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2009年8月 忠別川 その2   その3  その1

 

 

キャスティング、立ち位置、流し方・・・・・

いろいろな技をレクチャーする。

この水量、流れの強さの中でも

鱒は定位し、釣り方によっては、水面まで一気に出てくるのです!

 

完璧にフライが流れていくと

「バシュッ!」

ドライフライは吸い込まれていった!

 

心配していた大木くんも、ユウタロウも、

2日目から、連続ヒット!

 

2桁の数を釣って来たのです!

 

私は映像の撮影で、2人とは、一緒にいなく

写真を撮る事が出来なかったが、2人とも 大満足の様子でした。

その後、カネちゃんは大木くんのGuideへ

私はユウタロウに着き、ハイテクニックを次々に教え込んでいったのです!

 

この時は、右側にブッシュがありキャスト出来ない状態でして、

そこを左側に通してのキャスティングを教え、

延々ととレクチャーした後、ピンスポットへフライがさしかかった時

「ドバッ!」大きな水しぶきが上がり

ヒット!

鱒は大きくジャンプし一気に対岸へ走ったのです!

そして、一呼吸おいてから一気に下流を向き走り出しました!

淵を下られ、次の瀬に走られ、どんどん行くのです!

「こんなに走る魚は初めて!」

「どうしよう?どうしたらいい?」と、ユウタロウは初の大物にとまどい ドキドキ状態!

2回目に行った中部の釣りでの、あの35cmのイワナをバラした事が思い出されたのか?やけに慎重で、強烈に走る魚に、必死になり走って着いていったのです。

「下の早瀬に入ったら、ハイスピードで走るから、ドラグを少しゆるめろ!」

「うん!」そういいながら、リールのドラクに手をかけ、ノブを回したのです。

その瞬間、ブルルル・・・・・・・

ゆるめすぎたリールから、ラインが吹き出してしまったのです。

「ウワー!」

終わったな!・・・・・

私が要らぬ事を言ったために、ドラグをゆるめすぎてリールがバックラッシュしてしまうとは・・・・・

 

ユウタロウは必死で、リールからラインを手で引き出し、魚の走りに合わせていき、着いて走り、よってくると走って戻り、

バックラッシュしたラインを引き出し、トラブルを回避したのです。

 

危機一髪でした!

 

そういえばこのリール、スプールと足の隙間が小さく、細いラインでも入り込まなく、バックラッシュをしてもひどくなりにくいのです。

かなりの優れもの。

 

 

 

延々とやりとりをした結果

こんな素晴らしいレインボーがキャッチ出来ました!

 

見事!

 

 

メジャーをあてると、42cmもあったのです!

ユウタロウは100kg超えの大男ですから、魚を持つと魚が小さく見えますね!

 

でも太い!

パワフルな証拠のベストコンディション!

これが激流で釣れるから最高に面白い!

素早く撮影をして、リリース!

「餌釣りに釣られるなよ!」

「フライマンならば逃がしてくれるからな・・・」

 

川を守るならば、多くの釣り人でキャッチ&リリースをすれば良いのです。

お持ち帰りの餌釣師が来にくくなるくらい、多くの釣り人が来ていれば魚は増えます。

 

そして釣りは難しくなり楽しくなるのです。

この魚を釣る時、

逆手側にラインを通し、正確に、力強く、タイトループを作るのは、渓流3回目のユウタロウにはとても難しく、

その横で、「違う!こするんだ!ああするのだ!・・・」

うるさい父親が、ぶつぶつ言い

「出来ない!おもしろくねーっ!!」

やけを起こした時もありました。

しかし、直ぐに立ち直り、必死になり練習をしていく姿を見て、

靱帯断裂。肝臓がつぶれてもアメフトの合宿に参加して、他の部分を鍛えればよいと言っていた根性。

諦めずに前向きに向かっていく姿は、スポーツを徹底的にやりこなした結果から生まれた姿であると、

父親として感激しました。

諦めない根性と努力は、一気に技術を向上させるのです!

