kencube

 


鮭有効利用調査 参加

2008年 福島県 請戸川

 

鮭釣りは、最高に面白いです!

 

・河川での鮭釣り

我が国内での河川においては、基本的に鮭鱒釣りは禁止されているのですが、何とか鮭釣りが出来るようにと 考えられたのが、鮭有効利用調査なのです。

漁業組合員が鮭を捕獲するのをお手伝いするという名目で、調査補助として鮭釣りが許可されているのです。

このような、調査補助としての鮭釣りができる河川は、全国に13カ所あり、年々その数は増えて来ています。

 

この鮭釣りに参加しようと思ったら、事前に申し込みを行い、抽選で決められ、当選すれば参加出来るのです。

 

強烈な走りをしてくれる鮭釣りに魅了された方々も年々増え、

人気河川ではかなりの倍率になり、当選するのが難しいと言われているほど大人気なのです。

 

それはそうですよね!

渓流魚を狙って釣りに行っていても、60cm以上の大物に出会える確率はかなり少ないですし、80cm以上となりますと皆無に近い状態なのです。

それが、この有効利用調査に参加すれば、1日に何本も70cmとか80cm、時には90cmをこえる大物がヒットするのですから、

「一度でよいから、強烈な走りを味わってみたい」そう思うのは、釣り人みな一緒ではないでしょうか。

 

 

今でこそ国内で鮭釣りが楽しめますが、それまでは、アラスカやカナダへ何十万円も使って旅行するしか鮭釣りを楽しむ方法は無かったのです。

私が20歳の時、1980年、この鮭釣りに憧れ、単身でアラスカへ鮭釣りに行きました。

ツアーではなく、英語もしゃべれない状態でありながら、たった一人で、3カ所のロッジを回る旅をしてきました。

 

これも、「鮭がフライで釣りたい!」

この一念のみがそうさせたのです。

浜野安宏氏のエッセイやイレブンフィッシング(テレビ番組)の服部名人と横田ディレクターに憧れての行動でした。

 

1か月の給料が7万円の時、1泊6万8千円のロッジに宿泊し、3年間近く必死になって貯めた80万円近いお金を、たったの11日間で全て使った経験があります。

今の時代に換算したらいくらくらいになるでしょうかね?

それほどまで鮭釣りって魅力的な釣りなのです。

巨大な魚! 強烈な走り! 川の中でのスイングの釣り!

鮭釣りは、ほんとうに面白いと今でも思っております。

 

話は、ズレましたが、

我が国内での鮭釣り 有効利用調査ですが、

これに参加すれば誰しもが簡単に鮭がヒットしてくるということばかりではないのです。

 

 

・重要な遡上時期

 

鮭には、遡上時期という物があり、それはその年の気象条件により遡上ピークは変わってくるのです。

海外の河川のように、大量の鮭が遡上してくる場合ならば、ある程度長期で鮭が釣れていますが、有効利用調査で釣り人を受け入れている河川は、そこまでは遡上数が多くないので、釣りやすい期間が限られてくるのです。

その期間は、各河川により変わってきますが、遡上数のピークの直後に行くことがベストです。

ここ近年あちらこちらの河川に行き、状況を見ていますと、だいたい同じ時期に遡上ピークは来ていまして、過去のデーターからそのタイミングが解ってきます。

多少は外れていても、前後1週間くらいは、多くの鮭が遡上してきていますので、全く居ないということはなくなるのです。

 

新しい河川で調査が始まった時など、過去にデーターがない場合は、「まだ川に鮭は来ていないよ!」とか「もう鮭の遡上は終わったよ」なんて言われることもあったようで、知り合いの方が行ってきたら、「鮭の死骸だけで、何も釣れなかったよ!」って言っていたこともありました。

私が思うには、鮭は北から入って来るので、南の河川へ行けば行くほど、時期が遅れてくるような気がしています。

そのことを考慮して、近くの河川の状況を考えに入れ、ネットなどを利用して各自で調査し、ピークもしくはその直後を目指し、応募すると、ベストになるようです。

 

 

・鮭の狙い方などが重要

遡上ピーク時に参加出来れば、釣り方はさほど関係なくある程度の釣り方で簡単に釣れてしまうのですが、

遡上数が少ない時、他の方々もあまり釣れていない時などは、釣り方を知っているのか!知らないのか?で、釣果は大きく差が出てしまうのです。

そこで、いろいろと雑誌等を調べた所、この鮭釣りの基本的な考え方、テクニックはほとんど紹介されていないのが現状です。

キャストして、ただ待っていれば釣れるのでしょうか?

