ちょうど良いくらいです。

使用しない気持ちでも、勝手に使用していますので安心ください。

 

 

この写真は、リストを開けてしまいロッドが倒れているために、ループが大きくなっています。

リストは使用しない!固定してバックではリストダウン!

 

 

このようなループが出来ているならば、パワーゾーンが早い

ロッドがバックへ移動している途中で、「エィッ!」と力が入ったキャスティングです。

ロッドの力は最後!

ゆっくり加速し、最後に力を入れれば、ロッドは一直線に振れますが、途中で力が加われば、そこでロッドは曲がりロッドティップは直線に動かなく、凹状に動いてしまいます。

そして、加速が終わりロッドを動かすためにベリーが船底型になります

写真3 最後はこのようになり、次のキャストでラインは落下してきます。ダメなキャストです。

 

1 2

意識して、パワーゾーンを遅らせ、ロッドは倒さない事

練習していけば、このようなループが作れるようになります。

ひとつ上の写真とは大違い! 

1のキャストは、ロッドティップの動かし方が、まだ少し不安定で、ティップが直線移動していないためにループの上側が凹んでいます。

しかし、かなりパワーゾーンが遅く出来てきて、早くロッドが停止しているために、ラインベリーがたれなく直線に近くなってきています。

写真2 

パワーゾーンが最後に来てロッドが停止しているために、ホワードキャストへ移るときにはこのような直線のラインが生まれるのです。

この位置で、ロッドが曲がりパワーが加わっています。良いループですね!

このループを目指して練習しましょう!

 

この練習は、わざと早くにパワゾーンを持ってこさせるキャストをして、悪い練習をします

その後は、上の写真のような良い練習

この繰り返しで、何がよいか?何が悪いかを確認するのです。

 

長いラインでの練習は不要です。

 

まずは理論!

 

ダブルホール! ロングキャスト! 必要なし!

徹底的に基礎練習を行ってください!

 

この練習は、極秘技?

 

ロッドティップの位置で、ループの形は変わる事を覚えるために

振り終わりの速度を最も早くし、急停止させると、良いループが作られますが

その直後にティップを上へスライドさせる練習です!

写真2ここで振り終わり

写真3振り終わると同時にティップを上げる

この練習を繰り返す!

 

貴方も出来るようになります!

 

上手くいったとき、どんなループになったか? よ〜く目に焼き付けておいてください!

必須のテクニックです!

 

このままの練習を、毎日、最低でも1週間は続けてください!

 

キャスティング理論

このページをしっかりと読み、理論を頭に入れておいてください!

 

サボって、置いて行かれないようにしてください。

 

次のステップへ続く!

 


 

皆さん、基礎練習は続けていますか?

 

 

 

スラックのないキャスティングが出来るようになりましたら、

 

次は、もう少しラインを長くしてください!!

 

1m長くしてキャストしてみてください。

同じように出来たならば、もう1m長くしてみてください。

少し難しくなります。

もし、上手くいかなくなったら、また短くして練習し、上手くいったら少し長くして練習です。

 

この繰り返しで、ロッドティップからラインがロッド4本分まで出るよう練習してください。

日々の練習です!

 

 


第7章

ラインを長くする練習


 

 

皆さん 日々の練習をしていますか?

 

出来れば毎日

悪くても3日に1回は練習してくださいね。

ケイスケは、日々練習を行っております。

先日 Renoで行われた IFTDでも キャスティング練習を会場で行っていました。

ここで、多くのキャスターのキャスティングフォームを見て、

このキャストをするとどうなるのか?

ラインが落下している原因は、何かを、多くの悪い例を見て教え、多くのことを学んできました。

キャスティングは理論です!

ラインは理由がありその形になっているのです。

 

キャスティング方法は、まず綺麗なループを作ることが重要です。

そして少しずつ長いラインがキャスト出来るようにしていくことがベストです。

急に長いラインを出してはいけません!

せっかく作り上げてきた美しいキャストの基本が崩れ去ります。

 

キャスティングは繰り返しの練習が必要です。

魔法のように一夜でキャスト出来るようにはなりません!

 

練習あるのみ!

この努力を続け、体で基礎を覚え込んでください。

 

2012年 8月16日

アメリカ ネバダ州 Renoにて

IFTD インターナショナル フライ タックル ディーラーショウ

世界一大きなフライフィッシングのショウが行われた。

そこには世界で最も有名なフライロッドのメーカー各社が出店しており

多くのインストラクターやプロ達が集まっていました。

 

そこへ参加していた私たちは、室内(無風)で、#5ロッドでのキャスティングディスタンスの大会があることを知り

飛び入り参加してきました!

参加していたのは、Proの方々、デザイナー、インストラクター、Shopのオーナー達です。

アメリカやカナダ、イギリスの方達がメインで、私とは体格の違う大男ばかりでした。

#5ですから、筋力ではなく、テクニックが重視になります。

身長差は、できるだけ大きい方が有利ですが、これはしょうがないです。

その分テクニックでカバーするしかないのです。

キャストは綺麗に丁寧に、スラックのない直線のバックループを作ることを目指しキャストしました。

キャストは1回のみ。練習は無し。触ったことのないハーディーのロッド#5が用意されました。

このロッドキャストし始めて直ぐに感じたのは、ティップが弱いこと。

ロングキャストで、ループが曲がりやすくラインは出てもフライが飛ばないので、丁寧に横にぶれないようキャストしなければならないことが解った。

 

結果、優勝!

「 Champion Kenji Japan !! 」 

と呼ばれたときは驚きました。

この大会の、長い歴史の中で初の日本人チャンピオン と言われました。

 

 

キャスティングは、テクニックです!

正しい練習をしていれば、必ず世界で通用する技が身につきます!

私が教えるならば、必ずトップキャスターになれますので、一緒に練習しましょう!

 

 

全国大会で優勝してきた多くのメダルと一緒に IFTDのトロフィーも一緒に飾りました。

 


第8章

落下しないラインを作る練習 に続く。

 

 

その前に7章までを完璧に練習して下さい!!