2011年12月6日からの 新潟県 荒川 鮭釣り
鮭釣りスクール 爆釣!
新潟県の荒川の鮭釣りは、川の規模、釣り区域の規模は日本一大きく、アラスカやカナダ、ロシアなどの海外の鮭を釣りに行く感覚で釣りが出来る河川です。
鮭釣りをするには最高の河川でしょう。
今回は、秋にスティールヘッドを釣りに行く予定でしたが延期し、この荒川へ調査をかねて向かったのです。
2010年初めてこの荒川へ釣りに行きまして、ハイパーの撮影を行ったのですが、
2日間釣りをしていて感じたのは、川の状況、遡上状況などが、他の河川とはかなり違っている印象を受けたのです。
それはどうしてなのか?
たった2日の間しか釣りをしていなく、その前後の状況すら解らない状態でしたので、今回は5日間川を見て、
2日は河川調査、2日はサーモンフィッシング・スクールを行ってみました。
到着日、川の様子をうかがい、釣れている場所釣れていない場所がハッキリと分かれ、鮭の数にムラがあることが解り、この日は最も良さそうな場所に入りました。
7時、近くの学校かどこかからチャイムが聞こえスタート!
流心脇の遡上流を狙い、ヒット!
これから産卵に入るメス鮭
その下流で、ユウタロウがヒット!
海からの遡上間もないオス鮭をヒット!
その後
またまたヒット!
ラインは、パワーヘッド2
4ティップチェンジャブルライン
タイプ4ティップ
K・Bullet
SD #10
またまたメス鮭をヒット
川底近くをトレースしているためなのか、メス鮭の連発!
でも、他の方の釣りを見させていただきましたが
Rodのバットパワーが弱いのかバラシ連発!
主導権を鮭に持って行かれて、大変な様子でした。
その点、SD#10はティップは繊細ですがバットパワーは、強烈で
ガンガン引き寄せ気持ちよくキャッチできます!
ユウタロウもまたまたヒット!
しっかりとフライを沈め、メス鮭をキャッチ!
そして私もヒット!
フライはレッドが抜群!
しかも大型が効果抜群なようでした!
またまたユウタロウもヒット!
鮭のランディングは難しく、練習が必要です
そこで、今回はネットで練習
ネットでキャッチできるようになるには、相当数の数を釣り技を習得しなければならない。
皆さんもチャレンジしてみてください。
これが思うように出来るようになると、後がバンクだったり藪だったりしても、慌てずスムーズにキャッチできるようになります。
サクラマスでも簡単にキャッチできるようになりますから、鮭で練習し技を磨くことが必要です。
遡上してきたばかりの綺麗なオス!
そして、
ユウタロウはまたまたヒット!
流心脇で、時々顔を出していた鮭を狙い
いろいろな流し方をしていたのを見ていたら、Rodが曲がりヒットさせていました。
見事です!
80cmの強烈なオス鮭でした
翌日は、最上流から最下流まで全てのポイントへ入り
全く釣れなく、その中で一番良さそうだった場所へ入り
午後3時過ぎにヒット!
多くの方達が釣られた後で
全く釣れていない状況の中ヒット出来たのは気持ちが良かったです!
皮一枚!
SD#10は、繊細なティップを持っていますので、ラインに対して角度を付けファイティングを行いますと、魚に与える衝撃は少なく、バレにくいのです!
バットまで曲がりが来るRodでは、パワーをバットで受けてしまいますから繊細さが薄れ、魚の動きが手に取るように解らないのです。
特にNew SDは50トンカーボンを採用しておりますから高感度で、魚の動きが解るのです。
いろいろなRodを使用してきましたが、NewSD#10は別格です!
多くの人がいまして、全く釣れていない状況の中でも、
ヒットできたのは、釣り方ですね!
闇雲に、ロングキャストして、
ダウンクロスでフライをスイングしても今回の状況では、鮭は釣れないのです!