ガンガン リトリーブした方がよいのでしょうか?

 

ここのところの基本が解っていないと、応用は利かないし、遡上数の少ない時に釣りに行ってしまったら、“釣れない!”という寂しい結果を生んでしまうのです。

 

 

重要なのは、釣り方、誘い方、狙い方、それにあったタックル、ラインシステム なのです!

 

2007年は、山形県の 月光川 で 厳しいといわれた状況のなか、爆釣!してきました。

しかも、オス・メスを釣り分け、オス2匹で終了のルールを守るために、メスのみを狙い釣りすることも出来ました。

この状況は、釣りビジョンで詳しく放送しました。

その他、2002年から毎年、ハイパーエキスパートで撮影をしていろいろなテクニックを紹介してきました。

 

2007年 月光川 の状況

 

・2008年は 福島県 請戸川

今回も、請戸川は、ハイパーエキスパートの撮影で訪れたのですが、

請戸川のベスト時期は10月末から11月初旬。

ベストな時期から少し早いように思いましたが、10月27日と28日の2日日間 釣りに行ってきたのです。

 

調査前日の10月26日に岡崎を出て、午後2時過ぎに現地へ到着したのです。

出来るならば、前日の釣りが見れると良いのですが、新幹線の都合などで、午後2時近くに到着することが限界でした。

 

早速に、釣り場の状況を知りたく、帰り支度をしている釣り人達に、この日の状況を聞いてみますと

 

今年は、鮭の遡上が遅れていて、少ないよ!!」

「いつもテレビ見ていますよ! たしかフライでやるんだよね!  前日から釣りしてるけど、昨日はフライの人は誰も釣っていなく、フライでは難しいみたいだよ!」

 

え〜〜っ!

ルアーや餌の方々は、どうなんですか?

 

「40人ちかくいたと思うけど、皆で6匹くらいしか上がっていなく、ほとんど釣れない状態だね。」

「僕は、ヒットしたんだけどバレてしまって、それだけかな」

 

かなり厳しいですね!

鮭が遡上していないのですかね・・・・・・

 

「でも、今日は、少し釣れていて1人2〜3匹くらいかな?  フライの人は1匹釣ったのを見ただけだね!」

「明日はもう少し良くなるんじゃない? そう思うよ!」

 

ありがとうございます。やれる限り頑張ります!

 

 

いろいろな方々にお話しを聞きましたが、

皆さん口を揃えて、遡上は少なく、難しいとの答えでした。

 

またもや、昨年の月光川と同様、厳しい話からのスタートです。

 

やることをしっかりとやれば、答えは出てくると信じて翌日の釣りに合わせたフライを部屋でタイイングしたのです。

 

・釣りの組み立て

鮭が大量に居て、それでも喰わないと言うならば、フライのサイズを小型化して、アピール度を下げて、狙っていく方法がベストなのです。

しかし、今回の場合は、遡上数が少なく、釣れていないということ。

ルアーは釣れていて、フライでは釣れていない。

これは、飛距離の問題なのか? フライのアピール度の問題なのか?

餌で釣れていることを考慮すると、飛距離ではなく、アピール度の問題の問題しか考えられなくなるのです。

 

 

そこで、使用しなければならないと思ったのは、このフライ!

ビッグダンサー です。

 

 

 

 

全長15cm前後

10cm弱から19cmまでを

今回製作してみたのです。

 

 

上から3本はマラブーゾンカー

4本目は、ダブル・フォックステール

下2本が、Bigフォックス・テール

これでも、最大12cmです。

 

それを思うと、ビッグダンサーは、かなり大きな事が解ります。

 

鮭釣りは、興奮させ、口を使わせることが、基本!

数が少ないならば、目立つ大きなものを使用すれば、何よりも目立つ!

