2010年12月の芦ノ湖
12/19日タイイングをアップしました!
・湖の流れを読んで大物を狙う!
関東近郊の湖では、11月の終わりになると、湖の表面水温も下がってきて、湖岸からキャスティングで鱒が狙える時期となります。
そこで、今回は、フライロッダーズからの依頼で、2011年 3月号(1月22日発売)で紹介する記事として、
3月から始まる芦ノ湖や、それ以後にベストシーズンを迎える本州や北海道の湖での釣りで、必須となるテクニックの「湖の釣りの考え方」「その狙い方」を紹介するために、秋の湖で、実際に釣りを行い、撮影をする事となりました。
撮影する候補地として上がったのは、芦ノ湖もしくは本栖湖。
どちらの湖で釣りをするか、考えてみました。
この時期の本栖湖なら、放流魚が多く、確実に魚の写真は撮れます。
しかし、管理釣り場と同様の放流魚で、ワイルド化したBig1を狙うという状況ではありません。
もう一方の、芦ノ湖のこの時期は、釣り人も少なく、魚も少ない。
あまり多くは釣れていないから、釣場はほとんど空いていて、狙ったところに入りやすく、風、流れを見て、回遊コースを読み、狙っていけば、強者の美しい大型魚に出会える可能性があるのです。
ですが、1発大物は、当たれば凄いが、外れれば、1匹も釣れないという大きなリスクもあるのです。
数を望むなら、放流魚の本栖湖!
一発大物を狙うなら、芦ノ湖!
どちらにしようかと、迷いました。
今回の取材のお題が「湖の狙い方」ですから、養鱒場で育った湖を知らない魚を狙う放流ポイント中心の釣りではなく、
「風、水の流れ、地形などを考えに入れ回遊コースを読み、ポイントに入る」というセオリーを実行し、証明するならば、数は望めない!いや、外れれば何も釣れない可能性もありますが、「狙うは1発大物!の芦ノ湖」に決定!しました。
カメラマン、記者など仕事の日程もあり、このロケが決まったのは12月8日。
この時期の芦ノ湖は、かなり難しく、安易には釣れないために釣り人は少ないのです。
難しいのですが、逆に思うと、ベチャベチャ水面を叩きまくる連中が居ない!というのは、最高のチャンスかもしれないのです。
この1日のみの取材で、釣るという事はかなり難しいとは解っていましたので、力強い友人を誘い、行く事になりました。
・湖でのロッド選び!その考え方!ラインウエイトは飛距離で選ぶ!
ここ最近ですが、多くの方からの問い合わせで、
「ロッドとラインの選び方」についての質問があります。
そこで、湖を釣る場合の超実践的なシステムをお伝えしたいと思います!
まず、湖で使用するロッドですが、
お勧めは、 K・Bullet SD#10です!
#10ではオーバータックルかも?と思う方がいますが、これは間違いです!
魚のサイズに対して、ラインウエイトを考えると、ダブルハンドならば#8でもオーバータックルとなってしまいます。
湖で60cm〜70cmくらいの魚とのやりとりならば、#6のダブルハンドで楽勝に釣りが出来ます。
考え方としては、魚のサイズ、パワーに対してのラインウエイトではなく、飛距離に対してのラインウエイトを重視しなければならないのです!
無風で晴天、ポカポカの気持ちの良い天気。こんな日を選んで釣りをするならば、#6のダブルハンドで気持ちよくキャスティングが出来るでしょう。しかし、湖の流れは止まり、餌が動かないためにそれを捕食する大型魚は、危険を冒して浅瀬まで細く行動には移らない。
静かな水面で、バシャリと音を立てれば、水中では空気中の約5倍も音が伝わるために、警戒心の強い魚は、直ぐに人の気配を感じ深く逃げていってしまうのです。
結局、そんな日は、キャスティングはやりやすいでしょうが、近くでは釣れないのです。
ロングキャストが必要となってくるのです。
では、釣れる日は? といいますと、雨、曇り、強風など、キャスティングがやりにくい荒れた天気です。
皆さんは、ご存じでしょうか?