どこに魚がいて、どこにフライを流していくか?考えて釣りをしてくのが当たり前と思っていましたが、
ただ何も考えず、キャストしている方が多く、驚きました。
全く釣れていないようでしたが、
少し辛口に言わせていただくと、あの釣り方では、ここでは釣れなのが解ります。
派手に格好良くロングキャストを行い、気持ちはよいでしょうが、ここはCasting練習場ではなく、釣り場です。
釣りに来ていますから、魚を狙わないと…
これから産卵を行うメス鮭
釣れたのは、この大型レッドフォックス、
通常よりも少しロングテールにしたバージョンです。
ロングテールで制作し、流心脇で使用するときはテールをカットし短め、
流れの弱い場所では、動き優先でロングテールを使用します。
荒川 サーモンフィッシングスクール
サーモンフィッシングスクール参加の栗田さんも
一撃でヒット!
フライは流し方が重要です!
こんな魚も釣れ驚き!
尺ヤマメ
あの大型ゾンカーを丸呑み
フックは#1
何が釣れたのか?小刻みな動きに驚きました。
ヤマメは赤色のゾンカーを食べるのですね!
驚きました!
鮭釣りには、幾通りも狙い方があります。
その、方法をいくつも皆様にお教えしました。
実践的なCasting方法のレクチャー
釣りは効率が優先!
いかにトラブル無く、簡単に安全にキャストできるかを
スカジットキャストを交えてレクチャー
最終日は、学んだ多くのことをおさらいの日です。
朝一からヒット連発!
釣って釣って釣りまくれ!
高岡さんもヒット!
鮭釣りには時合いがあり、魚が動いたとき、活性が高くなった時がチャンスです!
喰いが渋くなったら、スペシャル大型ゾンカーで動き重視で誘う!
全長22cmのフライです。
山崎君もヒット!
メス
いずみ屋 旅館のご主人が川の調査に来られたとき(中央の黒いレインギア)
高岡さんがヒット!
それまでは、一休み状態で、あまり釣れていなかったのです。
釣れていなく皆さん休憩していた所でヒットですから皆さん集まって来ました!
今まで使用してきたフライのカラーはレッドでしたが
高岡さんがブラックを使用するとヒットです!
レッドカラーに飽きたほんの一瞬ですが、ブラックに反応することが良くありますが、大半は晴天の日中でした。
荒川のルールは、シングルフック2本ですから
レッド&ブラックで皆さん攻め出しました!
山崎君ヒット!
高岡さんまたまたヒット!
高岡さんは好調!
鮭釣りには時合いという物があり
群れで行動していますので、その群れが接岸し、活性が上がったときがチャンスです。
山崎君 6本目をキャッチ!
ちょうど計測員の方が来ていて、計測していただいたのですが
84cm 6kg
見事な鮭でした!
高岡さんもオスをキャッチ!
栗田さんもオスをキャッチ!
そしてユウタロウは、またまた大物をヒット!
90cm 7kg
この日、半日で
栗田さん3本
高岡さん5本
山崎君 6本
ユウタロウ7本
杉坂研治 8本
合計29本の鮭を釣り上げ満足し
雪とミゾレが降る寒さに負けて、午後からは温泉へ向かいました。
鮭はグループで行動しているために、釣れる時はほぼ同時なことが多く、なるべくは釣りを中止し写真を撮ってきましたが、
ヒット中は写真を撮ることが出来なく、全てのヒットシーンは撮影できませんでした。
鮭釣りは、気配を感じたときがチャンスですね!