それで、アタリがないならば、サイズを落として、鮭の活性に見合うサイズを探していくことがベストなのです。

 

巨大なフォックステールを使用した場合、鮭の活性が高ければ、激しく追い食いをして、フロントにあるフックにフッキング出来ますが、活性がさほど高くなく、追いが弱い時など、フォックステールのみを口にして、フッキングしなかったり、辛うじてフッキングし、掛かりが浅く、バレてしまうことも多いのです。

 

そこで、ビッグダンサーは、ダブルフックにして、テールにもフックを忍ばせておくのです。

それならば活性が低くとも、確実にクッキングが出来るのです。

 

今回は、有効利用調査なので、シングルフックが1本のみというルールがありますので、フロントフックを折り、フォックステールのフックのみにして使用することにしました。

 

 

このフライのポイントは、

アンダーボディーに 

ポーラーシェニール  を使用して、

ボリュームを持たせ、

 

 

 

 

その上に、マラブーをハックリングして動きを与えたことなのです。

 

 

 

フライボックス VS-F761 に、

このビッグダンサーを数本追加しました。

写真下側

 

フライの準備は完璧!  

後は当日、フライを鮭の泳ぐ水深へ入れ、このフライを踊らせるように動かすことなのです。

 

2008年 10月 27日

当日、受付をすませて、入川したのは、橋の少し下流です。

ルアー、餌、フライなどそれぞれ違った釣り方の釣り人が、密集しての釣りでした。

バックスペースは、5mくらいで、後には、砂で出来た土手があり、オーバーヘッドでキャストするにはかなり難しい場所です。

 

そこで、今回持って行ったロッドは、

K・Bullet  SD  #10

ラインは、#10用シューティング・スペイ ライン  

フローティング  インターミディエイト、タイプ2 タイプ3、タイプ4

 

もう1セットは、

K・Bullet  SD  #8

ラインは、

パワーヘッド フローティング チェンジャブル・ティップ

パワーヘッド、タイプ2、タイプ3、タイプ4

#8用 シューティング・スペイ ライン  

フローティング  インターミディエイト、タイプ2 タイプ3、タイプ4

 

 

橋の少し下流に入って、撮影を開始したのですが、

釣りをして即座に思ったのは、入った場所が悪いことです。

この場所から、鮭が定位している場所は、50mくらいの距離があること。

 

K・Bullet #10がメチャクチャに飛ぶと言われても、18cmのフライが付いていては、45mが限界!

時々ですがその手前でもハネがあるので、30m〜40m付近にも、少しは回遊してくる場所なのです。

 

風の状態を読み、全力で、シューティング・スペイを行ってフライを飛ばしました。

 

ギリギリ届くかどうか? の場所を、目一杯の力でキャスティングし続けるのは、とても大変なのです。

ウルトラマンでいうならば、スペシウム光線を出しっぱなしの状態ですね。

 

こんな飛距離が必要な場所があるならば、 K・Bullet  #12−13   16フィートもしくは 17.5フィート

を、持ってくれば、簡単に届き楽に釣りが出来たであろう!と思いました。

 

 

SD #10で、出来る限り飛距離を出していくしか方法はなく、必死でした。

 

今回使用したランニングラインは、タイプ1の最終試作品です。

このラインのおかげで、トラブルは全くなく、#10でも驚くほど飛距離が稼げれたのです。

これ、本当に優れものです! 放送の時、飛距離、使いやすさなど是非見てください!

その後、新たに開発されたのがEXシューティングラインフローティングです。

流れの中でシンキングラインを使用されるならば、ファストシンク、スローシンクがお勧めで

4ティップチェンジャブルラインを使用される方は、フローティングベースとなりますので

EXシューティングラインフローティングをご使用ください。

 

他にフライの方々も居ましたが、皆さん全くヒットしていなく、ルアーの方々でも、時々釣れているのみ。

前日に釣り人からいわれた「かなり難しいですよ」という言葉が、思い出されました。

 

川の流れは、かなり弱く、これならば水深1m〜2mに鮭は定位しているであろうと判断し、

ビッグダンサーを取り付け、その効果をアップさせる物としてショットをフライの直前に付けたのです。

 

フローティングラインを使用していく場合で、流れが無い場所や弱い場所においては、

このショット使用することにより、上下の動きを強くアピールすることが出来るのです。

 

図で説明しましょう!

 

フローティングラインで上から引き上げ

ショットで沈下をさせる!

