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フロリダ半島の南端からメキシコ湾に向かって連なる島々キーズ 珊瑚礁からなる大小150もの島々をキーズと呼ぶ そのうち50の島が、有名なゼブンマイル・ブリッジなどの橋でつながれ最南端のキーウエストまで車で行くことが出来るのだ! 私がたびたび行くのは、ちょうど中間部分くらいに位置する アイラモラーダと言われる地区の ダック・キーという島の周辺
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始めてキーズを訪れたとき、その島の横で、ボーンを釣り、120LB のターポンを釣り、パーミットを見つけたがフッキングが出来ず、 残念ながら、ソルトウォーター・フライフィッシングのグランドスラムを達成出来なかった事がありました。 その後、その近辺で4本もの大型ターポンをキャッチしたのです。 相棒のジェルソンは、ダックキーに1ヶ月滞在し、K・Bulletのロッドテストを繰り返した。 K・Bullet WT#12を使用し、最大150lbの巨大なターポンを頭に十数本釣り上げ、多くのパーミットを釣り上げたのだ!
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コマーシャルで時々撮影されるセブンマイル・ブリッジ
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フロリダの海は美しい!
真ん中の俺たちの格好は場違い? |
K・Bullet WT#11使用 |
美しい海の上 雲一つ無い空に 純白のラインが直線を描く! ラインが向かう先には、 2m近い巨大なターポンがいる! |
ターポンの釣りもサイトフィッシングだ!
遙か沖から、DarkGreenの巨大なターポンが回遊してくる姿が見える。 ガイドは、ボートのエンジンを切りポールで回遊コースにボートを合わせる。 強風の中、ボートを操るのは必死の作業だ!
フライの着水音が大きければ一瞬にして逃げる! かなり臆病な、警戒心の強い魚だけに細心の注意が必要なのです。 ターポンの釣りは他にもあるが、濁った海で、空気を吸うターポンを見て、ブラインドで釣るスタイルとは違う! |
釣れればよいならば、濁った海へ行くだろう!島の反対側、メキシコ湾側に行くと、海は濁っている。そこでの釣りは、簡単らしい。始めてキーズに来たとき、ジェルソンは言った「研治さん、濁った海で釣るのは簡単!みんなそうしていますが、美しいアトランティック・オーシャンで釣ってこそのターポンと私は思います。ここで釣ったターポンがステイタスなのですが、研治さんは、どちらに行きたいですか?」 もちろん、サイトでの釣りを私は選びました。 写真中央に見えるのがターポンです? 水深、回遊スピード、距離・・・・ 多くの読みを入れキャストする。 キャストしすぎてティペットを見られても 着水音が大きくても 深く沈めすぎても 浅すぎても スプーク(驚き逃げる)してしまう。 強風の中だから、とても難しいのです!
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ターポンは振り向いて、 フライを吸い込む瞬間 大きな口が開くのが見える! その直後 強烈なテンションが伝わってくる! しかし フッキングしてはならない! 逆に ラインを送り込むのだ!
その後、一気にフッキング! フックセットした瞬間2m近い魚体が空中を舞う!
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ジャンプ! ジャンプ! ジャンプ!!
これは連続写真です! |
この魚体が宙返り! |
目の前で飛び回るから 迫力は満点! |
この水しぶき! 小物とは水の柱が違います! 強烈です! |
フッキングが悪いと ジャンプ1発で簡単にフックは外れます!
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このラインを見てください! 150cmくらいある魚でしたが あんな上までラインを持ち上げ 宙返り! 水面から4m近く飛び上がるのです!
凄い迫力です! |
早ければ40分 普通で1時間格闘は続きます! 1時間、ロッドを曲げ続け、 プレッシャーをかけ続けるのです! 忍耐と努力が必要です。
この魚で約100lb
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この魚で70lbくらいでしょうか? 40分でキャッチでき、一緒に来ていたウイリー(ガイド)にほめられました。 |
この魚で、全長180cm 推定120lb |
この魚で100lbくらい。 |
この夕日を見ながら、がっくり肩を落としてしまうときもあれば、 笑みがこぼれ、最高に美しく見えるときもある。 その日の釣果次第とは勝手なものだ! 現地で、フッキングの練習とキャスティングの練習は、毎日欠かさずに行った! この釣りは、それほど難しく、厳しいのだ!
美しいばかりではない! K・Bulletのテストと 釣り修行が目的!
つらい厳しい日々が続いた!
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ボートを横付けできるビーチ付きのホテルに泊まり 毎日、美しいサンセット見ながらビールで乾杯!
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K・Bullet WTの開発
ある日 K・Bulletの試作品は負けた! ターポンのパワーに、こっぱみじんに砕け散った!
フッキングした直後、リールのドラグが固く、一瞬にしてバットの部分が爆発したように飛び散った! 残ったのは、グリップとリールのみだ! それでもターポンはヒットしており、バッキングラインは200m以上引き出されてしまった! |
しかし、私はあきらめなかった! 延々と出されたバッキングラインを巻き取り、途中に引っかかっていた3ピースのロッドを手元に寄せ、 グリップにタイラップで止め、その上からひもで縛り、ファイトを続けた! 4ピースが3ピースに短くなった! |
このときである! グリップに巻かれたひも 100lbのターポンをキャッチした! |
その後、テンリュウの工場へ持ち込み徹底的な研究が行われ、 次々に強化モデルが出来上がり、 負荷を掛け、 次々に折ってテストを繰り返した! 折ってばらばらにして、テストをする! ロッドを作ると言うことは、 徹底して作り上げるべき!そういう主義なのです! 今のWTシリーズはこれを基に完成した!
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巨大なドラドやピラーニャ、ピーコックバスを釣り K・Bullet WT#10は作り上げられたのです!
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その2は、
フロリダでクロマグロをドライフライ(フローティング・ストリーマ)で狙う!