モンカゲロウ スピナー タイイング
モンカゲロウ スピナー オス
モンカゲロウ スピナー メス
モンカゲロウスピナー オスはボディがかなり濃い色をしておりマホガニーカラー、メスよりも少々細め
メスは、オスよりもアンバー色が混じり、ボディは少々太め。
オスをイメージして製作したフライ
このフライを使用して、阿寒湖で爆釣し、ヘンリーズフォークでも連発した!
阿寒湖のアメマス!
ヘンリーズフォークのドレイク(モンカゲロウ)のスピナー!
モンカゲロウ スピナーのタイイング
モンカゲロウ スピナーウイングを用意します。
スルーウイングバーナー メイフライ 34mm に
ウイング材を挟み バーナーよりも 2mmくらい大きくウイングをカットします。
そしてターボライターで焼きます
焼き上がったウイング
ウイングは2つ折りにして
このようにして投げ縄結びを作って
ウイングを通して、中央部分を結びます
中央部分で結ばれたウイング
指の上で広げ
ハーフヒッチャーでこすります
ウイングを凹ませるのです。
ウイングの先端まで凹ませてください
両サイド行います
完成したウイングは
このようになります
マホガニー カラーを使用
爪楊枝を、サンドペーパーで少し細くして形を作ったものを用意します。
爪楊枝そのままだと、ボディがかなり太くなってしまいます。
ダビング材は、出来るだけ細く無ければならない
スーパーファインもしくは さらに細い繊維の
巻き付けるときは、出来るだけ少量
楊枝を回転させながら前後左右に動かして
線が固まらなくいようにする
先端までまいたら、根本まで巻き
3往復以上すると強度が上がる
前後に
大きく動かして巻く
繊維が下方向斜め 上方向斜め
クロスするように心がけると強度が増す
巻き終えたらコーティング
コーンボディーリキッドをダビング材に染みこませる
塗ったらすぐに指に乗せ、回転させてまんべんなくリキッドを染みこませる
均一にするようにして 余分な部分を取る事も考える
FRPをつくるのと同様、繊維と樹脂を絡めて固める 考えです
ライターを用意 火を付けると、揮発材のアルコールが勢いよく燃えるので注意してください。
火を付けたらすぐに吹き消す。
一瞬でも、燃えるのを待っていると、ダビング材が焦げるので
すぐに息を吐き吹き消す!
火を付けることで、細かい繊維の部分も燃えて
綺麗な形になる
親指と人差し指でボディを持つ
右手左手の両方で持って、下側を開いて曲げると
ボディーは簡単にカーブする
フック TP-S66 #10 ライトウエイトフック
大型のニジマスなど強烈なファイトを予定するならば
フックは TP-S601 #10
マホガニー カラー (ボディに使用したダビング材)を
シャンクに巻く
使用しているスレッドは
コーンボディの内径と同じか少し太いくらい巻く
ボディの大きさをフックに合わせて決める
カットする このように斜めが望ましい
フックをどの辺りまで入れて刺すか決める
決めた位置にフックを差し込む
スレッドで止める
でこぼこしていたら、ダビング材を追加する
コーンボディーリキッドをダビング材に染みこませる
これで完全防水になる
ハックル
ブラウンがよい
ヘンハックルでも、コックハックルの大きなものでも
ソフトハックルでも何でも良い
カットする ファイバーは10本前後
指に乗せ スレッドで押さえる
指で二つ折りにして
フックに乗せる
このときに フライフックは逆さまにしておく
スレッドを2回巻く
指で押さえて ハックルを広げる
スレッドで巻く
フックを元の位置に戻す
ハイグレード トゥイザース で ハックルを挟み
後方へ持って行きスレッドで止める
ウイングを付ける
スレッドはウイングの手前後方から巻きはじめ
たすき掛けを行う
ウイングを指で持ち
左右にずらして、位置を決める
たすき掛けしかしていないので、ウイングは自由に動き調整が可能
位置が決まったら
ズレないように、瞬間ヘッドセメントを塗ります。
強度を上げるために、ウイングの付け根 5mm程度
ソフトボディーコートを塗る
左右のウイングに塗り
その後に ハイスピードハーダニングを塗り硬化させる
ハイグレード トゥイザース で ハックルを挟み
余分なレッグを取る
曲げておくとリアルになる
その場合は、曲げた後ソフトボディーコートを塗りハーダニングしておくと良い
ハイグレード トゥイザース で 挟んでスレッドで止める
BlackのCDC
ファイバーを取り 指に乗せスレッドで押さえる
指で二つ折りにして、アイの後ろへ取り付ける
夕日に向かっての釣りならばBlackのみで良いが
順光になるとBlackのみですと、見にくく
イエローのCDCを同じように取り付けます
2色にしておけば、どちらでも対応できるフライになります
テールの先端をカット!
ベネッキ・スレッド ダークブラウン をカットして
二つ折りにして 瞬間ヘッドセメントで先端を固める
ハイグレード トゥイザース で 挟んで テールのカットした穴に入れる
ソフトボディーコートを塗り
ハーダニングして、固める
これで完成
この本物のスピナーはテールが1本しかなかった。
テールがなかったり3本揃っていないと鱒に食べられないのならば
虫たちは進化の上でテールが無くなっていたり1本になっていたかもしれないが
そんなのは全く関係ない
テールはなくとも良いが
スピナーは長いテールがあり それが水面に付くとしっかりとしたライトパターンが出来て、鱒にとってこれが捕食信号となっている可能性もある
そこで、固い素材では、フッキングが悪くなるので
ソフトなスレッドを使用
しかも3本は必要なく 2本もあればよい
よりリアルを求めるのであれば、ボディーにマジックでペイントしてください。
このウイング フッキング率抜群!