フライがダンスを踊るように、細かくアクセントの強い誘いが効果的なのです。

kencube で開発しているチェンジャブルティップも、シンキング部分が長いと、シンキングラインと同様で水平に動が働き、フライがダンシングしなくなります。よって、短いシンキングティップを使用しています。

 

これがシンキングラインですと動きは全く変わりますので注意です。(水平の動きになってしまうのです)

この、上下の動きは、フローティングラインであることと、流れが弱いから作り出せる動きなのです。

動かし方の早さタイミングは、文章では難しく説明出来ませんので、

ハイパーエキスパート 2008年 請戸川編 をご覧ください! 必見です!( 2008年11月22日21時 放映 )

 

このパターンで、鮭の回遊を待ち、キャストしていた所、期待のフライを押さえ込むようなアタリが来たのです!

「ヨッシャー!ヒット!!」

しかし、やりとりの途中でフックは外れてしまいました!

???  です。

その後、またまたヒット!

今度はしっかりとフッキングしていました!

 

 

Sugisaka サクラマス・ネット

これがあると、鮭釣りには最高です!

難なくランディングに成功!

 

ボーズかもしれないと言われてきた

今回の請戸川。

これでかなり安心しました。

 

 

その後も同じように ロングキャストをして、フライを踊らせ、あまり反応がなかったので

フライを ブラックのダンサーにしてみたら、いきなりヒット!

そういえば、カラフト鱒でもそうですが、赤いフライに飽きてきたと感じたら、ブラックのフライを使用すると

驚くほど効果がある時があります。

 

2本キャッチした所で、安心して下流のポイントへ移動しました!

 

 

最下流のポイントです!

 

この場所は、午前9時、

漁師が網を引き鮭漁が終わると入れる場所なのです!

 

この場所は遠浅で、かなり奥まで立ち込んでいけるのです。

 

 

 

ここで即座に感じたことは、

鮭は対岸ギリギリにいることです。

 

おそらく、漁師が網を引いた場所ですから、鮭は逃げて対岸ギリギリに定位をしてしまうのではないでしょうか?

 

時々あるハネは、全てギリギリなのです。

 

使用していたロッドは、 K・Bullet  SD  #10

ラインは、シューティング・スペイ 13mフローティングです。

キャスティングの距離は20m前後で、非常に近く、

フライを簡単に対岸ギリギリに着水させる事が出来ます。

しかし、何度キャストしても、ヒットしてこないのです?

なぜ?

水深を考えても、さほど深くはなく

おそらく1.5m前後でしょう。

 

数度、ハネがある場所へフライをキャストし誘いを入れても、無反応なのです!

なぜ?

考えてしまいました!

 

そこで、思ったことは、フライラインの長さなのです。

13mというかなり短めなラインを使用していますから、問題は無いと思ったのですが、

ここは、上流より少しですが流れがあり、キャスト後のラインは、スイングをしていました。

 

もしかすると、13mでも長いのか????・・・・・・

 

対岸ギリギリにキャストされたフライは、着水後、コンパスで円を描くように岸側から離れていきます。

 

しかも、川の流れが、対岸近くはゆっくり流れ、手前の方が流れが“微妙に”強いのです。

すると、これ長いラインは不利なのでは?そう思われました。

 

下流でフライの方が18m近いラインをキャストしていましたが、全くヒットしていない状態です。

 

これは間違いない!

そう思った私は、ロッドを交換!

 

K・Bullet  SD  #8

ラインは、パワーヘッド  4ティップチェンジャブル  フローティングティップ

 

フライは、そのまま使用していた物を付け、ラインで釣果が変わるのかテストしてみました!

 

すると、あれほど全くアタリすら無かった状態から一変!

爆釣です!

 

 

請戸川のように流れがほとんどない川ならば、このサイズが、SD#8でもキャッチ出来ます。

 

しかし、かなり強烈で、ロッドが悪くなりそうでした。

 

オス!

でも、この短いラインの効果は高く、

SD#8を無理して使用しました。

 

メス!

 

この場所においては、ランディングネットは必需品ですね!

 

鮭釣りは、出来れば格好良くネットでランディングしたいですね!

 

次々とヒット!

 

これらの写真のフライ

全てが “ダンサー” 

請戸仕様(シングルフック)

 

 

とにかく でかい!

 

 

 

ギンギンのフレッシュサーモン!

 

またまた

銀ピカ メス!

