2012年 以前池の一部をお借りしていた養鱒場を運営することになり、鱒の養殖を開始いたします。
KenCube 養鱒場
第5章
2012年 1月 15日 水温 11.5度 孵化 18日目
ニュージーへ行く支度も全くできていないのに、稚魚飼育に時間を取られ過ぎです。
それは、
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水槽の底に餌がたまり、そこには、まだ孵化したばかりの浮上していない稚魚がいまして
あまり餌に埋もれ、窒息死をする個体が多く出ることです!
以前、この状態で多くの稚魚を死なせてしまいました。
そこで、何か良い方法はないかと考えました!
いろいろと考え、思いつくことが面白い!
100円ショップでざるを購入し、そこへ浮上していない稚魚を入れる作戦です。
そうすれば、下敷きになっている魚も水が通い死ぬことはないと思ったからです。
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ざるを針金で縛り水面下1cmの所へつるしてみました。
これは、14日に試したのですが、15日 ざるの針金が外れ、魚は水槽の底へたまってしまったのです。
これでは、ニュージーに行っている11日間、妻に給餌をお願いするのですが装置の不具合を直す事は無理。
もっと安定した装置を制作することが求められたのです。
考えました!
ホームセンターで、板を購入し
箱にして、500円玉より少し大きめの穴を開けました。
そして、底には金網を張りました。
これを水槽に浮かべ
この中に全ての稚魚を入れるのです。
浮上し、遊泳能力の高い稚魚は、穴から外へ出入りが自由になり
弱った稚魚や、成長の遅い稚魚は、底にたまります。
残り餌は、網から下へ抜け、底に沈んでいる稚魚は、餌に埋もれることが無くなるのです!
短時間で思いつきで作ってみましたが、うまくいきそうです。
2012年 2月 1日 水温 10.4度 孵化 35日目
あれから約2週間が経ちました。
装置は安定し、抜群の効果でした!
ほとんど死んだ稚魚はいなく、孵化率95%以上です。
残り餌は、箱から落ちて、左右両方に設置してあるエアーレーションで水が勢いよく回転し
餌もたまることなく無駄なく稚魚に捕食されます!
箱の角に奇形や死んだ稚魚が固まっていますが、ほんの少量。
こちらには、浮上した元気の良い稚魚を選別して入れてありますので
多少の残り餌が底で固まっても、問題なく、ほとんどの稚魚がうまく成長しております。
今年ほど、稚魚を死なせず順調に育っているのは初めてのことです!
いつもは、卵の5〜6割くらいだったでしょうか?
今年は今のところ 90%以上でしょう!
かなり大きくなってきております。
明日は、地下水を直接水槽に振り分け入れ、水温の低下を防ぎ
成長を早めるよう考えてみます。
2012年 2月11日
水槽に直接井戸水を入れるよう配管を改良
池全体を、ビニールシートで囲い、保温
結果、9度台だった水温は 12.1度に上がり
魚は、餌をばくばく食べて急成長しております。
大きな物は、もう4cm近くになりました。
1日3〜4回は餌を与えていますから、常時お腹はふくれています。
考えた装置はかなり良く、残り餌は、水流で回転しほとんど食べられ無駄がなくなり
稚魚の死骸、奇形などは、ボックスの角にたまり
定期的に掃除していますが、今回の孵化&成長率は過去最高です。
2012年 2月 19日
水温12.2度 孵化 54日目
3日間 TVロケにて留守をしていましたので、家内に餌を与えてもらっていた。
帰ってきたら、水槽の排水口に死骸がつまり、稚魚が一部逃げだし、
さらには、余りの餌や糞が堆積しておりましたので、掃除機で掃除をしたら、掃除機が詰まってしまい。
掃除機を分解し、大掃除!
改良を加え、完璧!
新たなる、卵が本日到着しましたので、孵化水槽を設置
5,000粒ですので、半分でもがらがらで、隙間が多くあり余裕です。
他の水槽の水を抜き、移動させました!
ニジマスの稚魚たちは、大きな物で4〜5cm位になっております!
今週末には、生け簀を仕切るための、仕切りを制作し
稚魚を生け簀へ入れ、飼育しようと思います。
本来は、直径2m位の円形がベストですので、
なるべく四角に仕切り、水を回転させ、糞やあまり餌を中心に集め、排水出来るようなシステムを考えたいと思います。