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このロッドの開発は、2006年から始まりました!

通常のロッドならば、半年もあれば思うように開発が進み、ある程度のサンプルが出来上がってきて、

問題が起きても微調整する期間を考え、

このロッドの発売は、1年後の2007年春を予定していたのです。

しかし、#1で、9ft7in  #2で9ft8in #3で9ft9in という長さを持ち

しかも持ち重りをしなく、ボヨンボヨンのバットから曲がってしまうロッドではなく

軽いラインを、正確にキャスト出来る性能を出す!

この夢のような、欲張りな要求は、なかなか具現化させる事が出来なかったのです。

 

2007年 の2月発売予定でしたが、

どうしても気に入るアクションが出来なく、何度も何度も試作を繰り返し、ようやく形になってきたのは2月でした。

ある程度の形にするのに、何度も何度も作り替え、そこまでに1年も掛かってしまったのです。

ある程度ではありますが、何とか使えそうな その途中のロッドを持って、

3月解禁 九州の白川へ 釣りビジョン  ハイパーエキスパート の撮影で使用しました。

このときに使用していたロッドが LS #2 です。

ロッドの状態は、予想をしていたアクションよりさほど悪くもなく、いくつものアマゴをヒットさせました。

#2という軽量ラインの効果と9ft8inという長さのおかげで、流れの向こう側でライズしていたアマゴを連続でヒットさせたり、

ハイスピードでライズしてくる魚をハイスピードでフッキングさせても合わせ切れを起こさないすばらしさを感じていました。

しかし、

少しキャスティングがしにくいような気がしていたのです。

使用するユーザーの方々は、プロ並みの方々ばかりではありません。

いかに楽に、思うように、フライがコントロールできるかが、ロッドの性能です。

プロキャスター用のロッドではダメなのです!

 

パワーがバットへ伝わってくる時の曲がりが、少しスムーズでは無いような感じなのです。

そして、

軽量ライン指定で、長いロッドであるがために、ティップのスピードが今ひとつ遅く感じて、もう少し軽く、早く動くティップがあれば

このことが解消されるのではないかと、疑問を持ってしまったのです。

よって、このままでは気に入らなく、再度設計からやり直し。

3月2日には、ロッドの図面を書く設計者へこのことを伝え、次の試作のオーダーしました。

大至急!

発売日は過ぎていたのです!

 

その次に出来たサンプルは、蒲田釣行の時、届いたのです。

 

 

詳しくは、蒲田釣行記

ここで、いくつもの魚を釣るが今ひとつ気に入らない。

究極のロッドを求めると、問題が多く出てくる物です。

そして、次に試作品を持ってテストに行ってきたのは、四国のシラメ釣りです。

四国でのテスト状況

そこで、かなり良い物を感じていましたが、さらにその上を求めてしまったのです。

欲という物はきりがないですね。

でも良い物を作るには、突き詰めることが一番なのです。

ここまで、突き詰めてロッドを制作しているメーカーが他にあるでしょうか?

K・Bulletはダブルハンドでも、WTシリーズでも、同じように徹底的に釣りをして、作り上げました。

だから、広告宣伝もなく、釣り人の口コミのみで売れ続いて来ているのです。

良い物は作ることはたいへんなのだけれど、自信を持って皆さんに進められます。

そこが良い所なのです。

 

 

そして、出来てきたのは3月22日

トラウトポンドで、この試作品をテストしてきました。

トラポンでのテスト結果

 そしてこのロッドを川でテストする必要があり、再度、スレスレの魚でいっぱいの蒲田川へ

蒲田川、家族旅行&テスト釣行

 

ここでかなり気に入ってきたのですが、

発売時期は遅れ、こうなったらどうせ遅れたのだから、販売時期は気にせず、徹底的に求めた物を追求しようと、さらにティップを軽量化し、バットパワーを増すオーダーをして、次の試作品を待ったのです。

 

そこで、出来てきた物が、4月14日 の試作品

30cm〜40cm台のニジマスを軽々と引き寄せ、 フライライン10cm+リーダー&ティペット16ftを使用していて、ピンスポットへフライが届き、そして、15mくらいまでは軽々とキャスティングが出来てしまいます。

 

そのロッドを持って、ハイパーエキスパートの撮影で、西野川へ!

 

流れをまたいで尺物連発!

西野川 テスト状況  写真を 追加しました(5月16日)

 

これでほぼ決定でした。

 

しかし使用したのはあくまでもサンプル。

そこで、製品と同様のカラーで試作品を依頼し、最終チェックを大型のレインボーで行ったのです。

曲がりも完璧!

繊細でありながら、バットパワーは #5に近い状態!

北海道や海外のマスでも十分に対応できます!

 

40〜50cmのヒレピンレインボーをいくつも釣りましたが、ロッドが負けることはなく、繊細でありながらハイパワーのロッドに出来上がってきました。

#2ラインを、10cmロッドティップから出しておいた状態でも、正確にピンスポットが狙え、15m以上のロングキャストも出来ます。

流れをまたいでドラッグをかけずにフライを流すには、ロッドは少し長めが絶対に有利なのです。

 

細くて長いロッド、そして軽量化させながらハイパワーを備えさせるという神業に近い数々の欲求を満たすため、

このロッドは、トーナメントロッドやディスタンスロッドに使用した、ハイカーボンをふんだんに使用し、最新の技術で作り上げたのです。

 

#2のハイカーボンロッド!

究極のロッドの誕生です!

パール・ブルーに輝く ロッドカラー   4ピース  

 LS #2  9ft 8in  4ピース 仕舞寸法77cm   税別販売価格  定価¥53,800 

オリジナルハードケース付き、クロスバック付き、リングガイド(ストリッピングガイド)チタンsic使用

 

このロッドの性能は、

2007年 5月19日(土)初回放送  ハイパーエキスパート 西野川 で放送しました! 

これは必見!激流の中から 尺アマゴが連発!このロッドの素晴らしい点がよ〜く解ります!


LS#1は、

釣りビジョン ハイパーエキスパート 湯川のブルックトラウト編 で使用しました。

リーダーだけでも完璧にターンし、フライが正確にキャストできるほどです。

柔らかめのロッドが好きな方は、このロッドがお勧め!

 

 LS #1  9ft 7in  4ピース 仕舞寸法76cm   税別販売価格  定価¥52,800 

オリジナルハードケース付き、クロスバック付き、リングガイド(ストリッピングガイド)チタンsic使用

 


 

LS#3は、これまた凄いパワーがあるロッドで、北海道で爆釣!

2008年 放送 ハイパーエキスパート 北海道大雪 忠別川編で 爆釣!です

LS#3を使用しての忠別川

 

 LS #3  9ft 9in  4ピース 仕舞寸法78cm   税別販売価格  定価¥54,800 

オリジナルハードケース付き、クロスバック付き、リングガイド(ストリッピングガイド)チタンsic使用