 

これは、別の所での写真ですが、

4日も経ちますと、

このようにゴールウエイキャストも出来るようになるのです。

この場所も、右利きの人が

普通にキャスティングをしていれば

当然、後のブッシュに絡んで釣りにならない場所です。

こんな場所はごく普通にあり、

こういうキャストしにくい場所には、必ず良いサイズの魚が潜んでいるのです。

 

 

天才はいません!

全て努力して得るものです!

悔しかったら、練習です!

しかも、扱いやすいタックルが必要です!

難しいタックルでは習得するのに時間が必要になります。

良いものとはそういうものです。

貴方のロッド、ライン、本当に扱いやすい物ですか?

 

今回、ユウタロウがあのグッドサイズの魚を手に出来たのも、あきらめずに練習し、この技を習得出来たからの結果なのです。

今回は、その結果が即座に出て、感動を与えてくれるから、ますますやる気になりますし、必死になり、人を育てるには素晴らしい条件でした。

その後、このサイズの美しいレインボーを数多く釣り、楽しみました。

 

激流の中でこのサイズをヒットしますと、本州の尺イワナよりも引くのです!

驚きのパワーでした!

そして、

ユウタロウに「こんな風に流して、こう釣っていくと・・・・」

説明をしていると、

ヒットです!

 

「デカイ!」

 

「これかなりデカイぞ!」

かなり下ってようやくキャッチ!

驚きました!

このレインボー

超強者!だったのです!

 

おしりから出ていたのは、ハリス

餌釣りの糸で

おなかにはフックが入っているのか、ラインが出ていたのです!

 

この場合は引っ張ってはいけません!

 

そっと、ギリギリでのところで、クリッパーでカット!

 

いずれフックが錆て、出てきます。

トラポンで、フライを呑んだ鱒がいくつもあり、多く経験しています!

 

そして、さらに驚いたのは!

口からもラインが!

しかも、二本!

こいつ相当な強者だったのです!

50cmには満たないサイズですが、

ここまでラインをブチブチに切っていたとは、驚きでした!

 

餌釣りのおっちゃん、

2号近いラインを切られているから、

相当デカイと思っただろうね!

しかも

3回はラインを切っているから、3人なのかそれとも一人なのかは解りませんが、

「60cm以上の奴に切られた!」とか「70cmはあった」なんて言っているかも?

 

久々の強烈な走りに、ドキドキしちゃいまして

最高に面白かったです!

 

この直前、

LS#2を使用していた私ですが、

ユウタロウが車のスライドドアーを開けた瞬間!

ドアーの隙間にLS#2とトップが挟まっていて

「バキバキバキ・・・・」

一瞬誰のロッドがコッパミジンになったか解らなく凍り付きました。

結果、私のロッドでした。

そこで、この魚は

LS#3とシューティング・ライン#3を使用し、

ユウタロウがドライフライで釣り上がった後をウエットで釣りヒットさせたのです。

ドライに出ない魚も居るようです。

ユウタロウも日々驚くほどの成長で、かなり上達してきました!

こんなかわいいのを含め、

ボコボコにヒットです!

そして、このプールでは、

流れをまたいで

対岸ギリギリにフライをキャストし

しかも、ラインは水に浸けなく、

フライだけ水面に置く技が必要でした!

 

ドラグを回避し、

ゆっくりと時間をかけフライを流すのです。

この技は、初心者にはかなり難しく、タイトループのキャスティングと正確さが要求されました。

横で「あーでもない!こーでもない!」と言われ、めげずに必死になり練習し、習得した結果なのです。

これは、#2ラインだからこそ出来る技かもしれません!

 

#6の大型のドライフライは、ベストな位置へ飛び、ゆっくりと流れた。

「良し、ナイスキャスト!」

そう声をかけた、その瞬間!

フライは水しぶきとともに吸い込まれたのです!

「ヒット!」

 

 

 

 

 

ヒットした瞬間、モー烈な勢いで走り

ジャンプ!