魚の目には、光りの量をコントロールする虹彩という物が無く、光りの量をコントロールできないことです。
雲が去り、水面に光りが当たりだすと、魚はまぶしくなり、光りの量が弱くなる水中へと入る事により光りの調整をしているのです。
晴れた日は、光りの量が多いため、ある程度の水深の場所を好むようになり、釣りにくくなります。
曇りや雨の日は、光量が少ないために物が見やすく、天敵からも発見されにくいので、水面近くや、浅瀬まで来ている事が多いのです。
さらに風が吹き波があれば、波音でさらに警戒心は薄れ、湖には流れが出来、餌生物の流下も多く活発に捕食行動を起こしやすくなります。
ですから、天気の悪い日はチャンスなのです。
そんな荒れた日に、風の影響を受けやすい軽いラインでは、思うように狙う事が難しくなります。
そこで、必要となるのが、高いキャスティング能力です。
以前にSD#8を使用して湖で釣りをした事がありますが、微風などの穏やかな天気では問題なく釣りが楽しめました。しかし、天気が急変し、風が吹き出すと飛距離は思いの外短くなり、一緒に釣りをしていた友人達は全員がSD#10を使用していて次々にヒットしていく中、自分だけが魚が回遊して来る潮目にフライが届かなく、悔しい思いをした事がありました。
さっさと釣りを諦め、ロッドを取りにホテルへ戻り、その後SD#10で爆釣した事があります。
#8と#10では、ロッドの性能というよりもラインのウエイトの違いで、風を切るか、風に負けるか の差が出てしまい釣果に大きく影響するのです。
ですから、
北海道の各地の湖、本栖湖、芦ノ湖、全国各地にあるダムなどで、悪条件のなかでも安定した飛距離が出せることを考えますと、まず1番はSD#10で
このロッドウエイトがベストなのです。
無風、微風時は、さらに遠くまで探れるので、SD#10は、必須のロッドなのです。
バックスペースがあればオーバーヘッドで、静かにロングキャスト!バックスペースが短ければシューティングスペイでロングキャスト。
全くバックスペースが無い場所では、クイックスピンキャストで、誰も釣りが出来なかった場所で釣りが可能になります!
通常のスペイロッドでは、重く、振りにくく、スペイしかできないので釣りに不利なのです。これは大きな違いです!(アンティークも良いですが、時代の変化ですね!)
・使用するライン
ラインは、ロングキャスト用として、シューティングスペイライン13m
多少バックスペースがある場所、大きな浜から小さな浜まで、多少バックスペースがあればガレ場でもキャスティングは可能になるのです。
そんな場所は、遠浅の場合が多く、飛距離を重視するからです。
さらに、バックスペースがあれば、オーバーヘッドキャストで、それ以上遠くまでキャストが可能になります。
そして、朝一番など遠浅の場所では、魚は浅瀬に来ています。そんな時はオーバーヘッドで釣りをする事をお勧めします。
ですから、シューティングスペイ そして オーバーヘッドキャストの両方が出来る ロッドとライン が、ベストなのです!
・もう1セットの用意
今までは誰も釣りが出来なかったバックスペースの全くない場所での釣り
湖を釣っていくと、バックスペースがある場所ばかりではありません。
オーバーヘッドキャストを行うには、バックスペースが必要なことは、誰もがご存じです。では、スペイはバックスペースが無くてもキャストが出来るのか?といえば、答えはNO。
オーバーヘッドキャストほどは必要としませんが、バックスペースがライン長の約半分近くは必要とするのです。
色々あるキャスティングの中で、2番目にバックスペースを必要とするキャスティングがスペイなのです。
そのために、このスペイキャストは、釣りに対して多くの問題があり、アメリカやスカンジナビアの各国でアレンジされ、改良され、スカジットキャストやスカンジナビアンキャストなどが生まれてきたのです。(スペイキャストが完璧ならば、他のキャストは生まれてこなかったでしょう)
シューティングスペイもその一つです。
そこで、湖の半島の先端ならば左右が空いている事が多く、多少はスペースがあるのですが、半島の途中、急斜面のガレ場などでは、ロールキャストすら出来ないほど、全くバックにスペースがない場所が多いのです。
今までは、そんな場所ではルアーの方々のみがキャストをしているだけで、フライマンは指をくわえて見ているだけの場所だったのです。
しかし、今は違います。
クイックスピンキャストがあれば、バックスペースは全くなくとも前方30〜40m先へフライをキャスト出来るのです。
このキャスティングも、ボヨンボヨンのスペイロッドでは、不可能なのです。最新の科学が生み出した高弾性ロッドならではの技なのです。
そこで、バックスペースがない、他の方達が全く入れない場所を、気持ちよく釣っていくには、パワーヘッドラインが必要なのです。
シューティングスペイラインでは長すぎてバックスペースが必要となりますが、パワーヘッドラインは、バックスペースがない場所でもキャスティングが出来るように開発されたラインです。ですから、パワーヘッド・ラインなら完璧な釣りをさせてくれるのです。
そこで、このような場所は、ほとんどが急深であり、魚の回遊コースも岸から割に近い場所となります。
そこで、お勧めのタックルは、
SD#8です。
#8で、パワーヘッドラインを使用し、岸から30m前後を狙うのです。
金銭的に、2本のロッドは購入出来ないという方は、SD#10を使用して、ラインはパワーヘッド2を使用してください。
以上の事より、湖で使用するロッドを、まず1本購入するなら、SD#10がお勧めです。
その次に、金銭的に余裕が出来たら SD#8を購入してください。
今回も、釣りに持って行ったのはこの2本です。
ランニングラインは、EXシューティングライン フローティングが基本で、シンキングラインのタイプ2以下をメインで使用する場合は、さらに飛距離が伸びるEXシューティングライン スローシンクの使用をお勧めいたします。
・ラインの長さとターンについて一言
ここ最近の雑誌の中で、短いラインはターンが上手くできないような内容の事が書かれていましたが、それは、使用ロッドのもんだいです!