 

フックは、下あごに

ギリギリでフッキング!

 

フォックス テールで長くしていたら

おそらくフッキング出来なかったと思います!

 

この日、ボーズかもしれないと心配をしていましたが、最終的には9本キャッチでき、

厳しい状況の中、良い釣りが出来たと安心しました。

 

鮭がウヨウヨいて、何をしても釣れるのでは、この次の展開というか、勉強が出来ないことが多いのです。

釣りは、厳しい状況の中でどう釣っていくのか!

これが大切な部分です。

人が釣れない時、どうやって自分は釣っていくのか?!

 

鮭釣りには、鮭釣りの基本というべきセオリーがあり、よーく考えて状況を判断していくと、突破口は見えてくるのです。

 

今回、新しいランニングラインとパワーヘッド フローティングという新兵器に助けられましたが

必要だからこそ開発し、さらに磨きをかけ完成して、皆様にお届けしようと考えております。

 

結果、かなり楽しく、良い釣りをして、初日を終了しました。

 

 

10月28日  2日目 

 

この日は、初日より少し下流のポイントへ入川。

本来は、この少し上流へ入りたかったのですが、フライは場所を取りますし、直ぐ下流にルアーの方が入ってきますと、釣りが出来なくなってしまうのです。

この下流は人が少なく。

釣れている場所の最下流部であろう位置に入ったのです。

 

朝一番から、#10を使用して

ロングキャストして、ヒット!

 

全く婚姻色の出ていないギンギンの鮭です。

銀であればあるほど、力は強く、走ります!

 

この位置にフッキング出来れば

バレることはありませんね!

 

次も同じようにヒット!

 

 

この後から状況が変わり、

魚の定位置が深くなってきたようで

タックル変更をしました。

 

 

ロッドを交換

K・Bullet  SD #8にセッとしてあった パワーヘッド 4ティップ チェンジャブル  のティップを 

タイプ2   3m  にしたのです。

 

この場所では、鮭が定位をしている所の下流になり、時々その群れが回遊してくるチャンスを見て、誘うことをして釣らなければならないのです。

 

回遊してくるチャンスは、どう見極めるのかといいますと、

鮭は、必ずある程度の群れで泳いできます。

 

単独もいますが、単独の鮭は臆病で、口を使うチャンスは少ないのです。

複数の鮭がいる場合は、興奮しているためなのか、かなりの確率で口を使ってきます。

そんなわけで、群れを狙って釣った方がチャンスは多いのです。

 

水面にナーバスウォーターといわれる水の波紋、ヒレが出てきたり、ジャンプなど、何かしらの気配が水面に現れるのです。

それが下流へ行き、必ずまた戻ってきます。

このときがチャンスなのです。

 

このときに、回遊コースにフライをキャストしておき、

フライを沈下させ、チョンチョンとフライを踊らせるように誘いを入れるのです。

 

すると、フライを押さえ込むようなアタリやひったくって持って行ってしまうようなアタリが出てきます。

大きく合わせ、フッキング!

フッキングは、ガッチリと!

大きく! 強く!

鮭の口は、サクラマスやカラフト鱒と違い、とても硬いのです。

バレ無いためにも、しっかりとフッキングをさせる必要があるのです。

 

強烈な走りで、驚きました!

 

86cm  オス

 

 

 

かなり時間が掛かり

ヘトヘトです!

 

シーライスが付着していますから

海から上がってきて、間もない

パワフルな鮭でした!

 

またまた、大型がヒット!

 

今度は85cm

 

 

 

このサイズともなりますと

簡単にはよってこないし、

凄い!

この一言です!

 

デカ!フライには

デカ!魚?!

 

 

K・Bullet  SD #8

 

恐ろしいロッドです。

 

 

 

 

パワーヘッド 

フローティング ライン

 

このラインも必須のラインになるでしょう!

 

川で、ウエットフライやストリーマ

ドライフライにもお勧めです。

 

 

 

シューティング・スペイや スペイキャストが、苦手な方、初めての方でも、簡単にキャスティングが出来ます。

しかも、ロールキャストでも驚くほど簡単に飛んでいってしうのです!   近日中に映像を紹介します。

 

この日は、昼までに、大物を連発させ、7本の鮭をキャッチ!