メチャクチャ高く飛び、驚きました!

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンプ!

 

 

 

 

 

大きな水しぶきが上がった!

押しの強い速い流れに乗り、鱒は一気に下流へ走る!

ロッドは、バットまで曲がり、ムチャクチャに暴れ、走り回る!

 

「走れ!下流に走れ! 転ぶな! バラすな!」

「デカイぞ!デカイぞ!」

「流れの緩い岸に寄せろ!・・・・」

必死になり耐える!

この瞬間の興奮!

緊張が走り、心臓はドキドキ!!

これが、激流での大物との対戦の凄さ!

 

この感動が忘れられなくなるのです。

36cmとさほど大きな魚ではありませんでしたが

この体高!

全身筋肉質!

激流に住む、ハイパワーなマッスルフィッシュ!

 

完璧にキャストが出来れば、またまたヒット!

強烈なジャンプ!

この大物は、この1回のジャンプでフックを外し消えていった・・・・

大木くんは、2桁釣り!

しかも、かなりの大物をヒットさせたのですが、スピードとクイックさについて行けなく、痛恨のバラシ!

興奮して話す!話す!・・・・・

話し疲れた瞬間に爆睡!

ガイドのカネちゃんが、氷下魚を鼻にかがせるが

この臭いもなんのその。

大いびきで爆睡です!

 

 

 
イブニングには35cm近くの大ヤマメがヒット!

 

今回、渓流のフライフィッシング初挑戦の

初心者の大木くんも、何十匹もヒットさせ大満足!

 

 

ユウタロウも大物爆釣に大感激でした。

 

キャストしやすいロッドは、初心者が使用してもエキスパートが使用してもキャストしやすいのです!

全くの初心者が、翌日には面白いようにヒットさせていく事が可能なのです。

LS#2で、シューティング・ラインの#2を使用したユウタロウと

LS#3で、シューティング・ラインの#3を使用した大木くん

彼も言っていましたが、「狙った所にキャスト出来るようになりました」

このシューティングスペイラインは、別格にキャストしやすいのです。

先端が#1ライン、そして#2ラインのセクションを一部と#3ラインのセクションを使用して#2ラインは構成されていまして、

ウインドカッター形状に仕上げていますので、風に強くターン性能は抜群、そして、#1ラインのティップですから

完璧なシフトプレゼンテーションが出来るのです。

このライン、かなり扱いやすいし驚くほど飛びます!

 

#2ラインの映像は、

2009年8月22日放送のハイパーエキスパートご覧ください。

#2ラインで驚く釣り方が・・・・・必見です!

 

 

そして、大木くんが使用した#3ラインのシューティングスペイライン!

これも驚くほど扱いやすいのです!

先端が#1ライン、そして#2ラインの繊細なセクションを一部と#3ライン&#5ラインのセクションを使用して#3ラインは構成されていまして、LS#3で使用しますと#3でありながら30ヤード(フルラインの距離)は出て行ってしまうほど凄いのです。

しかも繊細なティップは、静かなプレゼンテーションを可能とし、流れをまたいで対岸をも狙えるのです。

全くの初心者の大木くんも、あっという間にこのラインを使いこなし、爆釣モードへ!

私も、この#3システムで爆釣でした!

 

#2〜#6繊細なティップのシューティングスペイライン!の詳細

 

 

今回、ここに写真をアップ出来なかったいくつもの大型魚のシーンがあります。

それはビデオカメラで撮影していたからです。

フライの流し方、狙い方、タイイングなど、動画でなければ紹介出来ない部分があるからなのです。

凄いヒットシーン!ジャンプシーン、そして究極の極秘テクニック(ドライフライ&ウエットフライ・テクニック)がいくつも撮影出来ました。

乞うご期待!

 

ーーー ☆ラストチャンス! ーーー

 

そして、最終日、飛行機の時間ギリギリの20分前、

とんでもない事が起きてしまいました!

驚愕の事実です!

驚きです!

 

 その3 に続く!