シングルハンドのキャスティング
ロングキャストを目指そう!
このページでは、シングルハンドのキャスティングについて話をしていきたいと思います。
フライキャスティングの基本でもあるシングルハンドのキャスティングですが、フルラインすなわちウエイトフォワードラインの長さの30ヤードを目標として、「目指せフルラインキャスター!」なんて言っていた時代もあったのですが、今では、#6ロッドで40mを目指すのが、この時代のキャスティングなのです。
「そんなに飛ばさなくとも、30mも飛べば良い!」とか
「そんなに投げてどうなの?必要?」などと、
ロングキャスティングが出来ない先生は悔しまみれに言うのですが、
芝生の上で45m飛ばす実力が身に付けば、実際の釣りで、30m以上、条件が良ければ(岩場の上とか岬の先端など)45m以上ものキャスティングが可能になるのです。
30m前後ならば、気楽に木と木の間を通しながらのキャスティングも余裕に出来るようになるものです。
キャスティングは上手い方が良いに決まっているのです!
釣場でフライマンを見かけたとします。
そこで、キャスティングが下手ですと、「さほどたいした腕前ではなさそう」そう思われがちなのです。
しかし、タイトループで、直線的なラインを出し、軽々とロングキャストをしている方を見ると「この方はかなり凄腕でしょう!」と
第一印象から大きく違ってきます。
気持ちよく!格好良く!綺麗なキャスティングがしたい!
これは、フライフィッシングを行う方が皆思う事です。
そこで、どうしたらキャスティングが上手になるのか?をお答えしますと、
キャスティングは、努力です!
そして、基本メカニズム しっかりとした理論をもった方から、キャスティングを教わる事が最短の道なのです。
間違った事を練習していても上達はいたしません!
正しいキャスティングフォームで、しっかりと練習すれば、必ず上達致しますし、しかも急成長するはずです。
キャスティングの基本理論は、KenCube HP オーバーヘッドキャスティング をご覧ください。
ここには、どのようなループが理想なのか?
どうしてループは作られるのか?
など
基本理論が紹介してあります。 まずはこの基本をマスターしてください!
そして、
今回紹介するキャスティングは、ロングキャストについてです。
ロングキャストを行うには、まず、長い距離のフォルスキャストを行わなければならいのです。
ロングキャストには、18〜20m以上の長さは必要なのです。
より長く!がより遠くの飛距離を稼ぐのですが、
その、長いフォルスキャストが直線で、スラックのないものでなければならないのです!
スラックが入っていたり、ベリーがたれていては、ラインは落下し、ロングキャストは出来なくなります。
この写真は、K・Bullet #6distanceロッド で、 3M ウルトラ4 #6ラインをキャスティングした画像です。
20m以上のフォルスキャストを行っていますが、ラインにスラックはなく直線に伸びていくライン
これが出来ているからこそ、バックキャスト時にラインは落下せず、高い位置を通って後方へ飛んで行くのです!
後方でも、同様のループが作られるから、美しいフォワードキャストが生まれてくるのです!
直線で、タイトループで、先端が丸くスラックのないラインです!
上記のようなループが作り出せれば、この写真のように
後方へ飛んでいくラインは、頭上の遙か上を通っていくのです!
このようなループを作るには、
作る事が出来るロッドが必要です。
どの様なロッドでも、このようなループが作り出せるわけではありません!
ロッドの性能が大きく関わってきます。
そのロッドは、誰が作ったものなのか?
その方のキャスティングレベルは何か?
何を目的として製作されたのか?
「20mの距離をロングキャストである!」として製作されたロッドでは、40mの距離を出すのは夢のまた夢!
30mしかキャスト出来ないデザイナーが製作したロッドは、それ以上の距離は偶然しか得られないでしょう。
ロングキャストが出来るロッドは、そのように設計され、何度と無くテストを繰り返し、製作されてきます。
よって、ロングキャストが可能なのです。
私も多くのロッドを振ってきましたが、
振ったロッドが止まらなく、ラインにスラックが入ってしまうロッド!
バットにパワーが無く、ラインが落下してしまうロッド!
バットにパワーを入れすぎ、その分Tipに荷重がかかり、ティプが必要以上曲がりテーリングを起こすロッド!
ミディアムが弱くテーリングが起こりやすいロッド!
パワーが足りなく、シュートしてもスピードが出ないロッド!
など
高価な海外製品でも同様のものが多くあり驚く事がしばしばあります。
本当に性能の良いものを使用しないと、ロングキャストは難しいものなのです。
#6のロッドで、実際に何処まで飛ぶものなのか?
本当に長い距離のフォルスキャストが出来るものなのか?
Distance#6 ロッドを使用し、キャスティングを行ってきました。
ご覧ください。
ロッドは、 K・Bullet Distance#6
ラインは3M ウルトラ4 WF#6 ノーマルなフルラインです。
フルラインをキャストするならば、シュートをする必要はなくリーチキャストで大丈夫な時代です!
25m近いフォルスキャストが出来れば、その手前でシュートするのは簡単な事です。
さらに長いフォルスキャストが出来れば、30mどころかさらに飛ぶのは当たり前なのです。
落下しない直線的なループを作り出すことができるタックルを使用して、その技術を習得する。
出来ないもので一生懸命練習しても、タックルが悪いのか、キャスティングが悪いのか答えは出ません。
キャスティングは、能力の高いタックルを使用する事により上達致します!
キャスティングが悪ければラインは飛んでいきませんが、時々、偶然にも上手くいくと驚くほど飛んでいく!
その、時々を求めて、無意識ではなく、故意に投げ、上手くいった方法を把握していく事が必要なのです。
キャスティングは練習すればするほど上達致します!
そこで培ったテクニックは、低番手のロッドにも応用され、#2とか#3ロッドで20mを超えるキャスティングが余裕で出来るようにもなります。
キャスティングは気持ちよく、格好良く美しく行いたいものです!
そこで、 さらに早く 上達出来るロッドがあります。
ロッドの番手は、ある程度高い方が、
良いループではグングンとラインを引っ張っていき
悪いループが出来てしまったときは、一気に落下するので、
メリハリがハッキリしておりわかりやすいのです。
お勧めは、 K・Bullet ディスタンス#8
ラインは SLD #8
このラインは全長20m前後ありますが、全長18m 27gでの使用を基本にして製作されたラインです。
このロッドとラインを使用して、40m以上が飛んでいき、48m台の記録で、大会優勝をしたタックルです。
このタックルで練習をすれば、間違いなく飛距離が得られて、キャスティングもどんどん上達してきます!
さあ、皆さんもキャスティング練習を始めましょう!
参考ページ
シングルハンドの飛距離 キャスティングレッスン オーバーヘッドキャスティング