 

午後から、満潮になり、水が増えてきたら急に釣れなくなってしまったのです。

 

ルアーの方々が時々ヒットさせている程度。

そこで、どの辺りでヒットしているか話を聞くと、

ここの鮭は、満潮になるとなぜか対岸へ行ってしまうらしく、ヒットするのは対岸近くばかりになってしまった様なのです。

そこで、ロッド変更です。

 

 

 

SD #10を使用しロングキャスト!

 

それまで1時間以上キャストし続けてきましたが、全くアタリすら無かった状態だったのです。

 

しかし、 SD#10でロングキャストをしたら、即座にヒット!

 

 

 

チョットできすぎかな?って思わせるくらい、ロッドを変えて、飛距離を伸ばした直後、いきなりヒットですから驚きました!

 

 

この2日間 釣りをして思ったことは、

 

ルアーでも餌でもそしてフライの方々も、何名もの方々が、何もつれない状態でいました。

しかし

何名かの方々は適度に釣っていて、

数名の方々は、爆釣です!

 

誰でも釣れる状況ではない中にありながらも、数名の方々は、爆釣なのです!

 

 

鮭は、狙う距離、狙い方、水深、フライのサイズ、カラー、動かし方(誘い方) が、とても重要なのです。

 

今回使用した技は、ハイパーエキスパートで、ご覧にただけれます!

 

是非とも、ご覧ください!

2008年 11月22日  21時  放映!  です。

 

 

これから、ダブルハンドの釣りを覚えようと思っている方々へ!

 

ダブルハンドは、魚の大きさではなく、飛距離です!

今回使用したロッドは、 K・Bullet  SD シリーズ  #10  と  #8なのですが、

良くある質問で、「#10と#8のどちらを購入しようかと、迷っているのですが!」という方がいます。

 

多くの方が、湖で#10は少しオーバータックルなのでは?

そう思われていますが、

私たちの考えでは、

阿寒湖で40〜50cm台のアメマスを狙う時も

屈斜路湖で30cm〜50cmのレインボーやアメマスを狙う時

本栖湖で、30cm前後のレインボーを狙う時など、

いろいろな湖、ダム、河川において、

必ず#10を持って行く様にしています。

 

それは、

ダブルハンドの重要な所は、飛距離です。

誰でも釣れる条件、近くで釣れる条件においては、ダブルでもシングルでもどちらでも釣りは成立するのです。

しかし、あまり釣れていない日

釣り人が多い有名ポイント

横風とか向かい風など、キャスティングが行いにくい時

 

そんな、悪い条件の中でも、良い成績を出せるのが#10なのです。

 

今回も、#8しか持って行かなかったら、その数は半減していたでしょう!

釣れるからその先が見え、次の展開が生まれてくるのです。

今回、#12−13  17.5ftを持って行っていたなら、さらに釣れたでしょうし、また違うことが見えてきていたかもしれません。

良くない条件の中、釣りというものを成立させるには、その状況の中で最低限必要な飛距離という物があるのです。

 

#10と#8のどちらかを選ぶのならば、まずは、#10です!

 

パワーヘッド フローティングは#10でもキャスト出来ますから、

今回の釣りで#10 のみ使用しても、釣果は変わりないはずなのです。

 

島牧でウミアメを行いたい方々は、

SD#12−13  16ftを購入しようか、SD#10を購入しようかと迷われる方もいますが、

これも、1本ならば、 

2012年発売の  SD-X #13 17ftをお勧めします!

このロッド恐ろしく飛びます!

 

結局は、安定した飛距離が必須なのです。

ロッド選びは、何がしたいのか?なのです。

その目的に合わせたものを使用してください。

 

ダブルハンドは数多くいろいろなメーカーから出されていますが、

K・Bullet  シリーズは 飛距離! 魚がバレにくいロッド! なので、初心者の方からエキスパートまで

気軽に扱いやすい、ロッドなのです。

 

圧倒的に伸びる飛距離は、他を寄せ付けない強さがあります!

 

釣りで必要な、シューティング・スペイ そして オーバーヘッドキャストでも

両方が使え、圧倒的な飛距離が出せるロッドなのです。

 

 

 

 

2009年より、 K・Bullet シリーズは、特約店のみの販売になります。

詳しく説明が出来る、安心して販売のお任せが出来るショップのみの販売となります。

 

よろしくお願いいたします。