KenCubeのHP シューティングスペイのページに詳しく書いてありますが、短いラインはターンが悪いのではなく、使用しているスペイロッドが悪く短いラインのプレゼンテーションが悪くなるのです。
ロッドのアクションは何のためにあるのか?そのメカニズムと理論を理解していれば、そのような意見は無くなります。
ラインの長さは、ロッドアクションにより決まります!
スペイロッドは、長いラインがキャスト出来るように考えられたアクションです。しかもオーバーヘッド用としては考えられておりません。短いラインも使用しにくいのです。
ですから短いラインを使用すると、飛距離は得られず、ターンも上手く行えなく、直線的なプレゼンテーションが出来ないのです。
私たちが製作している K・Bullet のSDシリーズは逆に、長いスペイラインをスペイキャストでキャスティングするにはかなり難しくなります。
釣りで不利となる長いラインを使う必要が無いと考えているからです。
しかし、15m以下の短いラインは、完璧なターンをさせ、驚く飛距離が出せるのです。
そのメカニズムは、シューティングスペイの理論 をご覧ください。
ですから、短いラインはターンが悪いのではなく、使用しているそのロッドが問題なのです。スペイロッドで短いラインを使用する事が間違っているのです。
全て理論があり物事とは考えられています。理論的におかしい事は、私は認めておりません。海外のメーカーのスペイロッドは短いラインをキャストしやすいようにSDのようなアクションになってきております。それが時代なのです。NewSDは50トンカーボンを使用し技術の最先端を走っております。
KenCubeでは、完璧な釣りが出来るように、ラインとロッドの開発を同時進行で行っております。安心してご使用ください。
シューティングスペイには、シューティングスペイが行いやすいロッドを使用することが必要なのです。
ついでに、プレゼンテーションは、いつも真っ直ぐにする事ばかりではありません。
魚の回遊が水面に近い時は、真っ直ぐにする必要があります。しかし、急いで深くフライを沈める時は、ラインを固めて着水した方が早く沈み、沈みながらラインは水の抵抗で延ばされていきますから、良い事もあるのです。
全て目的に合わせて行う事が重要なのです。
このテクニックは、川で多く使用しますが、湖でも同様です。
・もう一言
ここ最近気を付けていただきたいことが、湖でのスペイキャストです。
多くの方を見ていると、ラインをロールキャストして水面に浮かべます。次に、スペイキャストを行い、少しラインを出して、水面に延ばします。それからさらに水面を叩きスペイキャストを行ってシュートするのです。
少ない方でもい3回、キャスティングが上手く行かなく、多い方は4〜5回も水面を叩くのです。
ロッドが、4.5m前後、ラインはロッドの先端より15m前後、リーダーが4mとしますと、23.5mです。
この距離にフライをバチャバチャ落として引っ張ってキャストしていたら、25m以内の魚は、逃げてしまいます!