今回、荒川を上流から下流までいろいろなポイントを歩き、フライを流してみました。
そこで感じたのは、河川の規模に対しての遡上数です。
多くのの河川はピーク時は1日500とか2,000匹と聞きますが、
この河川は、他の河川のように鮭が大量に遡上してくることがないようです。
ですので、徐々に遡上してくる魚を、流心脇で釣るスタイルの釣りと、
産卵を控え、産卵床を中心にプールを回遊する鮭を狙うスタイルの釣りがあるように感じました。
今回も、釣り初日には、増水しており、いくつものフレッシュな個体が見られましたが、減水になりますと、
フレッシュな魚の数は激減し、居着きの魚たちの姿が多く見られました。
水量の上下も激しく、雨が降れば一気に増水し、みるみる間に減水していく。
よって、水量により釣り分けをした方がよいようです。
さらには
鮭もその水量に合わせベストなポイントに移動しているようで、
多くあるポイントでも鮭が多くいる場所とそうでない場所がハッキリと分かれるようです。
ですので、水の多さに合わせたポイント選びが必要になってきます。
川は毎年渓相を変えますので、事前調査もしくは、前日入りをして良い場所を見ておかないと難しい河川ですね!
ですので最低でも2日は必要になります。
この状況は、サクラマスや海外の鮭釣りと同様で、川の読み立てが求められ難しいけれどもそこが良いところですね!
管理棟前に、夜中から椅子を置き、場所取りをして、並ばずして先に割り込むなどという非常識な方は全くいなく
皆さん暗いうちから並び、和気藹々と初めての方達と話しをして時間を過ごし、6時になり受付が始まりますと、各々狙うポイントへ行かれていました。
荒川は、釣りも川も読みが必要で、最高に面白いね!
2012年もまた、行きます!
今回使用したタックル
ロッド
使用ロッド K・Bullet SD#10
このロッドは、この写真のように曲がるのですが戻りが早いロッドです。
ですので、鮭が頭を振りフックを外そうと顔を振りますが、そのときに、繊細なティップがクッションとなりフックの刺さり傷を大きくさせないのです。
そして、この強靱なバットは、鮭の走りに対して、主導権を鮭に持って行かれることなく、真っ向から受け止め鮭の走りをねじ伏せるパワーがありますので、大物でも安心してファイティングが行えるのです。
結果として、ヒットさせてからのバラシが少なく、多くの魚をキャッチできるのです。
K・Bullet SD#10はそれだけではありません!
キャスティング能力の高さは抜群で、軽く驚く飛距離が出てしまいます。
とても軽いロッドで、誰もが扱いやすい!
バットがしっかりしていますので、テーリングなどトラブルが起こりにくく、初心者の方でも簡単にキャスティングが可能!
そんなロッドなのです。
今回、私たち全員がSD#10 を使用していました。
使用ライン
遡上が見られるときは、流心から流心脇を狙うために、ティップのタイプ6もしくはタイプ8を使用します。
水深がある場合は、さらにティペットへB〜3Bの重りをいくつか取り付け、フライの沈みを調整します。
水深がさほど深くない場合は、ティップをタイプ4とし
さらに脇のゆっくりした流れを狙うときは、タイプ2、インターミディエイト、フローティング と、流れに合わせたティップを使用していきます。
荒川は、鮭の遡上が少なく、しっかりとこまめにシンクレイトを調整することが重要ですので、これらのティップは持ち歩き、日に何回も交換し探ることが重要です。
交換が面倒と思った瞬間、釣り運は逃げていくでしょう!
流れがあり水深がある場所でのライン
今回使用したラインは、4ティップチェンジャブルライン以外に、もう一つありまして、それが パワーヘッド4 4mライン です。
このラインは、浮き石が多く、根掛かりが多い場所で、しかも流れがある所で使用しますと、根掛かりが激減し、とても扱いやすいラインです。
流心のテトラ裏、対岸の岸際など、通常のラインでは探れない場所が思う通りにフライが流せ、最高のラインです。
このラインは必須! ランニングラインは、モノフラット35lbが鮭釣りではベストです。
パワーヘッドキャストを行えば、全く絡み無く、楽にキャストが出来ます。
フライ