通常のWFラインは、ヘッドの部分と細いランニングラインで出来ています。
当たり前のことですが、
ヘッド部分をより飛ばすために、細いランニングラインが付けられ一体型になったのが
WF ウエイトフォワードラインですよね。
ですが
WFラインと一体となっているランニングラインを見ますと
EXシューティング・ラインより太く、滑りが悪いのです。
そこで、
ランニングラインをより細く、良く飛び、水切れがよい
EXシューティング・ラインに交換してみたら
最高のライン、
スーパー ウエイトフォワードラインが出来上がるのです!
さらに
WFラインのヘッドよりも性能がよい
シューティングスペイラインに
EXシューティング・ラインのフローティングを接続しますと、
さらに驚くほど良く飛び、ラインの水切れも良く
スペイキャストも可能になる
最高のWFラインが完成するのです!
マッチング・ザ・ハッチ用シューティングスペイラインは
2009年11月より 好評発売中!
#2、#3、#4、#5、#6の5種類
シングルハンド用です!
このラインは、基本はオーバーヘッドで、
バックスペースが無い場所では、シューティングスペイや各種のスペイキャストが行えるラインです!
スペイをメインとしたラインよりは軽く、オーバーヘッドキャストが行いやすく
より軽く繊細なティップを持たせてありますので、
ミッジング、マッチング・ザ・ハッチ、渓流の釣り上がりなど、ドライフライを静かに着水出来るラインです!
驚くほど飛び、ロングキャストも可能なラインです!
2009年 4月30日
ハイパーエキスパートの撮影で長良川の本流アマゴ(戻りシラメ)を釣りに行きました。
・ロケ地急遽変更
このロケの本題は、長良川河口でサツキマスをボートから狙うことでした。
サツキマスが、ボラの稚魚を追い回し、ボイルがボコボコ!でも、餌の稚魚が小さいから、ルアーでは対応出来なく、
ボコボコにボイルしても、全く釣れないらしいのです!
そこで、島牧で使用している鮭稚魚フライならば、対応出来るでしょうから、フライで挑戦してみよう!そんな企画でした!
しかし、この前日に河口へ行ってきたのですが、シーバスの遊漁船で1日河口付近を走り回りましたが、サツキマスのほとんどボイルはない状態なのです。
時期的に、5月直前は、サツキマスが最も多く、河口に集まる時期です。早くても遅くても河口にはいなく、この時期が最高の条件の筈でした。
船長の話では、「前日はボコボコでしたから、かなり良い状況です!」そんな話で向かったのです。
しかし、行ってみますと、3〜4回それらしい物はあったのですが、6時間で3〜4回。しかも突然、50m〜100m先です。
どうやら、日によって大きく変わる事があるらしく、この日は全くといって良いほど何もないのです。フライが届く距離ではないのです。
でも、全く釣りにならない状態と解っていましたが、万が一を狙って、ストリーマを投げ続けました。
外道でシーバスとか釣れないかな?って思いましたが、全く何も無し。最悪でした。
ハイパーエキスパート 初のボーズ番組を放送するのか?って、少しビビっていました。
釣りビジョンは、取り直しがありません。ぶっつけ本番! 作り物とは違うのですから怖いのです。
このまま終了しそんな何もない釣りをテレビで紹介してもファンの方達は面白くないしね!
急遽、どこかへ行こう! と言う事になり、
もしかすると、郡上周辺で戻りシラメが残っているかも?そんな期待を胸に郡上方面に向かったのです!
長良川を河口から上がっていき、郡上八幡を目指しました!
昔、良く通っていた経験を胸に、めぼしいプールでライズを探していったのです。
いくつも見ていくのですが、ほとんど何もなく、水面はおだやかでした。
そして、郡上を超え、さらに上流のプールに行った時、時々あるライズリングを見つけたのです。
大急ぎで着替え、ライズのあったあたりに入っていき待っていると、それは、全てウグイのライズでした。
最悪です。
またまた場所移動です!
戻りシラメのシーズンは、すでに終了していたのです!
水洗昆虫のハッチ時期が終わり、流下がないから、ライズがない! ウグイもオイカワもほとんどライズしていない状態でした。
どうしようと思い悩んだ結果、もしかするとと思い出したのは、昔、良く通った場所。
大急ぎで向かったのです。
残された、唯一期待していた場所へ行くと、そこには、フライマン姿があったのです!
「ラッキー!」魚が居る証拠です!
慌てて、川原へ行き、声をかけると、何と、少し下流の地域に住む友人でして、1年ぶりに合い、その状況を聞きました。
彼が来ていた事に、感謝しました。
彼から、いろいろな状況を聞くと、
思った通り、もうシーズンは終了直前、ハッチがほとんど無く、
1ヶ月以上、毎日毎日、数名〜十数名のフライマンがキャストし続け、残った強者がライズしているというのです!
時々ライズする魚は3匹、フォルスキャストをするだけで魚は姿を消してしまう状態でした。
身を潜め、回遊し近づいて来たらキャストするしか方法はない状態です。
魚は超スレスレ!
驚く事に ティペットは、0.2号(9x)でも、見切られ相手にしてもらえません。
しかも、ロングキャストが必要な状況でした。
どうしたらこのスレスレアマゴをキャッチ出来るのか!!
このまま、何もつれなくハイパーが放送される可能性は大きい状態でしたので
私は必死でした!
魚は、10m〜30mの間をぐるぐると泳ぎ回って、時々ライズする状態です。
全く定位をしないのです。
この飛距離からしますと、ベストなラインウエイトは、通常ならば#5でしょう。
しかし、#5ではラインの着水音が大きく、太いラインは目立ちすぎるのです。
ラインが水面に着くだけでライズをしなくなり、深場へ消えていってしまうのです。
そこで、使用したのが
ロングキャストが可能な LS#3
#3で、長良川を釣るのは、今までの常識では無かったのですが、
このロッドと、ロングキャストを可能とするスーパーウエイトフォワード ラインがあるからなのです。
スーパーウエイトフォワード ラインとは、#3ラインを 先端から10mカット
そこに
EXシューティング・ライン フローティングをプラスしたラインです。
#3最強のロッド LS#3
このロッドとスーパーウエイトフォワードの組み合わせで
#3ラインが30ヤード以上飛んでいくシステムで挑戦しました。
結果
かなり難しく、超スレスレの大型アマゴをヒット!
ティペットは、0.175号です。
極細ライン
このサイズがヒットし、延々と走られました。
これ、#5ラインで釣っていたら、ランニングラインとヘッドの水の抵抗で
この魚が横に走った瞬間に極細ティペットは簡単に切れていたでしょう!
ハイパーエキスパートの放送を見て頂くと解りますが
かなり走られましたし、ラインが切れないように魚とのやりとりを行っています。
これ、#3ラインであったこと、EXシューティング・ラインの水切れが良かったことによる結果なのです。
LS#3 のディスタンス性能は凄く、今までの#3とは比較にならない物です。
このロッドにベストなラインが、このロケ後には出来まして
それが
KenCube開発の シューティングスペイラインS #3です。
このラインと、EXシューティング・ラインを組み合わせて スーパーウエイトフォワードラインを製作すれば
最強のラインになります!
この組み合わせで、2009年7月北海道を釣る!