25mって、シングルハンドで釣りをしていた頃に思いっきりキャストして良く飛んだ時の距離です。
何度も何度も打ち返していれば、警戒心の強い大物は確実に逃げます。
養鱒場育ちの魚には、ペレットの音として寄ってくるかも?しれませんが、一般的にはダメですね。
釣場で、風下にスペイキャストのベチャベチャやっている方がいたら、自分の位置には魚は回遊してきません。
その人の風下に入りましょう!それが良い釣りをする秘訣です。
さらに注意したい事
ラインをリトリーブして、ロッドの先端からラインを入れるのをいやがる方がいます。
それは、ラインを入れてしますと、次にキャストを行う時に何度も振り、ラインをロッドから出さなくてはならないからです。
ですから、ラインがロッドティップまで来た時、
ロッドが、4.5m前後、ラインはロッドの先端より13m前後、リーダーが4mとしますと、21.5mの距離
そこで、リトリーブをやめてしまい、そこでキャストを行うかたがいます。
21.5mの距離でやめてしまったら、足下のカケアガリは釣る事が出来ないのです!
とんでもない事です。そんなに遠くばかりに魚がいるわけではありません。
ラインをリトリーブして、しっかり足下まで釣りましょう!
小言
俺はスペイキャストが出来るんだゾー!と言わんばかりに、釣りの事を全く考えなくバカのようにキャスティングをしていた方を、先日、川で見かけました。
私は川を見て遠くへキャストしては釣れないポイントの形状を見て、10m以内のキャストしかしていなかったのです。ですから4投で4匹もヒットさせたのですが、その人は全く川の状況を考えずバカみたいに必至になりロングキャストを繰り返して、仲間に自慢していました。魚はヒットすら無く帰っていきましたが、投げれば釣れる場所ばかりではありません。当たり前ですが、キャスティングは、上手い方が良い。遠くへ飛ばせる事はよいのですが、それを釣りにどう生かすかが問題なのです。全てが釣りのため、その本質を忘れてはいけないのです。
2010年12月8日 チーム K・Bullet シューティングスペイで 大物連発!
静かにロングキャストが可能な“シューティングスペイ”は釣れる! 実証です!
これぞ“超実践的”なキャスティングです!
ガレ場では、#8を使用しラインはパワーヘッド。
インターミディエイトT2ティップ
このラインは、着水後ティップが遅れず良い形で沈んでいくので、湖では必須のラインです。
ランニングラインは、EXシューティングライン、スローシンク。
足下では浮き、着水後はゆっくりと沈んでいく、シンキングラインを使用する時は必須のラインです。
滑りが良く、飛距離も伸びます。
こんな場所では、クイックスピンキャストが最高!
さらにバックのない場所でも、どんな場所でも釣りが出来ます!
夕方は、魚も接岸しやすくなるので、多少バックスペースがあるポイントへ移動。
このような場所では、ロングキャストは必須です!
SD#10を使用し、
シューティングスペイライン
タイプ1-T2ティップ・ライン
を使用してロングキャストを繰り返しました。
岸と平行近くにキャストするならば、さらにロングキャストができるオーバーヘッドでキャスト!
SD#10はキャスティング能力が別格に高いために、広範囲に探れ、絶対に有利なのです。
この日は風が巻いていまして、右からの風が吹いたと思えば、1〜2時間もしますと、左から吹き、時には向かい風になったりして、割に穏やかでしたが、風はくるくる回っていたのです。そんな時でも、SD#10なら安心です。どちらから風が吹こうが、関係なく気持ちよく飛んでいきます。
キャスティングは出来るだけ静かに!
ロールキャストも小さく静かに、
シューティングスペイを行う時も、初速をゆっくり行い、水音を極力減らしてキャスティング!
ゆっくり行ってもぶっ飛んでいくのがSDの良い所!
気持ちよくキャスティングを繰り返しました。
湖を見ていると2時間くらいに1回、ライズは起こるのですが、その近くにキャストしても全く反応がありません。
そこで、もしかすると泳層が深いのでは?そう思い、ラインを交換。
シューティングスペイラインのタイプ2に交換しさらに深い場所を探る事にしました。
ラインを交換し
数投もしないうちに、根掛かりのようにラインは止まったのです。
「アレ?根掛かりか!」そう思った瞬間、「ズンズン!」と頭を振る大物の動きがロッドを揺さぶったのです!
「けっこうデカイのか?」そう思った時、ロッドは水面近くまで倒されそうになったので、ラインを出すと、一気に走りだしたのです。
リールのドラグが鳴り、ラインは出て行きました。
Bigレインボーなら、これからかなり走るのでは?そう期待していたのです。
しかし、スピードは速くないし、ラインが出て行く距離も、思ったほどではなく止まったのです。
「アレ?小さいのか?」そう思って寄せてくるのですが、なかなか重いのです。
パワーはあるのですが、遅く重いのです!
