TP88 World

Hookテストとkeisukeの挑戦!


第3章

ヘンリーズフォークでの出来事

今回ヘンリーズフォークでの宿泊はここ、アングラーズロッジ。

ヘンリーズフォークの直ぐ横にあり、この裏でもライズをしている。

他にトラウトハンターなど宿泊先はありますが、

食事が問題で、

レストランは、どこもが、量が多い! たいして美味しくない! そして高い! チップまで必要!

そんなわけで、自炊が行える所がベストなのです!

クーラーBOXを購入し、空港近くのウォールマートで、激安に食材を購入!

無駄なく!お値打ちに!美味しく!楽しく!

これが基本で、自炊なのです!

とくに、

山本がメチャクチャに料理が上手で、とにかく美味しく!早い!のです。

あっという間に美味しい料理を作ってくれるから感謝しております!

山本氏は料理長、私はフライ創作係&後かたづけ少々、keisukeは後かたづけ、石川氏は、パタゴニア製品見立て隊長。

皆さん役割をもっているのです。でも山本が一番凄いね!

 

アングラーズロッジは、かなり綺麗で、キッチン付きの部屋と無い部屋と両方を借りました。


ヘンリーズフォークでの釣りは、まずはkeisukeの特訓から始まった!

全くやった事がないマッチング・ザ・ハッチの釣りを教えるのですから、こちらも必死でした。

まずはキャスティング。

これが基本で、思うようにフライがキャスト出来たら、次は流し方。

K・Bulletは、キャストしやすいから、軽い力で無理せずキャスト出来るのです。

初心者のロッドは、曲がった方がよいとでたらめな事を基本にロッドを作っているメーカーもあるから要注意です。

能力の高いロッドは、初心者が振ってもエキスパートが振っても振りやすいのです!

誰が振っても振りやすいのが良いロッド。初心者ロッドとは?どんなアクションなのでしょうか?何が基本か聞きたいですね!エキスパートは投げらないのでしょうか?・・・・・皆さん気を付けてくださいね。

K・Bulletは安心ください!

初心者が実際に使用し結果を出せるロッドです。

 

まずは、ロッドを一緒に持ち、キャスト方法を教えました。

本当の、全くの初心者ですから、ここから始めないと始まらないのです。

マッチング・ザ・ハッチのメッカとも言われるヘンリーズフォークで、

キャスティング練習?!

お前らなめてんのか!?って言われそうでしたが、これも挑戦です!

多くの方が、釣れずに帰る事があるこのヘンリーズフォークで、挑戦するから意味があるのです。ムチャクチャに緊迫感がありますよ。

ライズを見つけ。どの位置に立ち、どの角度でフライを流すか?

重要な事を教え、実践してみせるのです。

 

 流れのある場所では、何処にフライを落として、どう流していくのか?

 その詳しい位置、距離、細かい点を徹底的に教えたのです。

 

 次は、一番難しいフラットな水面での流し方、

方向、距離など、これはマッチング・ザ・ハッチの究極の技。

これがマスター出来れば、何処でも通用するはずなのです。

 

しかし、急激に伝えても、覚えられるのだろうか?

そんなに簡単ではないこの場所で、何かを掴んで帰って欲しいと

必死で多くの事を教えました。

近くに連れて行き

実際に難しいライズを説明しながらヒットさせ、その秘伝の技を教えたのです。

 

 

ヘンリーズフォークでおぼれた彼

このおじさんにはまいりました!

keisukeに釣り方を教えていると、上流でヒットさせ、その魚に走られ、ラインブレイクをおそれた彼は、下れる筈のない場所を下りだしたのです。

彼は、そんなに深くないと思っていたのでしょうか、どんどん私たちの方へ下ってきたのです。

「おい!keisuke、見てみろ、あの人下って来るけど、俺たちの直ぐ上の深みは水深2mはあるからどうするのかな?」

「フローターベストでも着てるのか?」

「Here is deep!」「very deep!」

そう伝えるが、「Big fish!」そういいながら下ってくるので驚きました!

すると、足が着かなくなる事が解ったのか、戻ろうとするのですが、流れに押され、戻る事は出来ません!

「どうするの?」「ちょっとヤバイかな?」

 

 

彼は、どうしようもなくロッドを上に上げ片手で泳ぎだしたのです。

しかし、流れは複雑で、彼は顔まで沈んでしまい浮いて来て

「Help!」

ゴボゴボ!

「Help!」

「Help!」

そう言われても、こちらも泳いで助けに行くわけにも行かず、岩盤ギリギリを流れてきたので、岩場から助け上げたのです。

私一人では上げられず、keisukeと二人がかりで、助けたのですが、

おぼれているから必死でしがみついてきて、

こちらが引き込まれそうで怖くなったほど凄かったです!

でも凄かったのが、ロッドを放さず持っていて、助け上げた瞬間、keisukeのネットで魚をキャッチ欲しいと言い出し、kesukeがキャッチしてあげると

 

この状態で、上流の友人に魚を見せていたのです。

服はびしょぬれ!

それよりも、おぼれなくて良かったです!

後からお礼を言われましたが、

彼が言うには、ヘンリーズフォーク初めての魚で、しかも大物だったから必死だったようなのです。

 

しかし、私たちがネットに入れた魚は、16inくらいの普通サイズでしたから驚きました。

 

「16インチで命をかけるのはちょっと考え物だぞ!」

「いくらヘンリーズフォークといえど、もう少し考えてくれないと怖いね!」なんて話をしていたのです。

ヘンリーズフォークの魚は、彼らにとっても重いのですね。

 

 

タイイング

 

 08年は異常気象で、6月からとても寒く、7月に入っても気温は低いのが続き

期待していたフラブが始まった頃で、まだ捕食されていないのでした。

そして、このブラウンドレイク(モンカゲロウ)のハッチが終わる直前。

ハッチは少ないがイブニングのスピナーホールがあったのです。

しかし、夕方に風が吹くと全く何もなく終わってしまうという難しい状況でした。

 

そこで、連日タイイングです!

 

バブルラバー・ウイングのブラウンドレイク

 

 

 

 

スルーウイング、コーンボディ、いろいろな種類をタイイング、

どれは効果が高いのか、実証するためです。

 

 

 

 

 

 

いかにリアルなパターンを創作するか!

これはモンカゲで培ってきたパターン

抜群のフライが出来ました!

 

 

 

タイイングも全く初めてのことで、

その技も教えたのです。

 

keisukeは覚える事だらけ!

 

山本氏も石川氏もいろいろと教えてくれるので、keisukeも

一生懸命でした。

これは、最高の環境です。

 

一人だけ釣れないのは寂しいですからね。

必死になって覚えたのです。

 

2日間徹底的にレクチャーを受けた最終日の夕方

 

ようやくヒット!

 

流し方の基本を少しは掴んだようで、連続ヒット!

3匹の鱒をキャッチし、

keisukeのヘンリーズフォークの釣りは終了した。

 

この難しい状況の中で、全くの初心者が、良くやった!

見事!

 

 

 

山本氏も石川氏もあちらこちらでライズを探し、爆釣!

 

楽しく08年のヘンリーズフォークは終了した!

 

翌日は、本命のミズーリーへ!

 

第4章へ続く!