「もしかするとコイ?」
時々湖で鯉がヒットする事もあるので、「何かヒットした!」そうみんなに伝えたのです。
その後、20mくらいまで寄ってきた時に素面を割り、その時にブラウンであることが解りました。
かなり大きなヒレが見えたので、けっこうなサイズであることも解ったのです。
常に冷静。
別に焦る事も無かったです。
先週、その前は、このロッドで、80cm以上ある鮭をガンガンヒットさせていたのですから、ビビル事はなく至って冷静でした。
ただ使用したフライが、小型であったために、バレを気にして、ゆっくりと沖で暴れさせ、体力を消耗させてから寄せる事を心がけたのです。
大物がヒットした時は、セオリーがあります。
私の今までの経験から感じた事ですが、慌てて一気に引き寄せると、体力が残ったままで足下へ来てしまうので、手前で一気に大暴れをするのです。
しかもロッドを立ててから暴れることになるのですから、当然バレやすくなるのです。
魚が大きいと感じたら、沖でしっかりと走らせ、魚の体力を消耗させ、釣られた事を魚に覚悟させるのです。
大物のランディングは、近くに来てからひるんではいけません!
脅かさないように、そっと引き寄せ、
暴れても決してひるまず、一気にランディングです!
魚の顔を上に向かせ、
そして手前に向かせる!
ネットは、水に入れていなく、
すくう瞬間のみ水中へ入れ、一気に顔から入れるのです!
美しいブラウンです!
この色からしますと、これは居付きの魚ですね!
この場所の周辺に居着いていて、
数多くのルアーやフライを見て来た魚です!
強者のBigブラウンです!
これも、静かにシューティングスペイを行ってきた証拠!
ロングキャストして、さほど多くのリトリーブを行っていない時にヒットしてきましたから、やはりロングキャストは必須なのです。
そして、今回もまた、シューティングスペイラインのタイプ2です。
このラインは、各地で大物を仕留めてきた最強の縁起の良いラインなのです。洞爺湖のサクラマス、犀川のイトウ、本流イワナなどがそうです。
フライはフレックスが最高です。
今回使用したのは、ビーズフレックス。
近日中に、タイイングを紹介します。
杉坂研治
「何かを持っています!」
そう言って大笑いです!
この厳しい条件の中、
居付きの
スレスレ大物ブラウンです!
「良かったね!芦ノ湖へ来て!」
みんなに写真を撮ってもらってから少しすると、ライズがいくつかあったのです!
そこへ、タイプ1-T2ラインを使用していた 梶原さんがヒット!
流石彼はいつも釣ります!
フライはフレックス
40cmのサクラマス!
この時期にしては大きいです!
サクラマスの写真を撮っていると、桑原さんもヒット!
SD#10、ラインはタイプ1-T2ティップ・ラインです。
同じサクラマスですが、
かなり太っており、抜群のコンディションです!
その後、直ぐにライズは無くなり、魚の気配も消えていきまして、この日の釣りは終了!
サクラマスは、ある程度の数が揃って行動をしますので、回遊コースを読み、下手から順番にヒットしますから、その波に乗り遅れないように、回遊コースへフライが届くようキャスティングを行うことが必要なのです。
K・Bullet 軍団 またまたやっちゃいました!
この時期に、美しい強者連発です!
ブラウンをキャッチした時に笑って言っていた「何かを持っている」の答えは、最強の友人達でしたね。(笑)
湖を釣るには、なるべく静かに釣る事が基本。
川ならば水音は気にならないけれど、湖は出来るだけ静かにしたい物です。
何度も打ち返して水面を荒らす事のない様にして、静かに狙っていけば、この厳しい時でも良い魚はヒットするのです。
・湖で使用するロッド
多くの方から、「湖で使用するダブルハンドですが、何を購入したら良いのでしょうか?」という質問が連日届きます。
皆さん、SD#8を購入しようかSD#10にしようかと迷っているようです。
私の考えとしては、
まず、1本を購入するならば、 K・Bullet SD#10です。
そして、
K・Bullet は、高品質 低価格を目指しております。それは、出来るだけ多くの方に、複数本のロッドを持って頂きたいからです。
2010年発売された NewSD#8、NewSD#10ともに、新しい工場で、新しい設計者が徹底的な研究をして、東レの高弾性ハイカーボンの50トン40トン台のカーボンをメインに使用し、粘りを出す素材もコンポジットして軽量化させた最新のロッドです。
さらに性能が上がったNewSDは軽く振りやすいロッドに生まれ変わりました。
他社ならば、10万円以上の価格を付けてくるくらいの最新の技術と最高級のマテリアルが使用されています。
そこまで追求しても、価格は据え置き。
多くの方に、SD#8も使用して頂きたいからなのです。
このハイポテンシャルなロッドの凄さを多くの方に体験して頂きたいそう思っての価格なのです。
金銭的に余裕が出来たら、SD#10の次に、SD#8をご使用ください。
SD#8を先に購入されると大荒れの日に苦労する事が考えられるから、
まず1本目は、SD#10!
2本目に SD#8の購入をお勧めします。
3本目は、XD#8 もしくは SD#6です。芦ノ湖では、ボートの釣りもありますので、これらのロッドはボートの上での使用は、座ったままでロングキャストが可能な事と、繊細なミッジングも可能になるからです。
4月のフローティングワカサギの釣りでは、これらのロッドを多用します。
ロッドは、ゴルフのクラブと同様です!
ゴルフでも最初から最後までウッドだけで打っても出来ない事はないでしょう。最初からパターで何十回と何百と打てばボールはカップに入るでしょう。それと同じか、いや釣りの場合は、釣りならない、釣りが成立しない事もあるのです。ですから、目的に合わせたロッドが必要なのです。
大切な休日に、高い交通費、食費、入漁証を購入していくのですから、
良い魚を釣り、帰りの車で、気持ちよく景色も美しく見え、楽しく帰る事が出来るか?
何も釣れずに、暗く沈んで悲しく帰るかでは、大きな違いです。
今回の湖の狙い方、考え方などは、1月22日発売のフライロッダーズで、詳しく説明致します!
KenCubeファンの方々
2011年 1月22日発売の“フライロッダーズ”は必ず購入してください!
よろしくお願いいたします。
関東の方は 芦ノ湖、3月の解禁に間に合うように、準備をしてください。
それ以外の地域の方は、各地の湖、ダム湖でも同様の考えで狙う事が出来ます。
参考にしてください。
そして、芦ノ湖のもう一つ面白い時期があります。それは、4月のフローティングワカサギの時期です。
2011年は、何度か行く予定でいます。
その時期に使用するフライ、釣り方などは、また紹介します。楽しみにしていてください!
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湖でのお勧めタックルを紹介します!
・お勧めロッド
K・Bullet SD #8 (詳しいロッドの説明があります)
K・Bullet SD #10(詳しいロッドの説明があります)
・お勧め使用ライン
バックスペースのない場所、川での使用は、
・インターミディエイト・スローシンク、
・インターミディエイト、
・タイプ1-T2ティップ
・タイプ2
・タイプ3
・タイプ4
ロングキャストを求めるならば
・フローティングライン
・4ティップチェンジャブルライン、
・インターミディエイト・スローシンク、
・インターミディエイト、
・タイプ1-T2ティップ
・タイプ2
・タイプ3
・タイプ4
それぞれ、細かくシンクレイトがあります。
どのラインも、スペイキャスト、シューティングスペイキャスト、スカジットキャスト、クイックスピンキャスト、オーバーヘッドキャストが行えます。
クイックスピンキャストは、パワーヘッド、パワーヘッド2がさらにバックスペースが要らなくお勧めです。
・お勧めのランニングライン
フローティングラインを使用する時、4ティップチェンジャブルラインを使用する時は、
必ずEXシューティングライン・フローティングをご使用ください。
フローティングや、インターミディエイトをメインで使用する時も EXシューティングライン・フローティングで大丈夫です。
インターミディエイトやタイプ2、タイプ3をメインに使用する時は、EXシューティングライン・インターミディエイト スローシンクがベストです。
タイプ2,タイプ3、タイプ4などを使用する時で、波があり荒れている時は、EXシューティングライン・インターミディエイト ファストシンクがベストです。このラインは特殊コーティングで絡みにくくさらに飛びます。
詳しくは、EXシューティングラインをご覧ください。
今回使用した フライ
ビーズフレックス
BeadFlex のタイイングフラッシュフレックス
FlashFlexのタイイング
これから、シューティングスペイを練習して良い魚を釣りたい!そう思う方は、
シューティングスペイのページをごらんください。
簡単に誰でも覚えられるキャスティングです!
シューティングスペイは釣れます! “超実践的”なキャスティングです!